706 / 718
最終章
第三十九話 完成
しおりを挟む
カンッカンッカンッ……
大きい。とてつもなく巨大な船。
塗装によって黒光りする表面は陽の光を浴びてキラキラと輝いている。砕いて粉にした魔鉱石とソフィーの角を自作の塗料に混ぜて外壁に塗り込んだことで、光を反射しているのだ。
戦艦として建造されたこの船は、鋼鉄の如き頑強さと備え付けられた砲筒にによって攻守ともに完璧の船としてそこに聳え立っていた。
「完成したか……」
アンノウンの召喚獣が昼夜問わず作り続けた戦艦。その前に立って感慨に浸るラルフ一行。
空中浮遊要塞スカイ・ウォーカーを失ってから少し、西の大陸で色々あったことがフラッシュバックする。
(戦っては食って寝て、戦っては食って寝て……って、碌な思い出がねぇな……)
ラルフは頭を振って思い出を吹き飛ばすと全員を見渡した。
「……アンノウンとアユムの傑作。堪能しに行くか?」
待ってましたと笑顔になる面々。
全体を見るととにかく長い。そしてデカイ。水を掻き分けて進むことを想像させる美しい流線美に魅了される。
甲板に聳える艦橋はまるでビルのようにその存在を主張する。砲塔は前方に三連装砲を二つ後方に一つ備え、副砲も二つに対空砲を一つ備えている。砲弾ではなく魔力砲を放つので魔力がある限り無限に撃ち続けることが可能。
煙突とアンテナは飾りだと聞いているが、邪魔な感じはしない。むしろこれが無いと空虚な感じがして寂しいとさえ思える。
見た目の格好良さは申し分ない。こうなると問題は中身である。アンノウンは自信があるようだ。
「まるで高級ホテルさ。遠慮せずに見てって見てって!」
子供のようにはしゃぐアンノウン。扉を開けると赤い絨毯が敷き詰められ、ふかふかの歩き心地に美術品のように美麗な内装。冷暖房から空気清浄に関する各種設備が完備され、個室がズラッと並んでいた。
スカイ・ウォーカーと違うのはトイレもバスタブも完備されているところだ。食事さえ持ち込めばこの個室だけで過ごせる。
厨房は広く、調理器具も充実していて事欠かない。ブレイドが使ったことのない器具まであるので、アンノウンか歩が後で教える必要があるだろう。食材の保管場所は冷蔵冷凍保管を可能にし、とにかく広い。
大広間もあるのでここで食事をしたり、集まって会議をしたりも出来る。スカイ・ウォーカー同様、ここで外の様子を見えるように映像を出す機能もある。艦橋に上がれば外の様子はもちろんのこと、操舵室となっているので船を操ることも出来る。アスロンが核となって自動で操舵出来るので何らかの不具合が起こらない限りは手動に変えることはあり得ない。
灰燼の発明した倫理を無視の無限動力をそのまま移乗したので魔力が尽きることはない。
「これは……戦艦なのか?」
戦う船とは思えないほど居住性に長けている。乗組員は最悪何もしなくても脅威を退けられるのだ。
アスロンはホログラムとなって誇らしげに目の前に現れた。
『魔障壁とカモフラージュ機能、何かあった時のアンチ魔法もお任せ。それもこれも外壁表面に施した砕いた魔鉱石で魔法伝達を早くしたお陰じゃ。この戦艦なら、この世界の覇権を握ったも同然。まさに史上最高の船の称号がふさわしい』
魔法技術の粋を集約させたと言って過言でない船を手足のように扱える。今までの魔法人生の冥利に尽きる。死して尚、意識体として蘇った甲斐があるというものだ。
「ふむ。今出来ル技術ノ最高峰なら、乗っ取ル分には安心出来ルし諦めもつこう。これが破壊されルならどこに行っても同じじゃとな」
「縁起悪っ!さも堕とされるような言い方はやめろよ。今後の旅の要になる船だぞ?……ったく」
ベルフィアの達観した第三者視点にケチをつけながらラルフは草臥れたハットを被り直す。
「でもまぁ、こいつが出来たってことはこの世界に別れを告げなきゃな。何かやり残したことがあるか?」
神との約束を果たす時がやって来た。ラルフとミーシャは必ずこの世界から出ていく必要があるが、他の連中は違う。今生の別れになるかも知れないなら、知り合いや親族に別れの挨拶の一つも言うべき案件。
ブレイドとアルルはそれなりに済ませた。他はどうだろうか。
エレノアは上記二人が行くならついてくるだろう。黒影はエレノアの行くところにはついてくる。
ジュリアは唯一の肉親である兄が死に、出身国であるカサブリア王国も滅亡したので帰る場所などない。デュラハン姉妹も同様に空中浮遊要塞スカイ・ウォーカーを沈没させられているので、帰る場所がなくなっていた。
アンノウンや歩、八大地獄と藤堂は異世界にルーツを持った人間なので、帰りたがっている張本人たち。
こうして見ると全員未練などなさそうではある。ウィーを除いては。
「この船には鍛冶場がないからウィーには辛い旅になるかも知れないな……」
「あるよ。何のための煙突だと思ってるの?」
アンノウンの指摘に目を丸くさせる。
「えぇ?飾りじゃなかったの?」
「私たちが知っている元々の用途と違うから飾りみたいなもんだって言っちゃったけど、鍛冶場はあっても良いかも知れないと思ったのよ。だからウィーも退屈しないとは思うよ」
意識していなかったサプライズに小躍りしそうになるウィー。
「ドワーフとの貸し借りがないから憂いなく出発出来そうだ」
ラルフは満足げに頷く。しかしここに来て歩が心残りを口にする。
「ぼ、僕らだけ戻るのは不味いよね?せめて二人の意見も聞かないと……」
「ああ、正孝と美咲の二人ね」
アンノウンもそこに行き着いた。同じ転生者として帰る気があるのかないのかは結構重要になってくる。自由を謳歌したいと宣う八大地獄の面々も最初は否定的だったが、鞍替えしてすっかり帰りたがっている。反乱するための罠だったなら目も当てられないが、帰りたいという感情に嘘偽りがないと信じ、一緒に進んでいく他ない。
「んじゃサクッと聞きにいくか?」
ラルフの能力ならあっという間だ。
正孝はガノンのところにいるはずだし、美咲はエルフのところにいるだろう。ラルフはアンノウンと歩を連れ立ってまず真っ先にホルス島に足を踏み入れるのだった。
大きい。とてつもなく巨大な船。
塗装によって黒光りする表面は陽の光を浴びてキラキラと輝いている。砕いて粉にした魔鉱石とソフィーの角を自作の塗料に混ぜて外壁に塗り込んだことで、光を反射しているのだ。
戦艦として建造されたこの船は、鋼鉄の如き頑強さと備え付けられた砲筒にによって攻守ともに完璧の船としてそこに聳え立っていた。
「完成したか……」
アンノウンの召喚獣が昼夜問わず作り続けた戦艦。その前に立って感慨に浸るラルフ一行。
空中浮遊要塞スカイ・ウォーカーを失ってから少し、西の大陸で色々あったことがフラッシュバックする。
(戦っては食って寝て、戦っては食って寝て……って、碌な思い出がねぇな……)
ラルフは頭を振って思い出を吹き飛ばすと全員を見渡した。
「……アンノウンとアユムの傑作。堪能しに行くか?」
待ってましたと笑顔になる面々。
全体を見るととにかく長い。そしてデカイ。水を掻き分けて進むことを想像させる美しい流線美に魅了される。
甲板に聳える艦橋はまるでビルのようにその存在を主張する。砲塔は前方に三連装砲を二つ後方に一つ備え、副砲も二つに対空砲を一つ備えている。砲弾ではなく魔力砲を放つので魔力がある限り無限に撃ち続けることが可能。
煙突とアンテナは飾りだと聞いているが、邪魔な感じはしない。むしろこれが無いと空虚な感じがして寂しいとさえ思える。
見た目の格好良さは申し分ない。こうなると問題は中身である。アンノウンは自信があるようだ。
「まるで高級ホテルさ。遠慮せずに見てって見てって!」
子供のようにはしゃぐアンノウン。扉を開けると赤い絨毯が敷き詰められ、ふかふかの歩き心地に美術品のように美麗な内装。冷暖房から空気清浄に関する各種設備が完備され、個室がズラッと並んでいた。
スカイ・ウォーカーと違うのはトイレもバスタブも完備されているところだ。食事さえ持ち込めばこの個室だけで過ごせる。
厨房は広く、調理器具も充実していて事欠かない。ブレイドが使ったことのない器具まであるので、アンノウンか歩が後で教える必要があるだろう。食材の保管場所は冷蔵冷凍保管を可能にし、とにかく広い。
大広間もあるのでここで食事をしたり、集まって会議をしたりも出来る。スカイ・ウォーカー同様、ここで外の様子を見えるように映像を出す機能もある。艦橋に上がれば外の様子はもちろんのこと、操舵室となっているので船を操ることも出来る。アスロンが核となって自動で操舵出来るので何らかの不具合が起こらない限りは手動に変えることはあり得ない。
灰燼の発明した倫理を無視の無限動力をそのまま移乗したので魔力が尽きることはない。
「これは……戦艦なのか?」
戦う船とは思えないほど居住性に長けている。乗組員は最悪何もしなくても脅威を退けられるのだ。
アスロンはホログラムとなって誇らしげに目の前に現れた。
『魔障壁とカモフラージュ機能、何かあった時のアンチ魔法もお任せ。それもこれも外壁表面に施した砕いた魔鉱石で魔法伝達を早くしたお陰じゃ。この戦艦なら、この世界の覇権を握ったも同然。まさに史上最高の船の称号がふさわしい』
魔法技術の粋を集約させたと言って過言でない船を手足のように扱える。今までの魔法人生の冥利に尽きる。死して尚、意識体として蘇った甲斐があるというものだ。
「ふむ。今出来ル技術ノ最高峰なら、乗っ取ル分には安心出来ルし諦めもつこう。これが破壊されルならどこに行っても同じじゃとな」
「縁起悪っ!さも堕とされるような言い方はやめろよ。今後の旅の要になる船だぞ?……ったく」
ベルフィアの達観した第三者視点にケチをつけながらラルフは草臥れたハットを被り直す。
「でもまぁ、こいつが出来たってことはこの世界に別れを告げなきゃな。何かやり残したことがあるか?」
神との約束を果たす時がやって来た。ラルフとミーシャは必ずこの世界から出ていく必要があるが、他の連中は違う。今生の別れになるかも知れないなら、知り合いや親族に別れの挨拶の一つも言うべき案件。
ブレイドとアルルはそれなりに済ませた。他はどうだろうか。
エレノアは上記二人が行くならついてくるだろう。黒影はエレノアの行くところにはついてくる。
ジュリアは唯一の肉親である兄が死に、出身国であるカサブリア王国も滅亡したので帰る場所などない。デュラハン姉妹も同様に空中浮遊要塞スカイ・ウォーカーを沈没させられているので、帰る場所がなくなっていた。
アンノウンや歩、八大地獄と藤堂は異世界にルーツを持った人間なので、帰りたがっている張本人たち。
こうして見ると全員未練などなさそうではある。ウィーを除いては。
「この船には鍛冶場がないからウィーには辛い旅になるかも知れないな……」
「あるよ。何のための煙突だと思ってるの?」
アンノウンの指摘に目を丸くさせる。
「えぇ?飾りじゃなかったの?」
「私たちが知っている元々の用途と違うから飾りみたいなもんだって言っちゃったけど、鍛冶場はあっても良いかも知れないと思ったのよ。だからウィーも退屈しないとは思うよ」
意識していなかったサプライズに小躍りしそうになるウィー。
「ドワーフとの貸し借りがないから憂いなく出発出来そうだ」
ラルフは満足げに頷く。しかしここに来て歩が心残りを口にする。
「ぼ、僕らだけ戻るのは不味いよね?せめて二人の意見も聞かないと……」
「ああ、正孝と美咲の二人ね」
アンノウンもそこに行き着いた。同じ転生者として帰る気があるのかないのかは結構重要になってくる。自由を謳歌したいと宣う八大地獄の面々も最初は否定的だったが、鞍替えしてすっかり帰りたがっている。反乱するための罠だったなら目も当てられないが、帰りたいという感情に嘘偽りがないと信じ、一緒に進んでいく他ない。
「んじゃサクッと聞きにいくか?」
ラルフの能力ならあっという間だ。
正孝はガノンのところにいるはずだし、美咲はエルフのところにいるだろう。ラルフはアンノウンと歩を連れ立ってまず真っ先にホルス島に足を踏み入れるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる