516 / 718
第十三章 再生
第二十二話 戦争-2
しおりを挟む
「ちょっとは合わせなさいシャーク!」
「私のことは放っておいて!エールー姉さんと組んでよ!」
デュラハン9シスターズの内、六体が攻撃を仕掛ける。メラ、エールー、シーヴァ、カイラ、ティララ、そしてシャーク。上級魔族と名高い彼女たちの技量は尋常ならざるもの。彼女たちだけでも数の暴力に対抗しているが、やはり体力的に援軍が欲しいところ。残りの三体の内、イーファとアイリーンは捕虜の解放に行き、リーシャは捕虜の見張りにつけている。捕虜を盾に、この三体も戦闘に間に合えばさらに優位になるだろう。
極め付けは魔王が後ろに付いていることだ。いつでも援護を期待出来る形に加え、召喚獣も相まって余裕を持った戦いに勤しめる。白の騎士団がこの召喚獣に掛かり切りになっている現状、彼女たちを止める手立ては蒼玉とイミーナの二人だけとなるだろう。
そういった事情もあってか、妹のシャークとの連携が巧く取れないメラは戦いながら説教を始める。
「大体あなたは好き勝手が過ぎますわよ!?もっと華麗に流麗に、戦闘を優雅に進めなさい!姉として恥ずかしいですわ!」
「うるさいなぁ!そういうの後にしてくれない?!戦いの邪魔なんだけど!!」
メラとシャークが殺し合いの最中、バチバチに喧嘩し合う。
「シャークったら反抗期ね~。少しくらいメラ姉様に合わせたらどうかしら~?」
「シャークは自己流を貫き過ぎてて面倒くさいからメラ姉様が離れるべきじゃないかしら?カイラ、あなたとなら連携の一つや二つ……」
「御免被るわ~シーヴァちゃん。メラ姉様は早過ぎてついていけませんもの~」
「はいはい、みんなそこまでにしてよ!集中集中!メラ姉様!!わたくしがそちらに参りますので少々お待ちを!!」
「早くしなさいエールー!わたくしだけでは面倒ですわ!」
姉妹の会話と血飛沫が飛び交う。面倒という言葉通り、中級魔族に多少手こずる程度でドンドン前に進んでいく。
これが出来るのは偏にガンブレイド部隊を封殺出来ているからに他ならない。撃てば敵味方関係なく殺してしまいかねないガンブレイドは、射線をしっかり確保した段階で使用するものだ。間抜けにも召喚獣の登場で怖気付いてしまい、動けなくなってしまった時に接近戦に持ち込まれてしまった。運よく敵だけに当たれば御の字だが、そうそう上手くはいかない。
「うおおぉっ!!」
そんな中、黒曜騎士団副団長バクスは剣を大振りにシャークに襲い掛かる。副団長の名に恥じぬ見事な剣の軌道に彼女も思わず受け止めた。
ギィンッ
当たれば無傷では済まないこの攻撃を難なく受け止めたが、バクスの体躯と全体重を掛けた振り下ろしに流石のシャークも驚いた。何せ踏ん張った足が地面にめり込む威力。
かなりの実力者だと認めたシャークは剣をかち上げ、バクスに胴払いを仕掛ける。だがこれは空振り。バクスも戦闘経験が豊富なため、攻撃が通らなかった場合を考え、すぐさま後退を実行していた。地面に足を擦りながら何とか逃げ切った。
「ふーん……その辺の雑魚よりは強いか。でも良くて中級魔族に片足が入れる程度?そんなんじゃ私には勝てないから」
返す剣の軌道が読まれていたことに少し腹ただしい気分になったシャークは追撃に転じる。バクスが受け止められるのは良くてもあと一撃。それもかなり甘く見積もってだ。下級魔族程度の実力にしては良くやったと褒めるべきところ。
でも特にそういった慣習に興味がないシャークにとってバクスはただの障害。斬って捨てる。ただそれだけ。
ボワッ
あとほんの少しというところで突風が吹き荒れる。
「わっ!ちょ……何これ!?」
ザザザ……と交代させられる。何が起こったのか分からないのはバクスも同じで、きょとんとしてシャークを見ていた。
「もう戦争が始まっていたとは……もう少し待っていても良かったでしょうに」
そこに降り立ったのは額に水晶の角が生えた人族。その名も一角人。人族で最も魔力の総量が多く、魔法に長けた種族。その中でも異質極まりない存在で、王様から魔女と蔑まれ、疎まれた女性。
「ソ、ソフィー=ウィルム様!!」
その姿に見覚えのあったバクスはすぐさまソフィーの名を呼んだ。
「ホーン?ということは魔法か。ヒューマンを助けるためとはいえ、こんなに接近してくるなんて愚かなことで」
魔法使いには詠唱と魔法効果発動時間、クールタイムの三つが存在し、時間が無駄に掛かることで頭を悩ませている。シャークも魔法を使った今がチャンスであると考え、詠唱される前に飛び出した。
ギィンッ
「……っ!?」
シャークはソフィーの腕に注目する。先ほどまで何も握っていなかった手に、2m前後の柄を持つ槍を握りしめていた。剣士の力が魔法使いだろうと思われる存在に打ち返された。しかもたかだか人族に。由々しき事態である。
「驚いた?でもこれは序の口。まだ多くの力を隠し持っているの。もし良かったら全部引き出してみてね」
ゲーム感覚でニコリと笑うソフィーの様子にシャークは気を引き締めた。バクスはソフィーの普段のおどおどとした態度を思い出しながら頭を捻った。
「え?なんかキャラが違うように感じる……気のせい……じゃないっすよね?」
メラたちはシャークの相手に違和感を感じて侵攻を停止する。
「加勢した方が良さそうですわね……」
シャークの後ろにぞろぞろ集まり始める姉妹たち。デュラハンを前にして余裕を崩さないソフィーに命の危機を感じさせるべく、各々が個別の剣を構えた。
複数対一では彼女に勝ち目などない。投降するよう脅し掛けても、ソフィーは首を横に振るだろう。だからこそ吠える。
「邪魔立てするなら押し通りますわっ!!」
「私のことは放っておいて!エールー姉さんと組んでよ!」
デュラハン9シスターズの内、六体が攻撃を仕掛ける。メラ、エールー、シーヴァ、カイラ、ティララ、そしてシャーク。上級魔族と名高い彼女たちの技量は尋常ならざるもの。彼女たちだけでも数の暴力に対抗しているが、やはり体力的に援軍が欲しいところ。残りの三体の内、イーファとアイリーンは捕虜の解放に行き、リーシャは捕虜の見張りにつけている。捕虜を盾に、この三体も戦闘に間に合えばさらに優位になるだろう。
極め付けは魔王が後ろに付いていることだ。いつでも援護を期待出来る形に加え、召喚獣も相まって余裕を持った戦いに勤しめる。白の騎士団がこの召喚獣に掛かり切りになっている現状、彼女たちを止める手立ては蒼玉とイミーナの二人だけとなるだろう。
そういった事情もあってか、妹のシャークとの連携が巧く取れないメラは戦いながら説教を始める。
「大体あなたは好き勝手が過ぎますわよ!?もっと華麗に流麗に、戦闘を優雅に進めなさい!姉として恥ずかしいですわ!」
「うるさいなぁ!そういうの後にしてくれない?!戦いの邪魔なんだけど!!」
メラとシャークが殺し合いの最中、バチバチに喧嘩し合う。
「シャークったら反抗期ね~。少しくらいメラ姉様に合わせたらどうかしら~?」
「シャークは自己流を貫き過ぎてて面倒くさいからメラ姉様が離れるべきじゃないかしら?カイラ、あなたとなら連携の一つや二つ……」
「御免被るわ~シーヴァちゃん。メラ姉様は早過ぎてついていけませんもの~」
「はいはい、みんなそこまでにしてよ!集中集中!メラ姉様!!わたくしがそちらに参りますので少々お待ちを!!」
「早くしなさいエールー!わたくしだけでは面倒ですわ!」
姉妹の会話と血飛沫が飛び交う。面倒という言葉通り、中級魔族に多少手こずる程度でドンドン前に進んでいく。
これが出来るのは偏にガンブレイド部隊を封殺出来ているからに他ならない。撃てば敵味方関係なく殺してしまいかねないガンブレイドは、射線をしっかり確保した段階で使用するものだ。間抜けにも召喚獣の登場で怖気付いてしまい、動けなくなってしまった時に接近戦に持ち込まれてしまった。運よく敵だけに当たれば御の字だが、そうそう上手くはいかない。
「うおおぉっ!!」
そんな中、黒曜騎士団副団長バクスは剣を大振りにシャークに襲い掛かる。副団長の名に恥じぬ見事な剣の軌道に彼女も思わず受け止めた。
ギィンッ
当たれば無傷では済まないこの攻撃を難なく受け止めたが、バクスの体躯と全体重を掛けた振り下ろしに流石のシャークも驚いた。何せ踏ん張った足が地面にめり込む威力。
かなりの実力者だと認めたシャークは剣をかち上げ、バクスに胴払いを仕掛ける。だがこれは空振り。バクスも戦闘経験が豊富なため、攻撃が通らなかった場合を考え、すぐさま後退を実行していた。地面に足を擦りながら何とか逃げ切った。
「ふーん……その辺の雑魚よりは強いか。でも良くて中級魔族に片足が入れる程度?そんなんじゃ私には勝てないから」
返す剣の軌道が読まれていたことに少し腹ただしい気分になったシャークは追撃に転じる。バクスが受け止められるのは良くてもあと一撃。それもかなり甘く見積もってだ。下級魔族程度の実力にしては良くやったと褒めるべきところ。
でも特にそういった慣習に興味がないシャークにとってバクスはただの障害。斬って捨てる。ただそれだけ。
ボワッ
あとほんの少しというところで突風が吹き荒れる。
「わっ!ちょ……何これ!?」
ザザザ……と交代させられる。何が起こったのか分からないのはバクスも同じで、きょとんとしてシャークを見ていた。
「もう戦争が始まっていたとは……もう少し待っていても良かったでしょうに」
そこに降り立ったのは額に水晶の角が生えた人族。その名も一角人。人族で最も魔力の総量が多く、魔法に長けた種族。その中でも異質極まりない存在で、王様から魔女と蔑まれ、疎まれた女性。
「ソ、ソフィー=ウィルム様!!」
その姿に見覚えのあったバクスはすぐさまソフィーの名を呼んだ。
「ホーン?ということは魔法か。ヒューマンを助けるためとはいえ、こんなに接近してくるなんて愚かなことで」
魔法使いには詠唱と魔法効果発動時間、クールタイムの三つが存在し、時間が無駄に掛かることで頭を悩ませている。シャークも魔法を使った今がチャンスであると考え、詠唱される前に飛び出した。
ギィンッ
「……っ!?」
シャークはソフィーの腕に注目する。先ほどまで何も握っていなかった手に、2m前後の柄を持つ槍を握りしめていた。剣士の力が魔法使いだろうと思われる存在に打ち返された。しかもたかだか人族に。由々しき事態である。
「驚いた?でもこれは序の口。まだ多くの力を隠し持っているの。もし良かったら全部引き出してみてね」
ゲーム感覚でニコリと笑うソフィーの様子にシャークは気を引き締めた。バクスはソフィーの普段のおどおどとした態度を思い出しながら頭を捻った。
「え?なんかキャラが違うように感じる……気のせい……じゃないっすよね?」
メラたちはシャークの相手に違和感を感じて侵攻を停止する。
「加勢した方が良さそうですわね……」
シャークの後ろにぞろぞろ集まり始める姉妹たち。デュラハンを前にして余裕を崩さないソフィーに命の危機を感じさせるべく、各々が個別の剣を構えた。
複数対一では彼女に勝ち目などない。投降するよう脅し掛けても、ソフィーは首を横に振るだろう。だからこそ吠える。
「邪魔立てするなら押し通りますわっ!!」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる