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古代の民達
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ーー 天空の大地へ
私達は進路を北にとり火山の大地に向かおうとしていた。
するとクロが
「何かが近づいてくる!上空だ!」
と言いながら竜に変化して空に舞い上がった。
クロのそんな姿を知らなかった皆は驚いていたが、タロウがいつの間にか白髪の青年になっていたのだ、直ぐにそうかという顔で納得していた。(そんな簡単に・・・)
直ぐに舞い戻ってきたクロが
「我が主人よ、上空に庭園都市が見える。多分天空の大地だろう、向かうならば皆を乗せていくが。」
というクロに
「そうね、私とタロウは大丈夫だから馬車はこのまま北に向かってもらい火山の山が見えるところで待っててもらおうかしら。」
と言いながら女神の五指のメンバー達と別れてシスターメイのみを連れて向かうことにした。
メイは恐る恐るクロの背に乗る
「大丈夫よ、クロが守ってくれるから。」
と声をかけて飛翔魔法で空に舞い上がった。
上空5000m程であろうか、雲の上に出た後正面に大きな雲が不思議な動きを見せていた
「アレね、まるでラピュ◯見たね。さあ行きますわよ。」
と声をかけて雲に突っ込んだ、雷などの歓迎もなくあっさり雲を抜けるとそこには空中都市が見えていた。
すると都市から背中に羽根を生やした人が10人ほど飛び出してきて私たちの前に立ち塞がった。
「お前達は何者だ!ここは有翼族の治める天空の大地である。」
と私たちが知りたかった単語を喋った。
「私達は怪しい物ではありません、女神の使徒様とその共です。天空の大地に用があり来ました、よければ長に連絡をお願いします。」
とシスターメイが言えば、代表のような男が
「使徒様だと?分かった俺らについてこい。」
と島の端の方の施設に案内して、私達はそこで待つことになった。
ー 有翼族の長
待つことしばし、5人ほどの新たな顔が現れた。
私達が立ち上がり挨拶しようとするとそれを押し留めて中央の女性が
「そのままで、初めてお会いします。私は有翼族の長ゴールドと申すもの。使徒様にはわざわざこの地に足をお運びになられて有難うございます。してここに来られた要件とは?」
と丁寧な対応に私は感心しながら
「用と言うほどの事はない、砂漠の民から有翼族の話を聞いてね何か私に力になれる事はないかというのとこの地に興味があったんです。」
と答えると
「困っていることですね・・・それなら一度見てもらいましょうか、どうぞ私たちの後についてきてもらって良いですか」
と言いながら先頭を行く有翼族の後をついて行くと果樹園に連れて行った。
「ここは私たちの主食の木の実のなる果樹園なのですが、ここ50年ほど成長が悪く困っていたのです。」
と砂漠の民と同じような悩みを抱えていた、私は同じことが他の大地においても起こりうると考えて獣王王国の近くの森で腐葉土をかなり採取収納してきていたのだ。
「分かりました私に任せてください。」
と答えると早速
「天地返し」
の言葉と共に果樹園の土を森の腐葉土と交換すると魔力水を満遍なく振り掛けたのだった。
すると弱っていた果樹の木々が見る見るうちに生気を取り戻しタワワに身を実らせたにです、それを見た有翼族の面々は皆驚き喜びを見せていた。
「使徒様ありがとうございます。これでまた数100年は大丈夫です。」
とお礼を言う長。
その後歓迎の宴となり、有翼族なりのご馳走をいただいいた私達は代わりに、私の作ったスイーツとお酒お渡したのだった。
有翼族は昔からポーション作りが盛んで、離れる際には多くの貴重なポーションを頂いたのだった。
ーー 火山の大地
空から降りながら私達は女神の五指のメンバーを探すと、かなり来たの方に移動していた、そしてその直ぐ北に大きな火山が見えていた。
「アレが火山の大地ね。降りますよ。」
