52 / 56
うわ言と、誓いの言葉(私)
しおりを挟む
私の身体でギリルが喜んでくれている。そう思うと身体の内側にじわりと熱が滲みました。
そこをギリルが擦る度に、甘い感覚が積み重なります。
「ん、っ、ぁ……ギリル……っ」
気付けば私はギリルの首元にしがみついていました。
まるで、私の身体が勝手にギリルを求めているようでした。
「師範、俺のが中で動いてるの、感じる?」
ギリルの声は優しく私に降り注いで、私の内に直接入り込むようで、私は自然とそれに答えてしまいます。
「ぁ、あ、ギリル、の、っ……ん。なか、うごい、て……っ、ぁんっ」
ギリルの動きは少しずつ大きく速くなってきて、私は身体だけでなく心まで揺さぶられてゆくようでした。
「どこがいい? 師範の気持ちいいとこ、教えて?」
息を継ぐ合間に繰り返し口付けられて、次第に頭がぼんやりして、ふわふわとした心と心地よい温もりの中で、ギリルと繋がったところだけがひどく敏感に、突き刺さるほどの快感を伝えていました。
「ぁ、ギリル……。ギリル、ぅ。気持ち、いぃ……です、っ、ぁぁっ、そ、こ……っっ」
「ここ?」
「あぁっ、そ、そこ、ぅ、あっ、や、ぁ、んっっ、ぁあっ」
ギリルが触れると、もう、どこもかしこも感じてしまって、私は絶えず嬌声を上げ続けていました。
「俺の、気持ちいい?」
涙で滲むその奥で、笑うギリルが嬉しそうに問いかける、から……。
私、私……は、……。
「気持ち、いい……っ、ギリルの、気持ち、いぃ……っ、ぁあ。ん……っ、そこ、ぁあっ! いいっ、そこいい、ですっ、ぅ」
「せんせ、すげー可愛い……」
ギリルが荒い息を吐きながら、私に繰り返し口付けます。
ぁあ……ギリルの瞳が、私だけを見ています……。
「俺の形よく覚えて。もう、俺としかしないで」
「はい……、ギリル……、っ、ギリルと、だけ……っ」
ひくひくと蠢く内側が、ギリルの形をくっきりと私に伝えます。
ギリルの……これが、ギリルの形……。
私を、人に戻してくれた、ギリルの……。
ぐい、とギリルの両手が私の腰を引き寄せて、ぁ、深、ぃ……っ。
「や、あ、っ、も……ぅ、また……っ、また、イっちゃ、ぅ……っ」
お腹の奥が熱くて、ギリルでいっぱいで、次々に寄せる快感は、もう限界を超えてしまいそうで……。
「ギリルっ、ギリル……っっ」
私は必死でギリルの名を呼んでいました。
「俺も、イキそ……」
少しだけ苦しげなギリルの声が、私をさらに追い詰めます。
まるでうわ言のように私の口から溢れる言葉は、もう私の意思を離れていました。
「あ、あっ……っ、ギリル……、ギリル、好き」
「っ、師範……っ俺も、師範が好きだ」
「大好き、ギリル……っ、もっと、奥、に……っそこ、もっと、きて、くださ……っ」
あぁ、私のナカで、ギリルのが、っ、大きく……っ。
「……っ、イクよ」
ドクン。と大きく脈打つ感触に誘われて、私の内側がギリルを必死で抱きしめます。
「ぁ、あっ。ぁあぁぁぁああぁぁっっ!!」
ギリルの熱が、私の内に叩きつけられて。
ぁぁ、ナカが、熱くて……溶けそう、です……。
ゆるゆると余韻を残していたギリルが動きを止めても、私の内側はギリルをなかなか離そうとしませんでした。
「ん、んんっ、ぅんんっっ」
ギリルの熱は私の奥に留まって、私にどうしようもないほどの快感を残していました。
「師範、まだイってんの? すげー可愛い……」
愛しげな囁きと共に、私のこめかみをギリルの唇がそっと撫でました。
ギリルの指が、私の額に汗で張り付いた髪をそっとよけています。
胸にじんと沁み渡る確かな喜びの感情。
これが、幸せなのだということを、私はもう分かっていました。
ギリル……。
私に、幸せをもう一度教えてくれた人。
幼い貴方の小さな手に、輝く眼差しに、ぐんぐん成長してゆくその姿に、私はどれほど励まされたでしょう。
貴方に与え導く日々は、一日があっという間で。
昔のことなど忘れてしまうほどに忙しく楽しい毎日でした。
「っ、……ギリル……」
まだ詰まる息の合間に、私はギリルの名を呼びます。
「ここにいるよ」
ギリルは私に覆い被さるようにして、答えました。
私に体重をかけまいとしながらも、ぴたりと合わされた肌。ギリルの温度に、私の内側がもう一度震えました。
「……ぁ……」
ギリルの指が私の髪を優しく撫でます。
太く逞しい彼の腕に頬を寄せれば、ギリルは少しだけ体を起こして、私を愛しげに見つめました。
今では私よりずっと背も高く、強く頼もしい青年へと成長したギリル……。
精悍な顔立ちも、切長で涼しげな目元も、ぶっきらぼうな態度も、私にだけ見せる優しさも。
全てが愛しくてたまらないのだと、もう、認めざるをえませんでした。
私はこの気持ちを、自分でさえも気付かないほどに頑丈に封をして、ずっとずっと押し込めていたのです。
もしかしたら、初めて会ったあの日から……。
彼をひと目見た時から、私は貴方の輝く魂とその姿に、とうに心を奪われていたのかも知れませんね。
「ギリル……」
私の口からその名が溢れると、ギリルが小さく微笑みました。
「せんせ……、好きだよ」
何度言われても、その度、喜びに胸が震えます。
微笑んだ私の頬を、温かい雫が伝いました。
「泣かないで、せんせ……」
ギリルが私の涙を唇で拭います。
この先もずっと、彼は私が泣く度にこうして涙を消してくれる、そんな予感を信じられそうな自分に、私は苦笑しました。
「いいんです、嬉し涙ですから」
私の言葉に、新緑の瞳が揺れました。
揺れた瞳に強い光が集まり、命の輝きを増します。
ギリルはとても真剣な眼差しで、私を真摯に見つめました。
彼を包む空気が美しく透き通ってゆく様を、私はまだ微かに見る事ができました。
おそらく、私の目が元の色に戻る頃にはこれも見えなくなってしまうのでしょうね。
それだけが、私は残念でした。
燃えるような赤い髪を揺らして、ギリルが言いました。
「師範。俺、ずっと師範のそばにいるから。俺が絶対、師範を幸せにするから」
力の込められた言葉は、私の心を強く揺らします。
ああ、貴方はそうやって、何度でも私に誓ってくれるんですね……。
「絶対、ですよ?」
私の言葉に、ギリルは破顔しました。
「絶対だ!」
「では、お願いしますね」
誓いの言葉を、私は今度こそ両手で全て、受け取りました。
そこをギリルが擦る度に、甘い感覚が積み重なります。
「ん、っ、ぁ……ギリル……っ」
気付けば私はギリルの首元にしがみついていました。
まるで、私の身体が勝手にギリルを求めているようでした。
「師範、俺のが中で動いてるの、感じる?」
ギリルの声は優しく私に降り注いで、私の内に直接入り込むようで、私は自然とそれに答えてしまいます。
「ぁ、あ、ギリル、の、っ……ん。なか、うごい、て……っ、ぁんっ」
ギリルの動きは少しずつ大きく速くなってきて、私は身体だけでなく心まで揺さぶられてゆくようでした。
「どこがいい? 師範の気持ちいいとこ、教えて?」
息を継ぐ合間に繰り返し口付けられて、次第に頭がぼんやりして、ふわふわとした心と心地よい温もりの中で、ギリルと繋がったところだけがひどく敏感に、突き刺さるほどの快感を伝えていました。
「ぁ、ギリル……。ギリル、ぅ。気持ち、いぃ……です、っ、ぁぁっ、そ、こ……っっ」
「ここ?」
「あぁっ、そ、そこ、ぅ、あっ、や、ぁ、んっっ、ぁあっ」
ギリルが触れると、もう、どこもかしこも感じてしまって、私は絶えず嬌声を上げ続けていました。
「俺の、気持ちいい?」
涙で滲むその奥で、笑うギリルが嬉しそうに問いかける、から……。
私、私……は、……。
「気持ち、いい……っ、ギリルの、気持ち、いぃ……っ、ぁあ。ん……っ、そこ、ぁあっ! いいっ、そこいい、ですっ、ぅ」
「せんせ、すげー可愛い……」
ギリルが荒い息を吐きながら、私に繰り返し口付けます。
ぁあ……ギリルの瞳が、私だけを見ています……。
「俺の形よく覚えて。もう、俺としかしないで」
「はい……、ギリル……、っ、ギリルと、だけ……っ」
ひくひくと蠢く内側が、ギリルの形をくっきりと私に伝えます。
ギリルの……これが、ギリルの形……。
私を、人に戻してくれた、ギリルの……。
ぐい、とギリルの両手が私の腰を引き寄せて、ぁ、深、ぃ……っ。
「や、あ、っ、も……ぅ、また……っ、また、イっちゃ、ぅ……っ」
お腹の奥が熱くて、ギリルでいっぱいで、次々に寄せる快感は、もう限界を超えてしまいそうで……。
「ギリルっ、ギリル……っっ」
