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新き家人
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男は、助けた女を家に抱えて帰り、メイドのサリーに世話を頼んだ。
次の日の朝、朝食を摂っているとサリーから
「ご主人様、昨夜の女性が御礼を申したいと」
と、昨夜の女性が挨拶したいと伝えて来た。
「丁度いい、朝食をとるよう伝えてくれ。」
そう答え、食事を再開した。
暫くして、昨夜の服から家にある服に着替えた女性がダイニングに現れた。
「昨夜は危ないところを助けていただき有り難うございました。私は、ヘレン=マイルストーンと申します。故あって知る人もいないこの街に来たのはいいのですが、所持金を失い野宿でもしようかと思っていたところで、あの男らに襲われたのです。」
と昨夜のあらましを話し出した。
「まあ、話は後で。まずは朝食をどうぞ。部屋ならいくらでも余っていますので、暫くここで落ち着くまで暮らすのは如何ですか?」
軽い口調でそう言いながら、椅子をすすめ朝食を準備させる。
食後のコーヒーを飲んでいると
「先ほどのお話、真に受けてもよろしいのでしょうか?」
ヘレンはそう言いながら男に視線を向けた。
「ああ、嘘ではないよ。面倒ごとが無ければ問題ない。」
と答えると少し考えていたヘレンは
「今すぐ何かはないと思いますが、後々面倒ごとが発生することも考えられますので、早めに自立する手段を考えます。」
と真剣な眼差しで答えた。
「ああ、面倒ごとはと言ったが俺が解決できるものであれば、問題ではない。気が向いたら教えてくれ。」
と答えて自室に戻った。
残されたヘレンは、何かを考えている様子だった。
こうして新しい家人がひとりふえたのだった。
ヘレン=マイルストーン 16歳
ケージと言う青年が1人で暮らす、屋敷に間借りする形になったヘレンは、自室で考えていた。
もともと彼女は、この国の王都に居を構える学者の家柄。
何故魔法が勇者のみに許されたスキルなのか、数代前から研究していたのだ。
その理由は、勇者がいない今。
各国は、自国の権勢を広げるために軍備を拡張し、税を引き上げ兵を借り集めていた為。
非常に世情が不安定になっていたのだ。
その昔、およそ1000年前に勇者が神により召喚された。
その頃も世界は戦に明け暮れ、人々は困窮していた。
その影響で、森に魔物と呼ばれる脅威が生まれ始めた。
ある国は、戦さで滅び。ある国は魔物で滅び。この世界の人口は、10分の1までに減少したのだった。
そこでそれを憂いた神々が、
「此度のみ力をかそう。」
と信託し勇者1人を召喚されたのだった。
勇者は、苦しむ民を助け、暴君を滅ぼし、魔物を駆逐した。
その後も魔法で、土地を豊かにし水を与えこの世界に暮らす民を幸せへと導いたのだった。
100年ほどすると寿命を迎えた勇者は死去したが、その子供らが何代にもわたって平和に尽力した。
しかし子孫になるほど力が弱くなり、魔法の力も使えないものになり始め、500年前には魔法が使えるものが死に絶えたのだった。
マイルストーン家は、勇者の家系の末裔で 勇者の魔法について研究していたのだった。
しかし、その研究結果を奪い取ろうと他国の間者が、マイルストーン家を襲い始めた。
危険を感じた家人らは、研究結果を持たせた一人娘に辺境へと逃げるように命じたのだった。
故にヘレンは、過去の勇者の優雅な生活を知っているのだ。
派手ではなくとても豊かな生活道具と料理の数々、それにあらゆる才能を持っていた勇者は、なんでも1人で作り上げていたのだ。
その為技術を伝えることをしないままこの世をさった為、誰も魔法をそして豊かな生活を送ることが出来ない事となり、今ではおとぎ話と言われている。
しかし、この屋敷の品々はなんであろう。
昔夢見た、勇者の屋敷のような生活。
ここ数ヶ月の間に王都にも知れ始めた、魔道具の数々。
それ故、他国の者がマイルストーン家が勇者の魔法を再現させたと勘違いしたのだ。
底の知れない青年ケージ。
ヘレンは、人物鑑定というスキルを持っているが、ケージ相手では鑑定できないのだ。
レベルが違いすぎるか、鑑定防止のスキルを持っている可能性がある。
暫くこの家にお世話になって、その真相を解明しようと決意するヘレンだった。
人の悪意とケージの裁き
ヘレンを襲った男らの内一名が遅れて現れた仲間の助けで一命を取り戻した。
やはり彼らは、他国の間者で勇者の魔法を確認するのが使命であった。
助けられた男の証言で、若い男が現れて殲滅したと判明。
「それでその男の特徴は?」
「…若い男、それだけだ。」
「マイルストーン家に関係ありそうなのか?」
「違うと思う。」
「何にしてもあの娘を探さねば。」
残った間者は、5人。
不意を突かれたとは言え、5人の腕利きが一瞬で倒されたのだ。
祖国に応援を頼み、それまでこの街を隅々まで探し回ろう。
間者は、商人の格好をしながら情報を集め始めた。
2ヶ月後、30人の応援を得た間者らは、アジトである買い取った宿に集まり今後の対策を話し合っていた。
すると閉めてあった宿の出入り口を開け、青年が1人入って来た。
「おい、ここは満室で部屋はないぞ!」
ぞんざいに追い返そうとする宿の主人に扮した間者。
「ああ気にしなくていい。ここはもうすぐ更地になるから。」
と変なことを言う青年。
すると1人の間者が違和感に気づいた。
「何かおかしいぞ。」
「このガキを捕まえろ!」
その声に数人が即座に動き出したが、数歩も進む事なく動けなくなった。
「「「重い。」」」
身体が大きな岩でも乗せられたように重く身動きが取れないまま、皆床に倒れ伏している。
「そこの君、どこの国の者か教えて貰おうか。」
青年が呑気な声で一番手前の男に声をかけた。
「…キサマ!…何者だ!」
やっとの思いで声を出す男。
「言わなさそうだな、それなら直接頭に聞こうか。」
と言うと35人の間者らは、押しつぶされてミンチとなり死に絶えた。
「…なるほど、あの国か。」
ケージはそう呟くと、転移で姿を消した。
翌日、その国の間者を仕切る男と今回の件を知る者達が全て変死していた。
ドラゴンが見てみたい。
ケージはこの世界にきて未だドラゴンを見たことがない。
しかし世界地図には、ドラゴンの谷とドラゴンの里が記されていた。
「やっぱり、異世界といえば。魔法とドラゴンでしょう。」
と呟くと転移を発動して、世界の反対側に飛んだのだった。
そこは、死の谷と言える殺伐とした風景の谷だった。
まずこの世界は、北半球に人が住み、南半球にドラゴンや高位の魔物が闊歩していた。
人がどうしても敵わぬ魔物やドラゴンを勇者は、南半球に封印したのだ。
しかし1000年たった今、勇者の魔力は消え魔物達は、人を求めて移動をし始めたところだった。
ケージはその事実を未だ知らず、強うそうな魔物が多くいるこの大地を訓練場所に選んだに過ぎない。
ドラゴンを探しながら魔物を倒してレベルを上げるケージ。
そして死の谷のような魔物の死骸が渦高く重なる谷を超えた先に、常春のような世界が広がっていた。
「ここがドラゴンの谷か」
ケージは、花一つ踏まないように注意しながら先に進む。
「そこな小さき人よ。この先は我らドラゴンの里、何人も通すわけにはゆかぬ。」
体の底から震えるような声がケージのからだをゆさぶる。
「だからさ。だから俺はそれを見にきたのだ。ほんの1日でいいから君たちドラゴンを見てみたい。だめかい?」
と姿ない声に問う。
「いかにもダメだな。それより進めば我がその方を喰らうとしようか。」
と言うとケージの目の前に巨大なドラゴンが姿を現した。