と言いながら皆の元に降りて合流した。
「セシル様、空の上の大地はどんな感じでしたか?」
レイが興味津々で聞いてきた
「ええ面白かったですわ、背中に羽が生えて天使のような姿でした。」
と答える私に
「天使とは何でしょうか?」
そう言えばこの世界に天使はいなかったのですね。
「心優しく神に仕えるような人のことを言います。」
と答えると
「シスターメイ様のような人たちですね。」
と答えたレイに、何故か真っ赤になるシスターメイ。
「??」
何か気になるけどまあいいかな。
気持ちを切り替えて
「あの山が火の山ですね。」
と言う私にサーシャが
「そうです、先日様子を見に行きましたがあそこに見える小高い丘の下に洞窟のような入り口がありました。」
と教えてくれた。
「そうですかそれなら明日は、そこを確認しましょう、今日はここで野営をしますね。」
と指示をした。
ー 火の民
次の朝早く私とタロウ、クロ、シスターメイに女神の五指のメンバーの9人で洞窟の中に。
「リサーチ」
の魔法で色々分かりました。
「入り口はここで間違いないようね。でもこの先にある都市には活発に動きが見えません。何か悪いことが起こっているかもしれませんね、早く行きましょう。」
と急ぐことにした
ー 2時間後
複雑な迷路のような通路を進み地下都市についた私達。
そこはかなり暑い場所でしたが私は昨夜のうちに耐熱のスキルのないシスターメイに果実を与えていたので問題なく辿り着くことができていました。
都市に入ると顔色に悪い人々が私たちに驚くも対応できない感じで、シスターメイがかなり苦しそうにしていた高齢の女性を介抱し始めたので私が天空の民からもらったポーションを当てると
「これは・・・まさか天空産のポーションではありませんか?」
と元気を出した女性が聞くので
「はいそうですよ。」
と答えると
「お願いがあります、もしまだお持ちでしたら長に与えてもらうわけにはいかないでしょうか?」
と言うので
「いいですよ、長だけではなくかなりの量があるので」
と答えると拝むように礼を言いある場所に私達を連れて行ったのです。
ー 大広間にて
そこは大きな建物があり中に大きな広間があった、しかしそこに居るのは病人のように具合の悪いものばかり。
私は皆にポーションを取り出すと
「これを皆で手分けして飲ませてください。」
と指示をした。
初めは不審がりポーションを飲もうとしなかったが、老婆が口添えすると次々に口にし始めた。
暫くすると老婆が男性を1人連れて私のところに来た
「有難うございます、この者が長になります。」
と紹介してくれたすると横にいたシスターメイが
「こちらの方は女神の使徒様セシル様になります。」
と私を紹介すると、周囲の人々が膝をつき首を立てれて
「それは知らぬこととは言え失礼しました。ワシは火の民の長のレッドと申します。この度は我が民の災いを祓いいただけ誠に有難うございます。」
と言う長にその理由を問うと
「昔より貯蔵していた天空の民のポーションが何者かに盗まれて、体調を崩しても治す手立てがなかったのです。」
「天空の民との交流は?」
「それは50年に一度、向こうから訪れるのですが・・・昨年のはずがいまだに現れておらず・・・。」
「そうですか、それなら大丈夫でしょう。私達は天空の大地からここにきたのですから。」
と教えるとホッとした長が
「それを聞いて安心しました。」
と答えて私たちを宿泊施設のような場所に案内してくれた。
火の民は背が低くガッチリとした体型でドワーフと言っても納得する感じだったので、そのことを尋ねると
「祖先は同じと聞いております。火の山を出て世界を渡り歩くのが今で言うドワーフの祖先です。」
と教えてくれた。
そこで私は私が持っている中で一番度数の高い酒を樽で10個ほど出して
「お酒はいける口でしょ?どうぞこれは快気祝いです。」
と差し出すと火の民は大喜びで宴会となった。
火の民も鍛治が得意で貴重な武器や装備を数多く持っていた。