私は必死でギリルの名を呼んでいました。
「俺も、イキそ……」
少しだけ苦しげなギリルの声が、私をさらに追い詰めます。
まるでうわ言のように私の口から溢れる言葉は、もう私の意思を離れていました。
「あ、あっ……っ、ギリル……、ギリル、好き」
「っ、師範……っ俺も、師範が好きだ」
「大好き、ギリル……っ、もっと、奥、に……っそこ、もっと、きて、くださ……っ」
あぁ、私のナカで、ギリルのが、っ、大きく……っ。
「……っ、イクよ」
ドクン。と大きく脈打つ感触に誘われて、私の内側がギリルを必死で抱きしめます。
「ぁ、あっ。ぁあぁぁぁああぁぁっっ!!」
ギリルの熱が、私の内に叩きつけられて。
ぁぁ、ナカが、熱くて……溶けそう、です……。
ゆるゆると余韻を残していたギリルが動きを止めても、私の内側はギリルをなかなか離そうとしませんでした。
「ん、んんっ、ぅんんっっ」
ギリルの熱は私の奥に留まって、私にどうしようもないほどの快感を残していました。
「師範、まだイってんの? すげー可愛い……」
愛しげな囁きと共に、私のこめかみをギリルの唇がそっと撫でました。
ギリルの指が、私の額に汗で張り付いた髪をそっとよけています。
胸にじんと沁み渡る確かな喜びの感情。
これが、幸せなのだということを、私はもう分かっていました。
ギリル……。
私に、幸せをもう一度教えてくれた人。
幼い貴方の小さな手に、輝く眼差しに、ぐんぐん成長してゆくその姿に、私はどれほど励まされたでしょう。
貴方に与え導く日々は、一日があっという間で。
昔のことなど忘れてしまうほどに忙しく楽しい毎日でした。
「っ、……ギリル……」
まだ詰まる息の合間に、私はギリルの名を呼びます。
「ここにいるよ」
ギリルは私に覆い被さるようにして、答えました。
私に体重をかけまいとしながらも、ぴたりと合わされた肌。ギリルの温度に、私の内側がもう一度震えました。
「……ぁ……」
ギリルの指が私の髪を優しく撫でます。
太く逞しい彼の腕に頬を寄せれば、ギリルは少しだけ体を起こして、私を愛しげに見つめました。
今では私よりずっと背も高く、強く頼もしい青年へと成長したギリル……。
精悍な顔立ちも、切長で涼しげな目元も、ぶっきらぼうな態度も、私にだけ見せる優しさも。
全てが愛しくてたまらないのだと、もう、認めざるをえませんでした。
私はこの気持ちを、自分でさえも気付かないほどに頑丈に封をして、ずっとずっと押し込めていたのです。
もしかしたら、初めて会ったあの日から……。
彼をひと目見た時から、私は貴方の輝く魂とその姿に、とうに心を奪われていたのかも知れませんね。
「ギリル……」
私の口からその名が溢れると、ギリルが小さく微笑みました。
「せんせ……、好きだよ」
何度言われても、その度、喜びに胸が震えます。
微笑んだ私の頬を、温かい雫が伝いました。
「泣かないで、せんせ……」
ギリルが私の涙を唇で拭います。
この先もずっと、彼は私が泣く度にこうして涙を消してくれる、そんな予感を信じられそうな自分に、私は苦笑しました。
「いいんです、嬉し涙ですから」
私の言葉に、新緑の瞳が揺れました。
揺れた瞳に強い光が集まり、命の輝きを増します。
ギリルはとても真剣な眼差しで、私を真摯に見つめました。
彼を包む空気が美しく透き通ってゆく様を、私はまだ微かに見る事ができました。
おそらく、私の目が元の色に戻る頃にはこれも見えなくなってしまうのでしょうね。
それだけが、私は残念でした。
燃えるような赤い髪を揺らして、ギリルが言いました。
「師範。俺、ずっと師範のそばにいるから。俺が絶対、師範を幸せにするから」
力の込められた言葉は、私の心を強く揺らします。
ああ、貴方はそうやって、何度でも私に誓ってくれるんですね……。
「絶対、ですよ?」
私の言葉に、ギリルは破顔しました。
「絶対だ!」
「では、お願いしますね」
誓いの言葉を、私は今度こそ両手で全て、受け取りました。
10
あなたにおすすめの小説
勇者様への片思いを拗らせていた僕は勇者様から溺愛される
八朔バニラ
BL
蓮とリアムは共に孤児院育ちの幼馴染。
蓮とリアムは切磋琢磨しながら成長し、リアムは村の勇者として祭り上げられた。
