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詳しい話 ~セシル視点~
俺はなんとか大臣に、無理やり詳しい話を吐かせた。
以下が、その内容である。
今日の朝学園の掲示板に、スカーレットを侮辱するような言葉やイラストが描かれた紙が無数に張りつけられていたという。
「死ね」
「消えろ」
「不細工」
「中古品の傷物」
など、令嬢の尊厳を痛めつけるような言葉の数々。
それに加えて、いくつかの男性と関係を持っているかのような嘘を示唆する、悪意のある絵があったそうだ。
「純潔の女性の、その、肌を露出したようなものを公共の場で晒すことは、当然侮辱に値しますから」
おぞましい言葉と絵のせいで、スカーレットは大変傷つき、速やかに早退したそうだ。
物凄く言いにくそうな顔でそう言う大臣に、俺は首を振った。
「俺は全くもって関与していない。わけのわからないことを」
「そうおっしゃいますが、実際に公爵家から苦情が――」
「公爵家と俺の話、どっちを信じるんだ! お前は」
大臣は顔を歪める。
「相手は被害者ですよ。実際、そのような被害が出ているのは事実です」
「だからと言って、なんの関わりもない俺に対して説明もなく攻撃してくるような連中をのさばらせるつもりなのか?」
「そんなこと言われましても」
大臣はため息をついた。
「そこまで自分が何もしていないとおっしゃるならば、ご自身で弁明にいかれては? 私からはなんとも申し上げられませんし」
「フン。言われなくともそうする」
私は踵を返し、部屋から出て行く。
「……私に当たり散らすのに、自分の両親にはビビってなんも言えないのかよ」
「……今なんか言ったか?」
「い、いえ……。なんでもありません」
以下が、その内容である。
今日の朝学園の掲示板に、スカーレットを侮辱するような言葉やイラストが描かれた紙が無数に張りつけられていたという。
「死ね」
「消えろ」
「不細工」
「中古品の傷物」
など、令嬢の尊厳を痛めつけるような言葉の数々。
それに加えて、いくつかの男性と関係を持っているかのような嘘を示唆する、悪意のある絵があったそうだ。
「純潔の女性の、その、肌を露出したようなものを公共の場で晒すことは、当然侮辱に値しますから」
おぞましい言葉と絵のせいで、スカーレットは大変傷つき、速やかに早退したそうだ。
物凄く言いにくそうな顔でそう言う大臣に、俺は首を振った。
「俺は全くもって関与していない。わけのわからないことを」
「そうおっしゃいますが、実際に公爵家から苦情が――」
「公爵家と俺の話、どっちを信じるんだ! お前は」
大臣は顔を歪める。
「相手は被害者ですよ。実際、そのような被害が出ているのは事実です」
「だからと言って、なんの関わりもない俺に対して説明もなく攻撃してくるような連中をのさばらせるつもりなのか?」
「そんなこと言われましても」
大臣はため息をついた。
「そこまで自分が何もしていないとおっしゃるならば、ご自身で弁明にいかれては? 私からはなんとも申し上げられませんし」
「フン。言われなくともそうする」
私は踵を返し、部屋から出て行く。
「……私に当たり散らすのに、自分の両親にはビビってなんも言えないのかよ」
「……今なんか言ったか?」
「い、いえ……。なんでもありません」
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