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・Day5/chapter1 回想、昨夜の饗宴
58.
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「ひゃああ!!」
青年は胸を弓なりに反らせて、高い声をあげた。既にひりついていた喉奥から悲鳴に近いそれが上がった。
びりびりっとした快感が全身を突き抜けていく。何度も異物を受け入れて突かれ、どろどろに緩んだそこは、なんの抵抗もしなかった。
「あ、あ……入って……これ……ぇ」
びくびくと震えだす青年が途切れ途切れにことばを紡ぐ。彼の両眼は完全に蕩けきってしまい、男を見上げるそれは完全に媚びた雌犬のそれだった。
「宴が終わるまで、許さない」
男は低くそれだけつぶやくと、使用人に何か合図をした。示された男の命令に、傍で控えていた使用人が何かのスイッチをいれた。
「ひゃあ……あ、あひぃっ!」
ずるりと内側にめり込んできたそれが、ゆっくりと引き抜かれていく。かと思いきや再び中へと潜り込んだ。
「う、ううっ……」
丸椅子の下から、じゅぶじゅぶという男と、機械の駆動音。
男根を模した張り型を付けたそれは、上下に運動する仕掛けになっており、穴の開いた椅子の下から青年を容赦なく突き上げ始めた。
「ああっ、あっ……んっ!」
ぐぷりと、後蕾の外へと出ていった異物にホッとするのも、つかの間。ふたたび、機械は駆動して、つぷりと蕾の縁に異物を押し当てたかと思うと、上へ上へと青年の蕾を押し、その圧に負けた彼の秘穴は作り物の雄を受け入れて震えだす。
「ふああ、あ、だ、だめだっ……」
緩い上下運動にもかかわらず、青年の花幹は水を流して、ゆっくりと立ち上がる。
「すごいな」
男がその様子を揶揄するように笑った。
「男たちと遊んでいたはずなのに、まだ、立つのか」
男のねっとりと絡みつく視線に全身を犯されて、青年はびくりと腰を震わせた。見られたくない嬌態を見せている自分を隠したいと思うのに、手足の感覚がぼんやりとしてつかみどころがなく、さらに全身が重い脱力感に駆られている。
腰を浮かせて逃れたいのに、それすらできない。
器具で無理矢理に拘束されているわけでもないのに。つまりは、逃げられるはずなのに。
身体はおもちゃを咥えこんで喜んで座っているかのように、一歩も動かない。
「ひゃああ、あ、あ」
ぐりぐりと内奥までめり込んだ張り型に、青年はかすれた声を上げる。
動きだけをとってみるとそれは単調なものだ。決められた間隔を置いて、上へ下へと移動するだけの、もの。
しかし。
青年は胸を弓なりに反らせて、高い声をあげた。既にひりついていた喉奥から悲鳴に近いそれが上がった。
びりびりっとした快感が全身を突き抜けていく。何度も異物を受け入れて突かれ、どろどろに緩んだそこは、なんの抵抗もしなかった。
「あ、あ……入って……これ……ぇ」
びくびくと震えだす青年が途切れ途切れにことばを紡ぐ。彼の両眼は完全に蕩けきってしまい、男を見上げるそれは完全に媚びた雌犬のそれだった。
「宴が終わるまで、許さない」
男は低くそれだけつぶやくと、使用人に何か合図をした。示された男の命令に、傍で控えていた使用人が何かのスイッチをいれた。
「ひゃあ……あ、あひぃっ!」
ずるりと内側にめり込んできたそれが、ゆっくりと引き抜かれていく。かと思いきや再び中へと潜り込んだ。
「う、ううっ……」
丸椅子の下から、じゅぶじゅぶという男と、機械の駆動音。
男根を模した張り型を付けたそれは、上下に運動する仕掛けになっており、穴の開いた椅子の下から青年を容赦なく突き上げ始めた。
「ああっ、あっ……んっ!」
ぐぷりと、後蕾の外へと出ていった異物にホッとするのも、つかの間。ふたたび、機械は駆動して、つぷりと蕾の縁に異物を押し当てたかと思うと、上へ上へと青年の蕾を押し、その圧に負けた彼の秘穴は作り物の雄を受け入れて震えだす。
「ふああ、あ、だ、だめだっ……」
緩い上下運動にもかかわらず、青年の花幹は水を流して、ゆっくりと立ち上がる。
「すごいな」
男がその様子を揶揄するように笑った。
「男たちと遊んでいたはずなのに、まだ、立つのか」
男のねっとりと絡みつく視線に全身を犯されて、青年はびくりと腰を震わせた。見られたくない嬌態を見せている自分を隠したいと思うのに、手足の感覚がぼんやりとしてつかみどころがなく、さらに全身が重い脱力感に駆られている。
腰を浮かせて逃れたいのに、それすらできない。
器具で無理矢理に拘束されているわけでもないのに。つまりは、逃げられるはずなのに。
身体はおもちゃを咥えこんで喜んで座っているかのように、一歩も動かない。
「ひゃああ、あ、あ」
ぐりぐりと内奥までめり込んだ張り型に、青年はかすれた声を上げる。
動きだけをとってみるとそれは単調なものだ。決められた間隔を置いて、上へ下へと移動するだけの、もの。
しかし。
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