気づいたら異世界ライフ、始まっちゃってました!? 

飛鳥井 真理

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第一章 辺境の町

第236話 戦い終わって……?

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「これで全部終ったんだね……」

「ええ。本当、時間はかかりましたけど倒せてよかったです。明日からは元通り、採取中心の安全な依頼に戻れますよねっ」

「そうだね!」

「うん。まあ、とりあえずはな」

「え」

「……とりあえず、とは?」

 それってどういうこと? 

 ここはきれいに終われる雰囲気だったでしょっ!?


 ――何か嫌な予感がひしひしとするんですけどっ。

「蔓状の魔樹があったあの周辺はもう大丈夫だが、また別のところにこう、ポコポコ湧いて出てくる可能性が……ある」

「ええぇ、何で?」

「多分だが、森の浅い部分にまで地脈から漏れ出る魔素がいつもより少し多く広がってるのを感じた。魔樹の出てきやすい環境になっていると思われるんだよな、これが」

 なんですと!?

 あれを倒して全て終了じゃなかったのか……。

 蔓状の魔樹ってラスボスっぽかったのに、想定外です!?

「……じゃあ、まだ続くの?」

「そういうことだ」

 そういうことらしい……。 

 いやいやなんかあの場にいた討伐部隊の皆さんもこれでもう終わりっぽい雰囲気出して喜びを噛み締めていなかったっけ!? 

 えぇぇ~。これがまだまだ続くのっ……本当に!?

「じ、じゃあもしかしてさっき受付でラルフさんがまたお願いしますって言ってたって、今後またあった時によろしくねって言う意味だったんじゃなくって……」

お願いっていう意味だな」

「そ、そうだったんだ……」

「そうだったんですかぁ」

「まぁ、そうだな。で、でもほら、そのうち終わるのは間違いないからさ、な?」

 それはそうでしょうけれどもっ!?



 というわけで、そこからの日々はまた同じことの繰り返しだったのであえて言いません、省略させていただきますけど……。

 何度か同じように総力を集結して討伐隊を組み、アタックを繰り返し、その都度改良されていく全身タイツを着込むのにも慣れて来た頃……。

 今度こそ、冒険者ギルドからの収束宣言が出ることになって、一連の騒動に終わりを告げる事ができたのでした。


 皆さん、本当に大変お疲れ様でした!!




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