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第11話 念願の初勝利! ひとつ目スライム撃破
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やべ、やられる!
俺はやつに背中を向けるのが精一杯だった。
それほどにやつの動きは俊敏だった。
咄嗟に逃げようとして、左腕に喰いつかれた。
う、腕が千切れた~~~~~!
牙の生えた口でガブリと噛みつかれたら、誰だってそう思うよね?
ところがだ、まったく痛みを感じねえ。
見ると、黄色スライムの野郎、俺の左腕をしゃぶってやがる。
なんか、スライム特有のぬるぬる感が気持ちよくて。
あっ、そこはダメ、あっ、そこそこ……。あっ、牙立てないで……。
なんて感じになってきたんだけど。
スライムに喰いつかれてんだ。
このまま快楽に耽っているわけにはいかないよねえ?
で、青色スライムはと見れば、あいつら、身体を液状化して、雨水が地面に浸み込むように、地下に無事避難を完了してたんだ。
おいおい、中央競馬のダートコースだって、そんなに早くは乾かねえよ!
俺の言うこと真に受けて、とっとと逃げやがったぜ、あいつら!
単身、黄色スライムに立ち向かう俺をさあ、後方から援護してさあ、三、四匹の犠牲を出しつつも、お互い無事に撤退を完了する。そういう相見互い、相互支援、ウインウインの関係を築く意志は、あいつらにはまったくねえようだ。見損なったぜ、青色スライム!
腕に喰いつかれたまま、いつまでもこうして黄色スライムとお見合いしてるわけにもいかないので、なんとか腕を引っこ抜こうとしたんだけど。
どう足掻いても、あの野郎、腕を放そうとしねえ!
万策尽きて途方に暮れていると、彼方に人影が見えた。
ムッフフ~ン、ムッフフ~ン、ムッフンフンフゥ~~~ン♪
肩に小鳥を留まらせて、なんか気持ちよさげにハミングしながら、ステッキを振り振りこちらにやって来るその人物こそ……。
あっ、あのお方は! ま、魔導士様!
その人物こそ、職安で出会った、あの英国紳士な魔導士様だったんだ。
渡りに船とはまさにこのこと!
俺は声を限りに叫んだよ!
「お願いです、魔導士様! お、俺を助けてください!」
「おお、君は何時ぞやの青年ではないか。で、なにをしているのかね?」
「見てわからないんですか!? スライムに腕食われてるんですよ!」
「ほう、それは災難だね、君……」
「ね、お願いですから、この手、どうにかして」
魔導士さん、顎鬚を捻りながら、しばらく様子を見ていたけど、
「で、食いつかれてから、どれくらいになるかね?」
「ええと、一〇分くらいですけど」
「じゃあ、まだ大丈夫だね」
「えっ、なにが、なにが大丈夫なんですか?」
「……言ってもいいかな?」
「ど、どうぞ。心の準備はできてますから」
「君の腕なんだけど、あと二十四時間でとろけるよ」
「ええっ、本当ですか!」
「残念ながら事実だ。君の左腕は確実にスライムに吸収されるだろう」
「ど、どうすればいいんですか?」
「まあ、策がないことはない」
魔導士さん、ステッキの柄の部分を捻ると、それをスゥーと上下に分割した。
なんとステッキは仕込み杖になっていたのだ。
「さあ、これを使いなさい」
手渡された剣は、レイピアのような刺突用の形状のものだった。
俺はスライムの単眼目がけて、そいつを力の限りぶッ刺した。
プニプニプニィ~~~~~~。
が、まあ、予想通りというか。ずぶずぶ突き刺さることは突き刺さるんだけど、まったく手応えが感じられねえ。
ぷにぷにしてるもんに剣を突き立てたところで、しょせんは液体を相手にしているようなもの、致命傷なんて与えられるわけがない。
魔導士さん、これ、いったいどうやって使えばいいの?
「それ、使い方違うから」
「……」
「自分の腕を切り落とすんだ」
「……いま、なんと?」
「だから、自分の腕を切り落とすんだ」
「--!」
じょ、冗談でしょ?
俺は真っ青になって叫んだ!
「俺、ガッツじゃありませんから、そんなの無理っす!」
まさか、異世界最強の男と同等の精神力を求められるとは……。
いきなりレベル高すぎです!
「ほ~、君はガッツを知っておるのかね?」
「そりゃ、有名な勇者さんの一人ですから」
「じゃあ、やりたまえ。君も最強の勇者を目指すのだ!」
「確かにガッツには憧れてましたけど、そこまで強くならなくても。それに左腕落としたら、そもそも勇者になれませんし」
「いや、大丈夫。失った左腕に火器を仕込んでおけば、大抵の魔物は一撃で粉砕できる。なまじ左腕があるより、ずっと便利だろ?」
「いや、俺、ガッツやシャンクスみたいに、愛する者のために左腕失う気ぜんぜんありませんから。だから、もう少し穏やかな方法で、この難問を解決していただければ……」
魔導士さん、フロックコートの内ポケットから葉巻を取り出すと、マッチを擦って火を点した。
紫煙を燻らせて、しばらくの間、遠くの雲を眺めていたけど。
「まっ、それが当然だよね」
「えっ?」
「たかがスライム一匹で腕落としていたら、誰も勇者なんてやろうとは思わないよ。もちろん、わたしだってそうさ。うん、君は正しいよ」
「じ、じゃあ、なぜ腕落とせなんて?」
「なにね、初心な青年をからかいたくなってね。ちょっと楽しませてもらったのさ」
「そ、そんなぁ~」
「いやあ、すまんすまん、代わりにと言ってはなんだが、お詫びを兼ねて、君にこれをプレゼントしよう」
レイピアの代わりに受け取ったものは、魔導士さんが吸っていた葉巻だった。
「さあ、その葉巻をスライムに押し当ててごらん」
言われるままに、葉巻をスライムに押し当ててみると、
ジュジュジュジュジュ……。
黄色スライムがみるみるうちに溶けてゆく……。
た、助かった。
俺、脱力して、その場にへたっちまった。
魔導士さん、ぐにょぐにょに溶けたスライムの中から、白手袋をした手で、直径五センチほどの丸い球を摘まみ上げた。
「これ、黄色スライムの細胞核だから。二十四時間以内に役所へ持ってくと、一万円もらえるから」
「あっ、ども、ありがとうございます」
「ではまた、いずれお目にかかるとしよう。See you again!」
ムッフフ~ン、ムッフフ~ン、ムフフンフゥ~~~ン♪
魔導士さんは楽し気にハミングしながら、俺の前から立ち去って行った。
俺はやつに背中を向けるのが精一杯だった。
それほどにやつの動きは俊敏だった。
咄嗟に逃げようとして、左腕に喰いつかれた。
う、腕が千切れた~~~~~!
牙の生えた口でガブリと噛みつかれたら、誰だってそう思うよね?
ところがだ、まったく痛みを感じねえ。
見ると、黄色スライムの野郎、俺の左腕をしゃぶってやがる。
なんか、スライム特有のぬるぬる感が気持ちよくて。
あっ、そこはダメ、あっ、そこそこ……。あっ、牙立てないで……。
なんて感じになってきたんだけど。
スライムに喰いつかれてんだ。
このまま快楽に耽っているわけにはいかないよねえ?
で、青色スライムはと見れば、あいつら、身体を液状化して、雨水が地面に浸み込むように、地下に無事避難を完了してたんだ。
おいおい、中央競馬のダートコースだって、そんなに早くは乾かねえよ!
俺の言うこと真に受けて、とっとと逃げやがったぜ、あいつら!
単身、黄色スライムに立ち向かう俺をさあ、後方から援護してさあ、三、四匹の犠牲を出しつつも、お互い無事に撤退を完了する。そういう相見互い、相互支援、ウインウインの関係を築く意志は、あいつらにはまったくねえようだ。見損なったぜ、青色スライム!
腕に喰いつかれたまま、いつまでもこうして黄色スライムとお見合いしてるわけにもいかないので、なんとか腕を引っこ抜こうとしたんだけど。
どう足掻いても、あの野郎、腕を放そうとしねえ!
万策尽きて途方に暮れていると、彼方に人影が見えた。
ムッフフ~ン、ムッフフ~ン、ムッフンフンフゥ~~~ン♪
肩に小鳥を留まらせて、なんか気持ちよさげにハミングしながら、ステッキを振り振りこちらにやって来るその人物こそ……。
あっ、あのお方は! ま、魔導士様!
その人物こそ、職安で出会った、あの英国紳士な魔導士様だったんだ。
渡りに船とはまさにこのこと!
俺は声を限りに叫んだよ!
「お願いです、魔導士様! お、俺を助けてください!」
「おお、君は何時ぞやの青年ではないか。で、なにをしているのかね?」
「見てわからないんですか!? スライムに腕食われてるんですよ!」
「ほう、それは災難だね、君……」
「ね、お願いですから、この手、どうにかして」
魔導士さん、顎鬚を捻りながら、しばらく様子を見ていたけど、
「で、食いつかれてから、どれくらいになるかね?」
「ええと、一〇分くらいですけど」
「じゃあ、まだ大丈夫だね」
「えっ、なにが、なにが大丈夫なんですか?」
「……言ってもいいかな?」
「ど、どうぞ。心の準備はできてますから」
「君の腕なんだけど、あと二十四時間でとろけるよ」
「ええっ、本当ですか!」
「残念ながら事実だ。君の左腕は確実にスライムに吸収されるだろう」
「ど、どうすればいいんですか?」
「まあ、策がないことはない」
魔導士さん、ステッキの柄の部分を捻ると、それをスゥーと上下に分割した。
なんとステッキは仕込み杖になっていたのだ。
「さあ、これを使いなさい」
手渡された剣は、レイピアのような刺突用の形状のものだった。
俺はスライムの単眼目がけて、そいつを力の限りぶッ刺した。
プニプニプニィ~~~~~~。
が、まあ、予想通りというか。ずぶずぶ突き刺さることは突き刺さるんだけど、まったく手応えが感じられねえ。
ぷにぷにしてるもんに剣を突き立てたところで、しょせんは液体を相手にしているようなもの、致命傷なんて与えられるわけがない。
魔導士さん、これ、いったいどうやって使えばいいの?
「それ、使い方違うから」
「……」
「自分の腕を切り落とすんだ」
「……いま、なんと?」
「だから、自分の腕を切り落とすんだ」
「--!」
じょ、冗談でしょ?
俺は真っ青になって叫んだ!
「俺、ガッツじゃありませんから、そんなの無理っす!」
まさか、異世界最強の男と同等の精神力を求められるとは……。
いきなりレベル高すぎです!
「ほ~、君はガッツを知っておるのかね?」
「そりゃ、有名な勇者さんの一人ですから」
「じゃあ、やりたまえ。君も最強の勇者を目指すのだ!」
「確かにガッツには憧れてましたけど、そこまで強くならなくても。それに左腕落としたら、そもそも勇者になれませんし」
「いや、大丈夫。失った左腕に火器を仕込んでおけば、大抵の魔物は一撃で粉砕できる。なまじ左腕があるより、ずっと便利だろ?」
「いや、俺、ガッツやシャンクスみたいに、愛する者のために左腕失う気ぜんぜんありませんから。だから、もう少し穏やかな方法で、この難問を解決していただければ……」
魔導士さん、フロックコートの内ポケットから葉巻を取り出すと、マッチを擦って火を点した。
紫煙を燻らせて、しばらくの間、遠くの雲を眺めていたけど。
「まっ、それが当然だよね」
「えっ?」
「たかがスライム一匹で腕落としていたら、誰も勇者なんてやろうとは思わないよ。もちろん、わたしだってそうさ。うん、君は正しいよ」
「じ、じゃあ、なぜ腕落とせなんて?」
「なにね、初心な青年をからかいたくなってね。ちょっと楽しませてもらったのさ」
「そ、そんなぁ~」
「いやあ、すまんすまん、代わりにと言ってはなんだが、お詫びを兼ねて、君にこれをプレゼントしよう」
レイピアの代わりに受け取ったものは、魔導士さんが吸っていた葉巻だった。
「さあ、その葉巻をスライムに押し当ててごらん」
言われるままに、葉巻をスライムに押し当ててみると、
ジュジュジュジュジュ……。
黄色スライムがみるみるうちに溶けてゆく……。
た、助かった。
俺、脱力して、その場にへたっちまった。
魔導士さん、ぐにょぐにょに溶けたスライムの中から、白手袋をした手で、直径五センチほどの丸い球を摘まみ上げた。
「これ、黄色スライムの細胞核だから。二十四時間以内に役所へ持ってくと、一万円もらえるから」
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