ドラゴンは身体を炎のように揺らめかせ、何者も許さぬ威圧を放った。
しかしケージはどこ吹く風。
「流石にドラゴンだ。カッコいい。触ってもいいかい?」
威圧を無視して、目の前のドラゴンに触れようと手を出す。
ドラゴンは怒り、小さき人を叩き潰さんと手を振り下ろす。
「ドーン」
地面を震わせる音。
しかしドラゴンは違和感を覚える。
「我が爪が地面に届いておらぬ」
すると振り下ろした手の下から手を当てて止めたままの姿のケージが顔を出して
「こんな非友好的な態度はいけないな。罰として鱗をいただこう。」
と言うと、ドラゴンの指の爪を叩き折り、それで鱗数十枚を刈り取った。
「うううーッ」
激しい痛みに耐えドラゴンが、小さき人を改めて見直す。
「どうやらお主は、前の勇者よりも強いようだ。何しにここに来た。」
「え!前の勇者。俺はドラゴンが見たかっただけだ。もう帰るよ、邪魔したね。」
と言うとケージは、鱗と爪を収納して転移して消えた。
残されたドラゴンは
「またこの世界に動乱が来たのか。しかしあの者どちらの味方であろうか。」
と呟き姿を消した。
神の敵それは、魔神。
世界を創り上げる神に対し、世界を破壊する者も存在する。
それが魔神だ。
以前この世界が潤びかけた時も実は、魔神が裏で暗躍していたのだ。
ヒューマンは、欲望が尽きない種族であり魔神にとってとても利用しやすい駒であったのだ。
今回もある魔神が世界の滅亡のゲームを始めようとしていた。
神も魔神も基本的には、直接手を出すことはない。
それは神界の制約であり、冒せばその存在を維持できなくなるのだ。
その為、神は英雄や勇者などの特別な者を呼び寄せたり、育てたりする。
魔神は、自分の力を分け与えた魔人を忍びこませるのである。
魔物の立場としては、基本自分以外を襲うものであり、高位の魔物は強き者に従うものである。
その中で例外と言えるものが、ドラゴンと神獣と言われるもの達だ。
これらは自分の意思にのみ従い特にどちらの味方というわけではない。
次の日の朝、朝食を摂っているとサリーから
「ご主人様、昨夜の女性が御礼を申したいと」
と、昨夜の女性が挨拶したいと伝えて来た。
「丁度いい、朝食をとるよう伝えてくれ。」
そう答え、食事を再開した。
暫くして、昨夜の服から家にある服に着替えた女性がダイニングに現れた。
「昨夜は危ないところを助けていただき有り難うございました。私は、ヘレン=マイルストーンと申します。故あって知る人もいないこの街に来たのはいいのですが、所持金を失い野宿でもしようかと思っていたところで、あの男らに襲われたのです。」
と昨夜のあらましを話し出した。
「まあ、話は後で。まずは朝食をどうぞ。部屋ならいくらでも余っていますので、暫くここで落ち着くまで暮らすのは如何ですか?」
軽い口調でそう言いながら、椅子をすすめ朝食を準備させる。
食後のコーヒーを飲んでいると
「先ほどのお話、真に受けてもよろしいのでしょうか?」
ヘレンはそう言いながら男に視線を向けた。
「ああ、嘘ではないよ。面倒ごとが無ければ問題ない。」
と答えると少し考えていたヘレンは
「今すぐ何かはないと思いますが、後々面倒ごとが発生することも考えられますので、早めに自立する手段を考えます。」
と真剣な眼差しで答えた。
「ああ、面倒ごとはと言ったが俺が解決できるものであれば、問題ではない。気が向いたら教えてくれ。」
と答えて自室に戻った。
残されたヘレンは、何かを考えている様子だった。
こうして新しい家人がひとりふえたのだった。
ヘレン=マイルストーン 16歳
ケージと言う青年が1人で暮らす、屋敷に間借りする形になったヘレンは、自室で考えていた。
もともと彼女は、この国の王都に居を構える学者の家柄。
何故魔法が勇者のみに許されたスキルなのか、数代前から研究していたのだ。
