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第2章
気持ち
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私は、小走りでどこかへ向かっていく。
なぜ逃げているのかもわからないままに。
脳裏には、コーネリアス殿下とテレサ男爵令嬢が、熱い抱擁を交わすシーン。
こびりついてしまっていて、全然取れない。
さっきまで、あんなに気にしていた周囲の人たちの目線も気にならない。
意識にあるのは、ずっと殿下とテレサの抱き合っている映像だけ。
はっきり言おう。
私は動揺していた。
かなりの、である。
数年来、出会ったことがないくらいにびっくりしている。
教師に叱られないような絶妙なスピードで廊下を駆け抜ける最中、私は色々と考え続けた。
あれは、一体なんだったんだろう。
事実はわかっている。
殿下とテレサが抱き合っていたことだ。
教室で。
……まさか。
付き合っている?
やっぱりそうなのか。
でも、どうして。
じゃあどうして、私と話し合いたいなんてーー。
もしかして、私と話し合いたいというのは、ちゃんと事実の説明をしてくれるとかそういうのではなく。
ただ単に、
「テレサと私は本当に付き合っている」
という事柄を、殿下の口から聞くためだけだったってこと?
そういうこと?
っていうことは、結局殿下は私を裏切っていたというわけだ。
そう確信した私の心から、ドロッとしたものが込み上げてくる。
怒りとか、悲しみとか、そういう負の感情が入り交じった、壮絶なもの。
なぜ殿下は、私にそんな酷いことをするのだろう?
私、そこまでされるほど殿下に何かしたのだろうか?
裏切られたショックのせいか、私の目からじわっと涙が溢れてきたのがわかった。
なぜ逃げているのかもわからないままに。
脳裏には、コーネリアス殿下とテレサ男爵令嬢が、熱い抱擁を交わすシーン。
こびりついてしまっていて、全然取れない。
さっきまで、あんなに気にしていた周囲の人たちの目線も気にならない。
意識にあるのは、ずっと殿下とテレサの抱き合っている映像だけ。
はっきり言おう。
私は動揺していた。
かなりの、である。
数年来、出会ったことがないくらいにびっくりしている。
教師に叱られないような絶妙なスピードで廊下を駆け抜ける最中、私は色々と考え続けた。
あれは、一体なんだったんだろう。
事実はわかっている。
殿下とテレサが抱き合っていたことだ。
教室で。
……まさか。
付き合っている?
やっぱりそうなのか。
でも、どうして。
じゃあどうして、私と話し合いたいなんてーー。
もしかして、私と話し合いたいというのは、ちゃんと事実の説明をしてくれるとかそういうのではなく。
ただ単に、
「テレサと私は本当に付き合っている」
という事柄を、殿下の口から聞くためだけだったってこと?
そういうこと?
っていうことは、結局殿下は私を裏切っていたというわけだ。
そう確信した私の心から、ドロッとしたものが込み上げてくる。
怒りとか、悲しみとか、そういう負の感情が入り交じった、壮絶なもの。
なぜ殿下は、私にそんな酷いことをするのだろう?
私、そこまでされるほど殿下に何かしたのだろうか?
裏切られたショックのせいか、私の目からじわっと涙が溢れてきたのがわかった。
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