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13.哀願*
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「あっ……アァッ、ん゙……ッ――!」
甘く啼く声が、喉から勝手に漏れ出す。
誰が泣いているのか、わからない。
薄暗い寝室に響く自分の声が、まるで別人のように遠く感じる。
濡れた音と、ナカを掻き混ぜられる感覚。
身体が痙攣して、射精したいのに、できない。
部屋に充満するフリージアとバニラの甘い匂いが、頭をクラクラさせる。
なに?なんの音……?誰の、声だろ?
頭がぼんやりして、快楽に溺れそうになる。
「ん゙――ッ!ッ!?ぇ……あ、あ、ぅ……な、に……こぇ……」
何かでナカの膨らみを突くように押された瞬間、背をのけ反らせ、痙攣しながら絶頂してしまう。
ガクガクと身体が震え、長い絶頂感に頭の中が焼けそうになる。
それなのに、何故か射精することができない。
イッてるのに、出口が何かで堰き止められているような、痛みとは違う違和感に口をパクパクと開閉して空気を取り込むことしかできない。
視線が定まらない目で自身のペニスを恐る恐る見てみると、信じられない光景が目の前にあった。
ペニスの先端には、金属っぽい何かがズップリと挿入されていた。
指を引っ掛ける用の輪っかが尿道部分から出ており、ペニスのずっと奥にまで棒状の何かが挿っている感覚に身体が震えてしまう。
「な、に……こぇ……」
声が震え、言葉が途切れる。
冷たい金属の感触が尿道を圧迫し、熱い疼きと混ざり合う。
今、自分がどういう状況なのか理解できない。
なんで?どうして……?
イきたいのに、尿道に挿さった棒が邪魔をして、精液が出せない。
「ヤァッ……た、つひ……こ……な、で……」
恍惚とした笑みを浮かべながら、オレのペニスを裏筋からゆっくり舌を這わせるように舐め上げる辰彦に訴える。
彼の熱い舌が、敏感な先端を舐め上げ、鋭い快感が背筋を駆け上がる。
イキたいのに、苦しいのに、痛いはずなのに……
「ひゃあっ!だ、め……らっ……あ゙っ!」
言葉にしようとしても、オレの口から出るのは甘い嬌声だけだった。
頭が焼き切れそうなくらい、快楽が全身を駆け巡る。
「由良?起きたの?よかった。番になるなら、ちゃんと由良に見て、感じて欲しかったから……」
辰彦の笑顔が、なぜか怖い。
いつもの優しい笑顔じゃない。
獣のようにギラギラと目が光っているように見える。
いつもの優しい笑顔との違いに、身体が無意識に怯えてしまう。
でも、怯えると同時に、身体の奥が熱く疼く。
「由良のココ、初めてでも気持ちよさそうだね」
尿道に挿れられた棒がゆっくり引き抜かれる。
小さな粒々の突起が付いた棒が、尿道の内壁を擦るたびに射精に近い快楽が全身を巡り、頭がおかしくなる。
「ん゙ンっ!ィ……ゃ、た……ひこ、やらぁ……」
首を横に振って快楽から逃げようとしているのに、辰彦は残念そうな顔をしている。
「イヤって言うわりには、由良のちんこガチガチだよ。端から先走りも溢れてるし、こうやって動かすだけでいっぱい溢れ出してくる」
グチュッグチュッと棒の出し挿れを激しくされ、後ろは指でぐちゅぐちゅっと水を立てながらナカを犯される。
気持ち良過ぎる場所を同時に犯されているせいで、強烈な快楽に泣き叫ぶことしかできない。
「だッ!めぇぇ゙ッ……」
イきたいくてもイけなくて、苦しいのに痛いのに、それ以上に感じてしまう。
「やだぁっ……たっひこ……ごめ、なしゃ……おちんちん、イッ!へ、なっちゃ……うぅ゙」
ガクガク震え、泣きながら哀願を繰り返すことしかできない。
いつもよりもギラギラ光る辰彦の目が怖い。
イきたいのに、イかせてもらえないせいで、気が狂いそうになる。
「由良……わかった。指よりやっぱり僕のがいいんだよね」
ナカを犯していた指がクチュンッと引き抜かれ、オレの愛液で濡れた手で頬を撫でられる。
「可愛い、由良。ほら、ココずっと解してあげてたから、指を抜いただけで物欲しそうだよ。今すぐ僕のでいっぱいにしてあげるね」
愛おし気にオレを見つめてくる辰彦の視線は、熱いのに寒気がするほど怖くてしかたない。
本当に、目の前にいる彼は、オレが知っている恋人なのだろうか?
違う……
オレは、もう……辰彦の恋人ではいられないから……
じゃあ、なんで……?
抵抗したいのに、身体が上手く動かない。
それよりも、身体の奥はもっと犯して欲しいと疼いてくる。
αの精が欲しい。
もっと、辰彦に犯して欲しい……
壊れるくらい、愛して欲しい……
自分の意思とは別の本能に飲み込まれてしまいそうになる。
「由良、愛してる」
辰彦が痙攣するオレの脚を掴み大きく開き、熱くて硬いペニスが、オレの愛液で濡れたアナルに押し当てられる。
「由良、愛してる。うなじもいっぱい噛んであげるね。番になったら、今まで以上に愛してあげる」
優しい口付けと同時に、体重をかけて一気に奥まで挿入される。
熱い肉がナカを押し広げ、敏感な壁を擦る感覚に、息が止まる。
「ひぁっ……!」
気持ちいい場所を全部擦られ、奥を突かれると息ができない。
イきたいのに、尿道に挿さった棒が邪魔をして、精液が出せない。
快楽がグルグルと身体の中で渦巻き、頭が狂いそうになる。
「ひあぁっ!あ、あ゙っ……ら、めて……!」
奥をトチュットチュッと優しく突かれるだけで、頭の中でバチバチと電流が走り、意識が飛びそうになる。
抜けそうなくらいギリギリまで引き抜かれ、力強く奥を抉られると、身体が弓なりに跳ねる。
飛びそうになる意識を保つために、無意識にシーツを握りしめた。
尿道の隙間から蜜が溢れ出すのを見て、辰彦は笑みを浮かべながら、ペニスに刺さった棒をゆっくり抜き差しする。
「やだぁっ、ヤメッ……お、ちんちん……おかしく、なっちゃ……ひゃあぁっ!」
辰彦がペニスに挿さった棒をズルっと引き抜き、抜け切る寸前にまた奥まで挿入する。
尿道を圧迫する異物感のはずなのに、ナカから直接前立腺を犯される感覚に頭が真っ白になる。
「ふふっ……由良、可愛い。ココから前立腺を直接可愛がってあげるのは初めてだもんね。ずっとしてみたかったんだぁ~。由良の初めては、全部僕が貰わなきゃダメだろ?」
ペニス側から前立腺をトチュットチュッと棒で押され、ナカからは辰彦のペニスで抉るように押し潰される。
頭がショートしようなくらいの快楽に、悲鳴に近い泣き声を上げて、必死に訴える。
「ヒィーっ!い、イ゙ッ……イ゙ぎ、たっ……ぉね、がっ……!」
もう止めて欲しい。
このままじゃ、壊れてしまう。
これ以上されると壊れると本能が訴える。
身体が、頭が、心が、全部辰彦に支配されてしまう。
「由良、じゃあ……由良がお願いして? 僕の番になりたいって、由良自身がお願いして?」
辰彦の低く優しい声が、耳元で囁かれ、熱い吐息が首筋を這う。
その声に、身体がビクッと反応する。
オレが……辰彦の番?
そんなの、無理だ。
オレはβだから……
αの辰彦の番になんて、なれない……
Ωになった今でも、辰彦には陽翔さんがいる。
運命の相手がいるのに、オレが番になんてなれるわけがない。
「由良、イきたいだろ? ココ……言うまで出させてあげないから……」
結腸を抉るように腰を動かされ、ペニスの根元をギュッと手で握られる。
痛いくらいの刺激なのに、快楽の方が強くて、頭の中で火花が飛び散る。
「まっ……イ、やぁっ……ぃ、やらぁっ……どま、っでぇ……!」
奥に辰彦の熱い精液がドクドクと注ぎ込まれる。
熱い脈動が中を満たし、身体が震える。
でも、辰彦は腰を止めてくれない。
イきたいのに出せなくて、狂いそう。
「た……ひこぉの……ちゅ、がぃ……してぇ……番、なる……からぁ……ッ!」
息も絶え絶えに、叫ぶようにお願いした。
もう、何も考えることができなかった。
ただ、辰彦が欲しい。
辰彦の全てが欲しい。
この身体も、心も、全部辰彦に捧げたい。
オレの言葉を聞いて、辰彦がすっごく幸せそうな笑みを浮かべる。
その笑顔に、獣のようなギラつきが混ざり、胸が締め付けられる。
「言ったね。由良から、ちゃんと由良からお願いしたんだから、忘れちゃダメだよ?」
辰彦が優しく言ってくれると同時に、ペニスに深く刺さった棒をクチュンッと音を立てて抜いてくれた。
その瞬間、解放された快楽が全身を駆け巡り、頭が真っ白になる。
「ひぁぁっ――ッ!」
お漏らししたみたいに、溜まっていた精液が勢いよく吹き出し、オレの胸まで飛び散る。
そんなオレの痴態を見て、辰彦の腰がさらに激しく動き、ナカを犯してくる。
オレのナカを出し挿れする濡れた音と、肌が打ち付けられる乾いた音が室内に響く。
奥を突かれるたび、先端から押し出された精液が溢れ出し、シーツがオレの精液と潮でびちゃびちゃに汚れる。
「由良……由良、愛してる。僕だけの……」
ドクンッと奥に辰彦が精を放ったのを感じると同時に、うなじに犬歯が食い込む感覚が生じ身体が強張る。
「うゔぅ゙ぅ゙……!」
鋭い痛みが全身を駆け巡り、身体が硬直して意識が遠のくのを感じる。
「由良……これで、やっと僕だけのモノだ」
辰彦の狂気が混じった声が聞こえた気がした。
辰彦とはちゃんと話し合いをしなきゃいけなかったのに……
言いたいことは色々あったのに……
オレは何も言えないまま、ガクリと身体から力が抜けてしまい、辰彦の温かい腕の中で気を失ってしまった。
甘く啼く声が、喉から勝手に漏れ出す。
誰が泣いているのか、わからない。
薄暗い寝室に響く自分の声が、まるで別人のように遠く感じる。
濡れた音と、ナカを掻き混ぜられる感覚。
身体が痙攣して、射精したいのに、できない。
部屋に充満するフリージアとバニラの甘い匂いが、頭をクラクラさせる。
なに?なんの音……?誰の、声だろ?
頭がぼんやりして、快楽に溺れそうになる。
「ん゙――ッ!ッ!?ぇ……あ、あ、ぅ……な、に……こぇ……」
何かでナカの膨らみを突くように押された瞬間、背をのけ反らせ、痙攣しながら絶頂してしまう。
ガクガクと身体が震え、長い絶頂感に頭の中が焼けそうになる。
それなのに、何故か射精することができない。
イッてるのに、出口が何かで堰き止められているような、痛みとは違う違和感に口をパクパクと開閉して空気を取り込むことしかできない。
視線が定まらない目で自身のペニスを恐る恐る見てみると、信じられない光景が目の前にあった。
ペニスの先端には、金属っぽい何かがズップリと挿入されていた。
指を引っ掛ける用の輪っかが尿道部分から出ており、ペニスのずっと奥にまで棒状の何かが挿っている感覚に身体が震えてしまう。
「な、に……こぇ……」
声が震え、言葉が途切れる。
冷たい金属の感触が尿道を圧迫し、熱い疼きと混ざり合う。
今、自分がどういう状況なのか理解できない。
なんで?どうして……?
イきたいのに、尿道に挿さった棒が邪魔をして、精液が出せない。
「ヤァッ……た、つひ……こ……な、で……」
恍惚とした笑みを浮かべながら、オレのペニスを裏筋からゆっくり舌を這わせるように舐め上げる辰彦に訴える。
彼の熱い舌が、敏感な先端を舐め上げ、鋭い快感が背筋を駆け上がる。
イキたいのに、苦しいのに、痛いはずなのに……
「ひゃあっ!だ、め……らっ……あ゙っ!」
言葉にしようとしても、オレの口から出るのは甘い嬌声だけだった。
頭が焼き切れそうなくらい、快楽が全身を駆け巡る。
「由良?起きたの?よかった。番になるなら、ちゃんと由良に見て、感じて欲しかったから……」
辰彦の笑顔が、なぜか怖い。
いつもの優しい笑顔じゃない。
獣のようにギラギラと目が光っているように見える。
いつもの優しい笑顔との違いに、身体が無意識に怯えてしまう。
でも、怯えると同時に、身体の奥が熱く疼く。
「由良のココ、初めてでも気持ちよさそうだね」
尿道に挿れられた棒がゆっくり引き抜かれる。
小さな粒々の突起が付いた棒が、尿道の内壁を擦るたびに射精に近い快楽が全身を巡り、頭がおかしくなる。
「ん゙ンっ!ィ……ゃ、た……ひこ、やらぁ……」
首を横に振って快楽から逃げようとしているのに、辰彦は残念そうな顔をしている。
「イヤって言うわりには、由良のちんこガチガチだよ。端から先走りも溢れてるし、こうやって動かすだけでいっぱい溢れ出してくる」
グチュッグチュッと棒の出し挿れを激しくされ、後ろは指でぐちゅぐちゅっと水を立てながらナカを犯される。
気持ち良過ぎる場所を同時に犯されているせいで、強烈な快楽に泣き叫ぶことしかできない。
「だッ!めぇぇ゙ッ……」
イきたいくてもイけなくて、苦しいのに痛いのに、それ以上に感じてしまう。
「やだぁっ……たっひこ……ごめ、なしゃ……おちんちん、イッ!へ、なっちゃ……うぅ゙」
ガクガク震え、泣きながら哀願を繰り返すことしかできない。
いつもよりもギラギラ光る辰彦の目が怖い。
イきたいのに、イかせてもらえないせいで、気が狂いそうになる。
「由良……わかった。指よりやっぱり僕のがいいんだよね」
ナカを犯していた指がクチュンッと引き抜かれ、オレの愛液で濡れた手で頬を撫でられる。
「可愛い、由良。ほら、ココずっと解してあげてたから、指を抜いただけで物欲しそうだよ。今すぐ僕のでいっぱいにしてあげるね」
愛おし気にオレを見つめてくる辰彦の視線は、熱いのに寒気がするほど怖くてしかたない。
本当に、目の前にいる彼は、オレが知っている恋人なのだろうか?
違う……
オレは、もう……辰彦の恋人ではいられないから……
じゃあ、なんで……?
抵抗したいのに、身体が上手く動かない。
それよりも、身体の奥はもっと犯して欲しいと疼いてくる。
αの精が欲しい。
もっと、辰彦に犯して欲しい……
壊れるくらい、愛して欲しい……
自分の意思とは別の本能に飲み込まれてしまいそうになる。
「由良、愛してる」
辰彦が痙攣するオレの脚を掴み大きく開き、熱くて硬いペニスが、オレの愛液で濡れたアナルに押し当てられる。
「由良、愛してる。うなじもいっぱい噛んであげるね。番になったら、今まで以上に愛してあげる」
優しい口付けと同時に、体重をかけて一気に奥まで挿入される。
熱い肉がナカを押し広げ、敏感な壁を擦る感覚に、息が止まる。
「ひぁっ……!」
気持ちいい場所を全部擦られ、奥を突かれると息ができない。
イきたいのに、尿道に挿さった棒が邪魔をして、精液が出せない。
快楽がグルグルと身体の中で渦巻き、頭が狂いそうになる。
「ひあぁっ!あ、あ゙っ……ら、めて……!」
奥をトチュットチュッと優しく突かれるだけで、頭の中でバチバチと電流が走り、意識が飛びそうになる。
抜けそうなくらいギリギリまで引き抜かれ、力強く奥を抉られると、身体が弓なりに跳ねる。
飛びそうになる意識を保つために、無意識にシーツを握りしめた。
尿道の隙間から蜜が溢れ出すのを見て、辰彦は笑みを浮かべながら、ペニスに刺さった棒をゆっくり抜き差しする。
「やだぁっ、ヤメッ……お、ちんちん……おかしく、なっちゃ……ひゃあぁっ!」
辰彦がペニスに挿さった棒をズルっと引き抜き、抜け切る寸前にまた奥まで挿入する。
尿道を圧迫する異物感のはずなのに、ナカから直接前立腺を犯される感覚に頭が真っ白になる。
「ふふっ……由良、可愛い。ココから前立腺を直接可愛がってあげるのは初めてだもんね。ずっとしてみたかったんだぁ~。由良の初めては、全部僕が貰わなきゃダメだろ?」
ペニス側から前立腺をトチュットチュッと棒で押され、ナカからは辰彦のペニスで抉るように押し潰される。
頭がショートしようなくらいの快楽に、悲鳴に近い泣き声を上げて、必死に訴える。
「ヒィーっ!い、イ゙ッ……イ゙ぎ、たっ……ぉね、がっ……!」
もう止めて欲しい。
このままじゃ、壊れてしまう。
これ以上されると壊れると本能が訴える。
身体が、頭が、心が、全部辰彦に支配されてしまう。
「由良、じゃあ……由良がお願いして? 僕の番になりたいって、由良自身がお願いして?」
辰彦の低く優しい声が、耳元で囁かれ、熱い吐息が首筋を這う。
その声に、身体がビクッと反応する。
オレが……辰彦の番?
そんなの、無理だ。
オレはβだから……
αの辰彦の番になんて、なれない……
Ωになった今でも、辰彦には陽翔さんがいる。
運命の相手がいるのに、オレが番になんてなれるわけがない。
「由良、イきたいだろ? ココ……言うまで出させてあげないから……」
結腸を抉るように腰を動かされ、ペニスの根元をギュッと手で握られる。
痛いくらいの刺激なのに、快楽の方が強くて、頭の中で火花が飛び散る。
「まっ……イ、やぁっ……ぃ、やらぁっ……どま、っでぇ……!」
奥に辰彦の熱い精液がドクドクと注ぎ込まれる。
熱い脈動が中を満たし、身体が震える。
でも、辰彦は腰を止めてくれない。
イきたいのに出せなくて、狂いそう。
「た……ひこぉの……ちゅ、がぃ……してぇ……番、なる……からぁ……ッ!」
息も絶え絶えに、叫ぶようにお願いした。
もう、何も考えることができなかった。
ただ、辰彦が欲しい。
辰彦の全てが欲しい。
この身体も、心も、全部辰彦に捧げたい。
オレの言葉を聞いて、辰彦がすっごく幸せそうな笑みを浮かべる。
その笑顔に、獣のようなギラつきが混ざり、胸が締め付けられる。
「言ったね。由良から、ちゃんと由良からお願いしたんだから、忘れちゃダメだよ?」
辰彦が優しく言ってくれると同時に、ペニスに深く刺さった棒をクチュンッと音を立てて抜いてくれた。
その瞬間、解放された快楽が全身を駆け巡り、頭が真っ白になる。
「ひぁぁっ――ッ!」
お漏らししたみたいに、溜まっていた精液が勢いよく吹き出し、オレの胸まで飛び散る。
そんなオレの痴態を見て、辰彦の腰がさらに激しく動き、ナカを犯してくる。
オレのナカを出し挿れする濡れた音と、肌が打ち付けられる乾いた音が室内に響く。
奥を突かれるたび、先端から押し出された精液が溢れ出し、シーツがオレの精液と潮でびちゃびちゃに汚れる。
「由良……由良、愛してる。僕だけの……」
ドクンッと奥に辰彦が精を放ったのを感じると同時に、うなじに犬歯が食い込む感覚が生じ身体が強張る。
「うゔぅ゙ぅ゙……!」
鋭い痛みが全身を駆け巡り、身体が硬直して意識が遠のくのを感じる。
「由良……これで、やっと僕だけのモノだ」
辰彦の狂気が混じった声が聞こえた気がした。
辰彦とはちゃんと話し合いをしなきゃいけなかったのに……
言いたいことは色々あったのに……
オレは何も言えないまま、ガクリと身体から力が抜けてしまい、辰彦の温かい腕の中で気を失ってしまった。
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