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・地下室調教編(Day7~)

三日目 4-1

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「んだよ……!」
 暴れようとした青年だったが、ふと気が付くとすぐそばに使用人がひかえていた。
 彼らふたりは、それぞれ左右にひかえていて、青年の手足をおさえこんだ。
「おま……っ!」
 動きを封じられた。
 使用人に掴まれた手首が、きりきりと音を立てそうなくらいに圧迫されている。足も太腿に使用人の体重がかかり、のしかかられている。
「何する気だよ」
 藤滝は表情を変えなかった。
「さあな」
 それだけ答えて、再び、青年の身体をまさぐりはじめる。
「う……、な、くそ……」
 押さえつけられて、動けない状態で、何度も何度も胸を触られる。官能を引き起こそうとしている手つきではなく、ただ触れられているという感覚だ。
 それなのに、この男に触られているというだけで、彼の肉体に積もり切った経験・・が、その記憶とリンクして彼のなかで、変な感覚を引き起こしていく。
 別に変な触られかたをしているわけではないのに、下半身に熱が集中していく。それを隠そうとして両太ももを寄せようとしたが、それは使用人に阻止される。隠すものがない。
 けれど、それに気付いてか、気付かずにか、男の手は止まらなかった。いまや、胸だけではなく、肩に触れ、首筋をそっとなであげ、さらに腕へ。また胸へと戻ったかと思うと、腹へと降りてくる。
 それ以上、おりてくられたら――。腰骨に触れられて、びくっと青年は身体を弾ませてしまった。
 おかしい。
 変な手つきをされているわけでもない。
 それに、盛られていたものは、既にもう効き目がなくなっているはずだ。
 なのに――。
 藤滝がついに気が付いたとばかりに、くすっと笑いを洩らした。
「どうした?」
 藤滝が、そこを見た。視線の先にあるものは、おのれの兆しだ。
「俺に触られただけで、ここをこんなにして……。そんな身体で何をしようというんだ?」
 確かに、青年のそれは濡れていた。先端から透明な蜜がとろとろとながれてきており、小さく萎んでいたはずの幹が、ひかえめにたちあがって、上を向き始めていた。
 その状態を指摘されて、青年の頬が熱くなる。カッといろが変わった青年の表情に、藤滝がほくそ笑んだ。
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