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・地下室調教編(Day7~)

三日目 7-1

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 後蕾のふちをねりあがるようにしながら、巨大な欲望が、青年のうちへと侵入していく。
「うっ……、あ……っ、はあ……っ」
 苦悶に歪む顔つきで、青年は身悶えた。彼の、後ろはおおきく広がり蕾を散らしている。その赤く充血した縁はさらに中へとつきすすむ雄によって大きくひろげられ、その圧迫感に、青年は悲鳴をあげた。
 もう、内側から爆発してしまう。
 そう思った瞬間、身体の奥から波が押し寄せてきた。どろりと頭のなかが溶けだして、弾けとんでしまいそうな感覚。
「おい、こいつ、いれられただけで、きゅっと締め付けてくるぜ」
 使用人がそう揶揄する声が聞こえる。だが、そんなことよりも、青年は自分のことでせいいっぱいだった。
 また達した。
 内側で達すると、簡単には降りてこられない。
 薬での興奮と、達しても解放されない快感が彼をむしばむ。そんななか、容赦なく後ろを突き上げてくる欲望に翻弄されながら、青年は、悲鳴をあげた。
 ひとりが果ててもまた次の者が背後から体を突き上げてくる。はち切れそうなくらいひろげられた青年の後蕾の縁が真っ赤に充血して震える。そんな場所へとまた次のものが手を付ける。
「なんだよ、緩んできてやがる」
 その黒服の男の怒張が、青年の内側へとめり込んでくる。彼は差し込みながら、青年の尻たぶを手でたたいた。
 渇いた音が鳴った。
「ひっ」とひきつった声をあげて、青年は喉元を逸らした。
「おい、しまるじゃねえか」
 叩けば、しまる。
 ひらたい衝撃に、青年の蕾はぎゅっと収縮して、なかの雄をしめあげた。
「あ……っ、ああっ……っ」
 内部でくわえこんでいるものの輪郭を感じて、青年は身震いした。
 それをよく感じたのか、彼はより一層、青年の双丘を何度も平手でたたいた。リズミカルに音が鳴り響く。たたかれるたびに、青年が声をあげて、ないた。
 わざと調子をはずして、突然きた瞬間に、青年は大きくびくっと震えた。
「やべえな、叩かれて、こんなじゃ……っ」
 苦笑いしながら、後ろの使用人が、抽送をはやめる。大きくグラインドする動きに変わったそれに、青年が翻弄される。それでも、彼は果てて、ずるりと男根をひくぬくと、次の者にかわった。
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