異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら

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第三十八話 平和な帰還と、王都の歓喜

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世界樹の聖域での魔王との最終決戦から数週間。
健一と無双の老兵団は、世界の危機を救った英雄として、ロゼッタ王国の王都を目指して、大陸を南下する旅路にあった。
世界樹の生命力と融合した健一の全能の力は、もはやこの世界に敵なしという絶対的な確信を彼に与えていたが、彼の心は、戦いの緊張から解放され、穏やかな安堵に包まれていた。
旅路は、以前のような追われる緊迫感はなく、平和そのものだった。
世界樹の聖なる魔力が大陸全体に広がり、大地は活力を取り戻し、人々は災厄からの解放を祝い、笑顔に満ちていた。
英雄たちの帰還と新たな日常
馬車の中では、健一のハーレムメンバーたちが、それぞれの新しい力と、平和な日常の喜びに浸っていた。
深淵の魔晶脈と世界樹の生命力を制御下に置いた健一の魔力は、彼女たちの能力を絶えず増幅させ続けていた。
フィーナの【神聖深淵浄化】の力は、周囲の邪悪な魔力を常時浄化し、ルナの【剛力解放・極】は、小さな岩をも一撃で粉砕するほどの安定した力を得ていた。
セレナは、【古代魔王術支配】で、健一の馬車隊の周囲に、常時、不可視の多重結界を展開し、アリアは、【多次元空間制御】で、道中のわずかな地形の歪みすら瞬時に修正していた。
リルムは、虚空斬滅剣を磨き上げ、その輝きを増し、セレスは、騎士としての使命感を胸に、健一の護衛に寸時も怠りがなかった。
そして、ステラは、【星の巫女の聖なる力】で、健一の精神を優しく癒し、その傍を離れなかった。
彼女たちは、もはや単なる美少女の集団ではなく、世界を救い、その力をさらに極めた、最強の戦闘集団へと進化していた。
健一は、馬車の中で、ステラとフィーナに挟まれながら、この平和な時間こそが、自分が守りたかったものだと改めて実感していた。
ステラは、健一の腕に頭を預け、穏やかな寝息を立てており、フィーナは、聖女の微笑みで健一の飲み物を温め直していた。
この幸福な時間は、これまでの過酷な戦いに対する、健一への最高の報酬だった。
「健一様。
この平和な空気が、これまでの戦いが無意味ではなかったことを証明していますね」セレナが、馬車の窓から見える穏やかな景色を見ながら、静かに言った。
「ああ。
魔王との戦いは、過酷だったが、この笑顔を守れたのなら、全て報われる」健一は、ステラの銀髪を優しく撫でながら、そう答えた。
王都の熱狂と英雄の凱旋
健一たちの馬車隊がロゼッタ王国の王都の城門に近づくと、その雰囲気は一変した。
城門の外には、ロゼッタ国王やリリア王女を筆頭に、王国の全住民が、まるで祝祭の熱狂に包まれたかのように、健一たちの帰還を待ち侘びていた。
魔王の脅威が完全に去り、世界樹の生命の力が大陸に戻ったことは、すでに王都中に知れ渡っていた。
健一たちは、間違いなく、この世界の真の救世主として認識されていた。
王都の城門が開かれると、国王とリリア王女が、健一の馬車の前へと進み出た。
国王は、感極まった表情で、健一の前に跪き、深々と頭を下げた。
「佐藤健一殿!このロゼッタ王国の、そして、この世界全体の危機を救ってくださり、心から感謝いたします!あなた様こそ、真の救世主、光の英雄です!」国王の行動に、王都の全住民が、一斉に歓喜の声を上げ、健一の名を連呼した。
その熱狂的な歓迎は、健一がこれまで経験したことのない、まさに王者の凱旋だった。
健一は、戸惑いながらも馬車から降りた。
彼を迎えたのは、国王の隣に立つ、かつて彼が救い出したリリア王女だった。
リリア王女は、以前よりも凛とした美しさを増しており、その瞳は、健一への深い愛情と、感謝の念で満ち溢れていた。
彼女は、健一に駆け寄り、その手を強く握りしめた。
「健一様!ご無事で…本当にご無事で…!私、ずっと心配していました…!」リリア王女の瞳からは、大粒の涙が溢れていた。
