BUDDY-0-

TERRA

文字の大きさ
36 / 75
R18番外編

朝チュン/リカルド✕ジェレミー

しおりを挟む
朝の光がブラインド越しに差し込む部屋の中で、ジェレミーは眠たげなまま、隣のぬくもりに頬をすり寄せた。
すぐそばにある硬くて広い胸板。
寝息に合わせて上下するそこに鼻を埋めれば、獣のような匂いとともに、安心感が胸の奥に満ちていく。

「……リカルド……。」
「……おはよ。」
低く掠れた声が、耳元で震える。
すぐに、腕がするりと伸びてきて、ジェレミーの腰を抱き寄せた。
「ッ……近いよ……。」
「ん……もっとくっつきたい。」

そう言って、リカルドはジェレミーの脚を割るように足を差し入れた。
柔らかい太腿が開かされ、そこへぐっと自分の腰を密着させてくる。
「ひゃ……!リカ、そこ……あたって……。」
「ふふ。こうしてると落ち着くんだよ。」

喉をくぐもらせながら、リカルドはジェレミーの耳朶に舌を這わせた。
柔らかい感触がぞくりと背筋を撫で、ジェレミーは声を漏らしてしまう。
「んっ……や……そんな……っ。」
「朝だから敏感になってるな。」

下腹部を擦り合わせるように腰が押し付けられ、ジェレミーは息を詰めた。
布越しに触れるリカルドの熱はあまりにも鮮烈で、抗うよりも先に、身体の芯が疼いてしまう。
「……だめだって……リカルド。」
「ん?ここは駄目じゃないって言ってるけど。」

リカルドの指が、下着の隙間から中へと忍び込む。
尻の奥をそっとなぞられ、ひくり、とジェレミーの身体が跳ねた。
「やっ……そ、そこ……っ、ひ……!」
「ヒクついてる。もっと奥に欲しい?」

優しい声とは裏腹に、指先は執拗に奥を探るように動き、まだ準備の足りないそこを、じっくりと、時間をかけてほぐしていく。
リカルドの膝が脚の間に差し込まれ、完全に身体を開かされると、ジェレミーは思わずシーツを掴んだ。
「もう、無理、っ……リカルド、そんなの、朝から……!」
「だめじゃない。……ほら、声、我慢しないで。もっと聞かせて。」

背中に舌を這わせながら、リカルドの唇が肩甲骨を這う。
汗ばんだ肌を吸われるたび、ジェレミーの身体はびくびくと震え、息も上ずっていく。
「んっ、あ……だめ……おなか、きゅんってして……。」
「いいよ。イきたくなったら、イけ。俺が全部、受け止めてやる。」

ぬちゃ、という濡れた音が、次第に大きくなっていく。
リカルドの指が動くたび、ジェレミーの内側は熱を持ち、疼くような快感に満たされていった。

「リカルド……もう、だめ、ほんとに、だめぇ……!」
腰を押し当てながら、リカルドはジェレミーの喉元に甘く噛みついた。

ぐぽっ。
リカルドの指が抜けた瞬間、ジェレミーの身体は微かに震えた。
その代わりに、熱を帯びたそれがゆっくりと、彼の奥へと押し当てられる。

「ん……ふ……っ!」
「大丈夫……ゆっくり挿れる。」
リカルドの声は低く、どこまでも優しい。
けれど、その奥にはどうしようもなく抑えきれない熱が滲んでいた。
先端が押し開いてくる感触に、ジェレミーは喉を詰まらせる。
きつく締まった内側をぐいと押し広げながら、リカルドは深くまで侵入してきた。

「くっ……ん、ぁ、あ……!や……だめ、そんなに、奥……!」
「ここ……吸い付いてくる。」
ぬぷ……と生々しい音とともに、リカルドの腰が根元まで押し込まれる。
一度奥まで達したそれが、名残惜しげに引かれ、再び打ち込まれる。

「やっ、んっ、んんっ……ぁああ……!」
ジェレミーの声が、熱を帯びて室内に響く。
肌と肌が打ちつけ合わされる音。濡れた粘膜の擦れる音。
すべてが生々しく、甘やかで、痺れるような快楽の連続だった。

「ジェレミー……気持ちいい?」
「や……だめ、もう、わかんな……っ、でも、あ……すごく、熱いのが……!」

リカルドの腕が、ジェレミーの細い腰をしっかりと支える。
抜けてしまわないように、揺れる身体を支えながら、ひと突きごとに深く、奥へと与え続ける。
「ここ……好きだろ? ほら、奥の、甘いところ。」
「やっ、だ、だめぇっ、それ、そこ……また、きちゃ……!」

ぐっ、と最奥をなぞるように抉られ、ジェレミーの身体はぴんと張って跳ね上がった。
快感の波が一気に押し寄せ、視界が白く染まる。
「イク……いっちゃう、リカルド……!」

リカルドがジェレミーを見つめる眼差しは、どこまでも熱く、深く、まるで囚えるようだった。
その瞳に包まれた瞬間、ジェレミーの背中がしなり、果ての波が押し寄せる。
「っ……ぁ……リカ、る……っ……!」

身体を跳ねさせながら達したジェレミーを、リカルドはしっかりと抱きしめたまま、自らも深く沈みこむように打ち込む。
震える息とともに、彼の奥深くに、熱が注がれた。

じゅく……と音を立てて、満たされた内側から、こぽりと雫が零れ落ちる。
しばらくそのまま、互いに抱き合っていた。
汗ばんだ肌、熱を帯びた呼吸、甘く溶けたまなざし。
ジェレミーの胸の鼓動を、リカルドは何よりも愛おしそうに聞いていた。

「……朝からすごいよ、リカルド……。」
「ごめん。でも、我慢できなかった。お前が……あんまり可愛いから。」
「……ばか。」
そう言いながらも、ジェレミーの指先は、リカルドの胸をつかんでいた。
離したくない、という気持ちが、身体の芯から滲み出すようだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜

トマトふぁ之助
BL
 某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。  そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。  聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。

愛しているかもしれない 傷心富豪アルファ×ずぶ濡れ家出オメガ ~君の心に降る雨も、いつかは必ず上がる~

大波小波
BL
 第二性がアルファの平 雅貴(たいら まさき)は、30代の若さで名門・平家の当主だ。  ある日、車で移動中に、雨の中ずぶ濡れでうずくまっている少年を拾う。  白沢 藍(しらさわ あい)と名乗るオメガの少年は、やつれてみすぼらしい。  雅貴は藍を屋敷に招き、健康を取り戻すまで滞在するよう勧める。  藍は雅貴をミステリアスと感じ、雅貴は藍を訳ありと思う。  心に深い傷を負った雅貴と、悲惨な身の上の藍。  少しずつ距離を縮めていく、二人の生活が始まる……。

僕がそばにいる理由

腐男子ミルク
BL
佐藤裕貴はΩとして生まれた21歳の男性。αの夫と結婚し、表向きは穏やかな夫婦生活を送っているが、その実態は不完全なものだった。夫は裕貴を愛していると口にしながらも、家事や家庭の負担はすべて裕貴に押し付け、自分は何もしない。それでいて、裕貴が他の誰かと関わることには異常なほど敏感で束縛が激しい。性的な関係もないまま、裕貴は愛情とは何か、本当に満たされるとはどういうことかを見失いつつあった。 そんな中、裕貴の職場に新人看護師・宮野歩夢が配属される。歩夢は裕貴がΩであることを本能的に察しながらも、その事実を意に介さず、ただ一人の人間として接してくれるαだった。歩夢の純粋な優しさと、裕貴をありのまま受け入れる態度に触れた裕貴は、心の奥底にしまい込んでいた孤独と向き合わざるを得なくなる。歩夢と過ごす時間を重ねるうちに、彼の存在が裕貴にとって特別なものとなっていくのを感じていた。 しかし、裕貴は既婚者であり、夫との関係や社会的な立場に縛られている。愛情、義務、そしてΩとしての本能――複雑に絡み合う感情の中で、裕貴は自分にとって「真実の幸せ」とは何なのか、そしてその幸せを追い求める覚悟があるのかを問い始める。 束縛の中で見失っていた自分を取り戻し、裕貴が選び取る未来とは――。 愛と本能、自由と束縛が交錯するオメガバースの物語。

獣人王と番の寵妃

沖田弥子
BL
オメガの天は舞手として、獣人王の後宮に参内する。だがそれは妃になるためではなく、幼い頃に翡翠の欠片を授けてくれた獣人を捜すためだった。宴で粗相をした天を、エドと名乗るアルファの獣人が庇ってくれた。彼に不埒な真似をされて戸惑うが、後日川辺でふたりは再会を果たす。以来、王以外の獣人と会うことは罪と知りながらも逢瀬を重ねる。エドに灯籠流しの夜に会おうと告げられ、それを最後にしようと決めるが、逢引きが告発されてしまう。天は懲罰として刑務庭送りになり――

八月は僕のつがい

やなぎ怜
BL
冬生まれの雪宗(ゆきむね)は、だからかは定かではないが、夏に弱い。そして夏の月を冠する八月(はつき)にも、弱かった。αである八月の相手は愛らしい彼の従弟たるΩだろうと思いながら、平凡なβの雪宗は八月との関係を続けていた。八月が切り出すまでは、このぬるま湯につかったような関係を終わらせてやらない。そう思っていた雪宗だったが……。 ※オメガバース。性描写は薄く、主人公は面倒くさい性格です。

変異型Ωは鉄壁の貞操

田中 乃那加
BL
 変異型――それは初めての性行為相手によってバースが決まってしまう突然変異種のこと。  男子大学生の金城 奏汰(かなしろ かなた)は変異型。  もしαに抱かれたら【Ω】に、βやΩを抱けば【β】に定着する。  奏汰はαが大嫌い、そして絶対にΩにはなりたくない。夢はもちろん、βの可愛いカノジョをつくり幸せな家庭を築くこと。  だから護身術を身につけ、さらに防犯グッズを持ち歩いていた。  ある日の歓楽街にて、β女性にからんでいたタチの悪い酔っ払いを次から次へとやっつける。  それを見た高校生、名張 龍也(なばり たつや)に一目惚れされることに。    当然突っぱねる奏汰と引かない龍也。  抱かれたくない男は貞操を守りきり、βのカノジョが出来るのか!?                

溺愛オメガバース

暁 紅蓮
BL
Ωである呉羽皐月(クレハサツキ)と‪α‬である新垣翔(アラガキショウ)の運命の番の出会い物語。 高校1年入学式の時に運命の番である翔と目が合い、発情してしまう。それから番となり、‪α‬である翔はΩの皐月を溺愛していく。

たしかなこと

大波小波
BL
 白洲 沙穂(しらす さほ)は、カフェでアルバイトをする平凡なオメガだ。  ある日カフェに現れたアルファ男性・源 真輝(みなもと まさき)が体調不良を訴えた。  彼を介抱し見送った沙穂だったが、再び現れた真輝が大富豪だと知る。  そんな彼が言うことには。 「すでに私たちは、恋人同士なのだから」  僕なんかすぐに飽きるよね、と考えていた沙穂だったが、やがて二人は深い愛情で結ばれてゆく……。

処理中です...