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・地下室調教編(Day7~)

三日目 7-2

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 おかしい。
 ふと、青年の間に微かに戻って来た理性が、そう告げる。
 何度も男を相手にしているというのに、まだ薬の効果が切れていないみたいだ。これは一体――。
「ア……、ああっ……!!」
 また次の男が青年の中に突き立てて来た。今度はものの反りかたが大きく中にいれただけで、内壁を圧迫してくる。
「ひ、や……っ、ん……っ」
 嫌だと伝えようとしても、次から次へとあふれでてくる嬌声にその声はかき消される。
 小さくこきざみに、前後に腰を振られて、青年は絶叫した。腰の奥から甘いうずきが、あふれてくる。
「おし、いくか」
 最後の使用人が、本腰を入れて来た。ずっと、入口近くまでひきぬくとそのまま奥へと一気に押し入れる。
「っ~~!!」
 目の前がスパークしていくかの感覚に、青年は、声も出せずに身もだえた。ただそれが一回で終わるわけではない。
 彼が達するまで何度もそれは訪れる。
「も、や……っ、やめ……」
 後ろがまた退いていく。
 入口の蕾の縁の前のカリ首が当たる。じりじりと、次の瞬間がちかづいてくる。それを必死にやめてと懇願したが、誰も青年の話を聞いていなかった。
「――っ!!!!!」
 ぐっと腰に手をそえられて、それが力んだ。
 途端、内奥へと、凶暴なそれが突進してくる。
 大きく身体をのけぞらせた青年は、激しく太腿を痙攣させた。
 もはや、自分の身体がどうなっているのかさえ、わからない。
「おっしゃ、……っ!」
 男が、だんだん動きを狭く激しく、何度も内壁を擦りつけるような動きにかわってきた。腰に添えられた手が、強く皮膚をつかんで、赤くなる。
「ひっ、ア、あ、ああっ……!」
「もうそろそろだ……」
 ぐっと、差し込まれた雄が、達した気配を感じた。
 これで……全員。
 黒い服を着こんだ使用人相手に全員を到達を見た。
 これで、解放される――。
 そう思った青年は、力の入らない身体のまま、その場に崩れ落ちた。
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