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第2章 色んな種族さん!こんにちは〜材料集め編ー空色の革布〜
第1話 令嬢達と仲良くなった件について〜不機嫌な黒豹を添えて〜2
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第1話 令嬢達と仲良くなった件について~不機嫌な黒豹を添えて~2
……………………………………………………
睨み合うダークさんと鼠令嬢ちゃん。二人の険悪な雰囲気に周りの人々は何事かと野次馬のように見入っている。
鼠令嬢「そうよ!ブタは可愛いじゃない!あのつぶらな瞳とマシュマロボディが最高じゃない!あの子にピッタリよ!」
ダーク「…なんだと。ブタが可愛い?…目が腐っているのか?」
鼠令嬢「なんですって?!(憤怒)」
ひぇ…何で食堂で争いが起きているの?!あんなイザコザに巻き込まれたら確実に面倒くさい事になる。…ここは見なかった事にして食堂から立ち去ろうっと…
バレないように、抜き足、差し足と食堂から立ち去ろうとした途端、
兎令嬢「あらっコックさん。ナイスタイミングじゃない。」
アルパカ令嬢「ねえっ…あの険悪な二人をとめてほしいの。コックさんなら止められると思うの!」
運悪く兎令嬢とアルパカ令嬢に気づかれてしまった…と同時にダークさんと鼠令嬢ちゃんにも気づかれ私の方へ向かってきた。
ドタ ドタ ドタ(複数の足音)
鼠令嬢「あらっブタちゃん!昨日以来ね。」
鼠令嬢ちゃんは、ダークさんに向かってクスッと笑うと、私の腕を組んだ。…あっ上品なバラの良い香りがする。
そしてダークさん!…何で恐ろしい表情になってるの?!こっ怖っ…やっぱり美形が怒ると迫力があるな。あはは……顔を背けたいな(涙)
ダーク「………」ギラッ
(汚い手で都子に触るな。)
「こっこんにちは…ローズ様…」
ローズ「んもうっ…ローズちゃんって呼んでよ。あぁそんな事よりブタちゃん?」
「なんでしょうか。ローズさっ…ちゃん!」
ローズ「聞きたい事があるの!ブタって可愛いよね?この騎士が『ブタは可愛くない』ですって!!」
ダーク「本当の事だろう。そろそろヨーグルから離れろ。鼠令嬢。」
…なるほど…争いの原因はブタが可愛いか可愛くないか…うわぁぁ…どうしよう。よりによって何でブタなの。今日の味噌汁…『豚汁』なのに。タイムリーすぎる。
「えっと…私、ブタは……」
冷や汗をかきながら、ローズ様の質問に正直に答えた。
「とても可愛いです。ミニブタとか最高です。」
ダーク「なっ…ヨーグルまで…」
ローズ「ほらやっぱり!私の目は腐ってなくて、腐ってたのは騎士の方ね。おーほほほほっ!」
勝ち誇った様にダークさんを見下して笑うローズ様。そんな彼女に私は『真実』を言わなければならない。
いや…言わなくても誤魔化せるかも…このまま話が終わって、適当に挨拶して厨房に戻れば…
「……ではっ私はこの辺りで…皆様、引き続きランチを楽しんでくだ…」
ダーク「…今日のミソスープは良い香りがするな。」ジッ
ギクッ!!今日は香りが強すぎたか…鋭い眼光で私を見ている。…ふふっ分かってますよ。ダークさん…レシピの紹介ですね(涙)
「ダークさん、今日の味噌スープのレシピは……(説明中)」
……………………………………………………
……………………………………
……………………
ミソスープを説明した結果…
ローズ「なんて物を作ったのよ(涙)ブタちゃんのスカポンタン!!でも美味しい!!」
レシピを聞いたローズ様はむせび泣きながら、ミソスープをすするのであった。
第1話 令嬢達と仲良くなった件について~不機嫌な黒豹を添えて~2
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睨み合うダークさんと鼠令嬢ちゃん。二人の険悪な雰囲気に周りの人々は何事かと野次馬のように見入っている。
鼠令嬢「そうよ!ブタは可愛いじゃない!あのつぶらな瞳とマシュマロボディが最高じゃない!あの子にピッタリよ!」
ダーク「…なんだと。ブタが可愛い?…目が腐っているのか?」
鼠令嬢「なんですって?!(憤怒)」
ひぇ…何で食堂で争いが起きているの?!あんなイザコザに巻き込まれたら確実に面倒くさい事になる。…ここは見なかった事にして食堂から立ち去ろうっと…
バレないように、抜き足、差し足と食堂から立ち去ろうとした途端、
兎令嬢「あらっコックさん。ナイスタイミングじゃない。」
アルパカ令嬢「ねえっ…あの険悪な二人をとめてほしいの。コックさんなら止められると思うの!」
運悪く兎令嬢とアルパカ令嬢に気づかれてしまった…と同時にダークさんと鼠令嬢ちゃんにも気づかれ私の方へ向かってきた。
ドタ ドタ ドタ(複数の足音)
鼠令嬢「あらっブタちゃん!昨日以来ね。」
鼠令嬢ちゃんは、ダークさんに向かってクスッと笑うと、私の腕を組んだ。…あっ上品なバラの良い香りがする。
そしてダークさん!…何で恐ろしい表情になってるの?!こっ怖っ…やっぱり美形が怒ると迫力があるな。あはは……顔を背けたいな(涙)
ダーク「………」ギラッ
(汚い手で都子に触るな。)
「こっこんにちは…ローズ様…」
ローズ「んもうっ…ローズちゃんって呼んでよ。あぁそんな事よりブタちゃん?」
「なんでしょうか。ローズさっ…ちゃん!」
ローズ「聞きたい事があるの!ブタって可愛いよね?この騎士が『ブタは可愛くない』ですって!!」
ダーク「本当の事だろう。そろそろヨーグルから離れろ。鼠令嬢。」
…なるほど…争いの原因はブタが可愛いか可愛くないか…うわぁぁ…どうしよう。よりによって何でブタなの。今日の味噌汁…『豚汁』なのに。タイムリーすぎる。
「えっと…私、ブタは……」
冷や汗をかきながら、ローズ様の質問に正直に答えた。
「とても可愛いです。ミニブタとか最高です。」
ダーク「なっ…ヨーグルまで…」
ローズ「ほらやっぱり!私の目は腐ってなくて、腐ってたのは騎士の方ね。おーほほほほっ!」
勝ち誇った様にダークさんを見下して笑うローズ様。そんな彼女に私は『真実』を言わなければならない。
いや…言わなくても誤魔化せるかも…このまま話が終わって、適当に挨拶して厨房に戻れば…
「……ではっ私はこの辺りで…皆様、引き続きランチを楽しんでくだ…」
ダーク「…今日のミソスープは良い香りがするな。」ジッ
ギクッ!!今日は香りが強すぎたか…鋭い眼光で私を見ている。…ふふっ分かってますよ。ダークさん…レシピの紹介ですね(涙)
「ダークさん、今日の味噌スープのレシピは……(説明中)」
……………………………………………………
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ミソスープを説明した結果…
ローズ「なんて物を作ったのよ(涙)ブタちゃんのスカポンタン!!でも美味しい!!」
レシピを聞いたローズ様はむせび泣きながら、ミソスープをすするのであった。
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