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訳ありの姫
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ーー 旅の続き
水中の大地から帰った私達は、大きく迂回する形で西に進路を取り山脈を回り込む形で南に進んだ。
未開の地と思える大地や森を抜けながら進むと、不毛の大地の西側あたりに位置する場所まで辿り着いた。
するとシスターメイが
「この先は5年ほど前に滅んだ王国があった場所です。その後盗賊や犯罪者が流れ込んで治安もかなり悪い地域と聞いています。」
と今の状況を話してくれた私は、
「その王国が滅んだのはどうして?」
と聞けば
「私も噂だけですが、国が二つに割れて争ったためと聞きました。その時生き残った王族がいるそうですが今では生死が判らないと聞きましたが、最近その生き残りを探している者がいるそうです。理由は分かりませんが。」
その話を聞いて私は、
「どこの世界も争いは無くならないんだね。」
と呟いた。
森に入り進む私たちの前にこの森特有の魔物が襲いかかる。
「弱いくせにキリがないわね。この猿のような魔物はひょっとしてエイプなの?」
「何ですかそのエイプというのは?」
「そこまで強くないくせに1匹がやられると、仲間が全滅するまで相手に襲いかかる習性のある猿の魔物だよ。」
「ええ!そんな魔物こんな物で出くわしたら最悪ですわ。」
「だからあそこに倒れている魔物がそれだと言っているだろ、もう1時間も襲ってくるじゃないバカみたいに。」
「そうですね先ほどから同じ魔物ばかりですね。でもあの程度なら時間は掛かるかもしれませんが大丈夫でしょう。」
「そこが甘いのよ、そいつが私の言っている魔物なら、上位種も参加してくるのよ。」
「こいつらの上位種ですか!早くこの森を出ましょう。」
「だから皆んなで急いているでしょ。キリがないから。」
「セシル様!前からもきました。しかも大きな猿が!」
「やっぱりね、皆んな私の周りの集まってね。急いで!」
私は魔力を練り上げて
「消し飛べ!」
と呟いた、その瞬間、視界が聴覚が触覚が激しい痛みに襲われるほどの衝撃が皆を襲った。
「・・・・・、あ、あ、あ・・・聞こえますか?・・私何も聞こえない。」
カレンが泣きそうな声でそう言った。
「ヒール」
と私が呟いた後皆の感覚が戻っていた。
「あ、あ、あ!聞こえます!良かった。」
ほっとしたカレンの声。
「でも流石にこれは・・・凄すぎますね。」
レイがそう言った、皆も周囲の風景が森から広野に変わっていることに呆れていた。
「使徒様流石でございます。」
シスターメイだけは変わらないようだ。
遠くに森の残りが見える、そこまでクレーターの様な凸凹道を進み森のそばで
「今日はここで野営しましょう。」
と命じた。
皆が野営の準備をしている最中に
「キャー!」
と言う女性の悲鳴が聞こえてきた。
「タロウ!クロ!見てきて、必要がれば助けてね。」
と命じると2人は一瞬で森の中に消えた。
ー 亡国の姫 オレンジ side
私の国は5年前の醜い争いのために滅んだ。
その為王国民は今とても苦しい生活を強いられている。
治安が悪くなり盗賊やお尋ね者が流れ込み、盗みや掠奪の限りを行なっておるが、それを取りしまうものがいない状態だ。
少し前までは冒険者ギルドもいたがそれもあまりの治安の悪さと報酬の低さに国外に撤退して行った。
私は生き残りの王族、第二王女だったオレンジ。
子供の頃から私を守ってくれていた3人の騎士と侍女のマリーの5人でこれまで隠れながらも再起を考えていた。
しかし、私が生きていることを嗅ぎつけたあの時の悪の根源、ディラン公爵が私を探しているようだ。
もし捕まれば私は公爵の人形となりこの国を更に最低な国にすることになるだろう。
絶対に捕まるわけには行かない。
この森を抜けて山脈を迂回すれば助けを求めることも可能だと聞いている。
そんな思いでこの森に入ったがとうとう公爵の兵士に見つかって追い詰められている。
先ほどの大爆発で一旦は、逃げ切ったと思ったけどもう追いついてたのみの騎士も2人倒れた。
もう最後かもしれない、もな不甲斐ない王族ですまない。
涙を溜めて最後まで泣かない気持ちでいたが、マリーの悲鳴を聞いて溢れてきた。
「手を煩わせやがって、もう逃げ場はないぜ王女様。」
元は騎士団長だった男がそう言いながら元部下の亡骸を踏み越えて最後の騎士に迫る。
「王女様逃げてください。」
最後の騎士エミリアがそう叫びながら剣を振るう。
「カーン」
エミリアの剣が飛ばされ、蹴り倒される。
そして剣がエミリアに!
思わず目を背けてしまった。
「何ヤツ!」
誰かが来たの?慌ててエミリアの方を見るとエミリアを襲う剣が寸前で止められている。
それも素手で。
「ご主人様の命令でな、ここはいったんひいてもらえないかな?」
と言う黒い姿の男。
そしてその向こうでは白い男がマリーを肩に担いで追っ手から距離を取っていた。
「どこな誰か知らんが2人程度で英雄気取りか?」
と元の騎士団長は笑いながら後ろの兵に指示を出す。
「やれ!」
やはりもうだめだ、そう私は覚悟した。
でもそうならなかった、あまりの強さに驚いたが2人は兵士100人ほどをあっという間に打ち倒してこう言った。
「この程度なら1万人いても無駄だぜ。」
と。
「くそー、一旦引くぞ!」
元騎士団長の男がそう号令をかけると兵士らが姿を消していった。
でもきっと近くで監視しているはず。
私は絶体絶命の危機を辛うじて救ってくれた2人の恩人に
「危ないところを助けていただいてありがとうございます。ただ今私には恩に報いるお金も力もございません。」
と頭を下げると首のネックレスを外し
「せめてこれをお受け取りください。」
と差し出した。
すると
「礼はいらない。動けるものは我らの主人に会ってもらう。」
と言うと怪我をして歩けないエミリアを担ぎ、マリーに手を貸して私達を森の外へと連れ出してくれたのでした。
ー ここはどこでしょうか?
私達は予想以上に早く森を抜けました。
そこで見たものは広野の様な荒地でした、
「森がこの辺りだけ無くなっているのですか?ひょっとして先ほどの大爆発ですか?」
と思わず呟く私は次に長閑な雰囲気の野営地を見つけました。
何やらテントを張り外で肉を焼いている様です、とてもいい香りが空腹を呼び起こします。
野営地には若い男女が10名ほど、ワイワイいながら食事をしてる様でした。
すると1人のシスターが私たちに気づき駆けつけます
「私はシスターメイ、女神教のシスターです。怪我をされた方がいるのですね、あそこのテントに運び込みましょう。」
と優しく言うと私達を一つのテントに案内してくれましたが、2人用のテントに怪我人を運び込むには狭すぎますと言おうとして声が出なくなった。
テントを除くととても広々としていてベットも何台も並んでいるのです。
「これは魔法のテントですか?」
思わずそう呟きました。
数人の女性が私達をテントのベットに案内するとエミリアの鎧を脱がせて治療を始めました。
「ヒール」
その声が聞こえるとエミリアだけではなくマリーや私の怪我まで綺麗に痛みごと無くなったのです。
これはエリアヒールではないですか、かなり高位の教会関係者が使えると聞いたことがありましたが、あのシスターではなく若い女性が行った様です。
その女性が私の方を振り向くと
「もう大丈夫ですよ。何があったか知りませんが、私達と一緒にいる間は安心しているといいですよ。」
と言うと他の女性に何事か指示してテントから立ち去られました。
「あの方は・・・」
と言う私の声に先ほどのシスターが
「あの方は女神様の使徒様です。安心していいのですよ。」
と言われた、
「女神、使徒様・・私にその様な方が・・・。」
そこで私は言葉にならなくなった、溢れ出る涙が止まらず。
しばらく嗚咽をあげて泣いていた私が泣き止む頃に、シスターが再度現れて
「皆さん、お腹が空いたでしょ。どうぞお食べください。」
とテーブルの上に沢山の料理を置いてくれた。
意識を取り戻したエミリアが
「私が毒味を」
と言うのを手で制して
「失礼なことはしなくて良いのです。私達が生きているのはあの方達のおかげ、ありがたくその施しを受けましょう。」
と言って先ず私から食事を手に取り口にした
「!・・美味しいわ。貴方達も食べてみて。」
と思わず言ってしました。
その後は3人で無言で美味しい食事をいただきました。
その後、お湯のたっぷり張られた湯船にがあるお風呂につかり体を清め、ふかふかの寝具に身を包まれるといつの間にか眠っていた。
ーー さっそく大当たりを引いたね
「シスターメイ、3人は眠った?」
私が尋ねると
「はい、よほど疲れていたのでしょう。騎士の方を含めてぐっすりと。」
と教えてくれた。
世話を焼きながら聞いた情報によると、亡国のお姫様の様である。
どうやら彼女を攫い飾りの王にしてこの国を牛耳ろうと画策する貴族がいる様だ。
しかも国が滅んだ原因らしい貴族がだ。
汚い言葉だが「反吐が出る。」である。
どうやら女神様は、私にこの国を再興してほしいようだ。
ならばこの荒地の様に一旦叩き潰してから建て直したほうがいいのかもしれないね。
水中の大地から帰った私達は、大きく迂回する形で西に進路を取り山脈を回り込む形で南に進んだ。
未開の地と思える大地や森を抜けながら進むと、不毛の大地の西側あたりに位置する場所まで辿り着いた。
するとシスターメイが
「この先は5年ほど前に滅んだ王国があった場所です。その後盗賊や犯罪者が流れ込んで治安もかなり悪い地域と聞いています。」
と今の状況を話してくれた私は、
「その王国が滅んだのはどうして?」
と聞けば
「私も噂だけですが、国が二つに割れて争ったためと聞きました。その時生き残った王族がいるそうですが今では生死が判らないと聞きましたが、最近その生き残りを探している者がいるそうです。理由は分かりませんが。」
その話を聞いて私は、
「どこの世界も争いは無くならないんだね。」
と呟いた。
森に入り進む私たちの前にこの森特有の魔物が襲いかかる。
「弱いくせにキリがないわね。この猿のような魔物はひょっとしてエイプなの?」
「何ですかそのエイプというのは?」
「そこまで強くないくせに1匹がやられると、仲間が全滅するまで相手に襲いかかる習性のある猿の魔物だよ。」
「ええ!そんな魔物こんな物で出くわしたら最悪ですわ。」
「だからあそこに倒れている魔物がそれだと言っているだろ、もう1時間も襲ってくるじゃないバカみたいに。」
「そうですね先ほどから同じ魔物ばかりですね。でもあの程度なら時間は掛かるかもしれませんが大丈夫でしょう。」
「そこが甘いのよ、そいつが私の言っている魔物なら、上位種も参加してくるのよ。」
「こいつらの上位種ですか!早くこの森を出ましょう。」
「だから皆んなで急いているでしょ。キリがないから。」
「セシル様!前からもきました。しかも大きな猿が!」
「やっぱりね、皆んな私の周りの集まってね。急いで!」
私は魔力を練り上げて
「消し飛べ!」
と呟いた、その瞬間、視界が聴覚が触覚が激しい痛みに襲われるほどの衝撃が皆を襲った。
「・・・・・、あ、あ、あ・・・聞こえますか?・・私何も聞こえない。」
カレンが泣きそうな声でそう言った。
「ヒール」
と私が呟いた後皆の感覚が戻っていた。
「あ、あ、あ!聞こえます!良かった。」
ほっとしたカレンの声。
「でも流石にこれは・・・凄すぎますね。」
レイがそう言った、皆も周囲の風景が森から広野に変わっていることに呆れていた。
「使徒様流石でございます。」
シスターメイだけは変わらないようだ。
遠くに森の残りが見える、そこまでクレーターの様な凸凹道を進み森のそばで
「今日はここで野営しましょう。」
と命じた。
皆が野営の準備をしている最中に
「キャー!」
と言う女性の悲鳴が聞こえてきた。
「タロウ!クロ!見てきて、必要がれば助けてね。」
と命じると2人は一瞬で森の中に消えた。
ー 亡国の姫 オレンジ side
私の国は5年前の醜い争いのために滅んだ。
その為王国民は今とても苦しい生活を強いられている。
治安が悪くなり盗賊やお尋ね者が流れ込み、盗みや掠奪の限りを行なっておるが、それを取りしまうものがいない状態だ。
少し前までは冒険者ギルドもいたがそれもあまりの治安の悪さと報酬の低さに国外に撤退して行った。
私は生き残りの王族、第二王女だったオレンジ。
子供の頃から私を守ってくれていた3人の騎士と侍女のマリーの5人でこれまで隠れながらも再起を考えていた。
しかし、私が生きていることを嗅ぎつけたあの時の悪の根源、ディラン公爵が私を探しているようだ。
もし捕まれば私は公爵の人形となりこの国を更に最低な国にすることになるだろう。
絶対に捕まるわけには行かない。
この森を抜けて山脈を迂回すれば助けを求めることも可能だと聞いている。
そんな思いでこの森に入ったがとうとう公爵の兵士に見つかって追い詰められている。
先ほどの大爆発で一旦は、逃げ切ったと思ったけどもう追いついてたのみの騎士も2人倒れた。
もう最後かもしれない、もな不甲斐ない王族ですまない。
涙を溜めて最後まで泣かない気持ちでいたが、マリーの悲鳴を聞いて溢れてきた。
「手を煩わせやがって、もう逃げ場はないぜ王女様。」
元は騎士団長だった男がそう言いながら元部下の亡骸を踏み越えて最後の騎士に迫る。
「王女様逃げてください。」
最後の騎士エミリアがそう叫びながら剣を振るう。
「カーン」
エミリアの剣が飛ばされ、蹴り倒される。
そして剣がエミリアに!
思わず目を背けてしまった。
「何ヤツ!」
誰かが来たの?慌ててエミリアの方を見るとエミリアを襲う剣が寸前で止められている。
それも素手で。
「ご主人様の命令でな、ここはいったんひいてもらえないかな?」
と言う黒い姿の男。
そしてその向こうでは白い男がマリーを肩に担いで追っ手から距離を取っていた。
「どこな誰か知らんが2人程度で英雄気取りか?」
と元の騎士団長は笑いながら後ろの兵に指示を出す。
「やれ!」
やはりもうだめだ、そう私は覚悟した。
でもそうならなかった、あまりの強さに驚いたが2人は兵士100人ほどをあっという間に打ち倒してこう言った。
「この程度なら1万人いても無駄だぜ。」
と。
「くそー、一旦引くぞ!」
元騎士団長の男がそう号令をかけると兵士らが姿を消していった。
でもきっと近くで監視しているはず。
私は絶体絶命の危機を辛うじて救ってくれた2人の恩人に
「危ないところを助けていただいてありがとうございます。ただ今私には恩に報いるお金も力もございません。」
と頭を下げると首のネックレスを外し
「せめてこれをお受け取りください。」
と差し出した。
すると
「礼はいらない。動けるものは我らの主人に会ってもらう。」
と言うと怪我をして歩けないエミリアを担ぎ、マリーに手を貸して私達を森の外へと連れ出してくれたのでした。
ー ここはどこでしょうか?
私達は予想以上に早く森を抜けました。
そこで見たものは広野の様な荒地でした、
「森がこの辺りだけ無くなっているのですか?ひょっとして先ほどの大爆発ですか?」
と思わず呟く私は次に長閑な雰囲気の野営地を見つけました。
何やらテントを張り外で肉を焼いている様です、とてもいい香りが空腹を呼び起こします。
野営地には若い男女が10名ほど、ワイワイいながら食事をしてる様でした。
すると1人のシスターが私たちに気づき駆けつけます
「私はシスターメイ、女神教のシスターです。怪我をされた方がいるのですね、あそこのテントに運び込みましょう。」
と優しく言うと私達を一つのテントに案内してくれましたが、2人用のテントに怪我人を運び込むには狭すぎますと言おうとして声が出なくなった。
テントを除くととても広々としていてベットも何台も並んでいるのです。
「これは魔法のテントですか?」
思わずそう呟きました。
数人の女性が私達をテントのベットに案内するとエミリアの鎧を脱がせて治療を始めました。
「ヒール」
その声が聞こえるとエミリアだけではなくマリーや私の怪我まで綺麗に痛みごと無くなったのです。
これはエリアヒールではないですか、かなり高位の教会関係者が使えると聞いたことがありましたが、あのシスターではなく若い女性が行った様です。
その女性が私の方を振り向くと
「もう大丈夫ですよ。何があったか知りませんが、私達と一緒にいる間は安心しているといいですよ。」
と言うと他の女性に何事か指示してテントから立ち去られました。
「あの方は・・・」
と言う私の声に先ほどのシスターが
「あの方は女神様の使徒様です。安心していいのですよ。」
と言われた、
「女神、使徒様・・私にその様な方が・・・。」
そこで私は言葉にならなくなった、溢れ出る涙が止まらず。
しばらく嗚咽をあげて泣いていた私が泣き止む頃に、シスターが再度現れて
「皆さん、お腹が空いたでしょ。どうぞお食べください。」
とテーブルの上に沢山の料理を置いてくれた。
意識を取り戻したエミリアが
「私が毒味を」
と言うのを手で制して
「失礼なことはしなくて良いのです。私達が生きているのはあの方達のおかげ、ありがたくその施しを受けましょう。」
と言って先ず私から食事を手に取り口にした
「!・・美味しいわ。貴方達も食べてみて。」
と思わず言ってしました。
その後は3人で無言で美味しい食事をいただきました。
その後、お湯のたっぷり張られた湯船にがあるお風呂につかり体を清め、ふかふかの寝具に身を包まれるといつの間にか眠っていた。
ーー さっそく大当たりを引いたね
「シスターメイ、3人は眠った?」
私が尋ねると
「はい、よほど疲れていたのでしょう。騎士の方を含めてぐっすりと。」
と教えてくれた。
世話を焼きながら聞いた情報によると、亡国のお姫様の様である。
どうやら彼女を攫い飾りの王にしてこの国を牛耳ろうと画策する貴族がいる様だ。
しかも国が滅んだ原因らしい貴族がだ。
汚い言葉だが「反吐が出る。」である。
どうやら女神様は、私にこの国を再興してほしいようだ。
ならばこの荒地の様に一旦叩き潰してから建て直したほうがいいのかもしれないね。
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