BUDDY-0-

TERRA

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BUDDY-0-SURVIVOR

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浴室のシャワーが静かに流れている。
蒸気に包まれた空間に、バスローブ姿のジョシュアが立っていた。
濡れた髪を拭いながら、目はどこか遠くを見つめている。

一方、隣の部屋では志麻がスーツ姿で身だしなみを整えていた。
黒いスーツに白いシャツ。
肩には革のホルスターがかかっている。

「泊まっていかないのか?」
ジョシュアがバスローブのまま部屋へ戻りながら声をかける。
「恋人気取りか?」
志麻は冷たく笑いながら返した。

ジョシュアは苦笑しながらも、自然と志麻の肩に手を置いた。
「そろそろ次の段階にステップアップしてもいい頃合いじゃないのかな?」
その声は柔らかく、だが確かな熱を帯びている。
「は?」
志麻は目を見開いた。

「子供でも作れば、過去を振り返る余裕もなくなる。」
ジョシュアの言葉は軽い冗談のように響いたが、どこか真剣さも含んでいた。
「冗談だろ?」
志麻は首を振った。
「そう思うか?」

志麻は黙り込み、遠くを見つめる。
「二人目の運命の番ってやつを早く見つけろよ。俺とお前はそうじゃない。」

「だがしかし、運命はクソだ。」
ジョシュアは短く呟いた。
志麻は口を閉ざす。

「天に身を任せるより、自分で掴み取る方が楽しいだろ?」
そう言いながらも、ジョシュアの目には翳りが差していた。
どこか、手に入らないものに指先だけが触れているような、そんな諦念と焦燥が同居していた。
沈黙が二人を包む。

「二人で運命に抗うのも悪くないと思わないか?」
ジョシュアの声は熱を帯びていた。

「だけど、妊娠なんてしたらオメガだってバレる。」
志麻は鋭く返した。
「だから何?」
ジョシュアは挑むように視線を合わせる。
「アルファが支配してた時代は、とっくの昔に終わってるよ。」
志麻は目を伏せたまま言う。
「お前にはわからないさ。」

ジョシュアは言葉を失う。

「差別は無くならない。」
「……。」
二人の間に重い空気が漂った。

その時、二人のスマートフォンが同時に鳴り響いた。
「呼び出しだな。一緒に行くか?」
ジョシュアが画面を覗き込みながら言った。
志麻は半笑いで首を振る。
「まさか。」

画面にはこうあった。
港の貸倉庫。
シリアルキラーの犯行と同じ手口の死体。

志麻はメール本文を開き、その文字をじっと見つめた。
ジョシュアも深刻な顔つきで視線を交わす。
「……やっぱり、例の事件か。」
ジョシュアが言う。
「そうだな。」
志麻は短く応えた。

二人は沈黙したまま、次の行動を決めるために視線を合わせた。

外の世界では、静かな夜が続いている。
だが、彼らの内側には嵐が迫っていた。
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