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買い出し
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ライフは箱を出ると体を伸ばした
「…んっ…んんん。はぁ…」
なんと言うか。感動だ。本当に目の前に俺が想像して今まで書いてきたライフがいる。
「…島影……何じろじろ見てるんだ…?」
「あいや…本当に目の前にライフがいるんだって…そう思うと感動しちゃって…」
「…そ…そうか…俺も会えて嬉しいぞ?」
「生きててよかった…うぅ…」
「泣くなよ…男がみっともない…」
「マジで感動が抑えきれない…」
「それは良いんだが…島影…」
「…どうした?」
「服ってあるか…?俺裸のままなの嫌なんだけど…」
「あっ」
「えっ……?」
「用意するの忘れてました…」
~~~
「よし!出来た!ライフ着てみて!」
「島影ってこういうの出来たんだな。しかも割と可愛いな…この服…」
「悪い。用意してなかったから俺の使ってない服を少し縫い合わせただけだけど…嫌なら言ってくれ」
「いや…全然構わない。着てみる」
「着替え終わったら言ってくれ。流石に着替えを見るわけには行かないからな」
「全裸を見てて…今更だろ」
「…まぁ…確かに」
「着終わったぞ」
「おぉ…」
俺が想像した衣装を適当に作って着せてみたが…やっぱり可愛いな…ライフ。家庭科が無駄に5だった経験がこんなところで生きるとは…ライフの服…買いに行かないとな…
「変じゃないよな…?」
「めっちゃ可愛い」
「即答だな…」
ぐぅぅ…
「腹減った」
「だろうな。飯作ってあるぞ」
「わかった」
そういうと俺とライフはちゃぶ台を囲むように座った。ライフは食べようとして箸を取ったが途中で混乱していた
「これってどうやって食べるんだ…?」
「ん…?あ。そっかライフってあっちの世界だとフォークとスプーンしか使ったこと無かったっけ」
異世界で箸がないという俺が作った設定を俺が忘れてた
「それは箸って言うんだこうやって持つんだよ」
「こう…か?」
「そうそう。初めてにしては上手いな…」
「ふっ…箸って楽しいな」
そう言うとライフは箸で色々なおかずを取りご飯を掻き込むように食べた。
さて。ライフの食事を見ながら俺は考えた。まずちゃんと本人が着たい服を買ってあげてタンスや日常生活で使う道具も買う。風呂の用具や洗剤も俺が使ってるものとは別の奴を買ってあげよう…
そう考えると頭が痛くなってきた…。そのくらいかかる覚悟をして貯金してからファンタロイドを購入したが…やはりいざ開けてみると中々頭が痛くなる物だ。だけどこれはうちの子と生活するため…頑張らねば…
「島影…どうした?そんなに難しい顔をして」
ライフはこちらの顔を見て心配そうな顔をしていた。
この顔を見てたらなんでも出来る気がしてきた。
「ううん。ライフが食べ終わったら早速だがショッピングモールに行こうと思ってな。そのスケジュールを考えてたんだ」
「ショッピングモールってなんだ…?」
「要は市場みたいなものだよ」
「俺の生活道具の買い出しか」
「そう。今日の休みを逃したら次の休みまで地獄を見ることになるからな…」
「なるほど」
「ごちそうさま。初めて食べる飯は美味しかった」
「それならよかった。したら日が暮れる前に行くぞ!」
「わかった」
そして俺は靴を履いたとき思い出した
「あ…」
「…?どうした?」
「靴買ってくるのも忘れてた」
「うそだろ…」
「悪い。俺の靴を使ってくれ」
「わかった」
~~~
家を出るとライフは驚いた目をしていろんな場所をキョロキョロ見ていた。やはり異世界と違って建物ばっかりだから動揺してんのかね…?
「島影!あのカッコいい物体はなんだ!」
ライフは目を輝かせて俺の車を指差していた
動揺してると思ってたけど…割と順応してるな…
「あれは車だな。あれに乗って買い物に行くんだ」
「あれに乗れるのか!この世界はすごいな…どうやって乗るんだ?」
「ここをこう!」
ガチャ!
「おぉ…」
ガチャ!
ダン!ダン!
「シートベルトを閉めるんだ。この肩の奴を太ももの近くのここに」
「こうか…?」
カチャ。
「よし。出発進行!」
~~~
車に乗ったライフは様々な建物や公共施設。大型車や電柱など。色々なものを見て質問をしてきた。
「あの四角い奴は?あれも車って奴なのか?」
「あの巨大な建造物はなんだ?あの中に人が住んでるのか?」
「あのカラフルなものが沢山置いてある場所はなんだ?沢山子供がいるけども」
俺は一つ一つ質問を返していった。返していく度にライフが喜ぶのを見て俺も楽しかった
「あのとてつもなくでかい建物は?」
「これがショッピングモールって所だ。これからここでライフの日用品を沢山買うんだよ」
「ここがショッピングモール…」
「降りるぞ。シートベルトをはずせ」
「あ…あぁ」
バン!バン!
「とうちゃ~く」
「思ってた以上にデカいな…この市場は…それに人も多い」
そう言えばライフは慣れた人間じゃないとダメなタイプだった。大型ショッピングモールは間違いだったかな…
「まぁそういうもんだよ。ほら行こ」
「うん」
そういうとライフは突然俺の手を掴んだ
「……しばらく…」
「しばらくこのままじゃダメか…?」
発狂しかけた
~~~
ショッピングモールはいつもより非常に混んでいた。手を繋いで正解だったかもしれない。
俺はカートを片手にライフの手を片手に買い物を始めた。
「まずは日用品を買うぞ」
「…日用品ってなんだ?」
「生きてく上で必要なものだよ。ほら!ベットとかタンスとか小さな物なら皿とか風呂用具とか洗剤とか…」
「なるほど」
「まずは布団。布団がなければ今日ライフは寝る場所がなくなってしまう。」
「それならあの箱で寝れば良いんじゃないのか?」
「俺は君をあんな狭い箱の上で寝かせたくない。まぁ箱の上に布団を敷かないと場所がないからそうして貰う予定だけど…」
「俺は別に箱でも構わないんだけどな…まぁ島影が言うなら俺は何も言わない」
寝具は必須だ。俺はそれを自立してから痛感した。寝具は要らないものだと思って床で寝てた時代を思い出すと…ライフに硬い箱のなかで寝かすのは俺の心が痛む…
「枕の色はどんなのが良い?」
「白が良い」
「質素だな…まぁライフらしい…すみませーん!これお願いします!」
~~~
寝具は買い揃えた。ついでにベットの近くに合ったちょうど良い大きさのタンスも買った。割とちょうど良いサイズで超ふかふかした布団。ちょっとお高くついたがこの出費はライフのためだ。仕方がない
枕と掛け布団もそれなりにお金がかかった。まだ夏用だけしか買ってない。今は必要最低限で充分だ
「俺のためにこんな良いものを買って大丈夫なのか…?島影。無理はするもんじゃないぞ…?」
あぁ。心配してくれるんだな…本当に
「俺はその気持ちだけで充分買って得したと思ってるよ…ありがとうライフ。心配してくれて…」
「礼を言うな。買ってもらってるのは俺なんだから…次行こう次」
「次だな。次は風呂用具と化粧品…かな?」
「俺は別に化粧なんて要らないぞ…?」
「いや保湿クリームとかだよ。流石に肌荒れとか嫌だろ?」
「気にしないが…?」
「気にしなさい」
「そ…そうか…?」
「ライフは可愛いんだからせめて肌荒れを防ぐくらいはしなさい」
「わ…かった」
うーん。とりあえず液体石鹸系はライフに決めてもらおうかな…あとバスタオルとそこら辺かね…
保湿クリームと洗顔剤は必須かな…正直化粧については俺はよく分からない…そのままでも可愛いから良いんだけどさ…
~~~
「ナイフ…!!!」
食器売場に行くとライフが体を止め一点を見た。売場を見ると俺の想像通りだった。
ライフは小説の世界ではナイフを使って戦いナイフで殺意に呑まれる。ここの設定も忠実に再現されているのか…ファンタロイド…恐るべし
「島影!彼処にお手頃なナイフが…」
「ナイフはダメだ。この国には銃刀法違反っていって不当な理由で刃物を持っちゃいけないんだ」
「あ…えっ…そ……そうか」
「……悪い。お前にナイフを持たせたのは俺だしお前がナイフのことが好きなのも分かる…しかしここの世界のルールには従って貰わなきゃいけないんだ」
「……うん」
………ヴッ…
~二分後~
「お買い上げありがとうございます!」
結局食器等と一緒に買ってしまった。
「まさか買ってくれるとはな…」
「俺が甘かったから買ってしまったがなライフ。ルールがある。俺と約束してほしいルールがな」
「なんだ。なんでもいってくれ」
「そのナイフは料理をするとき以外何があっても使うな。この世界では人を殺しちゃいけないんだ。どんな理由であれ絶対に使うな。わかったか?」
「わかった。忘れない」
「よし!」
やっぱり俺はもしかしなくても甘いのかもしれない
~~~
「さて、次は服だ。衣食住の衣」
「服か…」
「今は俺の使わなくなった服を無理矢理加工して服にしてるだけで本当の服を買わないといけない。」
「この服…割と満足してるんだがな…?」
「うーん。まぁ俺も正直中々良い完成度だとは思ってはいるけども…市販の服が正義だ。」
「分かった」
「まずは下着だ。今の下着じゃ俺の精神が持たん。俺の使ってない下着とはいえライフに着せなきゃいけないんだ。下着売場に行くぞ」
「俺は入れると思うが。島影は入れるのか…?女性物の売場だと思うが…?」
「…多分俺は入れるだろうが世間体と人としての大事ななにかを失うだろう…」
「お金を少しだけくれ。島影はここで待ってた方がいいと思う」
「…かたじけない…。」
~三十分後~
「買い終わったぞ」
「あれで足りたか?」
「問題なかったぞ。俺が欲しい物が買えた。これお釣り」
「ありがと…よし。次」
「服だな…」
「何種類か買えば良いかな…もっと服が欲しいなら…今度お金渡すからその時に自分で買ってくれ」
「さて…服売場だが」
「俺が似合う服が見つかったら呼んでくれ。着てくれといえば着る。」
「了解。俺のファッションセンスを見せてやる。」
~十分後~
「…張り切って服とスカートセットで八着持ってきちゃった」
「これ…全部着るのか…?」
「お願い!」
「…分かった…着る。」
「やったぁ!」
~~~
「まさか全部買うとは思わなかった…」
「全部可愛かったから。ライフのためならこのお金は仕方ない」
「本当にお金大丈夫か…?」
「まぁ。大丈夫だ。ライフは気にしない」
「そ…そうか…」
「色々買いまくったらお腹すいたな…もう昼か…」
「そう言えば俺もお腹空いてるな…」
「なんか食べるか…フードコート行こうか」
「フードコートってなんだ?」
「ショッピングモールは買い物中に食事ができるようにご飯を食べれる所があるんだ。そこをフードコートって言うんだよ」
「便利だな」
「何食べるんだ?」
「俺にはこの世界の食べ物はなんにもわからない…島影が好きに頼んでくれ…」
「好きに…?そう言われてもな。じゃあうどんなんてどうだ?」
「旨いのか?」
「つけ麺だ。旨いぞ」
「じゃあそれで」
「じゃあ頼んでくる。ライフはここで待っててくれ」
「分かった」
~~~
「よし。持ってきたぞ」
「これがうどんか…ミミズみたいな形してる食べ物なんだな…」
「麺と言え麺と」
「どうやって食べるんだ?」
「この汁にうどんをいれてそれを啜る」
豪快に勢いよく目の前で啜った
「おぉ…やってみよう」
そう言うとライフはちゅるちゅるちゅると麺をきれいに啜っていく。上品だなお前…。
「んん…んん…美味しいな」
「だろ?」
「うどんって言うのはこういう食べ物なのか…んん…美味しい」
「美味しいならよかった」
~~~
その後俺は明日に備えて明後日分の買い出しを済ませ車にぎゅうぎゅうに詰め込み家に帰った。
「疲れたぁ~!」
俺は部屋に全ての物を入れ終え床に倒れ込んだ。ライフは買ってきた布団を敷きそこで横になった
「…疲れたな…今日のうちに色々なことが起こった。でも楽しかったな。」
「そっか。ならよかったよ…俺は今からすごく寝たい気分だ」
「…前の世界では殺し殺されの殺伐とした世界でこんな幸せは感じなかった。だけど…この世界は…幸せだな…」
悪い。その世界作ったの俺なんだよね…。
「ライフ…いっぱい幸せになって欲しいんだよ俺は…せっかくこの世界に生まれたんだから…めいいっぱい人生を楽しんでくれ…」
「…ライフ?」
俺が起き上がるとライフは寝てしまっていた。
今日の事で疲れたか……おやすみライフ
「さて。夕飯作るか…。」
「…んっ…んんん。はぁ…」
なんと言うか。感動だ。本当に目の前に俺が想像して今まで書いてきたライフがいる。
「…島影……何じろじろ見てるんだ…?」
「あいや…本当に目の前にライフがいるんだって…そう思うと感動しちゃって…」
「…そ…そうか…俺も会えて嬉しいぞ?」
「生きててよかった…うぅ…」
「泣くなよ…男がみっともない…」
「マジで感動が抑えきれない…」
「それは良いんだが…島影…」
「…どうした?」
「服ってあるか…?俺裸のままなの嫌なんだけど…」
「あっ」
「えっ……?」
「用意するの忘れてました…」
~~~
「よし!出来た!ライフ着てみて!」
「島影ってこういうの出来たんだな。しかも割と可愛いな…この服…」
「悪い。用意してなかったから俺の使ってない服を少し縫い合わせただけだけど…嫌なら言ってくれ」
「いや…全然構わない。着てみる」
「着替え終わったら言ってくれ。流石に着替えを見るわけには行かないからな」
「全裸を見てて…今更だろ」
「…まぁ…確かに」
「着終わったぞ」
「おぉ…」
俺が想像した衣装を適当に作って着せてみたが…やっぱり可愛いな…ライフ。家庭科が無駄に5だった経験がこんなところで生きるとは…ライフの服…買いに行かないとな…
「変じゃないよな…?」
「めっちゃ可愛い」
「即答だな…」
ぐぅぅ…
「腹減った」
「だろうな。飯作ってあるぞ」
「わかった」
そういうと俺とライフはちゃぶ台を囲むように座った。ライフは食べようとして箸を取ったが途中で混乱していた
「これってどうやって食べるんだ…?」
「ん…?あ。そっかライフってあっちの世界だとフォークとスプーンしか使ったこと無かったっけ」
異世界で箸がないという俺が作った設定を俺が忘れてた
「それは箸って言うんだこうやって持つんだよ」
「こう…か?」
「そうそう。初めてにしては上手いな…」
「ふっ…箸って楽しいな」
そう言うとライフは箸で色々なおかずを取りご飯を掻き込むように食べた。
さて。ライフの食事を見ながら俺は考えた。まずちゃんと本人が着たい服を買ってあげてタンスや日常生活で使う道具も買う。風呂の用具や洗剤も俺が使ってるものとは別の奴を買ってあげよう…
そう考えると頭が痛くなってきた…。そのくらいかかる覚悟をして貯金してからファンタロイドを購入したが…やはりいざ開けてみると中々頭が痛くなる物だ。だけどこれはうちの子と生活するため…頑張らねば…
「島影…どうした?そんなに難しい顔をして」
ライフはこちらの顔を見て心配そうな顔をしていた。
この顔を見てたらなんでも出来る気がしてきた。
「ううん。ライフが食べ終わったら早速だがショッピングモールに行こうと思ってな。そのスケジュールを考えてたんだ」
「ショッピングモールってなんだ…?」
「要は市場みたいなものだよ」
「俺の生活道具の買い出しか」
「そう。今日の休みを逃したら次の休みまで地獄を見ることになるからな…」
「なるほど」
「ごちそうさま。初めて食べる飯は美味しかった」
「それならよかった。したら日が暮れる前に行くぞ!」
「わかった」
そして俺は靴を履いたとき思い出した
「あ…」
「…?どうした?」
「靴買ってくるのも忘れてた」
「うそだろ…」
「悪い。俺の靴を使ってくれ」
「わかった」
~~~
家を出るとライフは驚いた目をしていろんな場所をキョロキョロ見ていた。やはり異世界と違って建物ばっかりだから動揺してんのかね…?
「島影!あのカッコいい物体はなんだ!」
ライフは目を輝かせて俺の車を指差していた
動揺してると思ってたけど…割と順応してるな…
「あれは車だな。あれに乗って買い物に行くんだ」
「あれに乗れるのか!この世界はすごいな…どうやって乗るんだ?」
「ここをこう!」
ガチャ!
「おぉ…」
ガチャ!
ダン!ダン!
「シートベルトを閉めるんだ。この肩の奴を太ももの近くのここに」
「こうか…?」
カチャ。
「よし。出発進行!」
~~~
車に乗ったライフは様々な建物や公共施設。大型車や電柱など。色々なものを見て質問をしてきた。
「あの四角い奴は?あれも車って奴なのか?」
「あの巨大な建造物はなんだ?あの中に人が住んでるのか?」
「あのカラフルなものが沢山置いてある場所はなんだ?沢山子供がいるけども」
俺は一つ一つ質問を返していった。返していく度にライフが喜ぶのを見て俺も楽しかった
「あのとてつもなくでかい建物は?」
「これがショッピングモールって所だ。これからここでライフの日用品を沢山買うんだよ」
「ここがショッピングモール…」
「降りるぞ。シートベルトをはずせ」
「あ…あぁ」
バン!バン!
「とうちゃ~く」
「思ってた以上にデカいな…この市場は…それに人も多い」
そう言えばライフは慣れた人間じゃないとダメなタイプだった。大型ショッピングモールは間違いだったかな…
「まぁそういうもんだよ。ほら行こ」
「うん」
そういうとライフは突然俺の手を掴んだ
「……しばらく…」
「しばらくこのままじゃダメか…?」
発狂しかけた
~~~
ショッピングモールはいつもより非常に混んでいた。手を繋いで正解だったかもしれない。
俺はカートを片手にライフの手を片手に買い物を始めた。
「まずは日用品を買うぞ」
「…日用品ってなんだ?」
「生きてく上で必要なものだよ。ほら!ベットとかタンスとか小さな物なら皿とか風呂用具とか洗剤とか…」
「なるほど」
「まずは布団。布団がなければ今日ライフは寝る場所がなくなってしまう。」
「それならあの箱で寝れば良いんじゃないのか?」
「俺は君をあんな狭い箱の上で寝かせたくない。まぁ箱の上に布団を敷かないと場所がないからそうして貰う予定だけど…」
「俺は別に箱でも構わないんだけどな…まぁ島影が言うなら俺は何も言わない」
寝具は必須だ。俺はそれを自立してから痛感した。寝具は要らないものだと思って床で寝てた時代を思い出すと…ライフに硬い箱のなかで寝かすのは俺の心が痛む…
「枕の色はどんなのが良い?」
「白が良い」
「質素だな…まぁライフらしい…すみませーん!これお願いします!」
~~~
寝具は買い揃えた。ついでにベットの近くに合ったちょうど良い大きさのタンスも買った。割とちょうど良いサイズで超ふかふかした布団。ちょっとお高くついたがこの出費はライフのためだ。仕方がない
枕と掛け布団もそれなりにお金がかかった。まだ夏用だけしか買ってない。今は必要最低限で充分だ
「俺のためにこんな良いものを買って大丈夫なのか…?島影。無理はするもんじゃないぞ…?」
あぁ。心配してくれるんだな…本当に
「俺はその気持ちだけで充分買って得したと思ってるよ…ありがとうライフ。心配してくれて…」
「礼を言うな。買ってもらってるのは俺なんだから…次行こう次」
「次だな。次は風呂用具と化粧品…かな?」
「俺は別に化粧なんて要らないぞ…?」
「いや保湿クリームとかだよ。流石に肌荒れとか嫌だろ?」
「気にしないが…?」
「気にしなさい」
「そ…そうか…?」
「ライフは可愛いんだからせめて肌荒れを防ぐくらいはしなさい」
「わ…かった」
うーん。とりあえず液体石鹸系はライフに決めてもらおうかな…あとバスタオルとそこら辺かね…
保湿クリームと洗顔剤は必須かな…正直化粧については俺はよく分からない…そのままでも可愛いから良いんだけどさ…
~~~
「ナイフ…!!!」
食器売場に行くとライフが体を止め一点を見た。売場を見ると俺の想像通りだった。
ライフは小説の世界ではナイフを使って戦いナイフで殺意に呑まれる。ここの設定も忠実に再現されているのか…ファンタロイド…恐るべし
「島影!彼処にお手頃なナイフが…」
「ナイフはダメだ。この国には銃刀法違反っていって不当な理由で刃物を持っちゃいけないんだ」
「あ…えっ…そ……そうか」
「……悪い。お前にナイフを持たせたのは俺だしお前がナイフのことが好きなのも分かる…しかしここの世界のルールには従って貰わなきゃいけないんだ」
「……うん」
………ヴッ…
~二分後~
「お買い上げありがとうございます!」
結局食器等と一緒に買ってしまった。
「まさか買ってくれるとはな…」
「俺が甘かったから買ってしまったがなライフ。ルールがある。俺と約束してほしいルールがな」
「なんだ。なんでもいってくれ」
「そのナイフは料理をするとき以外何があっても使うな。この世界では人を殺しちゃいけないんだ。どんな理由であれ絶対に使うな。わかったか?」
「わかった。忘れない」
「よし!」
やっぱり俺はもしかしなくても甘いのかもしれない
~~~
「さて、次は服だ。衣食住の衣」
「服か…」
「今は俺の使わなくなった服を無理矢理加工して服にしてるだけで本当の服を買わないといけない。」
「この服…割と満足してるんだがな…?」
「うーん。まぁ俺も正直中々良い完成度だとは思ってはいるけども…市販の服が正義だ。」
「分かった」
「まずは下着だ。今の下着じゃ俺の精神が持たん。俺の使ってない下着とはいえライフに着せなきゃいけないんだ。下着売場に行くぞ」
「俺は入れると思うが。島影は入れるのか…?女性物の売場だと思うが…?」
「…多分俺は入れるだろうが世間体と人としての大事ななにかを失うだろう…」
「お金を少しだけくれ。島影はここで待ってた方がいいと思う」
「…かたじけない…。」
~三十分後~
「買い終わったぞ」
「あれで足りたか?」
「問題なかったぞ。俺が欲しい物が買えた。これお釣り」
「ありがと…よし。次」
「服だな…」
「何種類か買えば良いかな…もっと服が欲しいなら…今度お金渡すからその時に自分で買ってくれ」
「さて…服売場だが」
「俺が似合う服が見つかったら呼んでくれ。着てくれといえば着る。」
「了解。俺のファッションセンスを見せてやる。」
~十分後~
「…張り切って服とスカートセットで八着持ってきちゃった」
「これ…全部着るのか…?」
「お願い!」
「…分かった…着る。」
「やったぁ!」
~~~
「まさか全部買うとは思わなかった…」
「全部可愛かったから。ライフのためならこのお金は仕方ない」
「本当にお金大丈夫か…?」
「まぁ。大丈夫だ。ライフは気にしない」
「そ…そうか…」
「色々買いまくったらお腹すいたな…もう昼か…」
「そう言えば俺もお腹空いてるな…」
「なんか食べるか…フードコート行こうか」
「フードコートってなんだ?」
「ショッピングモールは買い物中に食事ができるようにご飯を食べれる所があるんだ。そこをフードコートって言うんだよ」
「便利だな」
「何食べるんだ?」
「俺にはこの世界の食べ物はなんにもわからない…島影が好きに頼んでくれ…」
「好きに…?そう言われてもな。じゃあうどんなんてどうだ?」
「旨いのか?」
「つけ麺だ。旨いぞ」
「じゃあそれで」
「じゃあ頼んでくる。ライフはここで待っててくれ」
「分かった」
~~~
「よし。持ってきたぞ」
「これがうどんか…ミミズみたいな形してる食べ物なんだな…」
「麺と言え麺と」
「どうやって食べるんだ?」
「この汁にうどんをいれてそれを啜る」
豪快に勢いよく目の前で啜った
「おぉ…やってみよう」
そう言うとライフはちゅるちゅるちゅると麺をきれいに啜っていく。上品だなお前…。
「んん…んん…美味しいな」
「だろ?」
「うどんって言うのはこういう食べ物なのか…んん…美味しい」
「美味しいならよかった」
~~~
その後俺は明日に備えて明後日分の買い出しを済ませ車にぎゅうぎゅうに詰め込み家に帰った。
「疲れたぁ~!」
俺は部屋に全ての物を入れ終え床に倒れ込んだ。ライフは買ってきた布団を敷きそこで横になった
「…疲れたな…今日のうちに色々なことが起こった。でも楽しかったな。」
「そっか。ならよかったよ…俺は今からすごく寝たい気分だ」
「…前の世界では殺し殺されの殺伐とした世界でこんな幸せは感じなかった。だけど…この世界は…幸せだな…」
悪い。その世界作ったの俺なんだよね…。
「ライフ…いっぱい幸せになって欲しいんだよ俺は…せっかくこの世界に生まれたんだから…めいいっぱい人生を楽しんでくれ…」
「…ライフ?」
俺が起き上がるとライフは寝てしまっていた。
今日の事で疲れたか……おやすみライフ
「さて。夕飯作るか…。」
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