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その15 ~赤いバラの蕾~
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その15 ~赤いバラの蕾~
あの後片栗から無事付き合う事を許してもらえたよ、という言葉を聞いた俺は良かったと心の底から安心した。きっと説得は大変だったのだろう。会ったときは疲労困憊といったような顔をしていた。
そして追試も無事に終わった頃あいつに花火大会に行かないかと誘われた。初デートだ、もちろんすぐにOKした。
そして割とすぐだった花火大会当日。
「おまたせ!遅れたかな?ごめんね!」
「いや大丈…夫…。」
声が聞こえた方を見ると浴衣姿の片栗がいた。とても可愛い、ありがとう神様。
「わわっ、紫苑大丈夫?どこか変な所あった?」
「いや、大丈夫。本当…うん…男にこんな事言うのもなんだけど、すっごい可愛いよ。」
もしもこれがどちらかが女だったらとてもバカップルに見えていたんだろうな。でも俺達は別に男女カップルじゃなくて良いのだ。これでもとても楽しい。
「あっ!見てみて紫苑!綿あめがある!!」
まるで子供のようにはしゃぐ片栗を目で追いながら幸せを噛み締める。
「はしゃぐと転ぶぞー。」
おっと、これじゃあまるで親子かのようになってしまった。綿あめを持ちながら頬張る姿はとても可愛らしく、人目なんて気にせずに抱きつきたい衝動に駆られたがギリギリ堪え、
「一口くれよ。」
と貰いに行くのだった。
「あ、紫苑こっち来て。こっちこっち。」
「ん?なんだ?」
食べ物系を食べまくり腹も膨れたところで呼ばれ山の方へ歩かされる。
「特に何も気にせずついてきてよ。」
そう言われ20分ほど歩いた頃だろうか。木がない部分に出た。
「ここね、花火が良く見えるスポットなんだって。前誰かから聞いてこの間頑張って探したら見つけたんだ。」
そう言ってえへへーと笑う姿を見て心がとても暖かくなった。
「ありがとうな。」
「ううん、紫苑が喜ぶ姿を見れたからそれだけで頑張ったかいがあったってもんよ!」
「そうか、あ、ここ星空がとても綺麗に見えるんだな。」
「本当だ!前は昼に来たから気付かなかったし、さっきまでは下見て歩いてたから全然気付かなかった。」
そう言いながら星空を見上げていた時だった。
ーーヒュルルルル……ドーン!!!
星空により一層大きな花火が上がった。
「わー。綺麗。」
「そうだな。こんなに花火って綺麗だったんだな。」
「うん、そうだね。僕もここまで綺麗な花火は初めて見たよ。」
きっと好きな人が傍にいるからここまで綺麗な花火が見れたのだろうと俺は思った。こいつもそう思っていてくれると嬉しいなと思いながら空を見上げる。
「綺麗だな。本当に。誘ってくれてありがとうな、おかけで今年の夏はいい思い出が出来た。」
「そんなのお安い御用だよ!」
2人で笑い合いながらまた空を見上げるのだった。来年もまた2人で並んで空を見上げられることを願って。
あの後片栗から無事付き合う事を許してもらえたよ、という言葉を聞いた俺は良かったと心の底から安心した。きっと説得は大変だったのだろう。会ったときは疲労困憊といったような顔をしていた。
そして追試も無事に終わった頃あいつに花火大会に行かないかと誘われた。初デートだ、もちろんすぐにOKした。
そして割とすぐだった花火大会当日。
「おまたせ!遅れたかな?ごめんね!」
「いや大丈…夫…。」
声が聞こえた方を見ると浴衣姿の片栗がいた。とても可愛い、ありがとう神様。
「わわっ、紫苑大丈夫?どこか変な所あった?」
「いや、大丈夫。本当…うん…男にこんな事言うのもなんだけど、すっごい可愛いよ。」
もしもこれがどちらかが女だったらとてもバカップルに見えていたんだろうな。でも俺達は別に男女カップルじゃなくて良いのだ。これでもとても楽しい。
「あっ!見てみて紫苑!綿あめがある!!」
まるで子供のようにはしゃぐ片栗を目で追いながら幸せを噛み締める。
「はしゃぐと転ぶぞー。」
おっと、これじゃあまるで親子かのようになってしまった。綿あめを持ちながら頬張る姿はとても可愛らしく、人目なんて気にせずに抱きつきたい衝動に駆られたがギリギリ堪え、
「一口くれよ。」
と貰いに行くのだった。
「あ、紫苑こっち来て。こっちこっち。」
「ん?なんだ?」
食べ物系を食べまくり腹も膨れたところで呼ばれ山の方へ歩かされる。
「特に何も気にせずついてきてよ。」
そう言われ20分ほど歩いた頃だろうか。木がない部分に出た。
「ここね、花火が良く見えるスポットなんだって。前誰かから聞いてこの間頑張って探したら見つけたんだ。」
そう言ってえへへーと笑う姿を見て心がとても暖かくなった。
「ありがとうな。」
「ううん、紫苑が喜ぶ姿を見れたからそれだけで頑張ったかいがあったってもんよ!」
「そうか、あ、ここ星空がとても綺麗に見えるんだな。」
「本当だ!前は昼に来たから気付かなかったし、さっきまでは下見て歩いてたから全然気付かなかった。」
そう言いながら星空を見上げていた時だった。
ーーヒュルルルル……ドーン!!!
星空により一層大きな花火が上がった。
「わー。綺麗。」
「そうだな。こんなに花火って綺麗だったんだな。」
「うん、そうだね。僕もここまで綺麗な花火は初めて見たよ。」
きっと好きな人が傍にいるからここまで綺麗な花火が見れたのだろうと俺は思った。こいつもそう思っていてくれると嬉しいなと思いながら空を見上げる。
「綺麗だな。本当に。誘ってくれてありがとうな、おかけで今年の夏はいい思い出が出来た。」
「そんなのお安い御用だよ!」
2人で笑い合いながらまた空を見上げるのだった。来年もまた2人で並んで空を見上げられることを願って。
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