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第一章
プロローグ
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ここは観光資源が主な地方都市、ここで18歳から働いていた俺も素手の60歳をいくつか超えている。
俺が若い頃であればすでにいい歳のおじいちゃんで、年金で日向ぼっこでもしている人生終焉を迎える頃だったはず。
それがどうだ、60を超えても働かなければ食っていけず、しかも生活は苦しいと来た。
身体は時間に正直であちこちの関節が悲鳴を上げている。
病院に行けば「加齢による関節痛ですね。」の一言で大した治療も受けることができない。
目は霞、耳は遠くなり、鼻はない匂いを感じる、歯は弱くなり死を迎える準備を身体だけが勝手にしている感じがする。
「もうダメなのか?」
心はまだ若いと思いたいが・・・限界が近づいて来ているのか。
今日の変わり映えのない景色を見ながら朝の通勤ラッシュの中の一齣になる。
今日に天気はまた悪い、どんよりと曇っていていつ雨が落ちて来てもおかしくない。
こんな天気の日は、神経的に頭痛や関節が痛み出すものだ。
朝食べ損ねた朝食代わりに途中のコンビニに立ち寄りあんぱんひとつを購入、職場でコーヒーと共に食べるのが日常かしている。
そんな俺がふと迷い込んだ世界で新たな人生を歩み出した、これはそんな俺の自伝でもある。
第一章
◯ 神の無慈悲な言葉と決断
「ここはどこだ?」
俺は周囲を見回すが・・・何も見えない、いや真っ白なのだ。
「とうとう目まで終わったのか。これが白内障なのか?」
そう呟きながら周囲を歩いて確かめようと手を前に突き出して障害物を避けながら移動しようと考えた。
しかし歩く感覚がない手すら上げているのか感覚がない。
「まさか、俺はどこかで倒れているのか?脳卒中でも起こしたのか?」
声に出しているはずが耳にはその言葉は聞こえてこない。
「もう俺の人生は終わったのか。これが死後かそれともその途中なのか?」
そんな不安で押しつぶされそうになっていた俺にどこからか声が聞こえて来た。
「目覚めましたね。ようこそ、ここは神界の入り口。あなたにお願いがってここに呼びました。」
「・・・・」
「ああ,口で答えなくても大丈夫ですよ、心地で思えばつらわりますから。」
「え!・・・心。心が読めるのか?」
「はい、あなたの考えていることはよくわかります。」
「では理解できたところで話を進めますね。先ほどお願いと言いましたが言い直します、命じます。」
有無をも言わせぬ言葉が俺を縛る。
「その代わりと言っては幾つか有用な能力を授けます。貴方がこれからする事は
1つ、私の管理する別の世界に転生します。
2つ、いくつかの問題を解決またはそれに協力する。
3つ、文化・文明の発展に寄与する。
です。
難しく考える事はありません、それ以外は貴方の自由です。
あたらしい世界で新たな人生を謳歌することを望みます。
何か質問はありますか?」
俺の意思を無視して話が進む、神様ってやつは俺みたいなちっぽけな存在に気を使うこともないと言うことなんだな。
それならそうでせめて有用な能力にでも期待するしかないか。
「そうですね、話が早くて結構です。能力については次の中から3つ選んで。
1つ、アイテムボックス
2つ、全鑑定
3つ、魔法全適性
4つ、身体異常無効
5つ、完全防御
6つ、魔法耐性全
7つ、無限成長
8つ、容姿端麗
9つ、身体能力向上
10、種族選択
11、出自選択
選択時間は1時間よ。」
と言いながら俺の目の前に透明なボードが出て来て11個の能力が表示された。
表示された選択項目を見れば分かるものとよくわからないものがあった。
そこで先ず2番「鑑定全」を取得、と念じると。
[スキル鑑定全を取得しました。]
とメッセージが響いた。
これを使って選択をし始める。
選択できるのは3つ、既に一つは取得済み残り2つか。
アイテムボックスは欲しいが他に取得手段があるような気もする、無限成長が気になる。
無限成長~成長に限界なし、取得できないスキルなし。
これは一見最強に見えるが、取得時間の記載がない。
成長に時間がかかる可能性がある、その場合ある程度成長するまでの安全が欲しい。
完全防御~物理・魔法的攻撃を一切無効化する。
これも最強な気がするが食べ物や水がない場合さらには極寒などの厳しい条件下で生き残れるかは疑問が残る。
魔法全適性~これも最強な能力の気がするが、覚えるまでの時間的無問題と誰かに教わるのかと言う問題が出てくる。
容姿端麗~これは出自・種族で解決できる気がする。
種族選択~人族、獣人族、、有翼族、竜人族、妖精族(エルフ・ドアーフ・ケットシー)魔族、魔人族と7つの種族が出て来た。
寿命が短い順に表示されている。
無限成長を取るなら寿命が長いに越した事はない。
魔族は吸血鬼や狼男などの妖怪の部類のようだ。
魔人は不死のようだが天性の可能性は0%となっている、どうやら人族との接触がない種族は転生を選んだ時点でダメということなのだろう。
人族の項目に見落としされそうな小さな注釈があった。
[寿命に関しては、魔力の多さで変化する。]
である、どうやら人族で魔力を増やせば寿命が延ばせるようだ、目立たぬように書かれていることから抜け道のようだな。
よし決まった「出自選択:アルタニア王国伯爵家三男」。
[出自選択、人族の貴族に転生]
頭にメッセージが響く。
残り一つ、「身体能力向上を」
[身体能力向上を取得しました。]
最後のの力が頭に響く。
「決まった様ですね、それでは新しい人生を楽しんでください。」
と言う言葉が聞こえた後俺の思考は深い闇に落ちていった。
俺が若い頃であればすでにいい歳のおじいちゃんで、年金で日向ぼっこでもしている人生終焉を迎える頃だったはず。
それがどうだ、60を超えても働かなければ食っていけず、しかも生活は苦しいと来た。
身体は時間に正直であちこちの関節が悲鳴を上げている。
病院に行けば「加齢による関節痛ですね。」の一言で大した治療も受けることができない。
目は霞、耳は遠くなり、鼻はない匂いを感じる、歯は弱くなり死を迎える準備を身体だけが勝手にしている感じがする。
「もうダメなのか?」
心はまだ若いと思いたいが・・・限界が近づいて来ているのか。
今日の変わり映えのない景色を見ながら朝の通勤ラッシュの中の一齣になる。
今日に天気はまた悪い、どんよりと曇っていていつ雨が落ちて来てもおかしくない。
こんな天気の日は、神経的に頭痛や関節が痛み出すものだ。
朝食べ損ねた朝食代わりに途中のコンビニに立ち寄りあんぱんひとつを購入、職場でコーヒーと共に食べるのが日常かしている。
そんな俺がふと迷い込んだ世界で新たな人生を歩み出した、これはそんな俺の自伝でもある。
第一章
◯ 神の無慈悲な言葉と決断
「ここはどこだ?」
俺は周囲を見回すが・・・何も見えない、いや真っ白なのだ。
「とうとう目まで終わったのか。これが白内障なのか?」
そう呟きながら周囲を歩いて確かめようと手を前に突き出して障害物を避けながら移動しようと考えた。
しかし歩く感覚がない手すら上げているのか感覚がない。
「まさか、俺はどこかで倒れているのか?脳卒中でも起こしたのか?」
声に出しているはずが耳にはその言葉は聞こえてこない。
「もう俺の人生は終わったのか。これが死後かそれともその途中なのか?」
そんな不安で押しつぶされそうになっていた俺にどこからか声が聞こえて来た。
「目覚めましたね。ようこそ、ここは神界の入り口。あなたにお願いがってここに呼びました。」
「・・・・」
「ああ,口で答えなくても大丈夫ですよ、心地で思えばつらわりますから。」
「え!・・・心。心が読めるのか?」
「はい、あなたの考えていることはよくわかります。」
「では理解できたところで話を進めますね。先ほどお願いと言いましたが言い直します、命じます。」
有無をも言わせぬ言葉が俺を縛る。
「その代わりと言っては幾つか有用な能力を授けます。貴方がこれからする事は
1つ、私の管理する別の世界に転生します。
2つ、いくつかの問題を解決またはそれに協力する。
3つ、文化・文明の発展に寄与する。
です。
難しく考える事はありません、それ以外は貴方の自由です。
あたらしい世界で新たな人生を謳歌することを望みます。
何か質問はありますか?」
俺の意思を無視して話が進む、神様ってやつは俺みたいなちっぽけな存在に気を使うこともないと言うことなんだな。
それならそうでせめて有用な能力にでも期待するしかないか。
「そうですね、話が早くて結構です。能力については次の中から3つ選んで。
1つ、アイテムボックス
2つ、全鑑定
3つ、魔法全適性
4つ、身体異常無効
5つ、完全防御
6つ、魔法耐性全
7つ、無限成長
8つ、容姿端麗
9つ、身体能力向上
10、種族選択
11、出自選択
選択時間は1時間よ。」
と言いながら俺の目の前に透明なボードが出て来て11個の能力が表示された。
表示された選択項目を見れば分かるものとよくわからないものがあった。
そこで先ず2番「鑑定全」を取得、と念じると。
[スキル鑑定全を取得しました。]
とメッセージが響いた。
これを使って選択をし始める。
選択できるのは3つ、既に一つは取得済み残り2つか。
アイテムボックスは欲しいが他に取得手段があるような気もする、無限成長が気になる。
無限成長~成長に限界なし、取得できないスキルなし。
これは一見最強に見えるが、取得時間の記載がない。
成長に時間がかかる可能性がある、その場合ある程度成長するまでの安全が欲しい。
完全防御~物理・魔法的攻撃を一切無効化する。
これも最強な気がするが食べ物や水がない場合さらには極寒などの厳しい条件下で生き残れるかは疑問が残る。
魔法全適性~これも最強な能力の気がするが、覚えるまでの時間的無問題と誰かに教わるのかと言う問題が出てくる。
容姿端麗~これは出自・種族で解決できる気がする。
種族選択~人族、獣人族、、有翼族、竜人族、妖精族(エルフ・ドアーフ・ケットシー)魔族、魔人族と7つの種族が出て来た。
寿命が短い順に表示されている。
無限成長を取るなら寿命が長いに越した事はない。
魔族は吸血鬼や狼男などの妖怪の部類のようだ。
魔人は不死のようだが天性の可能性は0%となっている、どうやら人族との接触がない種族は転生を選んだ時点でダメということなのだろう。
人族の項目に見落としされそうな小さな注釈があった。
[寿命に関しては、魔力の多さで変化する。]
である、どうやら人族で魔力を増やせば寿命が延ばせるようだ、目立たぬように書かれていることから抜け道のようだな。
よし決まった「出自選択:アルタニア王国伯爵家三男」。
[出自選択、人族の貴族に転生]
頭にメッセージが響く。
残り一つ、「身体能力向上を」
[身体能力向上を取得しました。]
最後のの力が頭に響く。
「決まった様ですね、それでは新しい人生を楽しんでください。」
と言う言葉が聞こえた後俺の思考は深い闇に落ちていった。
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