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確かにそんなことを言っていました
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あ、また私、気分を害するようなことを……。
訂正しようと口を開くよりも前に、セオフィラスが立ち上がった。
「どうしてかって、味わうためにするのです。それにあなたも気持ちよくなれると思いますよ。試してみますか?」
「え、いえ、そんな!」
「俺は味わってみたい」
断るよりも早く正面に回ったセオフィラスは、咄嗟に動けないレティーシャを捕まえて股に口づけた。
「ひゃあっ!」
じゅるっと吸われたかと思うと、ぬるっとしたものが割れ目をなぞる。熱を持ったそれが彼の舌であることを理解したのと同時に、レティーシャが一番感じる場所を舐めた。
「やぁっ!」
逃げようとすれば腰を捕まえられて引き寄せられる。引き寄せるついでに割れ目の深い場所を舌でえぐられて、混乱する。
「せ、セオさまっ! や、あっ」
「逃げないで。あなたの味をもっと知りたいのです。前も言ったではありませんか。今度は直接味わってみたいと」
「あ、あれは……」
初めて触れられたとき、濡れた指先を舐めたセオフィラスがそんなことを告げていたようにレティーシャは記憶している。本気でそう言っていたとは考えていなかった。
からかっていたわけではなかったってこと?
何を言ったらいいのかわからなくて口ごもっていると、彼の指先が割れ目を優しくなぞって水音を立てる。
「レティはここが好きなんですよね?」
訊ねながら、セオフィラスは割れ目が始まる腹部側の一点を指先でクリクリと擦る。その瞬間、軽い痺れが脳天へと駆け抜けた。思わず悲鳴が出てしまう。
「すごくいいみたいですね」
「ああっ、めっ、触っちゃ……ああ」
セオフィラスの嬉しそうな声に対して、レティーシャは言葉にならない声ばかりを発する。やめさせようと手を伸ばすと、それよりも早く彼の顔が敏感な場所に近づいて唇でそれを挟み込んだ。
「セオ、さまっ、あっんぅっ」
ちゅうっと吸われたのちに舌でその場所を舐められる。言葉が出てこないのに声ばかりが漏れるので、レティーシャは自身の口元を押さえた。セオフィラスの行為を止められないならば、黙っていたいのに漏れてしまう恥ずかしい声を隠すほうが重要だとレティーシャは思ったのだ。
「入口よりはここを攻めたほうがよさそうですね……」
なんのことを言っているの?
最初こそ暴れていたレティーシャだったが、セオフィラスが的確に気持ちのよい場所を刺激すると腰をくねらせ、ひたすら声を抑えた。空いている手で自分の口元をふさぎ、セオフィラスが与える刺激が快感に、さらに官能へと導く気配に期待をする。
部屋に響く水音は耳を犯されているような気分にさせた。
セオさま……。
甘さをともなったゾクゾクとする感覚がうちから湧いてくる。自然と腰を揺らし、一番刺激が欲しい場所に当たるように調整をした。
「はぁ……」
自分がどんな体勢になっているのかなど、もう気にならなかった。与えられるものを受け入れて、素直に反応するだけ。
レティーシャの覚悟が伝わったのか、セオフィラスは追い立てるように刺激を強める。それに合わせてレティーシャも声で応じた。
「ああっ!」
ひときわ大きな嬌声があがった。
頭がキーンと痛む。目の前が真っ白に弾けた。びくんと身体が反応し、どっと汗が出ていく。緊張から弛緩へと移ると、呼吸が上がっていることをやっと認識できた。
「レティ……」
覆いかぶさるようにして戻ってきたセオフィラスはレティーシャに激しい口づけをする。花の匂いのようなむわっとする甘い芳香が鼻をかすめ、それが自分が出した愛液の香りであることをレティーシャはうっすら意識した。
「セオさま……」
身体に力が入らない。とろんとした目でセオフィラスを見つめれば、彼は幸せそうに微笑んだ。
「そろそろ指を挿れますよ。俺はもう我慢できないかもしれない……」
「は、はい……」
痛くても我慢しよう。セオさまに我慢させているなら……。
たゆたう意識。小さく頷くと、セオフィラスは優しく口づけをしながら、手をそろりと秘所に移動させた。
訂正しようと口を開くよりも前に、セオフィラスが立ち上がった。
「どうしてかって、味わうためにするのです。それにあなたも気持ちよくなれると思いますよ。試してみますか?」
「え、いえ、そんな!」
「俺は味わってみたい」
断るよりも早く正面に回ったセオフィラスは、咄嗟に動けないレティーシャを捕まえて股に口づけた。
「ひゃあっ!」
じゅるっと吸われたかと思うと、ぬるっとしたものが割れ目をなぞる。熱を持ったそれが彼の舌であることを理解したのと同時に、レティーシャが一番感じる場所を舐めた。
「やぁっ!」
逃げようとすれば腰を捕まえられて引き寄せられる。引き寄せるついでに割れ目の深い場所を舌でえぐられて、混乱する。
「せ、セオさまっ! や、あっ」
「逃げないで。あなたの味をもっと知りたいのです。前も言ったではありませんか。今度は直接味わってみたいと」
「あ、あれは……」
初めて触れられたとき、濡れた指先を舐めたセオフィラスがそんなことを告げていたようにレティーシャは記憶している。本気でそう言っていたとは考えていなかった。
からかっていたわけではなかったってこと?
何を言ったらいいのかわからなくて口ごもっていると、彼の指先が割れ目を優しくなぞって水音を立てる。
「レティはここが好きなんですよね?」
訊ねながら、セオフィラスは割れ目が始まる腹部側の一点を指先でクリクリと擦る。その瞬間、軽い痺れが脳天へと駆け抜けた。思わず悲鳴が出てしまう。
「すごくいいみたいですね」
「ああっ、めっ、触っちゃ……ああ」
セオフィラスの嬉しそうな声に対して、レティーシャは言葉にならない声ばかりを発する。やめさせようと手を伸ばすと、それよりも早く彼の顔が敏感な場所に近づいて唇でそれを挟み込んだ。
「セオ、さまっ、あっんぅっ」
ちゅうっと吸われたのちに舌でその場所を舐められる。言葉が出てこないのに声ばかりが漏れるので、レティーシャは自身の口元を押さえた。セオフィラスの行為を止められないならば、黙っていたいのに漏れてしまう恥ずかしい声を隠すほうが重要だとレティーシャは思ったのだ。
「入口よりはここを攻めたほうがよさそうですね……」
なんのことを言っているの?
最初こそ暴れていたレティーシャだったが、セオフィラスが的確に気持ちのよい場所を刺激すると腰をくねらせ、ひたすら声を抑えた。空いている手で自分の口元をふさぎ、セオフィラスが与える刺激が快感に、さらに官能へと導く気配に期待をする。
部屋に響く水音は耳を犯されているような気分にさせた。
セオさま……。
甘さをともなったゾクゾクとする感覚がうちから湧いてくる。自然と腰を揺らし、一番刺激が欲しい場所に当たるように調整をした。
「はぁ……」
自分がどんな体勢になっているのかなど、もう気にならなかった。与えられるものを受け入れて、素直に反応するだけ。
レティーシャの覚悟が伝わったのか、セオフィラスは追い立てるように刺激を強める。それに合わせてレティーシャも声で応じた。
「ああっ!」
ひときわ大きな嬌声があがった。
頭がキーンと痛む。目の前が真っ白に弾けた。びくんと身体が反応し、どっと汗が出ていく。緊張から弛緩へと移ると、呼吸が上がっていることをやっと認識できた。
「レティ……」
覆いかぶさるようにして戻ってきたセオフィラスはレティーシャに激しい口づけをする。花の匂いのようなむわっとする甘い芳香が鼻をかすめ、それが自分が出した愛液の香りであることをレティーシャはうっすら意識した。
「セオさま……」
身体に力が入らない。とろんとした目でセオフィラスを見つめれば、彼は幸せそうに微笑んだ。
「そろそろ指を挿れますよ。俺はもう我慢できないかもしれない……」
「は、はい……」
痛くても我慢しよう。セオさまに我慢させているなら……。
たゆたう意識。小さく頷くと、セオフィラスは優しく口づけをしながら、手をそろりと秘所に移動させた。
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