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・地下室調教編(Day7~)

三日目 6-5

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「それでは! 支度が整いました。これより、催し物を開催したいと思います。皆々さま、どうぞ、ごゆるりとご堪能くださいませ!」
 男の声が響く。
 これ・・込みであったというのは、彼の計算描いた絵の上の出来事であったらしい。だが、青年はそこまで頭がまわらなくなっていた。
 身体の熱、そしてうずき。
 既にぎりぎりまで追い詰められていて、もう楽になるためなら、なんだっていい――そのくらい、官能に彼はむしばまれていいた。
 用意された黒服たちが、逃亡者の捕獲班として、青年は彼らに追いかけまわされていたことも――。
「手を焼かせやがって」
 使用人たちが一斉に、青年に襲い掛かって来た。
 薬で準備させられていた彼の後蕾も、臨戦態勢を保っていた。
 誰に何をされているのかすら判別できない。四方から迫って来た腕に掴まれて、上体を起こされる。別の手が胸を這い、別の手が双丘に伸ばされた。
 触れられるだけで、皮膚の表面が発火しそうになる。敏感になった感覚器官が、次々と悦楽を拾い上げて、青年は呻いた。
 肉体の全てが、故障してしまったかのように、震えあがり、獣のような叫び声をあげながら、青年は、男たちの集団に囚われただけで、一度、到達してしまった。しかし、彼の前から出た白濁は、少なく、粘度も足りなく、さらりと、腹を汚して下へ皮膚を伝って流れ落ちていく。
「おら、足を開け」
 誰がが耳元で言った。
 背後で待ち構えていた使用人が、青年の後ろに滾りきったものを、押し付けていた。左右の使用人が、動けない青年の双丘をむりやりにこじ開けた。
 ひくひくと震える蕾が、衆人たちの前にさらされる。
「まったく、このご趣味はどうにかなりませんものかな」
 藤滝の客のひとりが、彼にむかって言った。その表情は不気味な笑みを浮かべている。
「おそれいります」
 藤滝が彼に向かって軽く礼をした。その客の下半身は既に別の少年のなかにすっぽりとおさまっていた。
「ひ、ああ、アアッ――……!」
 青年の嬌声が、吐息あふれる会場のなかに、こだました。
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