【完結】儚げな少年と思って助けたら魔界一最強の魔王様でした。

カントリー

文字の大きさ
38 / 59
本編

第10話 ルクシ君のお願い事(残り5日)③

しおりを挟む
…………………………………………………………

第10話  ルクシ君のお願い事(残り5日)③

……………………………………………………………


手紙の内容を見て、ふと疑問に思った。

どうして、『とあるお方』さんは、
私の瞳の色を知っているんだろう…

もしかして…

急に怖くなり、私は辺りを見渡した。

「……………………」

でもお店の中には、
私とルクシ君と此処の店員さん達しかいない。

「……良かった…いない」

……私の気にしすぎかな?
ホッとして一息着いたと所

急にお店のドアが開いた。

カランカラーン…

絨毯使い「すみませーん、オーロラ様と
ルクシ様はいらっしゃいますでしょうか」

ルクシ「はーい、ここにいまーす
お兄さん次の場所までお願いね。」

絨毯使い「承知いたしました。シ…
いえ…ルクシ様
では、移動用絨毯へご案内致します」

……これは、一体…
移動用絨毯のサービスって
お金持ちがご利用するあの…高級な…

「ルルル ルクシ君…待っ…待って
これは、流石に……」

ルクシ「おねえちゃん 手紙を見なよ」

「……へっ? …!手紙が光ってる
中身を見たほうがいいのかな?」

ルクシ「その方がいいかも
さあ、早く 早く」

光りだす封筒に
恐る恐る中身を取り出し

便箋を見ると…
こんな事が書かれていた。

『お金の面は心配するな
我がすべて支払っている
今日は思いっきり、楽しめ』

…あれっ…さっきまで別の内容が
書かれてあったのに…

それに何故、私が今思っている事が
この便箋に書かれているの?

…魔法の手紙にしては、
出来すぎているような…

クイクイ… 

うーん…と頭をひねって考えていると
ルクシ君がドレスの裾を引っ張ってきた。

ルクシ「おねえちゃん お兄さんが
待ってる 行こうよ」

「うっうん!そうだね
待たせるのは良くないよね
あっ…女性店員さん ありがとうございます」

店員女性「いえいえ、こちらこそ
ありがとうございました
楽しんできてくださいね」

私は店員女性さんに頭を下げ、
ルクシ君に手を引かれながら
お店を出た。

カランカラーン…

…考えるのは帰ってからにしよう
その方がじっくり考えられるし
なにか、答えが見つかるはずた

せっかく『とあるお方』さんが
用意してくれたんだ。

なら、今日は…
思いっきり楽しもう!


………………………………………………………………


……………………………….………….…………


………………………………


それから、私とルクシ君は、
「とあるお方」さんが用意しれた
プランを楽しん……

……いや、緊張しすぎて
楽しむどころじゃなかった。

きっと…ご令嬢だったら、
楽しめたはずよ

でも…私は端くれ者で貧乏人だから…


まず、豪華な食事に対しては、
……あまりにも豪華すぎて…
口に入れるのに勇気が必要だったり…

他にも、絶対一生行かない場所だと
思っていた、宝石店にジュエリー店に
魔法の手紙によって案内され、

『紺青色の瞳を持った美しい姫に
宝石とネックレスをプレゼントだ 
受け取ってほしい』…と

便箋に記載された時は、
驚愕して封筒ごと落としそうになった。

あれ?……今日…何のために
外出しているんだっけ…

「……………………」

一瞬忘れかけていたが、
すぐに思い出した。

そうだよ!!ルクシ君だよ!!

今日はルクシ君の為に
外出したんでしょーが!

危ない…本来の目的、
忘れる所だった…

ルクシ君…大丈夫かな、
小さな子供だと つまんなすぎて、
頬を膨らませているんじゃ…

おそるおそる…ルクシ君の顔色を
伺うと…

「…へっ?……ルクシ君…」


彼はなんと、
嬉しそうな表情を浮かべていた。

それも…子供らしさもカケラもない、
甘い笑みを私に向けて……

……いやいやいや…
そんなの有り得ない
私、勘違いしているのよ

いくら屋敷に出会いがないからって
さすがに無理があるよ
オーロラ…

……でも…

ルクシ君の大人な表情に
思考停止していると

ルクシ君が近づき…

ルクシ「よかったね おねえちゃん
僕、今日 おねえちゃんと
遊べて幸せ…」

優しく私の手を取り、
そっと口付けをした。

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~

甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」 「全力でお断りします」 主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。 だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。 …それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で… 一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。 令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……

次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました

Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。 そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。 お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。 挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに… 意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。 よろしくお願いしますm(__)m

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】

iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。 小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました

ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。 名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。 ええ。私は今非常に困惑しております。 私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。 ...あの腹黒が現れるまでは。 『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。 個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。

【完結】二度目の子育て~我が子を可愛がったら溺愛されました

三園 七詩
恋愛
私は一人娘の優里亜の母親だった。 優里亜は幼い頃から体が弱く病院でほとんどの時間を過ごしていた。 優里亜は本が好きでよく私にも本の話をしてくれた。 そんな優里亜の病状が悪化して幼くして亡くなってしまう。 絶望に打ちひしがれている時事件に巻き込まれ私も命を落とした。 そして気がつくと娘の優里亜が大好きだった本の世界に入り込んでいた。

処理中です...