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ずっと、しあわせでいたい
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「旅行なんて、何年振りだろ…
最後に行ったの、僕の第二の性が分かる前だったから…15年くらい前かな…」
士郎さんと手を繋ぎ、初めて訪れた地をゆったりとした足取りで歩く
約束していた温泉旅行
生まれて初めて、大好きな番と一緒に来ることの出来た旅行
こんな日が来るなんて、夢にも思わなかった
「士郎さん、連れて来てくれて、ありがとうございます。」
平日といっても、人気の温泉観光地のため、人通りは多く、これ以上くっ付くのは憚られる
「雪兎がこうやって一緒に来てくれたことが一番のお礼になるから、気にしなくていいよ。
でも、まだ体調が万全じゃないようだから、少しでもしんどくなったら言うんだよ」
周りの人の目など一切気にせずに、コツンと僕の額に自分の額を合わせてくる
「ふふっ…ありがとう、士郎さん。大丈夫だよ」
士郎さんの手が頬に触れるとその手を両手で取り、頬擦りするように擦り寄る
大好きな人の匂い包まれ、身も心も任せてしまいたくなるも、ここが外だということを思い出し、慌てて手から少しだけ距離を取る
茹でダコのように耳や首まで真っ赤になってしまい、見られないようにそっと俯く
「し、士郎さん…あの、ココ…外だから…えっと、だから…」
いつものようにくっ付きたい気持ちと、周りの視線が恥ずかしくて堪らない羞恥心で頭がグルグルする
「雪兎はやっぱり可愛いな」
頭をポンポンと撫でられ、士郎さんにマフラーを巻き直され、頸にある番の証を隠される
「そんなに可愛いと、今すぐ旅館に行って襲いたくなる」
耳元で囁かれた声にさっき以上に顔が熱くなり、マフラーに隠れるように俯いて埋もれる
いつもよりも意地悪な士郎さんにドキドキして、このまま旅館に引き篭もって、朝までいっぱいくっ付いて居たい気持ちになるものの
「……今日は、ダメ…です」
赤い顔のまま士郎さんを少し怒った顔で見上げ
「今日は、士郎さんとデートしたいから…、まだ、襲っちゃダメ…」
めっ、と言うように見上げるように士郎さんを怒ると、眉を下げて困ったような笑みを浮かべている
「ごめん、雪兎が可愛すぎるからいじめたくなった。
雪兎とこうやって旅行に来れたのが嬉しくて、俺もはしゃいでるんだ」
子どものようにチロッと舌を出す仕草に、つい絆されてしまう
いつもは周りが振り返るくらいカッコいいのに、僕と居る時は悪戯っ子な子どもみたいな顔をする士郎さん
知れば知るほど、士郎さんのことを好きになっていく
「士郎さん、ズルいです。
そんなの言われたら、怒れないよ…」
拗ねたように口を尖らせると、チュッと音を立ててキスをされてしまう
「雪兎、絶対離れるなよ?1人にしたら、ナンパやら人攫いに絶対合うから」
突拍子もないコトを言い出す士郎さんについ吹き出して笑ってしまう
「ふふっ、士郎さん何言ってるの?僕なんかがナンパされるわけないよ。
それより、士郎さんの方がモテるんだから僕のこと、置いて行かないでね?」
他愛もない会話を繰り返しながら、2人で手を繋いで歩く
何でもないはずの事なのに、いつもよりもずっと幸せで、楽しくて仕方ない
石畳の路を歩きながら、店先で売られている練り物の天ぷらを2人で分け合って食べたり、お土産を見たり…
ずっとやってみたかったことを、一つ一つ、士郎さんはさせてくれる
ちょっとでも僕が興味を示したものには、時間を割いてくれる
「士郎さん、士郎さんは楽しい?」
僕ばっかりが楽しんでしまっているようで気が引けてしまう
「ん?すっごく楽しいよ。
お風呂は、旅館に戻ってから入ろうか。城崎に来たから、外湯巡りも良いんだけど、どうしても、雪兎の肌を他の奴らに見せたくないんだ…
せっかくここまで来たのにごめんな」
また士郎さんが眉を下げて困ったように微笑んでる
僕のことを最優先に考えてくれて、でも、少し寂し気に笑う時の顔
実は、この顔がすっごく好きで…
僕しか知らない士郎さんの可愛い顔に優越感を感じる
「僕も、士郎さんと2人っきりがいいなぁ…
まだ、大勢の人がいるところは怖いから…。お風呂は、誰も居ない所で2人っきりがいいです。
でも、せっかくだから足湯は一緒に入ろう?
僕、足湯も入ったことないから…」
足湯が出来る場所を指差し、こっちと催促するように手を引っ張る
「ちょっとだけ疲れちゃったから、ここで休憩しよ?」
コテンと小首を傾げて言うと、「いいよ」と笑顔で言ってくれ、2人並んで足湯に入ってくれた
不意に緊急の要件が入ったらしく、苦虫でも潰したようにすごく嫌そうな顔でスマホを見る
盛大な溜息を漏らし
「雪兎、ごめん。会社から電話が来たからちょっとだけ待っててくれるか?」
ふるふると首を横に振り
「大丈夫だよ。士郎さん、忙しい時期なのに無理矢理お休み貰ったんだから、ちゃんと電話してあげて」
「すぐ戻るから」
頭をポンポンと軽く撫でてから少し離れた場所に電話をしに離れていく
足湯の場所に1人取り残されながら、買って貰った温泉玉子に齧り付く
「名前はテレビで聞いてたけど、食べるの初めてだなぁ~。ほんのり塩味がして美味しい
なんか、普通の茹で卵より黄身が濃い気がする」
ひとりぶつぶつ呟きながら玉子をゆっくり味わう
旅行がこんなに楽しいなんて知らなかった
Ωだと第二性の性診断が出された日に、修学旅行などの行事は全て除外されることになったから…
万が一、学校行事中に発情期事故が起こっても、学校側は責任を取りたくないから…
可能な限り、万が一の事故が起きないように…
そりゃそうだよね…
Ω本人もだけど、噛んでしまったαも、その家族も…
誰も幸せになんてなれない…
だから、Ωが学校行事に参加することを、誰も望んでないし、嫌厭されている
番の居ないΩが、αの近くにいること自体余り良くは思われていなくて…
どこに行っても嫌われていて、事故が起きないように、細心の注意を払われている
それでも、僕の場合は起こしてしまったんだけど……
発情期事故が原因で番になった2人が色々あって幸せになっていくってドラマや映画はよくあるけど、所詮はβの人たちが考える夢物語
確かに、幸せになっている人たちも居ると思う
でも、それ以上に無理矢理番を解消されて、壊れてしまったΩを沢山見た
番であるαを思って、泣いているΩを沢山見た
発情期をひとりで乗り越えなきゃいけない苦しみに壊れるΩを沢山見た
そのまま死を願って泣く人を沢山見た
αは次の番を簡単に見つけられるけど、捨てられたΩは幸せになんてなれない
僕は、本当に運が良かったんだと思う
士郎さんが来てくれたから
士郎さんが僕を見付けてくれなきゃ、あの人たちみたいになってたと思う
「ホント、士郎さんに出会えてよかった…」
ふんわりと優しく微笑みながら、そっとコートの上から薄いお腹を撫でる
最後に行ったの、僕の第二の性が分かる前だったから…15年くらい前かな…」
士郎さんと手を繋ぎ、初めて訪れた地をゆったりとした足取りで歩く
約束していた温泉旅行
生まれて初めて、大好きな番と一緒に来ることの出来た旅行
こんな日が来るなんて、夢にも思わなかった
「士郎さん、連れて来てくれて、ありがとうございます。」
平日といっても、人気の温泉観光地のため、人通りは多く、これ以上くっ付くのは憚られる
「雪兎がこうやって一緒に来てくれたことが一番のお礼になるから、気にしなくていいよ。
でも、まだ体調が万全じゃないようだから、少しでもしんどくなったら言うんだよ」
周りの人の目など一切気にせずに、コツンと僕の額に自分の額を合わせてくる
「ふふっ…ありがとう、士郎さん。大丈夫だよ」
士郎さんの手が頬に触れるとその手を両手で取り、頬擦りするように擦り寄る
大好きな人の匂い包まれ、身も心も任せてしまいたくなるも、ここが外だということを思い出し、慌てて手から少しだけ距離を取る
茹でダコのように耳や首まで真っ赤になってしまい、見られないようにそっと俯く
「し、士郎さん…あの、ココ…外だから…えっと、だから…」
いつものようにくっ付きたい気持ちと、周りの視線が恥ずかしくて堪らない羞恥心で頭がグルグルする
「雪兎はやっぱり可愛いな」
頭をポンポンと撫でられ、士郎さんにマフラーを巻き直され、頸にある番の証を隠される
「そんなに可愛いと、今すぐ旅館に行って襲いたくなる」
耳元で囁かれた声にさっき以上に顔が熱くなり、マフラーに隠れるように俯いて埋もれる
いつもよりも意地悪な士郎さんにドキドキして、このまま旅館に引き篭もって、朝までいっぱいくっ付いて居たい気持ちになるものの
「……今日は、ダメ…です」
赤い顔のまま士郎さんを少し怒った顔で見上げ
「今日は、士郎さんとデートしたいから…、まだ、襲っちゃダメ…」
めっ、と言うように見上げるように士郎さんを怒ると、眉を下げて困ったような笑みを浮かべている
「ごめん、雪兎が可愛すぎるからいじめたくなった。
雪兎とこうやって旅行に来れたのが嬉しくて、俺もはしゃいでるんだ」
子どものようにチロッと舌を出す仕草に、つい絆されてしまう
いつもは周りが振り返るくらいカッコいいのに、僕と居る時は悪戯っ子な子どもみたいな顔をする士郎さん
知れば知るほど、士郎さんのことを好きになっていく
「士郎さん、ズルいです。
そんなの言われたら、怒れないよ…」
拗ねたように口を尖らせると、チュッと音を立ててキスをされてしまう
「雪兎、絶対離れるなよ?1人にしたら、ナンパやら人攫いに絶対合うから」
突拍子もないコトを言い出す士郎さんについ吹き出して笑ってしまう
「ふふっ、士郎さん何言ってるの?僕なんかがナンパされるわけないよ。
それより、士郎さんの方がモテるんだから僕のこと、置いて行かないでね?」
他愛もない会話を繰り返しながら、2人で手を繋いで歩く
何でもないはずの事なのに、いつもよりもずっと幸せで、楽しくて仕方ない
石畳の路を歩きながら、店先で売られている練り物の天ぷらを2人で分け合って食べたり、お土産を見たり…
ずっとやってみたかったことを、一つ一つ、士郎さんはさせてくれる
ちょっとでも僕が興味を示したものには、時間を割いてくれる
「士郎さん、士郎さんは楽しい?」
僕ばっかりが楽しんでしまっているようで気が引けてしまう
「ん?すっごく楽しいよ。
お風呂は、旅館に戻ってから入ろうか。城崎に来たから、外湯巡りも良いんだけど、どうしても、雪兎の肌を他の奴らに見せたくないんだ…
せっかくここまで来たのにごめんな」
また士郎さんが眉を下げて困ったように微笑んでる
僕のことを最優先に考えてくれて、でも、少し寂し気に笑う時の顔
実は、この顔がすっごく好きで…
僕しか知らない士郎さんの可愛い顔に優越感を感じる
「僕も、士郎さんと2人っきりがいいなぁ…
まだ、大勢の人がいるところは怖いから…。お風呂は、誰も居ない所で2人っきりがいいです。
でも、せっかくだから足湯は一緒に入ろう?
僕、足湯も入ったことないから…」
足湯が出来る場所を指差し、こっちと催促するように手を引っ張る
「ちょっとだけ疲れちゃったから、ここで休憩しよ?」
コテンと小首を傾げて言うと、「いいよ」と笑顔で言ってくれ、2人並んで足湯に入ってくれた
不意に緊急の要件が入ったらしく、苦虫でも潰したようにすごく嫌そうな顔でスマホを見る
盛大な溜息を漏らし
「雪兎、ごめん。会社から電話が来たからちょっとだけ待っててくれるか?」
ふるふると首を横に振り
「大丈夫だよ。士郎さん、忙しい時期なのに無理矢理お休み貰ったんだから、ちゃんと電話してあげて」
「すぐ戻るから」
頭をポンポンと軽く撫でてから少し離れた場所に電話をしに離れていく
足湯の場所に1人取り残されながら、買って貰った温泉玉子に齧り付く
「名前はテレビで聞いてたけど、食べるの初めてだなぁ~。ほんのり塩味がして美味しい
なんか、普通の茹で卵より黄身が濃い気がする」
ひとりぶつぶつ呟きながら玉子をゆっくり味わう
旅行がこんなに楽しいなんて知らなかった
Ωだと第二性の性診断が出された日に、修学旅行などの行事は全て除外されることになったから…
万が一、学校行事中に発情期事故が起こっても、学校側は責任を取りたくないから…
可能な限り、万が一の事故が起きないように…
そりゃそうだよね…
Ω本人もだけど、噛んでしまったαも、その家族も…
誰も幸せになんてなれない…
だから、Ωが学校行事に参加することを、誰も望んでないし、嫌厭されている
番の居ないΩが、αの近くにいること自体余り良くは思われていなくて…
どこに行っても嫌われていて、事故が起きないように、細心の注意を払われている
それでも、僕の場合は起こしてしまったんだけど……
発情期事故が原因で番になった2人が色々あって幸せになっていくってドラマや映画はよくあるけど、所詮はβの人たちが考える夢物語
確かに、幸せになっている人たちも居ると思う
でも、それ以上に無理矢理番を解消されて、壊れてしまったΩを沢山見た
番であるαを思って、泣いているΩを沢山見た
発情期をひとりで乗り越えなきゃいけない苦しみに壊れるΩを沢山見た
そのまま死を願って泣く人を沢山見た
αは次の番を簡単に見つけられるけど、捨てられたΩは幸せになんてなれない
僕は、本当に運が良かったんだと思う
士郎さんが来てくれたから
士郎さんが僕を見付けてくれなきゃ、あの人たちみたいになってたと思う
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