23 / 42
期限つきの恋
21.わがまま
しおりを挟む
「葵……」
悠真さんがオレの名前を呼んでくれたけど、その声はちょっと震えていた。
悠真さんの大きな手が、オレの頭をそっと撫でてくれた。
失敗、したなぁ……
悠真さん、困ってるんだろうなぁ……
オレがあんな話をしたから……
「お前の絵、俺は好きだ」
悠真さんは背後から抱き締めてくれていたのに、急にベンチに座らされ、オレの足元に膝をついてじっとオレの顔を見つめてくる。
「俺は、葵の描いた絵が好きだ。病室でいつも描いている葵の絵が好きだ。あの夕陽の絵、葵の心が全部詰まってる。あんな絵、AIや誰かの真似じゃ絶対に描けない」
悠真さんの言葉に、胸の奥の黒い塊が少しだけ溶ける気がした。
「俺もな、医者になってから、救えなかった患者がいる。あの時、もっと何かできたんじゃないかって、今でも夢に見る。葵の絵が否定されたみたいに、俺も努力を否定されたことは何度もある。でも、葵がこうやって話してくれたから、俺も少しだけ前に進める気がする」
悠真さんの声が、いつもより低くてどこか切なくて、オレの心に響く。
今日だって、無理にデートに連れて来てもらった。
本当は嫌なはずなのに、恋人ごっこにも付き合ってもらった。
これ以上を望むなんて、バチが当たるのに……
でも、最後にひとつだけ、聞くだけでもいいから、最後にひとつだけ……
震える手で悠真さんの両頬を包んで、歪な笑顔でわがままを口にする。
「悠真さん……こんなオレだけど、最後にひとつだけ……お願い、聞いてくれる?最後にひとつだけだから……」
彼が優しいのを知ってる。
彼が、優しくて嘘つきなのを知ってる。
かわいそうなオレの過去を聞いて、同情してもらって、逃げられないようにする。
優しすぎる悠真さんの善意に付け込んで、拒絶できなくする。
無茶なお願いだってわかってるけど、どうしても叶えてほしかった。
「オレ、悠真さんと『番』になりたい。死ぬ前に、悠真さんと繋がりたい。次の発情期、オレのこと……抱いてくれませんか?」
月下美人の花のような儚い甘い匂いが夜風に攫われていく。
Ωであるオレから出てしまうフェロモンの匂い。
ずっと抑制剤で抑えつけてきたけど、発情期の周期には匂いが抑えられなくて、微かにだけど香ってしまう。
αの人生を狂わせてしまう、害にしかならないオレの匂い。
多分、αである悠真さんは、さっきから垂れ流されているオレのΩのフェロモンを感じ取っているんだと思う。
優秀なαに媚びる、この嫌な臭いを……
悠真さんのダークグレーの瞳が驚いたように見開かれ、動揺したように揺れているのがわかる。
「…………」
困惑と疑念、迷い、苦痛。
当然の反応だ。
もうすぐ死んじゃうような、偽りでしかない恋人を『番』にするなんて……
どれだけ優しい悠真さんでも、こんなお願い、嫌に決まってるよね。
悠真さんは何も言わず、怖いくらい長い沈黙が続く。
眉間の皺、いつもよりすっごく深い。
こんなこと言ったせいで嫌われちゃったかな……
「やっぱり、嫌だよね。ゆ……先生、ごめん。やっぱり忘れて。……部屋、戻ろ?ちょっと……寒く、なってきたし……」
悠真さんの視線から逃げるように顔を背ける。
嫌悪感を含んだ悠真さんの目なんて見たくないから、このまま目を閉じていようかな……
明日になったら、忘れてくれるかな?
今までみたいに優しくしてくれなくてもいい。
『先生』と『患者』の関係に戻ってもいい。
それでもいいから……最後まで、オレの先生でいてくれるかな……?
「葵……わかって、言ってるのか?」
先生の声が、ひどく冷たいように感じた。
前に無理をして熱が出た時と一緒のような声。
ううん、あの時よりもずっと冷たい声な気がする。
「今の葵にとって、『番』になる行為がどれだけ危険なことなのか理解しているのか」
先生の冷たく硬い声に、息が詰まる。
「フェロモン崩壊症の患者にとって、発情期は神経系に致命的な負荷をかける。今の葵の身体では……耐えられないかもしれない」
瞼を開き、先生の顔を見ると、ダークグレーの目が怖いくらい真剣にオレを見ていた。
「番になるための行為が、葵に苦痛を与えるだけかもしれない。定期検診の検査で、葵はアソコを弄られるのは嫌だって言っていただろう」
先生の表情が苦しそうに歪む。
ごめんね、先生。
本当は嫌なんだよね。
それだけ、言い訳をするってことは、そういうことでしょ?
「うん。わかってる……。抑制剤なしで発情期になったら、オレの身体はもう耐えられないんでしょ?」
うん、わかってる。
先生がオレを抱きたくなんてないこと……
「『番』にしてもらっても、病気が緩和されるわけじゃないこと……」
大丈夫、ちゃんと理解してる。
どうせ死んじゃうΩを『番』になんてしたくないこと……
「先生……悠真さんの、迷惑でしかないってこと、ちゃんとわかってる。でも、死ぬなら、悠真さんの『番』になってから死にたい。一度でいいから、好きな人に抱いてほしい」
ダメだってことはわかってる。
先生に無理を言ってるのも理解してる。
でも、お願い。
嫌なら、ダメなら……このまま突き飛ばしてほしい。
本気で拒絶してもらえたら、諦めるから……
先生のワイシャツの胸を握り締めながら、オレは無茶なお願いごとを口にする。
「はぁ……わかった」
先生が深く息を吐き出し、諦めたような声で返事をしてくれた。
「今晩から、抑制剤の投与を止めよう。葵の周期を考えると、明日には発情期になるだろう。葵、俺は明日、発情期になったお前を抱く」
さっきまで凍えそうなくらい冷たい声だった先生が、何かを決意したような、少し硬い声で宣言してくれた。
先生の言葉が信じられなくて、目を見開いて悠真さんの顔を見る。
悠真さんは、笑ってくれているのにどこか泣き出しそうな顔をしていた。
壊れ物でも扱うように、優しくでも力強くオレの身体を抱きしめてくれて、誓いのようなキスをしてくれた。
絶対に無理だと思っていたのに、悠真さんはオレのわがままに答えてくれた。
◇ ◇ ◇
夜のデートが終わって病室に戻った後、悠真さんは約束どおり抑制剤の投薬を止めてくれた。
点滴を付けずに眠るなんて、ここに入院してきて初めてだと思う。
細い管から絶え間なく薬が投与され続けてきた。
それでも、3ヶ月に一度訪れる発情期を内心恐れていた。
ずっと、死んでもいいって、死にたいって思っていたのに……
悠真さんに会えてから、死ぬのが怖くなった。
もっと彼と一緒にいたい。
彼の側にいたい。
彼と……繋がってみたい。
だから、神様はオレに最後のチャンスをくれたんだと思う。
嘘だけど、悠真さんがオレの恋人になってくれて、発情期を過ごしてくれるって約束してくれた。
死ぬ前に最高の思い出を作ってもらえるチャンスをもらえた。
今まで、ずっと……ずっと、発情期が来ないように、来ても身体に負担がかからないようにしてくれていた。
もし、発情期を一緒に過ごしてくれるっていうのが、『番』にしてもらえるっていうことが、嘘でも構わない。
もう、それ以上に幸せをもらえたんだから……
悠真さんがオレの名前を呼んでくれたけど、その声はちょっと震えていた。
悠真さんの大きな手が、オレの頭をそっと撫でてくれた。
失敗、したなぁ……
悠真さん、困ってるんだろうなぁ……
オレがあんな話をしたから……
「お前の絵、俺は好きだ」
悠真さんは背後から抱き締めてくれていたのに、急にベンチに座らされ、オレの足元に膝をついてじっとオレの顔を見つめてくる。
「俺は、葵の描いた絵が好きだ。病室でいつも描いている葵の絵が好きだ。あの夕陽の絵、葵の心が全部詰まってる。あんな絵、AIや誰かの真似じゃ絶対に描けない」
悠真さんの言葉に、胸の奥の黒い塊が少しだけ溶ける気がした。
「俺もな、医者になってから、救えなかった患者がいる。あの時、もっと何かできたんじゃないかって、今でも夢に見る。葵の絵が否定されたみたいに、俺も努力を否定されたことは何度もある。でも、葵がこうやって話してくれたから、俺も少しだけ前に進める気がする」
悠真さんの声が、いつもより低くてどこか切なくて、オレの心に響く。
今日だって、無理にデートに連れて来てもらった。
本当は嫌なはずなのに、恋人ごっこにも付き合ってもらった。
これ以上を望むなんて、バチが当たるのに……
でも、最後にひとつだけ、聞くだけでもいいから、最後にひとつだけ……
震える手で悠真さんの両頬を包んで、歪な笑顔でわがままを口にする。
「悠真さん……こんなオレだけど、最後にひとつだけ……お願い、聞いてくれる?最後にひとつだけだから……」
彼が優しいのを知ってる。
彼が、優しくて嘘つきなのを知ってる。
かわいそうなオレの過去を聞いて、同情してもらって、逃げられないようにする。
優しすぎる悠真さんの善意に付け込んで、拒絶できなくする。
無茶なお願いだってわかってるけど、どうしても叶えてほしかった。
「オレ、悠真さんと『番』になりたい。死ぬ前に、悠真さんと繋がりたい。次の発情期、オレのこと……抱いてくれませんか?」
月下美人の花のような儚い甘い匂いが夜風に攫われていく。
Ωであるオレから出てしまうフェロモンの匂い。
ずっと抑制剤で抑えつけてきたけど、発情期の周期には匂いが抑えられなくて、微かにだけど香ってしまう。
αの人生を狂わせてしまう、害にしかならないオレの匂い。
多分、αである悠真さんは、さっきから垂れ流されているオレのΩのフェロモンを感じ取っているんだと思う。
優秀なαに媚びる、この嫌な臭いを……
悠真さんのダークグレーの瞳が驚いたように見開かれ、動揺したように揺れているのがわかる。
「…………」
困惑と疑念、迷い、苦痛。
当然の反応だ。
もうすぐ死んじゃうような、偽りでしかない恋人を『番』にするなんて……
どれだけ優しい悠真さんでも、こんなお願い、嫌に決まってるよね。
悠真さんは何も言わず、怖いくらい長い沈黙が続く。
眉間の皺、いつもよりすっごく深い。
こんなこと言ったせいで嫌われちゃったかな……
「やっぱり、嫌だよね。ゆ……先生、ごめん。やっぱり忘れて。……部屋、戻ろ?ちょっと……寒く、なってきたし……」
悠真さんの視線から逃げるように顔を背ける。
嫌悪感を含んだ悠真さんの目なんて見たくないから、このまま目を閉じていようかな……
明日になったら、忘れてくれるかな?
今までみたいに優しくしてくれなくてもいい。
『先生』と『患者』の関係に戻ってもいい。
それでもいいから……最後まで、オレの先生でいてくれるかな……?
「葵……わかって、言ってるのか?」
先生の声が、ひどく冷たいように感じた。
前に無理をして熱が出た時と一緒のような声。
ううん、あの時よりもずっと冷たい声な気がする。
「今の葵にとって、『番』になる行為がどれだけ危険なことなのか理解しているのか」
先生の冷たく硬い声に、息が詰まる。
「フェロモン崩壊症の患者にとって、発情期は神経系に致命的な負荷をかける。今の葵の身体では……耐えられないかもしれない」
瞼を開き、先生の顔を見ると、ダークグレーの目が怖いくらい真剣にオレを見ていた。
「番になるための行為が、葵に苦痛を与えるだけかもしれない。定期検診の検査で、葵はアソコを弄られるのは嫌だって言っていただろう」
先生の表情が苦しそうに歪む。
ごめんね、先生。
本当は嫌なんだよね。
それだけ、言い訳をするってことは、そういうことでしょ?
「うん。わかってる……。抑制剤なしで発情期になったら、オレの身体はもう耐えられないんでしょ?」
うん、わかってる。
先生がオレを抱きたくなんてないこと……
「『番』にしてもらっても、病気が緩和されるわけじゃないこと……」
大丈夫、ちゃんと理解してる。
どうせ死んじゃうΩを『番』になんてしたくないこと……
「先生……悠真さんの、迷惑でしかないってこと、ちゃんとわかってる。でも、死ぬなら、悠真さんの『番』になってから死にたい。一度でいいから、好きな人に抱いてほしい」
ダメだってことはわかってる。
先生に無理を言ってるのも理解してる。
でも、お願い。
嫌なら、ダメなら……このまま突き飛ばしてほしい。
本気で拒絶してもらえたら、諦めるから……
先生のワイシャツの胸を握り締めながら、オレは無茶なお願いごとを口にする。
「はぁ……わかった」
先生が深く息を吐き出し、諦めたような声で返事をしてくれた。
「今晩から、抑制剤の投与を止めよう。葵の周期を考えると、明日には発情期になるだろう。葵、俺は明日、発情期になったお前を抱く」
さっきまで凍えそうなくらい冷たい声だった先生が、何かを決意したような、少し硬い声で宣言してくれた。
先生の言葉が信じられなくて、目を見開いて悠真さんの顔を見る。
悠真さんは、笑ってくれているのにどこか泣き出しそうな顔をしていた。
壊れ物でも扱うように、優しくでも力強くオレの身体を抱きしめてくれて、誓いのようなキスをしてくれた。
絶対に無理だと思っていたのに、悠真さんはオレのわがままに答えてくれた。
◇ ◇ ◇
夜のデートが終わって病室に戻った後、悠真さんは約束どおり抑制剤の投薬を止めてくれた。
点滴を付けずに眠るなんて、ここに入院してきて初めてだと思う。
細い管から絶え間なく薬が投与され続けてきた。
それでも、3ヶ月に一度訪れる発情期を内心恐れていた。
ずっと、死んでもいいって、死にたいって思っていたのに……
悠真さんに会えてから、死ぬのが怖くなった。
もっと彼と一緒にいたい。
彼の側にいたい。
彼と……繋がってみたい。
だから、神様はオレに最後のチャンスをくれたんだと思う。
嘘だけど、悠真さんがオレの恋人になってくれて、発情期を過ごしてくれるって約束してくれた。
死ぬ前に最高の思い出を作ってもらえるチャンスをもらえた。
今まで、ずっと……ずっと、発情期が来ないように、来ても身体に負担がかからないようにしてくれていた。
もし、発情期を一緒に過ごしてくれるっていうのが、『番』にしてもらえるっていうことが、嘘でも構わない。
もう、それ以上に幸せをもらえたんだから……
221
あなたにおすすめの小説
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
カフェ・コン・レーチェ
こうらい ゆあ
BL
小さな喫茶店 音雫には、今日も静かなオルゴール調のの曲が流れている。
背が高すぎるせいか、いつも肩をすぼめている常連の彼が来てくれるのを、僕は密かに楽しみにしていた。
苦いブラックが苦手なのに、毎日変わらずブラックを頼む彼が気になる。
今日はいつもより温度を下げてみようかな?香りだけ甘いものは苦手かな?どうすれば、喜んでくれる?
「君の淹れる珈琲が一番美味しい」
苦手なくせに、いつも僕が淹れた珈琲を褒めてくれる彼。
照れ臭そうに顔を赤ながらも褒めてくれる彼ともっと仲良くなりたい。
そんな、ささやかな想いを込めて、今日も丁寧に豆を挽く。
甘く、切なく、でも愛しくてたまらない――
珈琲の香りに包まれた、静かで優しい記憶の物語。
この運命を、あなたに。
皆中透
BL
オメガが治める国、オルサラータ。この国は、王がアルファを側室に迎える形式で子孫を残し、繁栄して来た。
イセイは現王ジュオの運命のつがいとの間の息子で、ジュオの二番目の子供にあたる。彼には兄が一人と弟が二人いるのだが、その弟の父であるイファに長年恋心を寄せていた。
しかし、実父の側室であり、弟たちの父親である人を奪ってまで幸せになる事など出来ないと思い、一度もその想いを告げたことはなかった。そして、成人後には遠くの領地をもらい、イファから離れる道を選ぶと決めている。そうして想いに蓋をしたまま、彼は成人の日を迎えた。
祝宴の日の朝、正装をした四兄弟は杯を交わし、これからも変わらずにいることを誓い合おうとしていた。すると、その杯を飲み干したイセイは、そのままその場に倒れ込んでしまう。
暗殺かと思われたその出来事は、イセイが翌日目を覚ましたことで杞憂に終わったのだが、目覚めたイセイはなぜかオメガになっていて……。
秘めた想いが絡まり合い、真っ直ぐに繋がれない恋。
不器用な二人が番うまでの日々を綴る、訳ありオメガバース。
【完結】完璧アルファな推し本人に、推し語りするハメになったオレの顛末
竜也りく
BL
物腰柔らか、王子様のように麗しい顔、細身ながら鍛えられた身体、しかし誰にも靡かないアルファの中のアルファ。
巷のお嬢さん方を骨抜きにしているヴァッサレア公爵家の次男アルロード様にオレもまたメロメロだった。
時に男友達に、時にお嬢さん方に混ざって、アルロード様の素晴らしさを存分に語っていたら、なんとある日ご本人に聞かれてしまった。
しかも「私はそういう人の心の機微が分からなくて困っているんだ。これからも君の話を聞かせて欲しい」と頼まれる始末。
どうやら自分の事を言われているとはこれっぽっちも思っていないらしい。
そんなこんなで推し本人に熱い推し語りをする羽目になって半年、しかしオレも末端とはいえど貴族の一員。そろそろ結婚、という話もでるわけで見合いをするんだと話のついでに言ったところ……
★『小説家になろう』さんでも掲載しています。
六年目の恋、もう一度手をつなぐ
高穂もか
BL
幼なじみで恋人のつむぎと渉は互いにオメガ・アルファの親公認のカップルだ。
順調な交際も六年目――最近の渉はデートもしないし、手もつながなくなった。
「もう、おればっかりが好きなんやろか?」
馴ればっかりの関係に、寂しさを覚えるつむぎ。
そのうえ、渉は二人の通う高校にやってきた美貌の転校生・沙也にかまってばかりで。他のオメガには、優しく甘く接する恋人にもやもやしてしまう。
嫉妬をしても、「友達なんやから面倒なこというなって」と笑われ、遂にはお泊りまでしたと聞き……
「そっちがその気なら、もういい!」
堪忍袋の緒が切れたつむぎは、別れを切り出す。すると、渉は意外な反応を……?
倦怠期を乗り越えて、もう一度恋をする。幼なじみオメガバースBLです♡
大嫌いなアルファと結婚しまして
リミル
BL
面倒見のいい隠れSなα×アルファから転化したΩ
久世優生と神崎基城はアルファの幼馴染みで、互いのスペックを競い合うライバル同士でもあった。
パーティーの最中、基城は原因不明の体調不良に襲われ、第二性がアルファからオメガに転化したと告げられる。
オメガになったことで、優生に馬鹿にされるかと思えば、何故かプロポーズを申し込まれてしまい──!?
(完結)冷徹アルファを揺さぶるオメガの衝動
相沢蒼依
BL
名門・青陵高校に通う佐伯涼は、誰もが一目置く完璧なアルファ。冷静沈着で成績優秀、規律を重んじる彼は、常に自分を律して生きてきた。だがその裏には厳格な父と家の名に縛られ、感情を抑え込んできた孤独があった。
一方、クラスの問題児と呼ばれる榎本虎太郎は自由奔放で喧嘩っ早く、どこか影を抱えた青年。不良のような外見とは裏腹に、心はまっすぐで仲間思い。彼が強さを求めるのは、かつて“弱さ”ゆえに傷ついた過去がある。
青陵高校1年の秋。冷徹で完璧主義の委員長・佐伯涼(α)は、他校の生徒に絡まれたところを隣のクラスの榎本虎太郎(Ω)に助けられる。だがプライドを傷つけられた佐伯は「余計なことをするな」と突き放し、二人の関係は最悪の出会いから始まった。
《届かぬ調べに、心が響き合い》
https://estar.jp/novels/26414089
https://blove.jp/novel/265056/
https://www.neopage.com/book/32111833029792800
(ネオページが作品の連載がいちばん進んでおります)
さよならの向こう側
よんど
BL
【お知らせ】
今作に番外編を加えて大幅に加筆修正したものをJ庭58で販売しました。此方の本編を直す予定は御座いません。
BOOTH
https://yonsanbooth-444.booth.pm/items/7436395
''Ωのまま死ぬくらいなら自由に生きようと思った''
僕の人生が変わったのは高校生の時。
たまたまαと密室で二人きりになり、自分の予期せぬ発情に当てられた相手がうなじを噛んだのが事の始まりだった。相手はクラスメイトで特に話した事もない顔の整った寡黙な青年だった。
時は流れて大学生になったが、僕達は相も変わらず一緒にいた。番になった際に特に解消する理由がなかった為放置していたが、ある日自身が病に掛かってしまい事は一変する。
死のカウントダウンを知らされ、どうせ死ぬならΩである事に縛られず自由に生きたいと思うようになり、ようやくこのタイミングで番の解消を提案するが...
運命で結ばれた訳じゃない二人が、不器用ながらに関係を重ねて少しずつ寄り添っていく溺愛ラブストーリー。
(※) 過激表現のある章に付けています。
*** 攻め視点
※当作品がフィクションである事を理解して頂いた上で何でもOKな方のみ拝読お願いします。
扉絵
YOHJI@yohji_fanart様
(無断転載×)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる