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プロローグ
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「ふっ、ぁっ……」
背後から突かれるたび、オレの口からは甘く切ない嬌声が漏れ出てしまう。
汗と愛液で滑る肌が、彼の熱い掌に強く掴まれ、逃げ場のない快感に身体が震えた。
「由良、可愛い。ココ、突くたびにビクビク出てるのわかる?」
彼の低く甘い声が耳元で響き、オレの身体を熱くさせる。
さっきから何度もイってるのに、彼の硬く脈打つモノは衰えることなく、オレの最奥を容赦なく抉り続ける。
腰を掴まれ、激しく肌が打ち付けられるたび、濡れた結合部から淫靡な音が寝室内に響き渡る。
シーツに滴る汗と愛液が、ムスクのような甘い香りを漂わせ、まるでふたりの情熱を閉じ込めた秘密の空間を作り上げていた。
「ぁっ、アッ……それ、それっ……す、き……」
奥を執拗に突かれ、痙攣しながら白濁を吐き出す。
快感に耐えきれず、爪がシーツを掴み、乱れた髪が額に張り付く。
ベッドのシーツは、オレが出したモノでベトベトに汚れてしまった。
汚れたシーツがまるでふたりの激しい交わりを物語るかのようだった。
「はぁっ……ァ、ちょっと……きゅう、けぃ……んぁっ、アッんぅ」
肩で呼吸を繰り返しながら訴える。
でも、彼の指がオレの敏感な突起を擦り、焦らすように円を描くように撫でられ、高く切なげな声が漏れてしまう。
「やっ、辰彦、だめっ……そこ、触っちゃ……!」
オレの言葉を無視するように、辰彦は意地悪く笑い、指の動きを加速させる。
「由良、愛してる。僕の番は由良だけだよ」
「イッ!――ッ!」
ガリッと犬歯がうなじに突き刺さる鋭い痛みに、身体が一瞬強張ってしまう。
だがその痛みはすぐに、彼の熱い精が腹の奥に注ぎ込まれる感覚に飲み込まれ微かに身体を震わせてしまう。
脈打つ熱がオレの内側を満たし、まるで彼の一部が自分と溶け合うような錯覚に陥る。
「ぁっ……は、ぁッ……」
快感と痛みが交錯し、微かに震えているオレを彼は愛おし気に抱きしめてくれる。
恋人である辰彦は、オレとの行為をするたび、『番』の真似事をする。
オレのうなじに深く刻まれた噛み跡を見て、満足げな笑みを浮かべながら、柔らかな唇で何度もそこに口付けを落とす。
だが、どれだけ深く繋がっても、どれだけうなじを噛まれても、オレと辰彦では『番』になどなれない……
αとΩだけが結ばれる運命を、βであるオレは痛いほど知っていた。
「由良、愛してる。僕には、由良がいれば……他にはなにもいらない」
ズルリとナカから辰彦のモノが引き抜かれる感覚にすら、快楽を感じ、微かに身悶える。
抜かれてポッカリと空いた穴がヒクつくたび、愛液が太ももを伝い落ちる。
だが、辰彦が吐き出した精液は、なかなか出てきてくれない。
今回も種付けする勢いで、何度も最奥に射精するから、溢れ出てくるのはオレの愛液だけだ……
腹の奥深くでは、まだ辰彦の熱い感触が残っている。
まるで辰彦がオレの身体に刻み込んだ証のようで、心が切なく締め付けられる。
またこのまま寝落ちてしまうと、翌日、腹を壊すのは目に見えている。
オレの身体がΩだったなら、辰彦との子を孕っていたかもしれない。
それに、Ωならこんな行為で腹を壊すこともなかったかもしれない。
いや、Ωでも放置すれば同じかもしれないが……
それでも、ただのβでしかないオレにとって、この行為はなんの意味があるんだろう……
「由良、まだ足りない?」
