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見えると余計に恥ずかしい
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旦那様に任せるようにとは言われましたけど!
鏡に向かい合うように座らされ、その背後にはセオフィラスが座る。背中を預けるようにと引き寄せられれば、彼のたくましい胸に受け止められた。
映る自分の裸体に、レティーシャは照れる。直視できない。
「ちゃんと見て、レティ」
耳元で囁かれると心音が跳ねる。いやいやと首を振れば、セオフィラスの大きな手のひらが肩を撫でた。
「見ないと勉強になりませんよ」
促すように告げて、彼の手は肩を滑り、やがて胸に触れる。膨らみの下に手が差し込まれて持ち上げられると、ふにゃりと形が変わるのが鏡越しに見えた。
その扇情的なさまに、レティーシャは全身を朱に染める。
「いつまで恥ずかしがっているのです? 映っているのはあなたじゃないですか」
やわやわと優しく揉まれると、だんだんと心地がよくなってくる。でもレティーシャは自分の姿が映り込む鏡を直視できず、チラチラと視線を向けては自分の膝のあたりに顔を向けた。
「だ、だって……あっ」
薔薇色に色づき硬くなった胸の先端を指先で挟まれた。それだけでもジンジンとするのに、先端を指で挟んだまましごかれると触れられていないヘソの下辺りまで疼くのが気になる。
なんかおかしい……。
セオフィラスの与えてくる刺激に、レティーシャはあえかな声で応える。本当は黙っていたいのに、どうしても声が漏れるのだ。
ダメ……なんか来る……。
彼の刺激に応じて身体の芯から波をともなう何かが広がりつつあるのを感じて、レティーシャは構えた。さっきセオフィラスに胸を触られたときよりも強烈なものが来そうな予感があった。キュッと目を閉じる――と、そのときだ。
「レティ。ちゃんと勉強をするのでしょう?」
セオフィラスの手が胸から離れた。
刺激が物足りなくて、レティーシャは自然と鏡を見た。鏡には真面目な顔つきのセオフィラスと、身体を上気させてしっとりと汗で濡れたレティーシャの姿があった。
「ようやく見ましたね」
「わ、私、じっとは見れませんけど、見てはいましたからっ」
「ですが、今は目を閉じていましたよね?」
事実を指摘されて、レティーシャは言い返せない。鏡越しにセオフィラスをにらむ。
するとセオフィラスはふっと笑った。何かを企んでいる顔だ。
「あなたをもっとびっくりさせて差し上げましょう」
セオフィラスの手が横座りをしていたレティーシャの膝に伸びる。指がかかった瞬間、膝を大きく割られた。
「え!」
何が起きたのかレティーシャには理解できない。抵抗をせずにポカンとしているうちに、彼の長い足に絡め取られるようにレティーシャの白い足は固定された。
「見て、レティ。あなたの足の付け根を。とても綺麗ですよ」
「そ、そんな……」
ちらっと見ただけでも卒倒してしまいそうな体勢にされている。足を大きく広げ、鏡に秘部を晒す経験など、これまでのレティーシャの人生で一度もないし、想像すらしたことはない。
こ、こんなことって……!
逃れたくても逃れられない。それはふだんから騎士として鍛えているセオフィラスに物理的に拘束されているからだけではなく、彼に教えを請うつもりで再開してもらった手前、逃げるわけにはいかないのだ。
「ほら。濡れて光っています。大事なことなのですよ。見て。覚えて、レティ」
根気強く促され、レティーシャは鏡に映る自分の姿にゆっくりと目を向ける。
つま先からふくらはぎへ、膝から太腿へ……やがて足の付け根が見えてきた。柔らかそうな赤い毛の茂みから覗くその場所は、確かに光を反射しているように感じた。濡れているらしいことが視覚からも伝わる。
「濡れているこの場所に、俺を受け入れるための穴があるのです。今はまだ固く閉ざされています。少しずつほぐしますから、身体の力を抜いてくださいね」
セオフィラスの右手が秘部に触れる。割れ目をなぞればくちゅりと水音がした。
触られている……。
恥ずかしいのに、未知の出来事に興味が引かれた。レティーシャは彼の指の動きをまじまじと見つめる。
「汚くないの……?」
「ええ。綺麗なものですよ。舐めることもありますから」
セオフィラスに触れられていると、ヌルヌルとした液体が増えていくのがわかる。シーツが濡れてひんやりしてきた。
「舐める? 指ですくい取って?」
「そうですね。直接舐めることもありますよ」