リアムは勇者として村に入ってくる魔物退治をしていたが、だんだんと疲れが見えてきた。
ある日、蓮は何者かに誘拐されてしまい……
スパダリ勇者×ツンデレ陰陽師(忘却の術熟練者)
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
望まれなかった代役婚ですが、投資で村を救っていたら旦那様に溺愛されました。
ivy
BL
⭐︎毎朝更新⭐︎
兄の身代わりで望まれぬ結婚を押しつけられたライネル。
冷たく「帰れ」と言われても、帰る家なんてない!
仕方なく寂れた村をもらい受け、前世の記憶を活かして“投資”で村おこしに挑戦することに。
宝石をぽりぽり食べるマスコット少年や、クセの強い職人たちに囲まれて、にぎやかな日々が始まる。
一方、彼を追い出したはずの旦那様は、いつの間にかライネルのがんばりに心を奪われていき──?
「村おこしと恋愛、どっちも想定外!?」
コミカルだけど甘い、投資×BLラブコメディ。
【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】
ゆらり
BL
帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。
着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。
凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。
撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。
帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。
独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。
甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。
※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。
★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!
世界を救ったあと、勇者は盗賊に逃げられました
芦田オグリ
BL
「ずっと、ずっと好きだった」
魔王討伐の祝宴の夜。
英雄の一人である《盗賊》ヒューは、一人静かに酒を飲んでいた。そこに現れた《勇者》アレックスに秘めた想いを告げられ、抱き締められてしまう。
酔いと熱に流され、彼と一夜を共にしてしまうが、盗賊の自分は勇者に相応しくないと、ヒューはその腕からそっと抜け出し、逃亡を決意した。
その体は魔族の地で浴び続けた《魔瘴》により、静かに蝕まれていた。
一方アレックスは、世界を救った栄誉を捨て、たった一人の大切な人を追い始める。
これは十年の想いを秘めた勇者パーティーの《勇者》と、病を抱えた《盗賊》の、世界を救ったあとの話。
記憶を失くしたはずの元夫が、どうか自分と結婚してくれと求婚してくるのですが。
鷲井戸リミカ
BL
メルヴィンは夫レスターと結婚し幸せの絶頂にいた。しかしレスターが勇者に選ばれ、魔王討伐の旅に出る。やがて勇者レスターが魔王を討ち取ったものの、メルヴィンは夫が自分と離婚し、聖女との再婚を望んでいると知らされる。
死を望まれたメルヴィンだったが、不思議な魔石の力により脱出に成功する。国境を越え、小さな町で暮らし始めたメルヴィン。ある日、ならず者に絡まれたメルヴィンを助けてくれたのは、元夫だった。なんと彼は記憶を失くしているらしい。
君を幸せにしたいと求婚され、メルヴィンの心は揺れる。しかし、メルヴィンは元夫がとある目的のために自分に近づいたのだと知り、慌てて逃げ出そうとするが……。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
僕の恋人は、超イケメン!!
刃
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる