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第二章 『決裂』
第二章4 『ハニートラップ』
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「――これは何のつもりなんだい、アデリナ? 心が乱れるんだが」
そう言いつつ、執務室の机に向かうリチャードがくいっとネクタイを緩めた。乱れると言うが、飄々とした内心の読めぬ笑みは寸分たりとも歪んでいない。
もちろんアデリナの仮面も崩れていない。妖艶な笑みを深め返した。
彼女は今、リチャードの机に座っている。字面の通りだ。椅子ではない。机に乗っているのだ。
艶やかな黒髪が、机上に散る。
神秘的、幻想的ながら傾国の妖しさを醸し出す佇まい、目を奪われた隙に深淵に沈まされるような、恍惚とさせる美しさ。危険と分かっていながらも、決して目を離せない。
吸い込まれるような鮮やかな黒色の瞳が、カーテンを閉めて暗くなった室内で依然煌々と輝いている。
「何のため、って。いけないのかしら、用がないのに訪ねたら」
「オレは誰よりも君を理解していると自負してるんだが、君は用もなしにオレの元には来ないさ。君はあれだろう、付き合って〇ヶ月記念日やら結婚記念日やらを少しも重視しない人間じゃないのかい?」
「――」
何とも自己主張が強く、傲慢で気持ちの悪い言葉であった。
さらに気持ち悪いのは、前回の人生で言えばそれは何も間違ってはいないということだ。視野が少し狭くて、人情にあまり通じていなくて、目的の達成に手段を問わなくて、はっきり言えば冷たい人間だった。
記念日? そんなもの祝って何がしたいの? メリットは??
そんなことを言いだしかねない。『彼』に出会う前のアデリナ・カレリナは、まさしく悪役令嬢的だったと思う。
気持ち悪さに吐かずに留まることができたのは、ひとえにアデリナが既に生まれ直して変化しているからだ。
彼との記念日があるのなら、一日刻みで毎日祝いたいくらいだ。毎日が記念日。互いが生きているだけでマンモスハッピー。
――ただ、アデリナは今『悪役令嬢』を演じているわけで。
「何よ、全てお見通しなの? つまらないわね。そんなにわたしのことが好きなの?」
「ああ、愛してるさ」
「からかわないでちょうだい。そんなことで落ちる安い女ではなくってよ」
「ハッハッハ、そんなことはもちろん知ってるさ。誰よりも」
――先ほどから、何故『世界一』を強調しているのだろうか。
何の当てつけだろうか。リチャードのことは心底分からない。分析する気も起きない。
ただ、アデリナは自分の目的を絶対に達成するだけだ。
「……わたしの父親は、研究の仕事をしているでしょう」
「――そうだな」
「実はその研究の方向って、だいぶ昔に変わったのよね。わたしが産まれる前にはもう、転換していた。ひどいわよねぇ、魔物や瘴気を研究する方が社会貢献できるとグラナートに頼まれて変えたのよ。頼みっていうけど、断る選択肢って最初から用意されてないんだもの。突っぱねることができないわけじゃないけど、父上は優しいのよ、納得しちゃったのよねえ。でもわたし、今の状況に照らし合わせれば前していた研究の方が世界の役に立つと思うわ」
「……君は何が、言いたいんだい?」
笑みを湛えていたリチャードの表情が、初めて覆る。その眼光は鋭く、顔は無表情ながら隠しきれぬ警戒が滲んでいる。
前回の人生で見た狂気はまだ見せていないが、やや近い。本性が出るのを抑えているのだろうか。それは知らないが、アデリナは鼻で笑うのを抑えている。
「貴方がわたしのことをなーんでも知っているのと同じで、わたしも貴方のことをなぁんでも知っているわ。なんでも、よ」
「……何が言いたいのかと聞いてるんだ」
「あら、わたしは貴方の味方になりに来たのに、つれないわね。それを知った瞬間にわたし思ったのよ、これでわたしたちはやっと手を結べるんだってね。貴方はこれを運命だと思わないのかしら?」
「まさか、君は……アレを、知ったというのか?」
眉を顰めるリチャードのペンを握る力が強まるのを、アデリナは一瞥して艶と笑う。
重要な言葉はひとつも口にしなかったし、何を知っているかも語っていない。だが、リチャードにはもう分かったはずだ。
黒魔術を世界に仕掛けるにあたって、彼が最も警戒したのはアデリナの父イリヤであるはずだから。
父の名と、前にしていた研究の話。そして言葉には出せぬ話。そして味方。手を結ぶ。アデリナが公爵家の人間であることも加味すれば、答えは自明と言っても差し支えなかった。
「わたし以外知らないわ。父上にも知らせていない。わたしは天才だから、父上の論文を読み込むのなんて楽勝だったわ」
「何故そんな論文を読んだ? オレの秘密を暴露するためか?」
「――やだ、愛し合うためよ?」
「っ……!」
アデリナの深い光のこもった眼光が、まっすぐリチャードを射抜いた。冷や汗が、彼の首を伝って一筋流れる。いや、惑わされてはいけない。
彼女が自分の秘密を握った以上は、そもそも協力しない手はない。
冷静に考えれば、これはまたとない機会だ。彼女が本当にリチャードを好きかどうかは別にして、彼女と手を組めば今度こそ天下無敵だ。
カレリナ家は厳しい環境に取り巻かれている。
そこから脱するために、アデリナは手段を問わぬ賭けに出たのだと考えるのが妥当だろうか。
だけれど、この秘密を共有すれば彼女とは同じ穴の狢。リチャードが沈むこの闇と沼に、彼女も引きずり下ろすことができる。
ああ、それは、なんとも――、
「――セリーナを始末して欲しいの」
「……。それは、また、衝撃的な要求だな。あの女を始末することが、何故オレの味方をすることに繋がるんだい?」
「逃げて隠れて隠蔽してって、そればかりなのは疲れない? いっそのことオープンにやれるようになれば、生涯安泰が保障されるでしょう?」
「そう、だなぁ」
セリーナはアクセサリーとして副媒介を人に配っているようだが、それは愚かだ。リチャードはもっと慎重に黒魔術を広げている。
慎重に慎重を重ねて。誰にも、特にカレリナ公爵に異変を感じ取られないように。証拠隠滅も、口封じも、日々欠かせず行っている。
――もっともっと自由に黒魔術を広めることができるなら。
カレリナ公爵家の後援があれば、それは難しくないかもしれない。そもそもセリーナのやり方は露見しそうで常に不満があった。
不安定要素のあの女を排除して、聡明なアデリナと組む。それは、確かに。
「――事件を起こして、終わったことにするのよ。貴方を疑う人間は、もう決して現れない」
甘美な響きが、ワイングラスから傾けられた果汁の一滴が喉を潤すように、心底に染み渡るように囁いている。
あるべき理性を溶かして、砕いて、沈めて、――溺れさせて。
彼女の世界に囚われる音を微かに聞きながら、リチャードは恍惚と口角を上げて生唾を呑んだ。
「君はオレの弱みを握っている。合作する上ではオレがあまりにも不利であると君はわかるだろう? 信頼を築くためにも取引は公平であるべきだ。君はオレに何をくれるんだい?」
「――わたしを」
普段の他人との取引の不平等性を棚に上げたリチャードの要求に、アデリナは怯むことなく即答した。
予想だにしなかった答えに、リチャードの喉がひゅっと音を鳴らす。
灯りのない空間の中、現実感を失わせ幻のように揺らめく黒髪が、彼の思考をかき乱す。
「わたしをあげると言ったら?」
「――」
「――」
沈黙が下りる。
堕ちた人間を優しく誘うように、アデリナの瞳がリチャードを見つめている。そこに湛えるあまりに眩い光は、彼が求めてやまないもので。
この手に囲って、この沼に沈めて、この領域に閉じ込めてしまいたい。
――そうしても構わないと彼女が手を差し伸べている。
その手を取るべきだろうか?
いや、迷う必要はないだろう。
彼女の言う通りこれは愛なのであり、紛れもなく自分があの男よりも優れていることの証明だ。
愛する人を手に入れた。敵はもはや敵にならず、目的を遂げることも容易い。
「――アデル。オレは本当に君を愛しく思うよ」
まるで求婚を受け入れたかのような恍惚とした表情で、リチャードはアデリナの誘いの手を取った。
その意を感じ取ったアデリナは、にっこりと微笑む。
――勝手に愛称で呼ばれた気持ち悪さと怒りを胸の内に隠しながら。
「悪いのは全てセリーナになるわ。貴方は何も心配しなくていいの」
「そうだともアデル。何の話だかなぁ。オレには初めから関係ないぞ」
「くすっ、お早い演技ですこと。そういうことにしといてあげるわ」
「……君は末恐ろしい女だね」
「あら、わたしが怖いの? 嫌われたら悲しいわ」
「嫌い? 冗談じゃないね。オレの愛を疑われてはたまらないよ」
ふふふ、ははは、あっはっは。
暗闇に、悪だくみする二人の男女の声が響き渡った。
その後、リチャードの執務室は二人の悪人が秘密の会議をする専用の場所として、利用されていくことになった。
――当然だが、屋敷の人間はその内情を知らない。
それは、ジェシカ・ホーネットとて、同じことであった。
そう言いつつ、執務室の机に向かうリチャードがくいっとネクタイを緩めた。乱れると言うが、飄々とした内心の読めぬ笑みは寸分たりとも歪んでいない。
もちろんアデリナの仮面も崩れていない。妖艶な笑みを深め返した。
彼女は今、リチャードの机に座っている。字面の通りだ。椅子ではない。机に乗っているのだ。
艶やかな黒髪が、机上に散る。
神秘的、幻想的ながら傾国の妖しさを醸し出す佇まい、目を奪われた隙に深淵に沈まされるような、恍惚とさせる美しさ。危険と分かっていながらも、決して目を離せない。
吸い込まれるような鮮やかな黒色の瞳が、カーテンを閉めて暗くなった室内で依然煌々と輝いている。
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「オレは誰よりも君を理解していると自負してるんだが、君は用もなしにオレの元には来ないさ。君はあれだろう、付き合って〇ヶ月記念日やら結婚記念日やらを少しも重視しない人間じゃないのかい?」
「――」
何とも自己主張が強く、傲慢で気持ちの悪い言葉であった。
さらに気持ち悪いのは、前回の人生で言えばそれは何も間違ってはいないということだ。視野が少し狭くて、人情にあまり通じていなくて、目的の達成に手段を問わなくて、はっきり言えば冷たい人間だった。
記念日? そんなもの祝って何がしたいの? メリットは??
そんなことを言いだしかねない。『彼』に出会う前のアデリナ・カレリナは、まさしく悪役令嬢的だったと思う。
気持ち悪さに吐かずに留まることができたのは、ひとえにアデリナが既に生まれ直して変化しているからだ。
彼との記念日があるのなら、一日刻みで毎日祝いたいくらいだ。毎日が記念日。互いが生きているだけでマンモスハッピー。
――ただ、アデリナは今『悪役令嬢』を演じているわけで。
「何よ、全てお見通しなの? つまらないわね。そんなにわたしのことが好きなの?」
「ああ、愛してるさ」
「からかわないでちょうだい。そんなことで落ちる安い女ではなくってよ」
「ハッハッハ、そんなことはもちろん知ってるさ。誰よりも」
――先ほどから、何故『世界一』を強調しているのだろうか。
何の当てつけだろうか。リチャードのことは心底分からない。分析する気も起きない。
ただ、アデリナは自分の目的を絶対に達成するだけだ。
「……わたしの父親は、研究の仕事をしているでしょう」
「――そうだな」
「実はその研究の方向って、だいぶ昔に変わったのよね。わたしが産まれる前にはもう、転換していた。ひどいわよねぇ、魔物や瘴気を研究する方が社会貢献できるとグラナートに頼まれて変えたのよ。頼みっていうけど、断る選択肢って最初から用意されてないんだもの。突っぱねることができないわけじゃないけど、父上は優しいのよ、納得しちゃったのよねえ。でもわたし、今の状況に照らし合わせれば前していた研究の方が世界の役に立つと思うわ」
「……君は何が、言いたいんだい?」
笑みを湛えていたリチャードの表情が、初めて覆る。その眼光は鋭く、顔は無表情ながら隠しきれぬ警戒が滲んでいる。
前回の人生で見た狂気はまだ見せていないが、やや近い。本性が出るのを抑えているのだろうか。それは知らないが、アデリナは鼻で笑うのを抑えている。
「貴方がわたしのことをなーんでも知っているのと同じで、わたしも貴方のことをなぁんでも知っているわ。なんでも、よ」
「……何が言いたいのかと聞いてるんだ」
「あら、わたしは貴方の味方になりに来たのに、つれないわね。それを知った瞬間にわたし思ったのよ、これでわたしたちはやっと手を結べるんだってね。貴方はこれを運命だと思わないのかしら?」
「まさか、君は……アレを、知ったというのか?」
眉を顰めるリチャードのペンを握る力が強まるのを、アデリナは一瞥して艶と笑う。
重要な言葉はひとつも口にしなかったし、何を知っているかも語っていない。だが、リチャードにはもう分かったはずだ。
黒魔術を世界に仕掛けるにあたって、彼が最も警戒したのはアデリナの父イリヤであるはずだから。
父の名と、前にしていた研究の話。そして言葉には出せぬ話。そして味方。手を結ぶ。アデリナが公爵家の人間であることも加味すれば、答えは自明と言っても差し支えなかった。
「わたし以外知らないわ。父上にも知らせていない。わたしは天才だから、父上の論文を読み込むのなんて楽勝だったわ」
「何故そんな論文を読んだ? オレの秘密を暴露するためか?」
「――やだ、愛し合うためよ?」
「っ……!」
アデリナの深い光のこもった眼光が、まっすぐリチャードを射抜いた。冷や汗が、彼の首を伝って一筋流れる。いや、惑わされてはいけない。
彼女が自分の秘密を握った以上は、そもそも協力しない手はない。
冷静に考えれば、これはまたとない機会だ。彼女が本当にリチャードを好きかどうかは別にして、彼女と手を組めば今度こそ天下無敵だ。
カレリナ家は厳しい環境に取り巻かれている。
そこから脱するために、アデリナは手段を問わぬ賭けに出たのだと考えるのが妥当だろうか。
だけれど、この秘密を共有すれば彼女とは同じ穴の狢。リチャードが沈むこの闇と沼に、彼女も引きずり下ろすことができる。
ああ、それは、なんとも――、
「――セリーナを始末して欲しいの」
「……。それは、また、衝撃的な要求だな。あの女を始末することが、何故オレの味方をすることに繋がるんだい?」
「逃げて隠れて隠蔽してって、そればかりなのは疲れない? いっそのことオープンにやれるようになれば、生涯安泰が保障されるでしょう?」
「そう、だなぁ」
セリーナはアクセサリーとして副媒介を人に配っているようだが、それは愚かだ。リチャードはもっと慎重に黒魔術を広げている。
慎重に慎重を重ねて。誰にも、特にカレリナ公爵に異変を感じ取られないように。証拠隠滅も、口封じも、日々欠かせず行っている。
――もっともっと自由に黒魔術を広めることができるなら。
カレリナ公爵家の後援があれば、それは難しくないかもしれない。そもそもセリーナのやり方は露見しそうで常に不満があった。
不安定要素のあの女を排除して、聡明なアデリナと組む。それは、確かに。
「――事件を起こして、終わったことにするのよ。貴方を疑う人間は、もう決して現れない」
甘美な響きが、ワイングラスから傾けられた果汁の一滴が喉を潤すように、心底に染み渡るように囁いている。
あるべき理性を溶かして、砕いて、沈めて、――溺れさせて。
彼女の世界に囚われる音を微かに聞きながら、リチャードは恍惚と口角を上げて生唾を呑んだ。
「君はオレの弱みを握っている。合作する上ではオレがあまりにも不利であると君はわかるだろう? 信頼を築くためにも取引は公平であるべきだ。君はオレに何をくれるんだい?」
「――わたしを」
普段の他人との取引の不平等性を棚に上げたリチャードの要求に、アデリナは怯むことなく即答した。
予想だにしなかった答えに、リチャードの喉がひゅっと音を鳴らす。
灯りのない空間の中、現実感を失わせ幻のように揺らめく黒髪が、彼の思考をかき乱す。
「わたしをあげると言ったら?」
「――」
「――」
沈黙が下りる。
堕ちた人間を優しく誘うように、アデリナの瞳がリチャードを見つめている。そこに湛えるあまりに眩い光は、彼が求めてやまないもので。
この手に囲って、この沼に沈めて、この領域に閉じ込めてしまいたい。
――そうしても構わないと彼女が手を差し伸べている。
その手を取るべきだろうか?
いや、迷う必要はないだろう。
彼女の言う通りこれは愛なのであり、紛れもなく自分があの男よりも優れていることの証明だ。
愛する人を手に入れた。敵はもはや敵にならず、目的を遂げることも容易い。
「――アデル。オレは本当に君を愛しく思うよ」
まるで求婚を受け入れたかのような恍惚とした表情で、リチャードはアデリナの誘いの手を取った。
その意を感じ取ったアデリナは、にっこりと微笑む。
――勝手に愛称で呼ばれた気持ち悪さと怒りを胸の内に隠しながら。
「悪いのは全てセリーナになるわ。貴方は何も心配しなくていいの」
「そうだともアデル。何の話だかなぁ。オレには初めから関係ないぞ」
「くすっ、お早い演技ですこと。そういうことにしといてあげるわ」
「……君は末恐ろしい女だね」
「あら、わたしが怖いの? 嫌われたら悲しいわ」
「嫌い? 冗談じゃないね。オレの愛を疑われてはたまらないよ」
ふふふ、ははは、あっはっは。
暗闇に、悪だくみする二人の男女の声が響き渡った。
その後、リチャードの執務室は二人の悪人が秘密の会議をする専用の場所として、利用されていくことになった。
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