「ちょ、直接、ですか? どうしてそんなことを」
思ったままを訊ねると、セオフィラスの手が止まった。
鏡に向かい合うように座らされ、その背後にはセオフィラスが座る。背中を預けるようにと引き寄せられれば、彼のたくましい胸に受け止められた。
映る自分の裸体に、レティーシャは照れる。直視できない。
「ちゃんと見て、レティ」
耳元で囁かれると心音が跳ねる。いやいやと首を振れば、セオフィラスの大きな手のひらが肩を撫でた。
「見ないと勉強になりませんよ」
促すように告げて、彼の手は肩を滑り、やがて胸に触れる。膨らみの下に手が差し込まれて持ち上げられると、ふにゃりと形が変わるのが鏡越しに見えた。
その扇情的なさまに、レティーシャは全身を朱に染める。
「いつまで恥ずかしがっているのです? 映っているのはあなたじゃないですか」
やわやわと優しく揉まれると、だんだんと心地がよくなってくる。でもレティーシャは自分の姿が映り込む鏡を直視できず、チラチラと視線を向けては自分の膝のあたりに顔を向けた。
「だ、だって……あっ」
薔薇色に色づき硬くなった胸の先端を指先で挟まれた。それだけでもジンジンとするのに、先端を指で挟んだまましごかれると触れられていないヘソの下辺りまで疼くのが気になる。
なんかおかしい……。
セオフィラスの与えてくる刺激に、レティーシャはあえかな声で応える。本当は黙っていたいのに、どうしても声が漏れるのだ。
ダメ……なんか来る……。
彼の刺激に応じて身体の芯から波をともなう何かが広がりつつあるのを感じて、レティーシャは構えた。さっきセオフィラスに胸を触られたときよりも強烈なものが来そうな予感があった。キュッと目を閉じる――と、そのときだ。
「レティ。ちゃんと勉強をするのでしょう?」
セオフィラスの手が胸から離れた。
刺激が物足りなくて、レティーシャは自然と鏡を見た。鏡には真面目な顔つきのセオフィラスと、身体を上気させてしっとりと汗で濡れたレティーシャの姿があった。
「ようやく見ましたね」
「わ、私、じっとは見れませんけど、見てはいましたからっ」
「ですが、今は目を閉じていましたよね?」
事実を指摘されて、レティーシャは言い返せない。鏡越しにセオフィラスをにらむ。
するとセオフィラスはふっと笑った。何かを企んでいる顔だ。
「あなたをもっとびっくりさせて差し上げましょう」
セオフィラスの手が横座りをしていたレティーシャの膝に伸びる。指がかかった瞬間、膝を大きく割られた。
「え!」
何が起きたのかレティーシャには理解できない。抵抗をせずにポカンとしているうちに、彼の長い足に絡め取られるようにレティーシャの白い足は固定された。
「見て、レティ。あなたの足の付け根を。とても綺麗ですよ」
「そ、そんな……」
ちらっと見ただけでも卒倒してしまいそうな体勢にされている。足を大きく広げ、鏡に秘部を晒す経験など、これまでのレティーシャの人生で一度もないし、想像すらしたことはない。
こ、こんなことって……!
逃れたくても逃れられない。それはふだんから騎士として鍛えているセオフィラスに物理的に拘束されているからだけではなく、彼に教えを請うつもりで再開してもらった手前、逃げるわけにはいかないのだ。
「ほら。濡れて光っています。大事なことなのですよ。見て。覚えて、レティ」
根気強く促され、レティーシャは鏡に映る自分の姿にゆっくりと目を向ける。
つま先からふくらはぎへ、膝から太腿へ……やがて足の付け根が見えてきた。柔らかそうな赤い毛の茂みから覗くその場所は、確かに光を反射しているように感じた。濡れているらしいことが視覚からも伝わる。
「濡れているこの場所に、俺を受け入れるための穴があるのです。今はまだ固く閉ざされています。少しずつほぐしますから、身体の力を抜いてくださいね」
セオフィラスの右手が秘部に触れる。割れ目をなぞればくちゅりと水音がした。
触られている……。
恥ずかしいのに、未知の出来事に興味が引かれた。レティーシャは彼の指の動きをまじまじと見つめる。
「汚くないの……?」
「ええ。綺麗なものですよ。舐めることもありますから」
セオフィラスに触れられていると、ヌルヌルとした液体が増えていくのがわかる。シーツが濡れてひんやりしてきた。
「舐める? 指ですくい取って?」
「そうですね。直接舐めることもありますよ」
「ちょ、直接、ですか? どうしてそんなことを」
思ったままを訊ねると、セオフィラスの手が止まった。
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