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異世界でお菓子さんを開きました。第1章 本編
第5話 クモード城(クッキー)②
しおりを挟む…………オキニスさんのお母さん…
いやいや、ありえない!!
17歳の息子を持つ親に見えない。
見た感じ私と同年代に見えるし
私の母さんはこんなに若く見えないもの!(←失礼)
「……てっきり、お姉様か彼女さんかと
思いました…失礼致しました。
ルビーさん。よろしくお願い致します。
私は…」
ルビー「息子からあなたの事よく聞いているわ。
新川 真澄ちゃんね 。可愛いわね~
ねえ、もし良かったらオキニスの…「母さん!!」」
バッ!!
慌ててオキニスさんはルビーさんの口を塞いだ。
どうしたんだろう。何かまずい事だったのかな?
ルビー「…ありがとうオキニス…
気をつけるわ…それよりお菓子作りが得意と
聞いたけど…お菓子ってどんな物かしら」
「はっはいっお菓子と言うのはこれです。」
大皿にあるクッキーをいくつか小皿に分け、
ルビーさんに渡した。もちろん喉が乾くと
いけないので、紅茶もそえて。
「甘い物がお嫌いじゃなければ、良かったらどうぞ」
ルビー「あら、ありがとう。何処かのお嬢様と大違いだわ。では、いただくわ。」
そう言うとルビーさんは、
グリーンチャイのクッキーと
プレーンのクッキーをそれぞれ口にした。
パリ ポリ パリ…
どっどうだ…お口に合えますように!
「どっどうでしょうか…」
ルビー「美味しい!!こんな食べ物が世の中にあったなんて…見た目も可愛くて、見るのも楽しいわね」
目を輝かせ、彼女は再度クッキーを手に取り
口にほおばった。
様子から見て気に入っているみたい。
良かった…
オキニス「…あの母さん、あまり食べすぎないで
くれる。俺のクッキーなんだけど…」
ルビー「ごめんなさいね、美味しくてつい☆
あっ向こうにもクッキーがあるわ
いっただきまーす!」
オキニス「母さん!!!」
二人のやり取りを見て、
心を温かくなった、なんだか私も……
「……母さんに会いたいな…」
思わず ぽろっと言葉が出てしまった。
でも小声だし、二人には聞こえてないよね。
ちらっと二人を見たけど…
ルビー「真澄ちゃん……」
オキニス「真澄……」
ばっちり聞かれてました。
「あっ…いや…気にしないで下さい。
何でもないです。」
ルビー「…無理しないで、元の世界に家族がいるのよね。会いたくなる気持ちもわかるわ。でもね
ここにいる間は、どうかオキニスでもいい、
一人で抱え込まないでみんなに頼ってほしい。
元の世界に戻る方法も一緒に協力するわ」
オキニス「……………」
「ルビーさん……うぅ…ありがとうございます」
泣きそうになったけど、
目頭抑え なんとか、我慢した。
ルビー「はいっ これで暗いお話はおしまい!
真澄ちゃん、クッキーありがとう。
ご馳走さまでした。」
「どう致しまして、もし気に入っていただけたなら、
また、作ります。」
ルビー「あらっ嬉しい!でもこの美味しさ、
私達だけじゃ 勿体ないから…
ねえ、真澄ちゃんが良ければ……
クモード城でお菓子を販売してみない?」
「……えっ…私の作ったお菓子を…?!」
ビックリしているとルビーさんは、
私にお願いと手を合わせた。
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