One Night Lovers

TERRA

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Night & Day

2

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夜の帳が静かに降りていた。
部屋の中は薄暗く、窓の外では街灯が淡く滲んでいる。

先嶺はベッドの端に背を向けて横たわり、静かに目を閉じていた。
けれど、眠れるわけではない。
行為の後、まだ後藤の感触が妙に意識に残っている。

初めての同性の恋人。
特に後悔も嫌悪感もない。
それでも、まだ抱かれるのには慣れなかった。

「寒くないですか?」

ふいに後藤の声がした。
その声は低く、けれどどこか優しさを帯びていた。

先嶺は一瞬だけ動きを止める。
「……大丈夫。」

短く返した声は、少しかすれていた。

その時、毛布がふわりと引き寄せられる感覚がした。
後藤がそっと毛布を整え、背中に近づく気配がする。
それだけで、無意識に息が浅くなる。

「先輩……ギュッてしてもいいですか?」

耳元で低く囁かれた声に、わずかに肩が震えた。
すぐに、強くも優しくもない、自然な力加減で背後から抱き寄せられる。
後藤の手が、ゆっくりと腰を撫でた。

「……っ」

小さく息を吸い込むと、首筋に柔らかい唇が触れる。
冷たさと熱が入り混じる舌先が、ゆっくりと輪郭をなぞる。
体が反応してしまう。
慣れていないくせに、拒むことができない。

「先輩……声、我慢してるのわかります。」

囁く声が甘く低く落ちる。
後藤の手がTシャツの裾をめくり、指先が素肌をなぞり始める。
くすぐったさと、ひりつくような感覚が混ざり合う。

「や……っ」

かすれた声が漏れると同時に、後藤の唇が鎖骨に落ち、歯がそっと噛むように触れた。
ゆっくり、じっくりと攻めるように、肌の上で熱が広がっていく。

「先輩……もっと……いいですよね?」

指先が敏感な場所を見つけ、わざとらしく何度もなぞる。
呼吸が速くなり、先嶺はシーツを握りしめた。
頭ではまだ戸惑いが残っているのに、体はもう抗えなかった。

夜の静寂を破るように、甘い吐息が重なり合っていく。
薄暗い部屋の中、微かに聞こえる街の音が遠のき、2人だけの熱に包まれていった。
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