その理由は、勇者がいない今。
各国は、自国の権勢を広げるために軍備を拡張し、税を引き上げ兵を借り集めていた為。
非常に世情が不安定になっていたのだ。
その昔、およそ1000年前に勇者が神により召喚された。
その頃も世界は戦に明け暮れ、人々は困窮していた。
その影響で、森に魔物と呼ばれる脅威が生まれ始めた。
ある国は、戦さで滅び。ある国は魔物で滅び。この世界の人口は、10分の1までに減少したのだった。
そこでそれを憂いた神々が、
「此度のみ力をかそう。」
と信託し勇者1人を召喚されたのだった。
勇者は、苦しむ民を助け、暴君を滅ぼし、魔物を駆逐した。
その後も魔法で、土地を豊かにし水を与えこの世界に暮らす民を幸せへと導いたのだった。
100年ほどすると寿命を迎えた勇者は死去したが、その子供らが何代にもわたって平和に尽力した。
しかし子孫になるほど力が弱くなり、魔法の力も使えないものになり始め、500年前には魔法が使えるものが死に絶えたのだった。
マイルストーン家は、勇者の家系の末裔で 勇者の魔法について研究していたのだった。
しかし、その研究結果を奪い取ろうと他国の間者が、マイルストーン家を襲い始めた。
危険を感じた家人らは、研究結果を持たせた一人娘に辺境へと逃げるように命じたのだった。
故にヘレンは、過去の勇者の優雅な生活を知っているのだ。
派手ではなくとても豊かな生活道具と料理の数々、それにあらゆる才能を持っていた勇者は、なんでも1人で作り上げていたのだ。
その為技術を伝えることをしないままこの世をさった為、誰も魔法をそして豊かな生活を送ることが出来ない事となり、今ではおとぎ話と言われている。
しかし、この屋敷の品々はなんであろう。
昔夢見た、勇者の屋敷のような生活。
ここ数ヶ月の間に王都にも知れ始めた、魔道具の数々。
それ故、他国の者がマイルストーン家が勇者の魔法を再現させたと勘違いしたのだ。
底の知れない青年ケージ。
ヘレンは、人物鑑定というスキルを持っているが、ケージ相手では鑑定できないのだ。
レベルが違いすぎるか、鑑定防止のスキルを持っている可能性がある。
暫くこの家にお世話になって、その真相を解明しようと決意するヘレンだった。
人の悪意とケージの裁き
ヘレンを襲った男らの内一名が遅れて現れた仲間の助けで一命を取り戻した。
やはり彼らは、他国の間者で勇者の魔法を確認するのが使命であった。
助けられた男の証言で、若い男が現れて殲滅したと判明。
「それでその男の特徴は?」
「…若い男、それだけだ。」
「マイルストーン家に関係ありそうなのか?」
「違うと思う。」
「何にしてもあの娘を探さねば。」
残った間者は、5人。
不意を突かれたとは言え、5人の腕利きが一瞬で倒されたのだ。
祖国に応援を頼み、それまでこの街を隅々まで探し回ろう。
間者は、商人の格好をしながら情報を集め始めた。
2ヶ月後、30人の応援を得た間者らは、アジトである買い取った宿に集まり今後の対策を話し合っていた。
すると閉めてあった宿の出入り口を開け、青年が1人入って来た。
「おい、ここは満室で部屋はないぞ!」
ぞんざいに追い返そうとする宿の主人に扮した間者。
「ああ気にしなくていい。ここはもうすぐ更地になるから。」
と変なことを言う青年。
すると1人の間者が違和感に気づいた。
「何かおかしいぞ。」
「このガキを捕まえろ!」
その声に数人が即座に動き出したが、数歩も進む事なく動けなくなった。
「「「重い。」」」
身体が大きな岩でも乗せられたように重く身動きが取れないまま、皆床に倒れ伏している。
「そこの君、どこの国の者か教えて貰おうか。」
青年が呑気な声で一番手前の男に声をかけた。
「…キサマ!…何者だ!」
やっとの思いで声を出す男。
「言わなさそうだな、それなら直接頭に聞こうか。」
と言うと35人の間者らは、押しつぶされてミンチとなり死に絶えた。
「…なるほど、あの国か。」
ケージはそう呟くと、転移で姿を消した。
翌日、その国の間者を仕切る男と今回の件を知る者達が全て変死していた。
ドラゴンが見てみたい。
ケージはこの世界にきて未だドラゴンを見たことがない。
しかし世界地図には、ドラゴンの谷とドラゴンの里が記されていた。
「やっぱり、異世界といえば。魔法とドラゴンでしょう。」
と呟くと転移を発動して、世界の反対側に飛んだのだった。
そこは、死の谷と言える殺伐とした風景の谷だった。
まずこの世界は、北半球に人が住み、南半球にドラゴンや高位の魔物が闊歩していた。
人がどうしても敵わぬ魔物やドラゴンを勇者は、南半球に封印したのだ。
しかし1000年たった今、勇者の魔力は消え魔物達は、人を求めて移動をし始めたところだった。
ケージはその事実を未だ知らず、強うそうな魔物が多くいるこの大地を訓練場所に選んだに過ぎない。
ドラゴンを探しながら魔物を倒してレベルを上げるケージ。
そして死の谷のような魔物の死骸が渦高く重なる谷を超えた先に、常春のような世界が広がっていた。
「ここがドラゴンの谷か」
ケージは、花一つ踏まないように注意しながら先に進む。
「そこな小さき人よ。この先は我らドラゴンの里、何人も通すわけにはゆかぬ。」
体の底から震えるような声がケージのからだをゆさぶる。
「だからさ。だから俺はそれを見にきたのだ。ほんの1日でいいから君たちドラゴンを見てみたい。だめかい?」
と姿ない声に問う。
「いかにもダメだな。それより進めば我がその方を喰らうとしようか。」
と言うとケージの目の前に巨大なドラゴンが姿を現した。
ドラゴンは身体を炎のように揺らめかせ、何者も許さぬ威圧を放った。
しかしケージはどこ吹く風。
「流石にドラゴンだ。カッコいい。触ってもいいかい?」
威圧を無視して、目の前のドラゴンに触れようと手を出す。
ドラゴンは怒り、小さき人を叩き潰さんと手を振り下ろす。
「ドーン」
地面を震わせる音。
しかしドラゴンは違和感を覚える。
「我が爪が地面に届いておらぬ」
すると振り下ろした手の下から手を当てて止めたままの姿のケージが顔を出して
「こんな非友好的な態度はいけないな。罰として鱗をいただこう。」
と言うと、ドラゴンの指の爪を叩き折り、それで鱗数十枚を刈り取った。
「うううーッ」
激しい痛みに耐えドラゴンが、小さき人を改めて見直す。
「どうやらお主は、前の勇者よりも強いようだ。何しにここに来た。」
「え!前の勇者。俺はドラゴンが見たかっただけだ。もう帰るよ、邪魔したね。」
と言うとケージは、鱗と爪を収納して転移して消えた。
残されたドラゴンは
「またこの世界に動乱が来たのか。しかしあの者どちらの味方であろうか。」
と呟き姿を消した。
神の敵それは、魔神。
世界を創り上げる神に対し、世界を破壊する者も存在する。
それが魔神だ。
以前この世界が潤びかけた時も実は、魔神が裏で暗躍していたのだ。
ヒューマンは、欲望が尽きない種族であり魔神にとってとても利用しやすい駒であったのだ。
今回もある魔神が世界の滅亡のゲームを始めようとしていた。
神も魔神も基本的には、直接手を出すことはない。
それは神界の制約であり、冒せばその存在を維持できなくなるのだ。
その為、神は英雄や勇者などの特別な者を呼び寄せたり、育てたりする。
魔神は、自分の力を分け与えた魔人を忍びこませるのである。
魔物の立場としては、基本自分以外を襲うものであり、高位の魔物は強き者に従うものである。
その中で例外と言えるものが、ドラゴンと神獣と言われるもの達だ。
これらは自分の意思にのみ従い特にどちらの味方というわけではない。
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