辰彦の指がそっと背中をなぞり、首筋から腰のくびれまでを愛おしげに撫でる。
「ンっ……は、ァッ……」
無意識にピクッと身体が反応してしまい、熱い吐息が漏れでる。
そんなオレの様子を見て、耳元で辰彦が囁いてくる。
まるで、オレの心を見透かすような甘い辰彦の誘惑は、オレには危険だった。
「Ωとか、βとかじゃない。由良だから、僕は愛しているんだ」
嬉しそうに何度も愛の言葉を囁く彼の顔が好きだった。
いつか別れが来るのはわかっていた。
それでも、今はこの瞬間だけ、辰彦のそばにいたいと願わずにはいられなかった。
αの番になれるのはΩだけだ。
βがαの番になるなんてありえない。
βは、β同士。
普通の相手と結ばれるのが一番だ。
αだってそうだ。
だから、これはただの気まぐれ。
辰彦にとって、唯一のΩが見つかるまでの暇つぶし。
「……オレも辰彦が好きだよ。辰彦が幸せになれるのを、いつも願ってる」
オレが笑って言うと、一瞬困ったような顔を浮かべる辰彦。
何か言いたそうな顔をしたけど、言葉を飲み込む代わりに深い口付けをしてくる。
多分、ちゃんとオレの意図を汲み取ってくれたんだと思う。
だから、言葉では言わずに、ギュッと離れたくないと言うように抱き締めてくれる。
その腕の力強さに、オレは一瞬だけ永遠を夢見てしまう。
辰彦の胸に頬を寄せ、彼の心臓の鼓動を感じながら、オレはそっと目を閉じた。
汗と体温が混ざり合うその瞬間、まるでふたりがひとつになったかのような錯覚に溺れた。
大丈夫。辰彦は聡いやつだから、ちゃんと理解してくれてるはずだ。
この時間は、永遠には続かないってこと……
ホントは、こんな関係……早く、やめなきゃいけないってこと……
それでも、辰彦の温もりに抱かれながら、オレは心の奥で願わずにはいられなかった。
この刹那が、もう少しだけ長く続いてほしいと。
背後から突かれるたび、オレの口からは甘く切ない嬌声が漏れ出てしまう。
汗と愛液で滑る肌が、彼の熱い掌に強く掴まれ、逃げ場のない快感に身体が震えた。
「由良、可愛い。ココ、突くたびにビクビク出てるのわかる?」
彼の低く甘い声が耳元で響き、オレの身体を熱くさせる。
さっきから何度もイってるのに、彼の硬く脈打つモノは衰えることなく、オレの最奥を容赦なく抉り続ける。
腰を掴まれ、激しく肌が打ち付けられるたび、濡れた結合部から淫靡な音が寝室内に響き渡る。
シーツに滴る汗と愛液が、ムスクのような甘い香りを漂わせ、まるでふたりの情熱を閉じ込めた秘密の空間を作り上げていた。
「ぁっ、アッ……それ、それっ……す、き……」
奥を執拗に突かれ、痙攣しながら白濁を吐き出す。
快感に耐えきれず、爪がシーツを掴み、乱れた髪が額に張り付く。
ベッドのシーツは、オレが出したモノでベトベトに汚れてしまった。
汚れたシーツがまるでふたりの激しい交わりを物語るかのようだった。
「はぁっ……ァ、ちょっと……きゅう、けぃ……んぁっ、アッんぅ」
肩で呼吸を繰り返しながら訴える。
でも、彼の指がオレの敏感な突起を擦り、焦らすように円を描くように撫でられ、高く切なげな声が漏れてしまう。
「やっ、辰彦、だめっ……そこ、触っちゃ……!」
オレの言葉を無視するように、辰彦は意地悪く笑い、指の動きを加速させる。
「由良、愛してる。僕の番は由良だけだよ」
「イッ!――ッ!」
ガリッと犬歯がうなじに突き刺さる鋭い痛みに、身体が一瞬強張ってしまう。
だがその痛みはすぐに、彼の熱い精が腹の奥に注ぎ込まれる感覚に飲み込まれ微かに身体を震わせてしまう。
