43 / 46
雪兎の家族話
7
しおりを挟む
なんとか、近くのラブホテルを見つけ、部屋の内容など確認せずに選び逃げ込む
万が一、匂いに釣られて忍び込もうとする奴がいるかもしれないため、カチャっと音を立てて鍵を閉めた
「はぁ…、これで大丈夫だろ…」
ドアに背を預け、理央を抱いたままズルズルとその場に座り込んでしまう
理央からは相変わらずいい匂いがし、俯いて俺に抱き着いているせいで、黒の細いカラーを巻いた頸が露わになっている
噛みたい
理央を俺のモノにしたい
俺だけのΩにしたい
「龍月さんっ…た、つき…さん…」
熱にうなされた涙目で、キスを求めてくるように抱き着いて来るのを拒むことが出来ない
俺を求める理央の姿に目が離せず、火照った頬に手を添えて唇を重ねる
「理央…口を開けろ」
呼吸の合間に声を掛けると、おずおずと口を開ける理央の口に舌を差し入れ、小さな舌を絡め取る
「んっ…ぁ…も、と…」
飲み込みきれない程の唾液が口の端から溢れ出す
舌をもっとというように絡めてくる理央の頭を手で押さえ、くちゅクチャと濡れた淫らな音を響かせて、理央の全てを奪いたくなる
チュパッと音をワザと鳴らして唇を離し、顎に垂れる唾液を舐めとると、とろんと蕩けた表情を向けてくる理央に、酷く劣情を煽られる
「理央….」
ズボン越しでもわかる程、自分も彼も勃起しているのがわかる
無意識に腰を揺らし、布漉しに擦り合わせてくる理央の姿に加虐心を煽られる
「理央、そんな可愛い顔で煽らないでくれ…」
軽く首筋に口付けを落としただけで呆気なくイッてしまった彼を抱きしめ、ベッドに運ぶ
ズボンは射精してしまったせいで、精液と愛液でシミが出来てしまっている
縋り付くように首に腕を回し、何度もキスをねだってくる理央に、舌を絡めて何度も深く口付けをし、服を脱がしていく
薄く白い肌が露わになり、身に付けているのは、細身のカラーだけの状態のせいか、いつも以上に唆られる
細い首に噛み付きたくなり、つい喉元を指の腹でそっと撫でる
「あっ…たつき…たつき…もっとぉ…」
触れてもいないアナルが物欲しげにヒクつくのがわかり、理央の出した精液で指を濡らして解すように指を差し入れる
簡単に指を飲み込んでいく様子に、無意識に息を呑んでしまう
「あぁっ!んっ、好き…たつき、好きぃ…」
もっとと強請るように腰を振る姿に当てられ、指の数を増やしてめちゃくちゃにナカを擦り上げる
ナカのシコリを見つけ、そこを擦ると今まで以上に腰を跳ねさせて喜ぶ身体を苛めたくなる
「理央、イッていいぞ。好きなだけ、イかせてやる」
シコリを擦ったり、コツコツ突く度にペニスから精液が溢れ出してイク姿に笑みが溢れる
「ひゃあぁぁっ!ま、まって…イッ、てる…イッてる…から」
ぷっくりと突起したピンクの乳首に齧り付き、舌で押し潰したり、吸うだけでも身体を震わせて喜ぶ理央の敏感な身体を執拗に弄る
理央の痴態に感化され、キツくなったペニスを取り出して、一緒に扱いてやると、理央はまたしても呆気なく射精してしまい、グッタリと身体を預けてくる
「理央、理央…」
「や、まって…ちんちん、とけちゃ…やぁっ!!」
まだイッてないせいで、欲望の吐け口を求めるように何度も一緒に擦りあげると、理央のペニスは再度緩く頭を持ち上げ、擦る度に先端からトロトロと精液が溢れ出してくる
「くっ…」
理央の腹や胸に掛けるように精液をぶち撒け、荒い呼吸を繰り返しながらも、何度も深く口付けを繰り返した
どれくらいしていたのかわからない
いつの間にか、外は暗くなっており、イキ過ぎてグッタリと眠っている理央の姿に罪悪感が増してくる
一時的な発情期だったのか、フェロモンの香りはいつの間にか収まっていた
「理央…、可愛いな…」
無意識に出てきた言葉に自分が一番驚く
さっきまでこの子と弟を重ねて見ていたはずなのに、全く一緒だと思えない
涙が残る目元を指で拭ってやり、擽ったいのか身じろぐ姿すら愛おしく感じる
頸を噛まなかったとはいえ、繋がってはいないとはいえ、理央に欲情し、自分だけのモノにしたいという汚い独占欲が芽生えてしまった
「俺は、この子をどうしたいんだろうな…」
万が一、匂いに釣られて忍び込もうとする奴がいるかもしれないため、カチャっと音を立てて鍵を閉めた
「はぁ…、これで大丈夫だろ…」
ドアに背を預け、理央を抱いたままズルズルとその場に座り込んでしまう
理央からは相変わらずいい匂いがし、俯いて俺に抱き着いているせいで、黒の細いカラーを巻いた頸が露わになっている
噛みたい
理央を俺のモノにしたい
俺だけのΩにしたい
「龍月さんっ…た、つき…さん…」
熱にうなされた涙目で、キスを求めてくるように抱き着いて来るのを拒むことが出来ない
俺を求める理央の姿に目が離せず、火照った頬に手を添えて唇を重ねる
「理央…口を開けろ」
呼吸の合間に声を掛けると、おずおずと口を開ける理央の口に舌を差し入れ、小さな舌を絡め取る
「んっ…ぁ…も、と…」
飲み込みきれない程の唾液が口の端から溢れ出す
舌をもっとというように絡めてくる理央の頭を手で押さえ、くちゅクチャと濡れた淫らな音を響かせて、理央の全てを奪いたくなる
チュパッと音をワザと鳴らして唇を離し、顎に垂れる唾液を舐めとると、とろんと蕩けた表情を向けてくる理央に、酷く劣情を煽られる
「理央….」
ズボン越しでもわかる程、自分も彼も勃起しているのがわかる
無意識に腰を揺らし、布漉しに擦り合わせてくる理央の姿に加虐心を煽られる
「理央、そんな可愛い顔で煽らないでくれ…」
軽く首筋に口付けを落としただけで呆気なくイッてしまった彼を抱きしめ、ベッドに運ぶ
ズボンは射精してしまったせいで、精液と愛液でシミが出来てしまっている
縋り付くように首に腕を回し、何度もキスをねだってくる理央に、舌を絡めて何度も深く口付けをし、服を脱がしていく
薄く白い肌が露わになり、身に付けているのは、細身のカラーだけの状態のせいか、いつも以上に唆られる
細い首に噛み付きたくなり、つい喉元を指の腹でそっと撫でる
「あっ…たつき…たつき…もっとぉ…」
触れてもいないアナルが物欲しげにヒクつくのがわかり、理央の出した精液で指を濡らして解すように指を差し入れる
簡単に指を飲み込んでいく様子に、無意識に息を呑んでしまう
「あぁっ!んっ、好き…たつき、好きぃ…」
もっとと強請るように腰を振る姿に当てられ、指の数を増やしてめちゃくちゃにナカを擦り上げる
ナカのシコリを見つけ、そこを擦ると今まで以上に腰を跳ねさせて喜ぶ身体を苛めたくなる
「理央、イッていいぞ。好きなだけ、イかせてやる」
シコリを擦ったり、コツコツ突く度にペニスから精液が溢れ出してイク姿に笑みが溢れる
「ひゃあぁぁっ!ま、まって…イッ、てる…イッてる…から」
ぷっくりと突起したピンクの乳首に齧り付き、舌で押し潰したり、吸うだけでも身体を震わせて喜ぶ理央の敏感な身体を執拗に弄る
理央の痴態に感化され、キツくなったペニスを取り出して、一緒に扱いてやると、理央はまたしても呆気なく射精してしまい、グッタリと身体を預けてくる
「理央、理央…」
「や、まって…ちんちん、とけちゃ…やぁっ!!」
まだイッてないせいで、欲望の吐け口を求めるように何度も一緒に擦りあげると、理央のペニスは再度緩く頭を持ち上げ、擦る度に先端からトロトロと精液が溢れ出してくる
「くっ…」
理央の腹や胸に掛けるように精液をぶち撒け、荒い呼吸を繰り返しながらも、何度も深く口付けを繰り返した
どれくらいしていたのかわからない
いつの間にか、外は暗くなっており、イキ過ぎてグッタリと眠っている理央の姿に罪悪感が増してくる
一時的な発情期だったのか、フェロモンの香りはいつの間にか収まっていた
「理央…、可愛いな…」
無意識に出てきた言葉に自分が一番驚く
さっきまでこの子と弟を重ねて見ていたはずなのに、全く一緒だと思えない
涙が残る目元を指で拭ってやり、擽ったいのか身じろぐ姿すら愛おしく感じる
頸を噛まなかったとはいえ、繋がってはいないとはいえ、理央に欲情し、自分だけのモノにしたいという汚い独占欲が芽生えてしまった
「俺は、この子をどうしたいんだろうな…」
246
あなたにおすすめの小説
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
さかなのみるゆめ
ruki
BL
発情期時の事故で子供を産むことが出来なくなったオメガの佐奈はその時のアルファの相手、智明と一緒に暮らすことになった。常に優しくて穏やかな智明のことを好きになってしまった佐奈は、その時初めて智明が自分を好きではないことに気づく。佐奈の身体を傷つけてしまった責任を取るために一緒にいる智明の優しさに佐奈はいつしか苦しみを覚えていく。
人生2度目に愛した人は奪われた番の息子でした
Q矢(Q.➽)
BL
幼馴染みだったαの村上 陽司と早くに番になっていた南井 義希は、村上に運命の番が現れた事から、自然解除となり呆気なく捨てられた。
そして時が経ち、アラフォー会社員になった南井の前に現れたのは、南井の"運命"の相手・大学生の村上 和志だった。同じビルの別会社のインターン生である彼は、フェロモンの残り香から南井の存在に気づき、探していたのだという。
「僕の全ては運命の人に捧げると決めていた」
と嬉しそうに語る和志。
だが年齢差や、過去の苦い経験の事もあり、"運命"を受け入れられない南井はやんわりと和志を拒否しようと考える。
ところが、意外にも甘え上手な和志の一途さに絆され、つき合う事に。
だが実は、村上は南井にとって、あまりにも因縁のありすぎる相手だった――。
自身のトラウマから"運命"という言葉を憎むアラフォー男性オメガと、まっすぐに"運命"を求め焦がれる20歳の男性アルファが、2人の間にある因縁を越えて結ばれるまで。
◆主人公
南井 義希 (みない よしき) 38 Ω (受)
スーツの似合う細身の美形。 仕事が出来て職場での人望厚し。
番を自然解除になった過去があり、恋愛感情は枯れている。
◆主人公に惹かれ口説き落とす歳下君
村上 和志 (むらかみ かずし)20 α (攻)
高身長 黒髪黒目の清潔感溢れる、素直で一途なイケメン大学生。 " 運命の番"に憧れを抱いている。複雑な事情を抱えており、祖父母を親代わりとして育つ。
◆主人公の元番
村上 陽司 (むらかみ ようじ) 38 α
半端ないほどやらかしている…。
「オレの番は、いちばん近くて、いちばん遠いアルファだった」
星井 悠里
BL
大好きだった幼なじみのアルファは、皆の憧れだった。
ベータのオレは、王都に誘ってくれたその手を取れなかった。
番にはなれない未来が、ただ怖かった。隣に立ち続ける自信がなかった。
あれから二年。幼馴染の婚約の噂を聞いて胸が痛むことはあるけれど、
平凡だけどちゃんと働いて、それなりに楽しく生きていた。
そんなオレの体に、ふとした異変が起きはじめた。
――何でいまさら。オメガだった、なんて。
オメガだったら、これからますます頑張ろうとしていた仕事も出来なくなる。
2年前のあの時だったら。あの手を取れたかもしれないのに。
どうして、いまさら。
すれ違った運命に、急展開で振り回される、Ωのお話。
ハピエン確定です。(全10話)
2025年 07月12日 ~2025年 07月21日 なろうさんで完結してます。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
カメラ越しのシリウス イケメン俳優と俺が運命なんてありえない!
野原 耳子
BL
★執着溺愛系イケメン俳優α×平凡なカメラマンΩ
平凡なオメガである保(たもつ)は、ある日テレビで見たイケメン俳優が自分の『運命』だと気付くが、
どうせ結ばれない恋だと思って、速攻で諦めることにする。
数年後、テレビカメラマンとなった保は、生放送番組で運命である藍人(あいと)と初めて出会う。
きっと自分の存在に気付くことはないだろうと思っていたのに、
生放送中、藍人はカメラ越しに保を見据えて、こう言い放つ。
「やっと見つけた。もう絶対に逃がさない」
それから藍人は、混乱する保を囲い込もうと色々と動き始めて――
平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法
あと
BL
「よし!別れよう!」
元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子
昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。
攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。
……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。
pixivでも投稿しています。
攻め:九條隼人
受け:田辺光希
友人:石川優希
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグ整理します。ご了承ください。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる