684 / 718
最終章
第十九話 面倒な組み合わせ
しおりを挟む
「あー……なるほどね。ブレイドとアルルを狙ったのか……」
ラルフは先ほどの共同墓地にて行われているブレイドの戦闘を拳大ほどの次元の穴から覗いて確認した。アトムが目を逸らさせたかったのはラルフとミーシャの周りにいる仲間たちを各個撃破することで悦に浸りたかったからでは無いかと推測した。
「しかし妙だな。アトムだけならまだしも、魔女や煌杖まで居るのは俺たちが予めイルレアンに来ることを察していないと出来ないはずだ。まぁ俺と同じような能力があるなら話は別だが?」
ラルフは次元の穴を閉じつつニヤニヤしながらアトムを見た。キッと目つきを鋭く見返してきた。
『……そんな能力なんぞ必要ない。ある程度の場所が分かれば転移魔法を用いてひとっ飛びだ。貴様の能力よりも先に存在した優れた魔法よ』
「だからどうやって俺たちの場所を知ったかだろ?全く、話を……って、転移魔法ってそんなに遠距離を飛べるの?一応ベルフィアで知ってたつもりだけど、便利すぎない?」
魔法技術は一角人の得意分野。転移魔法を個人で操ることも自由自在なのだろう。それも魔女ならやりかねない。だが、それより気になるのはやはり居場所の特定だろう。ラルフの困惑に返事をしたのは透き通るような綺麗な声だった。
『転移魔法は極めればそれなりに便利な能力ですから可能でしょう。そして居場所の特定に関しては、私たちにしか分からない神の気配を探れば良いのです。特に私に限ってはどこにいるのかは明白。隠れ家にしている西の大陸も既にバレていることでしょう』
心の中で響いた声はサトリのもので間違いない。ミーシャも同じ言葉を聞いている。ラルフの記憶を所持しているためか、ミーシャ自身はあまり知らないはずなのに何だか愛着のある声に感じてしまう。
「えっと……じゃあ、ラルフが動けばサトリもついてくるのだから、隠れても意味はないってそういうこと?」
『ええ、そういうことです。正確には私はミーシャの中とラルフの中に体を別けて生息していますので、ミーシャが動いても見つかります』
「え?何それ?私に寄生してんの!?」
『ええ。……え?いけませんか?』
そんな事は決してない。ラルフにとってはこっちがお世話になっていると心底感じている。ミーシャは気味悪がっているが、アトムの能力を封殺してくれているサトリには感謝しなければならない。
「ちょっ……ミーシャ、寄生ってのは言い方が悪いな。共生にしとこうぜ。……話が逸れたな。神がちょいちょい俺たちの下に現れていたのはサトリの気配を辿って来てたわけだ。そして魔女がいればどんな場所からでも転移でひとっ飛びだと?面倒な組み合わせだな」
『貴様らに言えたタチか?私は何度だって貴様らの邪魔をしてやる。この世に居てはいけない存在なのだからな』
アトムは翼を広げて空中に停止する。翼人族の英雄イーリス=ベリタージュを模倣した肉体は神々しい光を放ちながら両手を広げた。光が収束されて出来上がった二本の槍は両の手に一本ずつ収まった。先に地面で待っていたレギオンも戦いに参加する。
そんな二体の敵を前に、ラルフとミーシャは地面に降り立ち堂々と胸を張った。
「事あるごとに存在を否定しやがって。俺たちはこの世界で生まれたれっきとした人間と魔族だ。魔族がこの世界に侵略して来た存在だったとしても、それは千年以上昔の話だろ?ここ数百年の間に生まれたミーシャには関係がないことだ。古い価値観の押し付けは時代の……いや、世界の変化という流れに乗れていない。お前は異端者なんだよ!アトム!」
『何だと貴様?!そもそも魔族と人族は千年の時を人魔大戦と呼ばれる戦いで費やして来た!それほどに拗れた関係であるというのに今更……!』
「分からないのね?それも当然よ。死体を扱っている奴に新しい標準を理解するなんて出来るはずがないもん」
ミーシャの返答にアトムは黙る。完全なる図星。この体もレギオンも過去生きていた人物の模倣。まさにラルフの言い放った古い価値観の押し付けとはよく言ったものだ。
『……黙れ黙れ!!この私を敵にしたことを心底後悔させてやる!!』
「既に後悔してんだよ。少しは自分の世界の住人を信じてやろうとは思わないのか?俺はサトリが一緒に居てくれるくらいには善良な人間だぜ?」
『ほざけっ!!』
──ボッ
アトムは自慢の翼を羽ばたかせ、槍を構えて突進してくる。だがそんな攻撃はミーシャを前に簡単に止められる。
「やるなら私が相手だ」
アトムの顔が歪む。純粋な力ではミーシャには敵わない。されとて支配はサトリが阻むために操ることも不可能。
ならば少しでもミーシャを削るのがアトムのやるべきことだ。
光で生成され、今も輝く二本の槍が強い光を放った。槍を掴んでいるミーシャの頭に疑問符が浮かんだが、疑問はすぐに氷解する。
「爆発っ……?!」
ボンッ
アトムの手ごと爆発し、ミーシャに捨て身の攻撃を仕掛けると共に、腕を失いつつ後退する。距離をとったアトムは即座に腕を再生させ、槍も生成した。
『ふふっ油断したな。私にはこういう攻撃方法もあるのだ!』
イキったアトムだったが、煙が晴れて出て来たミーシャの体には特に傷の類はない。ミーシャは魔力で体を保護することが出来る。単なる爆発程度ではやはり傷一つ付けられない。
『ぐっ……レギオォン!!』
ゴゴゴ……とおもむろに動き出したレギオン。思いっきり振りかぶって特大級の拳を解き放つ。
「おおっとっ!俺の出番だぜ!!」
ラルフは次元の穴を開く。でかい入り口とでかい出口の二つを用意すれば、まっすぐ入った拳はレギオンの横からぬぅっと姿を現してレギオン自身を攻撃した。さらにラルフはそのまま空間の穴を閉じることでレギオンの腕を切断する。
「ちょっと気になってたんだよな。めっちゃ怖い発想だけど、一気に閉じたりしたらどうなるのかってさ。こういうの何ていうんだ?次元断!……っていうのはちょっと狙いすぎか?」
「すっごく格好良いと思うよラルフ!」
ミーシャは体も心も弾ませて喜んだ。ラルフ恥ずかしがりながら草臥れたハットを被り直す。
「それじゃブレイドもアルルも待ってることだし、とっとと終わらせるぜ。アトム!!……覚悟しろよ?」
ラルフは先ほどの共同墓地にて行われているブレイドの戦闘を拳大ほどの次元の穴から覗いて確認した。アトムが目を逸らさせたかったのはラルフとミーシャの周りにいる仲間たちを各個撃破することで悦に浸りたかったからでは無いかと推測した。
「しかし妙だな。アトムだけならまだしも、魔女や煌杖まで居るのは俺たちが予めイルレアンに来ることを察していないと出来ないはずだ。まぁ俺と同じような能力があるなら話は別だが?」
ラルフは次元の穴を閉じつつニヤニヤしながらアトムを見た。キッと目つきを鋭く見返してきた。
『……そんな能力なんぞ必要ない。ある程度の場所が分かれば転移魔法を用いてひとっ飛びだ。貴様の能力よりも先に存在した優れた魔法よ』
「だからどうやって俺たちの場所を知ったかだろ?全く、話を……って、転移魔法ってそんなに遠距離を飛べるの?一応ベルフィアで知ってたつもりだけど、便利すぎない?」
魔法技術は一角人の得意分野。転移魔法を個人で操ることも自由自在なのだろう。それも魔女ならやりかねない。だが、それより気になるのはやはり居場所の特定だろう。ラルフの困惑に返事をしたのは透き通るような綺麗な声だった。
『転移魔法は極めればそれなりに便利な能力ですから可能でしょう。そして居場所の特定に関しては、私たちにしか分からない神の気配を探れば良いのです。特に私に限ってはどこにいるのかは明白。隠れ家にしている西の大陸も既にバレていることでしょう』
心の中で響いた声はサトリのもので間違いない。ミーシャも同じ言葉を聞いている。ラルフの記憶を所持しているためか、ミーシャ自身はあまり知らないはずなのに何だか愛着のある声に感じてしまう。
「えっと……じゃあ、ラルフが動けばサトリもついてくるのだから、隠れても意味はないってそういうこと?」
『ええ、そういうことです。正確には私はミーシャの中とラルフの中に体を別けて生息していますので、ミーシャが動いても見つかります』
「え?何それ?私に寄生してんの!?」
『ええ。……え?いけませんか?』
そんな事は決してない。ラルフにとってはこっちがお世話になっていると心底感じている。ミーシャは気味悪がっているが、アトムの能力を封殺してくれているサトリには感謝しなければならない。
「ちょっ……ミーシャ、寄生ってのは言い方が悪いな。共生にしとこうぜ。……話が逸れたな。神がちょいちょい俺たちの下に現れていたのはサトリの気配を辿って来てたわけだ。そして魔女がいればどんな場所からでも転移でひとっ飛びだと?面倒な組み合わせだな」
『貴様らに言えたタチか?私は何度だって貴様らの邪魔をしてやる。この世に居てはいけない存在なのだからな』
アトムは翼を広げて空中に停止する。翼人族の英雄イーリス=ベリタージュを模倣した肉体は神々しい光を放ちながら両手を広げた。光が収束されて出来上がった二本の槍は両の手に一本ずつ収まった。先に地面で待っていたレギオンも戦いに参加する。
そんな二体の敵を前に、ラルフとミーシャは地面に降り立ち堂々と胸を張った。
「事あるごとに存在を否定しやがって。俺たちはこの世界で生まれたれっきとした人間と魔族だ。魔族がこの世界に侵略して来た存在だったとしても、それは千年以上昔の話だろ?ここ数百年の間に生まれたミーシャには関係がないことだ。古い価値観の押し付けは時代の……いや、世界の変化という流れに乗れていない。お前は異端者なんだよ!アトム!」
『何だと貴様?!そもそも魔族と人族は千年の時を人魔大戦と呼ばれる戦いで費やして来た!それほどに拗れた関係であるというのに今更……!』
「分からないのね?それも当然よ。死体を扱っている奴に新しい標準を理解するなんて出来るはずがないもん」
ミーシャの返答にアトムは黙る。完全なる図星。この体もレギオンも過去生きていた人物の模倣。まさにラルフの言い放った古い価値観の押し付けとはよく言ったものだ。
『……黙れ黙れ!!この私を敵にしたことを心底後悔させてやる!!』
「既に後悔してんだよ。少しは自分の世界の住人を信じてやろうとは思わないのか?俺はサトリが一緒に居てくれるくらいには善良な人間だぜ?」
『ほざけっ!!』
──ボッ
アトムは自慢の翼を羽ばたかせ、槍を構えて突進してくる。だがそんな攻撃はミーシャを前に簡単に止められる。
「やるなら私が相手だ」
アトムの顔が歪む。純粋な力ではミーシャには敵わない。されとて支配はサトリが阻むために操ることも不可能。
ならば少しでもミーシャを削るのがアトムのやるべきことだ。
光で生成され、今も輝く二本の槍が強い光を放った。槍を掴んでいるミーシャの頭に疑問符が浮かんだが、疑問はすぐに氷解する。
「爆発っ……?!」
ボンッ
アトムの手ごと爆発し、ミーシャに捨て身の攻撃を仕掛けると共に、腕を失いつつ後退する。距離をとったアトムは即座に腕を再生させ、槍も生成した。
『ふふっ油断したな。私にはこういう攻撃方法もあるのだ!』
イキったアトムだったが、煙が晴れて出て来たミーシャの体には特に傷の類はない。ミーシャは魔力で体を保護することが出来る。単なる爆発程度ではやはり傷一つ付けられない。
『ぐっ……レギオォン!!』
ゴゴゴ……とおもむろに動き出したレギオン。思いっきり振りかぶって特大級の拳を解き放つ。
「おおっとっ!俺の出番だぜ!!」
ラルフは次元の穴を開く。でかい入り口とでかい出口の二つを用意すれば、まっすぐ入った拳はレギオンの横からぬぅっと姿を現してレギオン自身を攻撃した。さらにラルフはそのまま空間の穴を閉じることでレギオンの腕を切断する。
「ちょっと気になってたんだよな。めっちゃ怖い発想だけど、一気に閉じたりしたらどうなるのかってさ。こういうの何ていうんだ?次元断!……っていうのはちょっと狙いすぎか?」
「すっごく格好良いと思うよラルフ!」
ミーシャは体も心も弾ませて喜んだ。ラルフ恥ずかしがりながら草臥れたハットを被り直す。
「それじゃブレイドもアルルも待ってることだし、とっとと終わらせるぜ。アトム!!……覚悟しろよ?」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる