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7話 個人事業主になったら開業届
しおりを挟む「青色申告するなら申請を出さないとね」
「申請ですか」
「初年度から青色申告するなら、個人事業を開始して2ヶ月以内の申請が必要になるの」
「申請も税務署に、ですか」
「そうよ」
「じゃあ用紙もらってきます」
「税務署でも申請用紙はもらえるけど、ネットにもあるよ」
「本当ですか」
先輩はパソコンで国税庁WEBサイトのトップ画面を開き「税の情報・手続・用紙」から「申告手続・用紙」を選び、「届出書・申請等の様式(申告所得税関係)」を押します。
なんとかの手続ってのがずら~っと並んでいます。
「所得税関係の手続きはここにあるの。
開業の時には出すのは開業届。
青色申告するなら申請を出すの」
先輩は2つの画面を開きます。
「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」(リンク7-1)
「所得税の青色申告承認申請手続」(リンク7-2)
「まずは開業届ね。個人事業を始めた人は1ヶ月以内に提出することになってるの」
「1ヶ月ですか。8月始め頃から配達やってるからもう過ぎてます」
「開業届の期限は気にしなくていいわ。遅れてもどうってことないから」
「よかった」
先輩はプリンターで開業届の用紙を印刷してくれます。
「これに書けばいいわ」
「はい・・・」
書けるかな。
自分で
「届出書の一番上に「個人事業の開業・廃業等届出書」ってあるでしょ」
「はい」
「今回は開業の届出だから「開業」を丸で囲んで」
「こう・・・ ですか」
「うん、それで大丈夫。
次に、管轄税務署を書きます。
川口市は・・・」
また先輩はネットで調べ物を。
「川口市は二つに別れてるみたいね。
叶音さんは川口市のどのあたり?」
「荒川町です」
「荒川町は・・・ 西川口税務署ね。ここに「西川口」って書いて」
「はい」
西川口税務署長への届出なんですね。
「次に納税地。
ここは自宅住所を書けばいいわ」
「はい。
埼玉県川口市荒川町3ー1・・・
これでいいですか」
「えぇ、あと、上に「住所地」「居所地」「事業所等」ってあるでしょ。
「住所地」のところにチェックマークを入れて」
「はい」
「その下に氏名と生年月日を書いて」
「はい」
名前と生年月日を書き、
「個人番号ってマイナンバーのことですか」
「そうよ。今、分かる?」
「はい、カード作ってます」
マイナンバーカードを見ながら番号を書きます。
こういう時に使うんですね。
マイナンバー。
「職業はなんて書けばいいんですか」
「何でもいいけど、私は「運送業」って書いたわ」
「はい。運送業・・・っと」
「届出の区分には「開業」にチェックマークを書いて。
事務所の新設にもチェックマークを」
「はい」
「所得の種類は「事業(農業)所得」にチェック」
「はい」
「開業・廃業等日は、初めて配達した日でいいかな」
「8月からです。日付も書くんですね」
スマホで配達アプリを開き、売上一覧を見て、
「最初の売上は8月3日です」
令和5年8月3日と記入。
「開業・廃業に伴う届出書の提出の有無のところ、青色申告承認申請書をこれから書くから「有」にチェックを入れて」
「はい」
「消費税に関する書類は出さないから「無」で」
「はい」
「事業の概要は、「ウーバーイーツの配達」みたいな感じでいいよ」
「はい」
「給与等の支払いの状況だけど、他人を雇ったりしないから計0人って書いて」
「分かりました」
「源泉所得税の納期の特例の承認に関する届出書の提出の有無も「無」で」
「はい」
「これで完成よ」
「これが開業届なんですね」
「これを出せば、叶音さんも立派な個人事業主!」
「へぇぇ」
「提出期限は開業1ヶ月以内の9月2日まで」
「今日はもう9月22日ですけど」
「開業届はテキトーでいいわ。
税金の計算には関係ないし。
でも早めにね」
「はい!」
書き終えたばかりの開業届をクリアファイルに入れカバンに入れます。
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