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第一章 辺境の町
第238話 焦らず行こう
しおりを挟むそして、リノのステータスは……。
種族 人族
名前 リーノ
年齢 15才
武術スキル 『短剣術Lv1』『棒術Lv1』『長剣術Lv1』←new!
『投擲Lv1』←new!
魔法スキル
身体スキル 『魔力感知Lv1』『魔力操作Lv1』
『魔力強化Lv1』←new!『身体強化Lv1』←new!
『暗視Lv1』『幸運Lv1』
『味覚強化Lv2』『嗅覚強化Lv2』
技能スキル 『解体Lv1』
という結果になっていて、新たに増えたスキルは私と同じく多い。地道な練習と実戦での経験が積み重なり、習得を早めているんだと思う。
ずっと目標にしてきた基本魔法の習得残り二つ、『魔力強化Lv1』『身体強化Lv1』もようやく取れたしね。よかった。
ただ私と比べると、スキルもレベルも伸び率がいまいちかも。
いや、本人はこんなに短期間で新スキルを複数ゲット出来るとはって、すごく喜んでいるんだけどね。結構、差が出てきたというか……?
……まあ、推察は出来ますけどね。
私の方が増えていっているのは多分あれですよ。
言いたくないですけど、エルフという、種族的には八十歳が成人なのに私が十六歳で、まだまだ育ち盛りの幼女だから……ですよね多分っ。いまだにお子様扱いは慣れないし、受け入れがたい事実ですけどっ。
生まれ歳はひとつしか変わらないのに、人族のリノは十五歳で成人済みだから成長しにくくなっているってことで……。
努力は裏切らないって世界で、やればやるほど結果が出るからやりがいはあるんだけど……う~ん、渋いよねぇ。
「やっぱり、一ヶ月くらいでは中々目を見張るような成果は出ない……か」
「いやいや、十分出てますって!」
ステータスを確認してそうぼやいていると、リノが明るく言った。
「……そうかな?」
「はい。新規の武術スキルとか、ラグさんの指導のおかげで複数、習得出来ましたし」
「まぁ、確かに。ラグナードに教えてもらえたのはラッキーだったよね」
「ですよね! 私ひとりじゃ、絶対無理でしたよ」
「うん、それは私もそう思う。あとはレベルがもう少しね。こう、サクサク上がってくれると嬉しいんだけどなぁ」
レベル1だと多少器用になった程度で目に見えて強くなる訳じゃないからね。せめてレベル2までは、どのスキルも上げておきたいんだ。
「レベル上げですかぁ。大事ですよね。でも、私達ならきっと、出来ると思います。まあ、コツコツと地道に頑張らなきゃいけないですけどね!」
「ふふっ、そっか」
「はい!」
「うん、そうだね。じゃあまた、一緒に頑張ろうか。よろしくね?」
「ええ、勿論。こちらこそよろしくお願いします!」
全く何も変化がないっていうわけじゃない。ちゃんと前進はしているんだ。
でも、この世界は危険が身近にあるから、弱い自分を何とかしようとしてつい、焦ってしまう。
もう一人で頑張らなくっていいってことを、忘れちゃうんだよね。
私には今、リノやラグナードっていう頼もしい仲間がいる。だから挫けずに、少しずつレベルアップ目指して努力していこう。
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