56 / 277
第56話 音楽の街メロディア
しおりを挟む
俺達はクエストが発生する街へと向かう道中、メイからクエストの概要を聞いていた。
クエストが発生するのは、南方に位置するメロディアの街。そこは、アップデートによって追加されたばかりの新エリアにある街だ。本当なら、ドラゴン討伐の後にこの新エリアに行くつもりだったが、バグ騒動で身を隠していたため、この地に足を踏み入れるのは今回が初めてのことだった。
そして、メイの話によると、今回挑むクエストは少し変わった内容だという。
まず、ソロプレイではクエストを受けることができず、3~6人構成のパーティ限定のクエストになっている。
内容の方もまた独特で、メロディアの街で開催される「吟遊詩人総選挙」に出場する女の子を、プレイヤーがプロデュースするというものだ。もっとも、これだけなら、そこまで変わったクエストというわけではない。パーティ全員で依頼者の女の子が勝てるように支援する――それなら普通にあり得るクエストだ。だが、今回のクエストは、パーティメンバーがそれぞれ別々の女の子を選び、自分が選んだ女の子を勝たせるために競い合う形式だという。つまり、パーティメンバーがそのままライバルになってしまうのだ。
こういう形のクエストは俺達も初めてなので、メイから話を聞き、少々の不安と、大きな期待とを感じていた。
ちなみに、総選挙といっても、政治的な意味ではなく、単なる人気投票だ。しかし、選ばれた吟遊詩人は「ディーヴァ」としてメロディアの顔となり、街を象徴的する存在になるというのだ。ただのゲームイベントだとは割り切れない責任を感じてしまうクエストでもある。
なお、メイは「詳しい情報を得てしまうと自分だけが有利になってしまう」と、敢えてそれ以上のことは調べなかったらしい。
そういう律儀な性格はメイの良いところだ。
メイから概要を聞き終えた頃、俺達はメロディアへと到着した。
そこは、吟遊詩人総選挙を行うだけあり、まさに音楽の街だった。
広場に一歩足を踏み入れただけで、まるで空気がメロディーで彩られているかのように感じる。あちこちで吟遊詩人が楽器を奏で、歌声が響き、通りすがる住人達もそれに合わせて鼻歌を口ずさんでいる。まさに音楽が人々の生活に溶け込んでいる街だと言えた。
「話には聞いていたけど、まさに音楽の街だな! 街全体が音楽を奏でているみたいだ」
メイは耳を澄ませ、感嘆の声を漏らしている。
「そうですね。噂を聞きつけてか、プレイヤーの数も多いですし、楽しそうな街ですね」
周りを見回しているミコトさんに俺は頷いた。
新しい街ということでただでさえ注目度は高い。その上、街を歩いているだけで、色々な音楽が聞ける楽しい街だ。プレイヤー達が集まってこないはずがない。
そうやって、街にいるプレイヤーキャラクター達を見回していると――
「あのぅ、すみません」
見覚えのない二人組の女性に声をかけられた。
思わず、何かイベントが始まったのかと身構えたが、よく見ると二人ともNPCではなく、プレイヤーキャラクターだった。
「どうかしましたか?」
俺が応じると、茶髪ポニーテールの女の子が、恥ずかしそうに口を開く。
「もしかして、あのインフェルノ討伐動画のショウさんですか? 1stドラゴンスレイヤーで、料理人アタッカーの?」
「――――!」
その一言で、まるで時間が止まったかのように息を呑む。
自分の名前が、こんな形で呼ばれるとは思ってもいなかった。
あの討伐動画とバグ疑惑で名前が広まってしまったのは知っていたが、これまで身を隠していたこともあり、こんなふうに面と向かって話しかけられるのは、これが初めてだった。いきなりのことに加え、慣れないシチュエーションにどう対応していいのかわからず、ただドギマギしてしまう。
「……ええ、多分、そのショウです」
どうにか絞り出したその一言。
後になって思えば、もっとまともな返しができはずなのに、この時の俺にはその余裕がなかった。
しかし、目の前の女の子達にとっては、それで十分だったらしい。
「わぁ! やっぱり!」
「動画よりも格好いいですね!」
目の前の二人の女の子は、まるで街で芸能人にでも会ったかのような反応を見せた。
ゲームでのキャラクターなんだから動画と同じに決まってるじゃないか、とは思いつつも、正直可愛い女の子に格好いいと言われて悪い気はしない。
「いや、そんなことはないと思うけど……。えっと、二人とも動画を見てくれたんだ、ありがとう」
「私達、あの動画を見て、ショウさんのファンになったんです!」
茶髪ポニテの横の、赤髪ロングの女の子が、両手を合わせて、そんな嬉しいことを言ってくれた。
「え、そうなの? いやぁ、嬉しいなぁ」
この時の俺はきっとかなりにやけた顔をしていたのだろう。あとで、記録動画でこの時のことを見返すと、ミコトさん、メイ、クマサンが見たことのないような顔で、睨むように俺を見つめていた。その顔を見た瞬間、俺はたまらず記録動画の再生をやめたほどだ。
「ここで会ったのも、何かの御縁だと思うんですよ~」
「そうそう! なので、よかったら私達とフレンド登録してもらえませんか?」
「――――!」
こんな可愛い女の子達の方からフレンド登録をお願いされるなんて、俺にはほとんど経験のないことだった。もともとフレンド自体あまりいないけど、今までで女の子の方からフレンド登録を求めてきたのって、ミコトさんくらいじゃなかっただろうか?
こんなレアな機会、拒否する理由が俺にあろうはずがない。
「俺でいいの? 俺は全然構わないけど……」
「わぁ、やったぁ!」
「ありがとうございます!」
そうして、俺は新たにリン(茶髪ポニテ)とカエデ(赤髪ロング)という二人の女の子プレイヤー(リアルの性別は不明)をフレンドリストに加えることになった。もちろん、リアルの性別はわからないけど、そんなことは重要ではない。
「それじゃあ、ゲームを楽しんでね~」
去っていく二人を、俺は手を振って見送った。
そして、彼女達の姿が見えなくなった頃、俺はようやく、背後からの刺すような視線に気づく。
「あ……ごめん、みんな。余計な時間を取らせちゃったかな」
振り返って、みんなを足止めさせてしまったことを詫びた。だが、俺に向けられる三人の視線は冷ややかなままだった。
「いえ、別に時間はいいんです。時間は」
「そうだな。時間よりもショウの浮かれた態度の方が問題だな」
「ショウ、ああいうのはたいてい、ドラゴン戦とかで使えるアタッカーが欲しいだけなんだぞ。決して、ショウ自身の人柄に惚れてのことじゃないって理解しておけよ」
なぜだろう? 街に入ってきた時は、三人ともあんなにもにこやかだったのに……。
もしかして、俺がほかの女の子と仲良くしてたから、焼きもちとか?
…………。
頭の中で考えて、すくに否定する。
三人に世話になりっぱなしのこれまでの俺を振り返れば、万が一にもそんなことはありえない。
きっと、動画には4人とも登場していたのに、声をかけられたのが俺だけだったことが不満なのだろう。確かに、その気持ちは理解できる。
俺だって、動画公開当初、3人はそのプレイをコメントで絶賛されていたのに、俺だけ「バグ技野郎」などとバッシングされ、少なからず三人に嫉妬を感じていた。あの時の気持ちを思い出し、俺は再び三人に頭を下げる。
「すまない。みんなの気持ちを考えてなかった」
「……これは多分、まだわかってないですね」
「何しろショウだからな」
「ゲームでは勘が鋭いのに、こういう時は鈍いんだよな」
心を込めて謝罪したつもりなのに、三人の言葉は辛辣だった。
……俺ってそんなに悪いことしたっけ?
クエストが発生するのは、南方に位置するメロディアの街。そこは、アップデートによって追加されたばかりの新エリアにある街だ。本当なら、ドラゴン討伐の後にこの新エリアに行くつもりだったが、バグ騒動で身を隠していたため、この地に足を踏み入れるのは今回が初めてのことだった。
そして、メイの話によると、今回挑むクエストは少し変わった内容だという。
まず、ソロプレイではクエストを受けることができず、3~6人構成のパーティ限定のクエストになっている。
内容の方もまた独特で、メロディアの街で開催される「吟遊詩人総選挙」に出場する女の子を、プレイヤーがプロデュースするというものだ。もっとも、これだけなら、そこまで変わったクエストというわけではない。パーティ全員で依頼者の女の子が勝てるように支援する――それなら普通にあり得るクエストだ。だが、今回のクエストは、パーティメンバーがそれぞれ別々の女の子を選び、自分が選んだ女の子を勝たせるために競い合う形式だという。つまり、パーティメンバーがそのままライバルになってしまうのだ。
こういう形のクエストは俺達も初めてなので、メイから話を聞き、少々の不安と、大きな期待とを感じていた。
ちなみに、総選挙といっても、政治的な意味ではなく、単なる人気投票だ。しかし、選ばれた吟遊詩人は「ディーヴァ」としてメロディアの顔となり、街を象徴的する存在になるというのだ。ただのゲームイベントだとは割り切れない責任を感じてしまうクエストでもある。
なお、メイは「詳しい情報を得てしまうと自分だけが有利になってしまう」と、敢えてそれ以上のことは調べなかったらしい。
そういう律儀な性格はメイの良いところだ。
メイから概要を聞き終えた頃、俺達はメロディアへと到着した。
そこは、吟遊詩人総選挙を行うだけあり、まさに音楽の街だった。
広場に一歩足を踏み入れただけで、まるで空気がメロディーで彩られているかのように感じる。あちこちで吟遊詩人が楽器を奏で、歌声が響き、通りすがる住人達もそれに合わせて鼻歌を口ずさんでいる。まさに音楽が人々の生活に溶け込んでいる街だと言えた。
「話には聞いていたけど、まさに音楽の街だな! 街全体が音楽を奏でているみたいだ」
メイは耳を澄ませ、感嘆の声を漏らしている。
「そうですね。噂を聞きつけてか、プレイヤーの数も多いですし、楽しそうな街ですね」
周りを見回しているミコトさんに俺は頷いた。
新しい街ということでただでさえ注目度は高い。その上、街を歩いているだけで、色々な音楽が聞ける楽しい街だ。プレイヤー達が集まってこないはずがない。
そうやって、街にいるプレイヤーキャラクター達を見回していると――
「あのぅ、すみません」
見覚えのない二人組の女性に声をかけられた。
思わず、何かイベントが始まったのかと身構えたが、よく見ると二人ともNPCではなく、プレイヤーキャラクターだった。
「どうかしましたか?」
俺が応じると、茶髪ポニーテールの女の子が、恥ずかしそうに口を開く。
「もしかして、あのインフェルノ討伐動画のショウさんですか? 1stドラゴンスレイヤーで、料理人アタッカーの?」
「――――!」
その一言で、まるで時間が止まったかのように息を呑む。
自分の名前が、こんな形で呼ばれるとは思ってもいなかった。
あの討伐動画とバグ疑惑で名前が広まってしまったのは知っていたが、これまで身を隠していたこともあり、こんなふうに面と向かって話しかけられるのは、これが初めてだった。いきなりのことに加え、慣れないシチュエーションにどう対応していいのかわからず、ただドギマギしてしまう。
「……ええ、多分、そのショウです」
どうにか絞り出したその一言。
後になって思えば、もっとまともな返しができはずなのに、この時の俺にはその余裕がなかった。
しかし、目の前の女の子達にとっては、それで十分だったらしい。
「わぁ! やっぱり!」
「動画よりも格好いいですね!」
目の前の二人の女の子は、まるで街で芸能人にでも会ったかのような反応を見せた。
ゲームでのキャラクターなんだから動画と同じに決まってるじゃないか、とは思いつつも、正直可愛い女の子に格好いいと言われて悪い気はしない。
「いや、そんなことはないと思うけど……。えっと、二人とも動画を見てくれたんだ、ありがとう」
「私達、あの動画を見て、ショウさんのファンになったんです!」
茶髪ポニテの横の、赤髪ロングの女の子が、両手を合わせて、そんな嬉しいことを言ってくれた。
「え、そうなの? いやぁ、嬉しいなぁ」
この時の俺はきっとかなりにやけた顔をしていたのだろう。あとで、記録動画でこの時のことを見返すと、ミコトさん、メイ、クマサンが見たことのないような顔で、睨むように俺を見つめていた。その顔を見た瞬間、俺はたまらず記録動画の再生をやめたほどだ。
「ここで会ったのも、何かの御縁だと思うんですよ~」
「そうそう! なので、よかったら私達とフレンド登録してもらえませんか?」
「――――!」
こんな可愛い女の子達の方からフレンド登録をお願いされるなんて、俺にはほとんど経験のないことだった。もともとフレンド自体あまりいないけど、今までで女の子の方からフレンド登録を求めてきたのって、ミコトさんくらいじゃなかっただろうか?
こんなレアな機会、拒否する理由が俺にあろうはずがない。
「俺でいいの? 俺は全然構わないけど……」
「わぁ、やったぁ!」
「ありがとうございます!」
そうして、俺は新たにリン(茶髪ポニテ)とカエデ(赤髪ロング)という二人の女の子プレイヤー(リアルの性別は不明)をフレンドリストに加えることになった。もちろん、リアルの性別はわからないけど、そんなことは重要ではない。
「それじゃあ、ゲームを楽しんでね~」
去っていく二人を、俺は手を振って見送った。
そして、彼女達の姿が見えなくなった頃、俺はようやく、背後からの刺すような視線に気づく。
「あ……ごめん、みんな。余計な時間を取らせちゃったかな」
振り返って、みんなを足止めさせてしまったことを詫びた。だが、俺に向けられる三人の視線は冷ややかなままだった。
「いえ、別に時間はいいんです。時間は」
「そうだな。時間よりもショウの浮かれた態度の方が問題だな」
「ショウ、ああいうのはたいてい、ドラゴン戦とかで使えるアタッカーが欲しいだけなんだぞ。決して、ショウ自身の人柄に惚れてのことじゃないって理解しておけよ」
なぜだろう? 街に入ってきた時は、三人ともあんなにもにこやかだったのに……。
もしかして、俺がほかの女の子と仲良くしてたから、焼きもちとか?
…………。
頭の中で考えて、すくに否定する。
三人に世話になりっぱなしのこれまでの俺を振り返れば、万が一にもそんなことはありえない。
きっと、動画には4人とも登場していたのに、声をかけられたのが俺だけだったことが不満なのだろう。確かに、その気持ちは理解できる。
俺だって、動画公開当初、3人はそのプレイをコメントで絶賛されていたのに、俺だけ「バグ技野郎」などとバッシングされ、少なからず三人に嫉妬を感じていた。あの時の気持ちを思い出し、俺は再び三人に頭を下げる。
「すまない。みんなの気持ちを考えてなかった」
「……これは多分、まだわかってないですね」
「何しろショウだからな」
「ゲームでは勘が鋭いのに、こういう時は鈍いんだよな」
心を込めて謝罪したつもりなのに、三人の言葉は辛辣だった。
……俺ってそんなに悪いことしたっけ?
121
あなたにおすすめの小説
国を追放された魔導士の俺。他国の王女から軍師になってくれと頼まれたから、伝説級の女暗殺者と女騎士を仲間にして国を救います。
グミ食べたい
ファンタジー
かつて「緑の公国」で英雄と称された若き魔導士キッド。しかし、権謀術数渦巻く宮廷の陰謀により、彼はすべてを奪われ、国を追放されることとなる。それから二年――彼は山奥に身を潜め、己の才を封じて静かに生きていた。
だが、その平穏は、一人の少女の訪れによって破られる。
「キッド様、どうかそのお力で我が国を救ってください!」
現れたのは、「紺の王国」の若き王女ルルー。迫りくる滅亡の危機に抗うため、彼女は最後の希望としてキッドを頼り、軍師としての助力を求めてきたのだった。
かつて忠誠を誓った国に裏切られ、すべてを失ったキッドは、王族や貴族の争いに関わることを拒む。しかし、何度断られても諦めず、必死に懇願するルルーの純粋な信念と覚悟が、彼の凍りついた時間を再び動かしていく。
――俺にはまだ、戦う理由があるのかもしれない。
やがてキッドは決意する。軍師として戦場に舞い戻り、知略と魔法を尽くして、この小さな王女を救うことを。
だが、「紺の王国」は周囲を強大な国家に囲まれた小国。隣国「紫の王国」は侵略の機をうかがい、かつてキッドを追放した「緑の公国」は彼を取り戻そうと画策する。そして、最大の脅威は、圧倒的な軍事力を誇る「黒の帝国」。その影はすでに、紺の王国の目前に迫っていた。
絶望的な状況の中、キッドはかつて敵として刃を交えた伝説の女暗殺者、共に戦った誇り高き女騎士、そして王女ルルーの力を借りて、立ち向かう。
兵力差は歴然、それでも彼は諦めない。知力と魔法を武器に、わずかな希望を手繰り寄せていく。
これは、戦場を駆ける軍師と、彼を支える三人の女性たちが織りなす壮絶な戦記。
覇権を争う群雄割拠の世界で、仲間と共に生き抜く物語。
命を賭けた戦いの果てに、キッドが選ぶ未来とは――?
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~
山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。
与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。
そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。
「──誰か、養ってくれない?」
この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる