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#55 月の女神の背に乗って
手早くベルトを装着し終わった後、俺は「しっかり掴まっていて下さい」と二人にそれぞれの掴まるべきハンドルを指し示して、自分の鞍に座り直した。
「頼むぞディアナ!」
ホーンを掴んで両足でディアナに合図を送った。ぐんっと加速した瞬間、またナタリーが嬉しそうにきゃあと声を上げた。
「え、この子、ディアナって言うの?月の女神?すごい、ぴったりだね」
どことなく神子様も嬉しそう。
「月の女神?」
「この世界では違うの?俺の元いた世界では月の女神の事だよ。ディアナ」
「ステキ!確かに、お月様の光みたいな綺麗な色の鱗だもんね」
ナタリーは子供みたいにはしゃいでいる。ちっとも怖がっていない。
それどころか。
「見て見て、赤ちゃん。月の女神様の背に乗ってお星様の傍を飛んでるの。お母さんのお腹の中でこんな体験出来る子なんて、世界であなただけよ!」
膨らんでいるお腹をさすりながら話しかけている。
そのナタリーに微笑を見せてから「遠くまで飛ぶけど、ヨロシクね。ディアナ」と神子様が言うと、月の女神様と言われた事で、すっかり気を良くしたらしきディアナアが星空に一声あげて加速した。
にわかに、後ろから閃光を感じた。
振り返ろうとしたら神子様が「大丈夫」と言う。
おそらく戦闘竜騎士が、火球を発射したのだろう。
神子様のシールドに当たって炸裂し火花が散った。
「…きれい…」
ナタリーがため息をつく。結構危険な目に遭っているのに呑気なものだ。だが、怯えて泣き喚かれるよりずっと良い。
神子様は「ばいばい」と言って、先ほどと同じように竜自体を包む光の球体を放つ。
球体に包まれた竜は急に動きが鈍り、ふらふらしながら緩やかに下降していく。
必死に上昇させ、攻撃態勢にもっていこうとする騎士達の焦りと裏腹に、緩慢に、まるでシャボン玉のような動きで無軌道に下がって、次第に見えなくなった。
「竜ちゃん達に、眠くなるように魔法かけたんだよ。でも、完全に眠っちゃうんじゃなくて、少しずつうつらうつらって感じね。風魔法のクッションで囲んでいるから墜落したりもしないよ」
安全だよと、神子様はナタリーに諭すように説明した。ナタリーは「神子様、優しい~」と笑った。
先ほどまでの緊迫感が嘘のように落ち着いて、風を切る。
ナタリーの体が冷えてはいけないからと、神子様が周囲に風に対するシールドと、保温魔法を展開していた。
地上に散る松明や窓の明かりを眼下に見る。
王城はもう振り向いても判然としない。
中央広場から王城までへの大通り沿いに、大勢の松明が蠢いているのを尻目に飛ぶ。
居住地区や役所などで数カ所火の手が上がっている。
遙か上空にいても、風音に交じって遠い喧噪が聞こえてくる。
体が温まったナタリーは少しうとうとしてきた様子だった。
王都も闇に消えた頃。
「ミラン…!」
少し真剣な声音で神子様に名を呼ばれた。
「後方に追尾している飛竜が居るんだけど…」
神子様が体の周りに詰めてくれた固定型のクッションやブランケットに護られながら、ナタリーはすっかりまどろみの中だ。
「騎乗しているのはグレイモスだ」
思わず俺は振り向いてしまった。月や星が瞬いているとはいえ、夜空にその姿を見つけるのは俺には無理だ。
索敵魔法を発動して、始めてその影を捉えた。
神子様の検知した情報では、彼は怪我を押して、飛竜に身体強化魔法をかけて高速で追って来ているらしい。
あれだけの出血だ。
自ら治癒出来る能力があっても、さほど時間をかけていない事から、完全に傷が塞がった訳ではないのだろう。
その上で人間よりも何倍も体の大きい飛竜に身体強化を施しているだけでも、その削り取られる魔力量からいって、相当に消耗はしているはずだ。
しかも高速で飛んでいる事による重力加速が、更に傷に負荷をかけているだろう。
彼が鎖帷子を着けていなかったのは、おそらく飛竜に騎乗するつもりがあったからか。
神子様を捕らえ高速で戻る為、重力を減らしておいた方がいいからだ。
つまり最初から俺達を追尾する手はずだった。
だが、そのせいで思いのほか深手を負ったか。
神子様に、ディアナを途中で休憩させるのかどうかを訊かれた。
このまま空が白むまで飛ぶ事も可能だけれど、必要ならば何処かに一度降りましょうと答えた。
神子様は振り向き、何かの魔法を発動したようだったけれど、何をしているのかはその時の俺にはよく分からなかった。
ただ、途中で地上に降りることにしたのは、おそらく、グレイモスを治療するおつもりなのだろうなと思った。
それにしても、色々と解せなかった。
王兄殿下やグレイモスが、あんな強硬な手段で神子様を手に入れようとするとは思わなかったからだ。
あのやり方はもはや完全な敵対行為であり、陛下以下の愚策だ。
「理由は、大まかにいって二つあるよ」
神子様が、つい口をついた俺のぼやきに返答をくれた。
――――― ひとつは、どうも本当にコンセデス領主、エルンスト様が独立の方向で動き始めたのを、王兄殿下や、中心的に殿下を支えている側近達に察知されたらしいとの事。
――――― もうひとつは、新たな瘴気の発生が確認された事。
当然ながら王兄殿下陣営は、神子様が俺と共に、コンセデス領に居るという事を把握済みだ。
そして、現状、神子様以外には瘴気を浄化出来る者は居ない。
万が一、コンセデス領がこの政変のドサクサに紛れて独立を果たしでもしたら、神子を他国に逃した事になってしまう。
長男を廃嫡させた事なども含め、中央には過去、王都から遠い北東の果ての辺境だからと、軽視してきた自覚もある。ないわけが無い。
独立の意思を持たれても、また、もし持たれたとしたら、それを押しとどめるのも容易でない事は分かっているだろう。
だが、既にもう瘴気は発生しているのだ。
だから、コンセデス領に帰還する前に、神子様を何とか捕獲しなければならなかった。
切羽詰まれば、結局、礼もクソも無く強硬な手段を選択する。
王兄殿下は現陛下に比べて、随分優秀で人格者などという評判も聞いたが、これだ。
艶やかなディアナの鱗が月光に煌めく。
頭上に星々を散らした遙か遠くの漆黒の闇に向かって、ひたすらに風を切って飛翔し続けた。
「頼むぞディアナ!」
ホーンを掴んで両足でディアナに合図を送った。ぐんっと加速した瞬間、またナタリーが嬉しそうにきゃあと声を上げた。
「え、この子、ディアナって言うの?月の女神?すごい、ぴったりだね」
どことなく神子様も嬉しそう。
「月の女神?」
「この世界では違うの?俺の元いた世界では月の女神の事だよ。ディアナ」
「ステキ!確かに、お月様の光みたいな綺麗な色の鱗だもんね」
ナタリーは子供みたいにはしゃいでいる。ちっとも怖がっていない。
それどころか。
「見て見て、赤ちゃん。月の女神様の背に乗ってお星様の傍を飛んでるの。お母さんのお腹の中でこんな体験出来る子なんて、世界であなただけよ!」
膨らんでいるお腹をさすりながら話しかけている。
そのナタリーに微笑を見せてから「遠くまで飛ぶけど、ヨロシクね。ディアナ」と神子様が言うと、月の女神様と言われた事で、すっかり気を良くしたらしきディアナアが星空に一声あげて加速した。
にわかに、後ろから閃光を感じた。
振り返ろうとしたら神子様が「大丈夫」と言う。
おそらく戦闘竜騎士が、火球を発射したのだろう。
神子様のシールドに当たって炸裂し火花が散った。
「…きれい…」
ナタリーがため息をつく。結構危険な目に遭っているのに呑気なものだ。だが、怯えて泣き喚かれるよりずっと良い。
神子様は「ばいばい」と言って、先ほどと同じように竜自体を包む光の球体を放つ。
球体に包まれた竜は急に動きが鈍り、ふらふらしながら緩やかに下降していく。
必死に上昇させ、攻撃態勢にもっていこうとする騎士達の焦りと裏腹に、緩慢に、まるでシャボン玉のような動きで無軌道に下がって、次第に見えなくなった。
「竜ちゃん達に、眠くなるように魔法かけたんだよ。でも、完全に眠っちゃうんじゃなくて、少しずつうつらうつらって感じね。風魔法のクッションで囲んでいるから墜落したりもしないよ」
安全だよと、神子様はナタリーに諭すように説明した。ナタリーは「神子様、優しい~」と笑った。
先ほどまでの緊迫感が嘘のように落ち着いて、風を切る。
ナタリーの体が冷えてはいけないからと、神子様が周囲に風に対するシールドと、保温魔法を展開していた。
地上に散る松明や窓の明かりを眼下に見る。
王城はもう振り向いても判然としない。
中央広場から王城までへの大通り沿いに、大勢の松明が蠢いているのを尻目に飛ぶ。
居住地区や役所などで数カ所火の手が上がっている。
遙か上空にいても、風音に交じって遠い喧噪が聞こえてくる。
体が温まったナタリーは少しうとうとしてきた様子だった。
王都も闇に消えた頃。
「ミラン…!」
少し真剣な声音で神子様に名を呼ばれた。
「後方に追尾している飛竜が居るんだけど…」
神子様が体の周りに詰めてくれた固定型のクッションやブランケットに護られながら、ナタリーはすっかりまどろみの中だ。
「騎乗しているのはグレイモスだ」
思わず俺は振り向いてしまった。月や星が瞬いているとはいえ、夜空にその姿を見つけるのは俺には無理だ。
索敵魔法を発動して、始めてその影を捉えた。
神子様の検知した情報では、彼は怪我を押して、飛竜に身体強化魔法をかけて高速で追って来ているらしい。
あれだけの出血だ。
自ら治癒出来る能力があっても、さほど時間をかけていない事から、完全に傷が塞がった訳ではないのだろう。
その上で人間よりも何倍も体の大きい飛竜に身体強化を施しているだけでも、その削り取られる魔力量からいって、相当に消耗はしているはずだ。
しかも高速で飛んでいる事による重力加速が、更に傷に負荷をかけているだろう。
彼が鎖帷子を着けていなかったのは、おそらく飛竜に騎乗するつもりがあったからか。
神子様を捕らえ高速で戻る為、重力を減らしておいた方がいいからだ。
つまり最初から俺達を追尾する手はずだった。
だが、そのせいで思いのほか深手を負ったか。
神子様に、ディアナを途中で休憩させるのかどうかを訊かれた。
このまま空が白むまで飛ぶ事も可能だけれど、必要ならば何処かに一度降りましょうと答えた。
神子様は振り向き、何かの魔法を発動したようだったけれど、何をしているのかはその時の俺にはよく分からなかった。
ただ、途中で地上に降りることにしたのは、おそらく、グレイモスを治療するおつもりなのだろうなと思った。
それにしても、色々と解せなかった。
王兄殿下やグレイモスが、あんな強硬な手段で神子様を手に入れようとするとは思わなかったからだ。
あのやり方はもはや完全な敵対行為であり、陛下以下の愚策だ。
「理由は、大まかにいって二つあるよ」
神子様が、つい口をついた俺のぼやきに返答をくれた。
――――― ひとつは、どうも本当にコンセデス領主、エルンスト様が独立の方向で動き始めたのを、王兄殿下や、中心的に殿下を支えている側近達に察知されたらしいとの事。
――――― もうひとつは、新たな瘴気の発生が確認された事。
当然ながら王兄殿下陣営は、神子様が俺と共に、コンセデス領に居るという事を把握済みだ。
そして、現状、神子様以外には瘴気を浄化出来る者は居ない。
万が一、コンセデス領がこの政変のドサクサに紛れて独立を果たしでもしたら、神子を他国に逃した事になってしまう。
長男を廃嫡させた事なども含め、中央には過去、王都から遠い北東の果ての辺境だからと、軽視してきた自覚もある。ないわけが無い。
独立の意思を持たれても、また、もし持たれたとしたら、それを押しとどめるのも容易でない事は分かっているだろう。
だが、既にもう瘴気は発生しているのだ。
だから、コンセデス領に帰還する前に、神子様を何とか捕獲しなければならなかった。
切羽詰まれば、結局、礼もクソも無く強硬な手段を選択する。
王兄殿下は現陛下に比べて、随分優秀で人格者などという評判も聞いたが、これだ。
艶やかなディアナの鱗が月光に煌めく。
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