脈打つ熱がオレの内側を満たし、まるで彼の一部が自分と溶け合うような錯覚に陥る。
「ぁっ……は、ぁッ……」
快感と痛みが交錯し、微かに震えているオレを彼は愛おし気に抱きしめてくれる。
恋人である辰彦は、オレとの行為をするたび、『番』の真似事をする。
オレのうなじに深く刻まれた噛み跡を見て、満足げな笑みを浮かべながら、柔らかな唇で何度もそこに口付けを落とす。
だが、どれだけ深く繋がっても、どれだけうなじを噛まれても、オレと辰彦では『番』になどなれない……
αとΩだけが結ばれる運命を、βであるオレは痛いほど知っていた。
「由良、愛してる。僕には、由良がいれば……他にはなにもいらない」
ズルリとナカから辰彦のモノが引き抜かれる感覚にすら、快楽を感じ、微かに身悶える。
抜かれてポッカリと空いた穴がヒクつくたび、愛液が太ももを伝い落ちる。
だが、辰彦が吐き出した精液は、なかなか出てきてくれない。
今回も種付けする勢いで、何度も最奥に射精するから、溢れ出てくるのはオレの愛液だけだ……
腹の奥深くでは、まだ辰彦の熱い感触が残っている。
まるで辰彦がオレの身体に刻み込んだ証のようで、心が切なく締め付けられる。
またこのまま寝落ちてしまうと、翌日、腹を壊すのは目に見えている。
オレの身体がΩだったなら、辰彦との子を孕っていたかもしれない。
それに、Ωならこんな行為で腹を壊すこともなかったかもしれない。
いや、Ωでも放置すれば同じかもしれないが……
それでも、ただのβでしかないオレにとって、この行為はなんの意味があるんだろう……
「由良、まだ足りない?」
辰彦の指がそっと背中をなぞり、首筋から腰のくびれまでを愛おしげに撫でる。
「ンっ……は、ァッ……」
無意識にピクッと身体が反応してしまい、熱い吐息が漏れでる。
そんなオレの様子を見て、耳元で辰彦が囁いてくる。
まるで、オレの心を見透かすような甘い辰彦の誘惑は、オレには危険だった。
「Ωとか、βとかじゃない。由良だから、僕は愛しているんだ」
嬉しそうに何度も愛の言葉を囁く彼の顔が好きだった。
いつか別れが来るのはわかっていた。
それでも、今はこの瞬間だけ、辰彦のそばにいたいと願わずにはいられなかった。
αの番になれるのはΩだけだ。
βがαの番になるなんてありえない。
βは、β同士。
普通の相手と結ばれるのが一番だ。
αだってそうだ。
だから、これはただの気まぐれ。
辰彦にとって、唯一のΩが見つかるまでの暇つぶし。
「……オレも辰彦が好きだよ。辰彦が幸せになれるのを、いつも願ってる」
オレが笑って言うと、一瞬困ったような顔を浮かべる辰彦。
何か言いたそうな顔をしたけど、言葉を飲み込む代わりに深い口付けをしてくる。
多分、ちゃんとオレの意図を汲み取ってくれたんだと思う。
だから、言葉では言わずに、ギュッと離れたくないと言うように抱き締めてくれる。
その腕の力強さに、オレは一瞬だけ永遠を夢見てしまう。
辰彦の胸に頬を寄せ、彼の心臓の鼓動を感じながら、オレはそっと目を閉じた。
汗と体温が混ざり合うその瞬間、まるでふたりがひとつになったかのような錯覚に溺れた。
大丈夫。辰彦は聡いやつだから、ちゃんと理解してくれてるはずだ。
この時間は、永遠には続かないってこと……
ホントは、こんな関係……早く、やめなきゃいけないってこと……
それでも、辰彦の温もりに抱かれながら、オレは心の奥で願わずにはいられなかった。
この刹那が、もう少しだけ長く続いてほしいと。
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