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・屋敷編
Thuー14
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引いていったそれに追撃の手が伸びる。
「っ!」
息を飲んだ青年の兆しが微かに震えた。硬くなった幹が男の手を押し上げ、その状態を膚をとおして直に伝えるのだ。どんな態度で何を言おうと、筒抜けだ。
緩慢な手つきに、じれったくなる。すこしでも刺激を、と青年の腰が左右に揺れるがそれすら男は見越して動いている。
「もっ、やめろって……!」
せっつくように、強請れば、罠にかかった獲物を見下ろして、男は楽し気に微笑んだ。
「いいのか?」
耳元に息を吹きかけられて、そこから熱が広がる。
行き場のない狭い路地に追い込んでおいて、自分から欲しがって見せろと脅すのは彼の汚いやり方だ。だがその中にいて、ここまで変えられてしまった肉体で、どう立ち向かえばいいというのか――。
足を開いた青年に、男は遠慮なくその中央のふくらみを握りしめた。
「っ!」
息を飲んだ青年の兆しが微かに震えた。硬くなった幹が男の手を押し上げ、その状態を膚をとおして直に伝えるのだ。どんな態度で何を言おうと、筒抜けだ。
緩慢な手つきに、じれったくなる。すこしでも刺激を、と青年の腰が左右に揺れるがそれすら男は見越して動いている。
「もっ、やめろって……!」
せっつくように、強請れば、罠にかかった獲物を見下ろして、男は楽し気に微笑んだ。
「いいのか?」
耳元に息を吹きかけられて、そこから熱が広がる。
行き場のない狭い路地に追い込んでおいて、自分から欲しがって見せろと脅すのは彼の汚いやり方だ。だがその中にいて、ここまで変えられてしまった肉体で、どう立ち向かえばいいというのか――。
足を開いた青年に、男は遠慮なくその中央のふくらみを握りしめた。
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