蛇の魔物に転生した ~蛇なのに固有スキルでスキルが増えてく~

中沢日秋

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5.絶対的強者

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 ・・・・・・俺、何か悪いことしましたか?罰当たりなこと、しましたかね?
 これ絶対に後戻りできなくなる奴だ。しくじったかもなー。今更どうしようもないんだけれども。

 うーん。こんなに強くなったんだったら、しばらく静かに暮らせば大きくなってのんびりライフを送れるんじゃないのか?
 まあ、流石に一気に強くなりすぎてるような気がする・・・・・・。

 ・・・・・・よし、諦めよう!これだけふざけたスキルがあれば、十分暴食鷲にも歯向かえるだろう。まずは化け猫でちょっと試すけど。


 俺は巣穴から出て紛れやすい雑草の中を通りながら化け猫を探していると、自分の斜め後ろの木から殺気を感じた。

 狙ってるぞーっていう感じだな。【気配感知】が早速働いてくれたな。別の気配も微妙に感じるけれど。

 ・・・・・・来た!振動と気配でよーく分かるぞ。

 まあ、速力系スキルを全部発動して飛びのいたら、飛んだ先にいた別の化け猫に前足で胴体をしっかり押さえられてしまった。

 「・・・・・・(ジュルリ 」

 今、涎垂らしかけたよな。
 くそっ、油断していた。まあ、おそらく大丈夫だろうと思っている。

 「!? ギニャアッ!」

 巣穴から出る前に発動させていた麻痺と睡眠の粘液。あと新しく得た棘系と鱗系のスキルのおかげですぐさま飛びのいた。

 ステータスを一応確認しておこうか。


   状態 麻痺(小)睡眠(小)毒 呪い(小)
   Lv 15/35
   HP 119/132
   MP 98/98


 うおっ。結構ダメージ受けてる。これならほっといても倒れてくれるな。俺も少しダメージ受けたし。
 まあでも、これでもう一体に集中できる。もう倒れてるし。

 もう一体の化け猫は俺を警戒しながらじりじりとよってくる。俺は効果がわからない【死の魔眼】を発動させた。
 MPが秒あたり1か2ぐらい減ってる気がするが、それを全部無視して化け猫の目を見続ける。
 しばらく目が合い、化け猫は少しの間立っていたが、倒れた。
 俺はすぐに【死の魔眼】を解除し、自分の残りのMPと化け猫の状態を確認してみる。


   状態 通常
   Lv 1/50
   HP 51/56
   MP 37/50


 MPの消費半端ないな。でも化け猫はその分ダメージを喰らってるんじゃないのか。


   状態 確実死
   Lv 13/35
   HP 59/124
   MP 0/50

 確実死?即死じゃなくて?どういう事だ?

 【確実死。】
 【即死耐性の効かない魔法よりの呪い。】
 【魔法・呪い耐性の二つを持っていないと効果を軽減できない。】
 【MPから順に減っていき、MPが尽きるとHPが減っていく。】
 【対象のレベル÷スキルレベル秒目を合わせ続けると効果が発動する。】

 ぐろいな。効果も性質もいやらしい。
 これだけ強いならこっちから攻撃しなくても勝てるんじゃないのか?

 【経験値を得ました。】
 【レベルアップしました。】
 【レベルが4になりました。】

 おお!一気に上がった!やっぱりスキルはともかく自力の差が大きく出ているしレベルとか種族も関係あるんだろうか。
 何はともあれ、俺はこれから化け猫もターゲットに加えることにしよう。前より体も大きくなったし、これだけあれば量も足りるだろう。

 丸呑みはしない。だって、獲物を丸呑みした蛇が腹が破裂する写真を何度か見た覚えがある。

 【経験値を得ました。】
 【レベルアップしました。】
 【レベルが7になりました。】

 おお。化け猫が一番効率がいいな。これなら順調にレベルが上がって次の進化まで持っていけるんじゃねえのか?だったら俺喜んじゃうぞ。のんびりライフができるじゃねえか。
 よっしゃあ!これで俺の生活は安定だぁ!!
 とりあえず化け猫2匹を持って帰ろう。

 【嬲り殺し】【森のハンター】を継承した。
 【森猫の緑毛皮】と【森猫の大牙】をもらった。自分の意思で出し入れが出来るようだ。もらえるスキルが無いから、代わりみたいなものか?

 俺は化け猫の死体を引きずり、巣穴の手前までもっていき、重大なことに気が付いた。

 何故か自分の体が大きくなっており、巣穴に入れないのだ。
 だからといってこの化け猫の死骸を放って置くことも出来ない。
 せっかくの獲物をタダで他のやつらに食われるのは癪だ。

 ・・・・・・毒付きで食わせてやるか。
 ポイズントラップは割に合わん。MPの消費量がふざけてる。だったら【万毒生成】でがんばって毒でも作るか。

 毒、毒。うーん。パッと見分かりにくい、体内に入ったら意識を奪ってから殺す毒。うーん。出来るかなあ。

 【【眠殺毒】を生成しました。】
 【眠殺毒。】
 【無味無臭無色の強力な猛毒。】
 【毒が体内に入り込むと猛烈な眠気に襲われ、眠ってしまうとあっという間に命を削っていく。】

 おおう。でき、た?

 俺は体から一気に力が抜けるのを感じたが、ここで倒れてしまうとどうにもならないので必死に持ちこたえる。

 な、何がどうなったんだ?まさか最初に作るときはMPを使う、とか?

 【万毒生成。】
 【どんな毒でも生成できるが、その分難易度に応じて消費するMPが違う。】
 【似た毒を既に保持している場合、消費する必要なMPは減っていく。】
 【一度作ってしまえば、その後は無制限に作り出せる。】

 ああ。俺は【睡眠毒粘液】を持っていたから比較的消費MPは少なかったのか。

 ・・・・・・それでもこんだけ消費するんだな。

 と、とにかく、毒は作れたし化け猫の死骸にいくらか吐きかけておこう。口からしか出せないし。

 俺は、死骸をバラバラにした。
 その死骸を適当に捨てていってもって行く量を減らしつつ移動する。

 今まで住み着いていた場所から離れた所に適当にばら撒いた。
 そして、その適当にばら撒いたところの中心になるところになるところに巨大な大岩を見つけた。
 大きさもいいし、地面との隙間に俺が生まれた場所の半分くらいの隙間も見つけた。

 これなら俺にはぴったりなんじゃねえのか?こんだけ大きめなら多少体が大きくなってもしばらくは大丈夫だろう。
 ここら辺は俺の知らないモンスターが多いし、流石に俺が死ぬようなことにはならないだろう多分ランクだけで言えば、俺より強い奴いなさそうだし。


 ズル・・・・・・ズル・・・・・・。

 重苦しい音をさせながら、大岩の陰からその圧倒的強者は現れた。

 その隙間から出てきたのは、隙間いっぱいに入っていたであろう巨体に、二つの頭。
 体の右半分はダークブルーに染まっており目は凍てつくような青で、見るだけで背筋が凍った。
 体の左半分は目の覚めるような赤で目はルビーのように赤く光っているようだった。

 瞬間的に判断した。
 こいつにとってあの暴食鷲は、俺にとっての蛙か鼠程度の相手だと。
 俺より何倍も大きいこいつは、俺が絶対に逆らってはいけない生物だということが、イヤでもわかった。
 反射的にステータスを確認した。

 そして、今までは、正確な強さを判断し、安心感を与えてくれていたこの行為は、このときは俺に更なる絶望を容赦なくぶちまけた。


   名前 ヒョウエン
   種族 ダブルヘッドサーペント『亜種』
   年齢 52歳
   状態 健康(右)健康(左)
   Lv 161/200
   HP 780/780
   MP 830/830
   物攻力 370
   物防力 430
   魔攻力 420
   魔防力 350
   機動力 230
   ランク A-


   種族スキル
   【灼熱の半身Lv--】【極寒の半身Lv--】【変温生物Lv--】【嗅覚発達Lv--】
   【振動感知Lv--】【温熱感知Lv--】【蛇族言語Lv-MAX-】【双頭Lv--】
   【炎属性Lv-MAX-】【氷属性Lv-MAX-】【高知能Lv-MAX-】【地属性Lv-9-】
   【果て無き道連れLv--】【紅き魔眼Lv--】【蒼き魔眼Lv--】
   【意思疎通LvMAX】【HP自動回復Lv-MAX-】【MP自動回復Lv-MAX-】
   【自動再生Lv-MAX-】【蛇の鱗LV--】【炎の鱗Lv--】【氷の鱗Lv--】

   固有スキル
   【朽ち果てる冷炎Lv-MAX-】

   通常スキル
   【噛み付きLv-MAX-】【丸呑みLv-MAX-】【絡み付きLv-MAX-】
   【骨砕きLv-MAX-】【威嚇Lv-MAX-】【警戒Lv‐MAX-】【断末魔Lv‐6-】
   【絞殺Lv-8-】【タックルLv-MAX-】

   魔法スキル
   【フレイムマシンガンLv-MAX-】【アイスマシンガンLv-MAX-】
   【炎の薔薇Lv-6-】【氷の茨Lv-7-】【焔纏Lv-MAX-】【氷纏Lv-MAX-】
   【レストLv-8-】【パワーLv-9-】【念話Lv-7-】

   耐性スキル
   【炎熱無効Lv--】【冷氷無効Lv--】【魔法耐性Lv-MAX-】【物理耐性Lv-MAX-】
   【衝撃耐性Lv-MAX-】【異常状態耐性Lv-9-】

   称号スキル
   【炎蛇Lv-MAX-】【氷蛇Lv-MAX-】【絶対的強者Lv-MAX-】
   【誇り高き志Lv-MAX-】【最終進化Lv--】【勝者の特権Lv--】


 ス、スキルレベル5以下無し・・・・・・。俺、小突かれただけで軽く死ぬ。
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