最後にはポーションのお返しと装備を多く頂いたのだった。
「いい感じね、最後の大地水の大地に向かいましょう。」
と声をかけて私達は火の山を後にしたのだった。
私達は進路を北にとり火山の大地に向かおうとしていた。
するとクロが
「何かが近づいてくる!上空だ!」
と言いながら竜に変化して空に舞い上がった。
クロのそんな姿を知らなかった皆は驚いていたが、タロウがいつの間にか白髪の青年になっていたのだ、直ぐにそうかという顔で納得していた。(そんな簡単に・・・)
直ぐに舞い戻ってきたクロが
「我が主人よ、上空に庭園都市が見える。多分天空の大地だろう、向かうならば皆を乗せていくが。」
というクロに
「そうね、私とタロウは大丈夫だから馬車はこのまま北に向かってもらい火山の山が見えるところで待っててもらおうかしら。」
と言いながら女神の五指のメンバー達と別れてシスターメイのみを連れて向かうことにした。
メイは恐る恐るクロの背に乗る
「大丈夫よ、クロが守ってくれるから。」
と声をかけて飛翔魔法で空に舞い上がった。
上空5000m程であろうか、雲の上に出た後正面に大きな雲が不思議な動きを見せていた
「アレね、まるでラピュ◯見たね。さあ行きますわよ。」
と声をかけて雲に突っ込んだ、雷などの歓迎もなくあっさり雲を抜けるとそこには空中都市が見えていた。
すると都市から背中に羽根を生やした人が10人ほど飛び出してきて私たちの前に立ち塞がった。
「お前達は何者だ!ここは有翼族の治める天空の大地である。」
と私たちが知りたかった単語を喋った。
「私達は怪しい物ではありません、女神の使徒様とその共です。天空の大地に用があり来ました、よければ長に連絡をお願いします。」
とシスターメイが言えば、代表のような男が
「使徒様だと?分かった俺らについてこい。」
と島の端の方の施設に案内して、私達はそこで待つことになった。
ー 有翼族の長
待つことしばし、5人ほどの新たな顔が現れた。
私達が立ち上がり挨拶しようとするとそれを押し留めて中央の女性が
「そのままで、初めてお会いします。私は有翼族の長ゴールドと申すもの。使徒様にはわざわざこの地に足をお運びになられて有難うございます。してここに来られた要件とは?」
と丁寧な対応に私は感心しながら
「用と言うほどの事はない、砂漠の民から有翼族の話を聞いてね何か私に力になれる事はないかというのとこの地に興味があったんです。」
と答えると
「困っていることですね・・・それなら一度見てもらいましょうか、どうぞ私たちの後についてきてもらって良いですか」
と言いながら先頭を行く有翼族の後をついて行くと果樹園に連れて行った。
「ここは私たちの主食の木の実のなる果樹園なのですが、ここ50年ほど成長が悪く困っていたのです。」
と砂漠の民と同じような悩みを抱えていた、私は同じことが他の大地においても起こりうると考えて獣王王国の近くの森で腐葉土をかなり採取収納してきていたのだ。
「分かりました私に任せてください。」
と答えると早速
「天地返し」
の言葉と共に果樹園の土を森の腐葉土と交換すると魔力水を満遍なく振り掛けたのだった。
すると弱っていた果樹の木々が見る見るうちに生気を取り戻しタワワに身を実らせたにです、それを見た有翼族の面々は皆驚き喜びを見せていた。
「使徒様ありがとうございます。これでまた数100年は大丈夫です。」
とお礼を言う長。
その後歓迎の宴となり、有翼族なりのご馳走をいただいいた私達は代わりに、私の作ったスイーツとお酒お渡したのだった。
有翼族は昔からポーション作りが盛んで、離れる際には多くの貴重なポーションを頂いたのだった。
ーー 火山の大地
空から降りながら私達は女神の五指のメンバーを探すと、かなり来たの方に移動していた、そしてその直ぐ北に大きな火山が見えていた。
「アレが火山の大地ね。降りますよ。」
と言いながら皆の元に降りて合流した。
「セシル様、空の上の大地はどんな感じでしたか?」
レイが興味津々で聞いてきた
「ええ面白かったですわ、背中に羽が生えて天使のような姿でした。」
と答える私に
「天使とは何でしょうか?」
そう言えばこの世界に天使はいなかったのですね。
「心優しく神に仕えるような人のことを言います。」
と答えると
「シスターメイ様のような人たちですね。」
と答えたレイに、何故か真っ赤になるシスターメイ。
「??」
何か気になるけどまあいいかな。
気持ちを切り替えて
「あの山が火の山ですね。」
と言う私にサーシャが
「そうです、先日様子を見に行きましたがあそこに見える小高い丘の下に洞窟のような入り口がありました。」
と教えてくれた。
「そうですかそれなら明日は、そこを確認しましょう、今日はここで野営をしますね。」
と指示をした。
ー 火の民
次の朝早く私とタロウ、クロ、シスターメイに女神の五指のメンバーの9人で洞窟の中に。
「リサーチ」
の魔法で色々分かりました。
「入り口はここで間違いないようね。でもこの先にある都市には活発に動きが見えません。何か悪いことが起こっているかもしれませんね、早く行きましょう。」
と急ぐことにした
ー 2時間後
複雑な迷路のような通路を進み地下都市についた私達。
そこはかなり暑い場所でしたが私は昨夜のうちに耐熱のスキルのないシスターメイに果実を与えていたので問題なく辿り着くことができていました。
都市に入ると顔色に悪い人々が私たちに驚くも対応できない感じで、シスターメイがかなり苦しそうにしていた高齢の女性を介抱し始めたので私が天空の民からもらったポーションを当てると
「これは・・・まさか天空産のポーションではありませんか?」
と元気を出した女性が聞くので
「はいそうですよ。」
と答えると
「お願いがあります、もしまだお持ちでしたら長に与えてもらうわけにはいかないでしょうか?」
と言うので
「いいですよ、長だけではなくかなりの量があるので」
と答えると拝むように礼を言いある場所に私達を連れて行ったのです。
ー 大広間にて
そこは大きな建物があり中に大きな広間があった、しかしそこに居るのは病人のように具合の悪いものばかり。
私は皆にポーションを取り出すと
「これを皆で手分けして飲ませてください。」
と指示をした。
初めは不審がりポーションを飲もうとしなかったが、老婆が口添えすると次々に口にし始めた。
暫くすると老婆が男性を1人連れて私のところに来た
「有難うございます、この者が長になります。」
と紹介してくれたすると横にいたシスターメイが
「こちらの方は女神の使徒様セシル様になります。」
と私を紹介すると、周囲の人々が膝をつき首を立てれて
「それは知らぬこととは言え失礼しました。ワシは火の民の長のレッドと申します。この度は我が民の災いを祓いいただけ誠に有難うございます。」
と言う長にその理由を問うと
「昔より貯蔵していた天空の民のポーションが何者かに盗まれて、体調を崩しても治す手立てがなかったのです。」
「天空の民との交流は?」
「それは50年に一度、向こうから訪れるのですが・・・昨年のはずがいまだに現れておらず・・・。」
「そうですか、それなら大丈夫でしょう。私達は天空の大地からここにきたのですから。」
と教えるとホッとした長が
「それを聞いて安心しました。」
と答えて私たちを宿泊施設のような場所に案内してくれた。
火の民は背が低くガッチリとした体型でドワーフと言っても納得する感じだったので、そのことを尋ねると
「祖先は同じと聞いております。火の山を出て世界を渡り歩くのが今で言うドワーフの祖先です。」
と教えてくれた。
そこで私は私が持っている中で一番度数の高い酒を樽で10個ほど出して
「お酒はいける口でしょ?どうぞこれは快気祝いです。」
と差し出すと火の民は大喜びで宴会となった。
火の民も鍛治が得意で貴重な武器や装備を数多く持っていた。
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