163 / 338
12章 災厄再来
163、満額
しおりを挟む
「これを……募金で集めたのか? 凄いな……」
グルガンが迎えに来たのは夕方近くであり、その頃には冒険者たちがレッドを囲んで酒盛りしながらお金を置いていく状況で、レッドとオリーは感謝しながら地蔵のように立ち尽くす。酒盛りにはディロンとウルラドリスも参加して大盛り上がりの様子だった。
「俺がギルドマスターに嘆願している最中に募金を始めたみたいなんだが、ゴールデンビートルが現れてからの怒涛の展開は驚愕の一言だよ。正直苦手な奴らだったがこればかりは感心させられた」
「なんとも……レッドを散々煽っていた連中とは思えん。これも一つの才能か……」
冒険者としての誇りを持ったチームであることは、ニールの立ち上げたホープ・アライアンスに不参加を表明した理由から理解していたが、それほど重要視していなかった。以前レッドの攻略したベルク遺跡の手柄を運よく横取り出来ただけのチームであると侮ったのもあったからだ。
「あっ!グルガンさん良いところに!そろそろお金に埋もれるところだったんですよ!移動をお願い出来ますか?」
「ああ、もちろんだ」
グルガンは手早くお金を空間へと仕舞っていく。レッドとオリーの持っていた募金箱も預かると、ディロンがそれを見て立ち上がる。
「おぅ、もうお開きのようだぜ」
集まったみんなは口々に「これからだろ~」「もっと騒ごうぜ~」なんて言いながら渋々片づけを始める。中にはギルド会館職員も混ざってたので、終了の合図とともに慌てて仕事に戻る者たちもいた。
「みなさん本当にありがとうございました!!これを戦艦の資金源にして俺たちは空に飛びます!!」
「おぉ!いいぞぉ!!」
「世界のためなんて大それたことは言いません!言いませんけど!ここに集まったみんなのためと俺たちの家族のために!魔神たちの暴走を止めてきます!!」
「ぎゃははっ!!お前そこまで来たら世界救っちまえよ~!!」
「やっちまえレッド!!お前に賭けるぜ!!」
鳴りやまない拍手と声援。レッドに課された使命は積み重なり、どんどん重たくなっていく。
だが、レッドになら背負える。仲間との結束で精神的に強くなった今の彼なら。
*
ギルド会館を後にし、グルガンのダンジョンに集まったレッドたちは早速集計を始める。
機械のように正確に素早く金貨、銀貨、銅貨に分けて机いっぱいに重ねて整理していくオリーと、すぐさま羊皮紙を取り出して書き込むライトとグルガン。
ここは任せろと言わんばかりの勢いに数字に弱いレッドたちはただただ見守るしかなかった。
凄まじい勢いで数えられ、あっという間に募金で集まったお金は集計された。
「ゴールデンビートル、風花の翡翠……様々な冒険者たち、ギルド会館の職員に、たまたま通りがかったナーヴァス運送……多くの支援者のおかげで集まった支援金……。俺もあの後他のギルドに回ってみたんだが、冒険者ギルド以外は門前払いを食らった。すまないが今回は役に立てそうもない。個人的にお金を出そう」
そう言うとライトはジャラッと机にお金を出して羊皮紙に金額を書き足す。
「じゃ俺も」
そう言うとディロンはチャリンと机に数枚金貨を投げた。ライトに訝しい目で見られたディロンだったが、特に悪びれる様子もなく「全財産だ」と言った。
──スッ
それに合わせて無言でお金をそっと置くオリー。
「なっ?!オリーさん!?」
「そ、それは俺がお小遣いにあげた分じゃないか。使ってなかったのか?」
「ああ、必要な時が来るかもしれないと取っておいたんだ。こういう時にこそ使うべきだろう。レッドにはすまないがどうか使ってほしい」
「うぅ……すまないオリー……」
──チャリンッチャリンッ
そこにさらに極戒双縄までお金を出してきた。
「少ないけど……」
「スロウまで……ありがとう。使わせてもらうよ」
オリーとスロウのお小遣いを計上してレッドから出せるすべては出そろった。
「……とりあえずはこんなところか。グルガンの方はどうだった?」
「うむ。何とか引っ張ってこれそうな分と我が領地の分を足せば何とか半分といったところか……ここまでやって足りないとは、違った意味で絶望を味わうな……」
「俺のダンジョンの財宝が使えたらもうちょっと足せたかもだけど、消し炭にされちゃったから……」
「気の毒に……」
「全額は無理か……こうなったら2回に分けて支払えないか交渉してみよう。とにかく1日でも早く建造を始めなければ……」
「何をやっているでおじゃるか? お金の音が聞こえたでおじゃるよ?」
アイスキャンディのようなものをペロペロと舐めながらヴォジャノーイが呑気にやってきた。
「おおっ!この世界の通貨でおじゃるな? 興味があるでおじゃる。ちょっと見せてたもれ」
「勝手に見りゃ良いだろ。くすねやがったらタダじゃおかねぇぞ?」
「そんなことしないでおじゃる。……何を警戒しているのやら」
「戦艦の建造費だ。1枚たりとも無駄には出来ないから敏感になっているんだよ」
「なるほど。つまりこれで戦艦が買えるというわけでおじゃるか?」
「いや、実は全額用意出来ていないのだ。世界の命運を前にして金集めとは数奇なものだ……」
「地獄の沙汰も銭次第でおじゃるよ。聞いたことないでおじゃるか?……それはよしとして、良かったら朕が出すでおじゃる。全部」
口から「それは助かる」と出かけて全員の頭の上に疑問符が浮いた。
「あ、えっ? オジャノーイさん……今なんて?」
「ヴォジャノーイでおじゃるが、まぁ良いでおじゃる。朕が全部出すでおじゃるよ。この世界の通貨ではないでおじゃるが金銀財宝の価値があまり変わらないのであれば関係ないでおじゃろう?」
「金を持ってるように見えねぇぞ? 本当に出せんのか? オジャノーイ」
「ヴォジャノーイでおじゃる」
「あ、そういえば魔王だったな。しかし今は自分の世界に帰れないはずだが、どうやって引き出すつもりだ?」
「ほっほっほっ。良いところに気付くでおじゃるな。実を言うとグルガン殿と同様に朕には空間に物をしまう技術があるでおじゃる。もっぱら金庫代わりにしてるでおじゃるが……」
ヴォジャノーイは手をフイッと振って水を集める。水を平く伸ばして巨大な器を作るとその上に滝のように金銀財宝を放出した。山になったのを確認し、サッと異空間の金庫を閉じる。まるで手品のように現れた財宝は募金で集まった金を優に超えた。
「自慢じゃないが朕はお金持ちでおじゃる。船の一隻や二隻、なんてことないでおじゃるよ」
「す、凄い……」
「いやいや、レッドほどでは無いでおじゃるよ」
胸を張って自慢げなヴォジャノーイを見てグルガンは立ち眩みがしたようにふらりと机に手をついた。
「グ、グルガンさん? え? 大丈夫ですか?」
「……こ、こんなことがあるのか? まるで天が味方しているような……運命が戦いを望んでいるかのような……」
初めての体験だった。運命の歯車がカチリと音を立てて嵌ったように感じる。もちろん全てたまたまでレッドの気紛れから生まれた偶然の産物のはずだが、作為的な何かがそうさせたような気にさせられる。
グルガンは頭を振って突拍子もない考えに蓋をする。何にせよ全てが整った。ここからやるべきことは一つなのだから。
「……魔導局に行くぞ。一緒に来いヴォジャノーイ」
「だからヴォジャノ……あってるでおじゃる……!?」
まさに奇跡。必要とはいえ、すぐに用意するなど絶対にあり得ない金額をわずか半日で用意出来てしまった。急ぎ魔導局に直行し、ヴォジャノーイの来訪にまたしてもパニックに陥るテスを宥め、無事に契約を結ぶ。
戦いの前の高い高い壁を乗り越え、レッドたちは次のステージへと移行する。
グルガンが迎えに来たのは夕方近くであり、その頃には冒険者たちがレッドを囲んで酒盛りしながらお金を置いていく状況で、レッドとオリーは感謝しながら地蔵のように立ち尽くす。酒盛りにはディロンとウルラドリスも参加して大盛り上がりの様子だった。
「俺がギルドマスターに嘆願している最中に募金を始めたみたいなんだが、ゴールデンビートルが現れてからの怒涛の展開は驚愕の一言だよ。正直苦手な奴らだったがこればかりは感心させられた」
「なんとも……レッドを散々煽っていた連中とは思えん。これも一つの才能か……」
冒険者としての誇りを持ったチームであることは、ニールの立ち上げたホープ・アライアンスに不参加を表明した理由から理解していたが、それほど重要視していなかった。以前レッドの攻略したベルク遺跡の手柄を運よく横取り出来ただけのチームであると侮ったのもあったからだ。
「あっ!グルガンさん良いところに!そろそろお金に埋もれるところだったんですよ!移動をお願い出来ますか?」
「ああ、もちろんだ」
グルガンは手早くお金を空間へと仕舞っていく。レッドとオリーの持っていた募金箱も預かると、ディロンがそれを見て立ち上がる。
「おぅ、もうお開きのようだぜ」
集まったみんなは口々に「これからだろ~」「もっと騒ごうぜ~」なんて言いながら渋々片づけを始める。中にはギルド会館職員も混ざってたので、終了の合図とともに慌てて仕事に戻る者たちもいた。
「みなさん本当にありがとうございました!!これを戦艦の資金源にして俺たちは空に飛びます!!」
「おぉ!いいぞぉ!!」
「世界のためなんて大それたことは言いません!言いませんけど!ここに集まったみんなのためと俺たちの家族のために!魔神たちの暴走を止めてきます!!」
「ぎゃははっ!!お前そこまで来たら世界救っちまえよ~!!」
「やっちまえレッド!!お前に賭けるぜ!!」
鳴りやまない拍手と声援。レッドに課された使命は積み重なり、どんどん重たくなっていく。
だが、レッドになら背負える。仲間との結束で精神的に強くなった今の彼なら。
*
ギルド会館を後にし、グルガンのダンジョンに集まったレッドたちは早速集計を始める。
機械のように正確に素早く金貨、銀貨、銅貨に分けて机いっぱいに重ねて整理していくオリーと、すぐさま羊皮紙を取り出して書き込むライトとグルガン。
ここは任せろと言わんばかりの勢いに数字に弱いレッドたちはただただ見守るしかなかった。
凄まじい勢いで数えられ、あっという間に募金で集まったお金は集計された。
「ゴールデンビートル、風花の翡翠……様々な冒険者たち、ギルド会館の職員に、たまたま通りがかったナーヴァス運送……多くの支援者のおかげで集まった支援金……。俺もあの後他のギルドに回ってみたんだが、冒険者ギルド以外は門前払いを食らった。すまないが今回は役に立てそうもない。個人的にお金を出そう」
そう言うとライトはジャラッと机にお金を出して羊皮紙に金額を書き足す。
「じゃ俺も」
そう言うとディロンはチャリンと机に数枚金貨を投げた。ライトに訝しい目で見られたディロンだったが、特に悪びれる様子もなく「全財産だ」と言った。
──スッ
それに合わせて無言でお金をそっと置くオリー。
「なっ?!オリーさん!?」
「そ、それは俺がお小遣いにあげた分じゃないか。使ってなかったのか?」
「ああ、必要な時が来るかもしれないと取っておいたんだ。こういう時にこそ使うべきだろう。レッドにはすまないがどうか使ってほしい」
「うぅ……すまないオリー……」
──チャリンッチャリンッ
そこにさらに極戒双縄までお金を出してきた。
「少ないけど……」
「スロウまで……ありがとう。使わせてもらうよ」
オリーとスロウのお小遣いを計上してレッドから出せるすべては出そろった。
「……とりあえずはこんなところか。グルガンの方はどうだった?」
「うむ。何とか引っ張ってこれそうな分と我が領地の分を足せば何とか半分といったところか……ここまでやって足りないとは、違った意味で絶望を味わうな……」
「俺のダンジョンの財宝が使えたらもうちょっと足せたかもだけど、消し炭にされちゃったから……」
「気の毒に……」
「全額は無理か……こうなったら2回に分けて支払えないか交渉してみよう。とにかく1日でも早く建造を始めなければ……」
「何をやっているでおじゃるか? お金の音が聞こえたでおじゃるよ?」
アイスキャンディのようなものをペロペロと舐めながらヴォジャノーイが呑気にやってきた。
「おおっ!この世界の通貨でおじゃるな? 興味があるでおじゃる。ちょっと見せてたもれ」
「勝手に見りゃ良いだろ。くすねやがったらタダじゃおかねぇぞ?」
「そんなことしないでおじゃる。……何を警戒しているのやら」
「戦艦の建造費だ。1枚たりとも無駄には出来ないから敏感になっているんだよ」
「なるほど。つまりこれで戦艦が買えるというわけでおじゃるか?」
「いや、実は全額用意出来ていないのだ。世界の命運を前にして金集めとは数奇なものだ……」
「地獄の沙汰も銭次第でおじゃるよ。聞いたことないでおじゃるか?……それはよしとして、良かったら朕が出すでおじゃる。全部」
口から「それは助かる」と出かけて全員の頭の上に疑問符が浮いた。
「あ、えっ? オジャノーイさん……今なんて?」
「ヴォジャノーイでおじゃるが、まぁ良いでおじゃる。朕が全部出すでおじゃるよ。この世界の通貨ではないでおじゃるが金銀財宝の価値があまり変わらないのであれば関係ないでおじゃろう?」
「金を持ってるように見えねぇぞ? 本当に出せんのか? オジャノーイ」
「ヴォジャノーイでおじゃる」
「あ、そういえば魔王だったな。しかし今は自分の世界に帰れないはずだが、どうやって引き出すつもりだ?」
「ほっほっほっ。良いところに気付くでおじゃるな。実を言うとグルガン殿と同様に朕には空間に物をしまう技術があるでおじゃる。もっぱら金庫代わりにしてるでおじゃるが……」
ヴォジャノーイは手をフイッと振って水を集める。水を平く伸ばして巨大な器を作るとその上に滝のように金銀財宝を放出した。山になったのを確認し、サッと異空間の金庫を閉じる。まるで手品のように現れた財宝は募金で集まった金を優に超えた。
「自慢じゃないが朕はお金持ちでおじゃる。船の一隻や二隻、なんてことないでおじゃるよ」
「す、凄い……」
「いやいや、レッドほどでは無いでおじゃるよ」
胸を張って自慢げなヴォジャノーイを見てグルガンは立ち眩みがしたようにふらりと机に手をついた。
「グ、グルガンさん? え? 大丈夫ですか?」
「……こ、こんなことがあるのか? まるで天が味方しているような……運命が戦いを望んでいるかのような……」
初めての体験だった。運命の歯車がカチリと音を立てて嵌ったように感じる。もちろん全てたまたまでレッドの気紛れから生まれた偶然の産物のはずだが、作為的な何かがそうさせたような気にさせられる。
グルガンは頭を振って突拍子もない考えに蓋をする。何にせよ全てが整った。ここからやるべきことは一つなのだから。
「……魔導局に行くぞ。一緒に来いヴォジャノーイ」
「だからヴォジャノ……あってるでおじゃる……!?」
まさに奇跡。必要とはいえ、すぐに用意するなど絶対にあり得ない金額をわずか半日で用意出来てしまった。急ぎ魔導局に直行し、ヴォジャノーイの来訪にまたしてもパニックに陥るテスを宥め、無事に契約を結ぶ。
戦いの前の高い高い壁を乗り越え、レッドたちは次のステージへと移行する。
10
あなたにおすすめの小説
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!
こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」
主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。
しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。
「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」
さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。
そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)
かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる