魔法のない異世界に転生した、唯一の魔法使い。

モンド

文字の大きさ
2 / 8

十分なレベルになり、街を目指す男

しおりを挟む
 男は、レベルを50まで上げて森を出て街を目指して歩いていた。
新たに得たスキル[世界地図]と言うスキルが、この世界の正確な地図を表示する。
最寄りの大きな街まで徒歩で3日と言う距離の様だ。

現在のステータスは、
ステータス
名前  無し  15歳  男   ヒューマン  レベル 50
HP 2250(不死・不老)
MP 4500(+10000)
SP  400
魔法
 火魔法 5     水魔法 5    土魔法 5     風魔法 5     光魔法 5    闇魔法 5
 空間魔法 5      時空魔法 5     回復魔法 2     召喚魔法 5    雷魔法 2
スキル
 錬金術 5      気配察知 5      隠匿 5     鑑定 5      収納 5     魔力操作 5
 魔力回復(大)     身体異常無効  再生 5     身体強化 5      剣術 5
 言語理解(全)     魔力増大
ユニークスキル
 魔眼(?)      アイテムボックス 世界地図  限界突破
称号
 唯一の魔法使い  最後の審判
加護
 ※※※の加護


に上昇した。
どうやらヒューマンとしては、スキルレベル5が最高値の様だ。
しかし全てを5に上げた途端、[限界突破]と言うスキルを取得したので、更に上げることができるだろう。
因みにヒューマンのレベルとしても50が限界の様だった。
更に驚いたのは、(不死・不老)のスキルと(魔力増大)だ。
多分これで俺はこの世界では、魔王クラスの強さだろう(魔王がいればだが)。

歩きながら時より襲いかかる魔物を狩りつつ街へ向かうと、ほぼ中間付近で襲われている馬車を発見した。

「これは異世界ものでよくある、お助けフラグであろうか?」
男はそう言いながら状況を確認する。

「オメエら!男は殺せ!女子供は、攫って行くぞ!」
悪の親玉の様な言葉を口にして、警護の男らを1人また1人と殺して行く盗賊(?)ら。
馬車は3台、一番後ろは雇主が乗る馬車で、前二つが荷馬車の様だ。
警護は、10人。
既に5人が倒れ、残りも浅くない怪我をしている。
盗賊らは、此処に30人。崖の上に5人が居る。

男は、崖の上に駆け上がると、風魔法で全員切り刻む。
その後崖から飛び降りる様に馬車と盗賊の間に着地。
「助太刀しよう。」
と声をかけて、男は素手で盗賊らを倒して行く。
男の拳や蹴りは、盗賊らの身体を挽肉のように潰し、小石のように吹き飛ばす。
途中から盗賊の持っていたソコソコの大剣を拾うと、目にも見えない振りで盗賊を切り刻む。
盗賊の親玉が形勢不利と判断したが既に遅し。
「残るはお前だけだ。どうする?」
と周囲に仲間の居なくなった盗賊に声をかける男。

「・・・命だけは・・助けてくれ。」
と命乞いをする盗賊を横目に、男は警護の男に。
「どうする?あんたらの判断に従うよ。」
と声をかけると
「助太刀忝い。コイツは賞金首だ、できれば街に連れて行きたい。」
と言う返事に頷くと、盗賊の両手首から先を切り飛ばす男。
「グアー!痛えー!俺の手が・・・!」
叫び転がる盗賊に男は、
「騒ぐな!今度は首を飛ばすぞ!」
と睨みつけると、盗賊は歯を食いしばり声を殺すが、直ぐに気を失う。
男は盗賊の両手をキツく縛り、止血と捕縛を行うと荷車に吊るした。

警護の男の中の1人が、小瓶を手に大きな怪我をしている仲間に飲ましたりかけたりしていた。
どうやら怪我を治すポーションの様だ。
『魔法はないがポーションや魔道具がある様だ。』男は心の中で呟きながら、この世界の知識を確認していく。

この後は、よくある話で、助けた馬車の雇主に街までの同行を頼まれて、馬車の人となる。



   第一異世界人は、豪商の様だ。


 「この度は危ない所ありがとうございました。私は、クールザンの街で商売をしております、ヘクトと申します。あの盗賊は最近この辺りを根城に荒らし回っていた賞金首で。
今回注意しておりましたが、あそこ迄の人数とは考えておりませんでした。」
と助けられた男は、自己紹介をしながら馬車に同乗する者を紹介し始めた。
「これが私の息子のショーン、横が娘のメリーザそしてこれが執事のヨハンとメイドのクミンです。」
それぞれ紹介されたタイミングで、男に頭を下げて挨拶をする。
「ああ分かった。俺は・・・ケージだ。旅をしている・・あまり人里に住んだことがない為、常識がない。分からないことばかりなので教えてもらえると助かる。」
と即席で考えた名前と素性を話しながら、この世界のことを知ろうとしていた。

一晩野宿をした後、商隊はクールザンの街に辿り着いた。

クールザンの街は城塞都市の様で、周囲を高い塀が取り囲んだ予想以上に大きな街だった。

馬車は門を潜り冒険者ギルドに立ち寄ると直ぐに、警護の男らと別れとある大きな建物の前に止まった。
「此処がクールザンの街の我が商会です。どうぞ好きなだけ御逗留ください。」
とヘクトと名乗る商会長が男に声を掛け、店の者が男を離れに案内する。
しばらくは此処でこの世界のことを調べようかと男は考えだしていた。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました

okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが

ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

処理中です...