健一は、リリア王女の手を優しく握り返し、その涙を拭ってやった。
「心配かけてごめん、リリア。
俺は、もう大丈夫だ。
魔王は、完全に消滅した」健一の言葉に、リリア王女は安堵の表情を浮かべ、再び涙を流した。
リリア王女の決意とハーレムへの加入
その夜、王都の王宮では、健一と無双の老兵団のための、盛大な祝賀の宴が催された。
宴の最中、リリア王女は、健一とハーレムメンバーが揃う静かな一室へと、健一を招いた。
リリア王女は、豪華な王女のドレスではなく、動きやすいシンプルなワンピースを纏っており、その表情は、決意に満ちていた。
「健一様。
そして、健一様の奥様方。
わたくしには、皆様に、どうしても伝えたいことがあります」リリア王女は、健一とハーレムメンバー全員を、真っ直ぐに見つめた。
「魔王との戦いの間、わたくしは、この王都で、ただ祈ることしかできませんでした。
わたくしの無力さに、心から悔しさを感じました。
そして、わたくしを救い出し、この世界を救ってくださった健一様の強さと優しさに、わたくしの心は、深く惹かれ続けていました」リリア王女は、そう告げると、健一の前に、再び跪いた。
「わたくし、リリア・ロゼッタは、ロゼッタ王国の王女としての地位を辞し、健一様の奥様として、この無双の老兵団に加えていただきたいのです!」
リリア王女の突然の決意表明に、健一のハーレムメンバーたちは、驚きよりも、むしろ納得の表情を浮かべていた。
彼女たちは、健一とリリア王女の間にある、深い絆と愛情を知っていた。
特に、ステラは、リリア王女の勇敢な決断に、心からの共感を覚えていた。
「リリア王女…王女としての地位を捨てるというのか?それは、あまりにも…」健一は、リリア王女の決意の重さに、言葉を詰まらせた。
「いいえ、健一様。
王女としての使命は、健一様がこの世界を救ってくださったことで、すでに果たされました。
わたくしの真の使命は、健一様の傍にいて、健一様を支えることです。
そして、わたくしは、健一様と共に、この世界をさらに良い場所にするための、新たな冒険へと旅立ちたいのです」リリア王女は、強い決意の瞳で、健一を見つめた。
健一は、リリア王女の純粋で強い想いに、心を打たれた。
彼は、彼女が持つ王族の魔力が、今後の自分たちの旅において、大きな力となることを知っていた。
そして何より、健一は、リリア王女を心から愛していた。
「わかった、リリア。
君の決意、受け入れる。
君は、もう王女ではない。
俺たちの大切な仲間、そして家族だ」健一は、リリア王女を優しく抱き起こし、その額に優しく口付けた。
【ユニークスキル『王族の祝福』を習得しました!】 【称号『ロゼッタ王国の光』を獲得しました!】 【リリア・ロゼッタが、ハーレムに正式加入しました!】
健一の頭の中で、新たなスキルの習得と、称号の獲得が鳴り響く。
リリア王女の加入は、健一のハーレムに、王族の魔力という新たな力を加え、その絆をさらに強固なものにした。
フィーナ、ルナ、セレナ、アリア、リルム、セレス、そしてステラは、リリア王女を温かく迎え入れた。
リリア王女は、彼女たちの優しさに、心からの感謝を込めて微笑んだ。
「皆様…これから、どうぞよろしくお願いいたします」
王国からの支援と次なる冒険へ
リリア王女の決意を受け入れた国王は、彼女の意思を尊重し、健一とハーレムメンバーに、王国の全財産にも等しいほどの莫大な報奨金と、王国の最高位の爵位を授与した。
さらに、国王は、健一の旅が、この世界の平和にとって不可欠であることを理解し、今後の旅に必要な王国の全知識と資源を提供する約束をした。
健一は、王都に数週間滞在し、リリア王女に、ハーレムメンバーとしての生活と、【王族の祝福】スキルの訓練を施した。
リリア王女の王族の魔力は、健一の指導と、魔晶脈のエネルギー供給によって、急速に開花した。
彼女の力は、味方の全てのステータスを飛躍的に向上させる、強力なサポート能力であり、ハーレム全体の戦力を、さらに一段階引き上げた。
そして、健一は、この世界を救ったという安堵感に浸ることなく、次の冒険へと向かう決意を固めた。
魔王との戦いは終わったが、健一の無限の成長は、彼に新たな使命を求めていた。
それは、この世界の「異界との境界」そのものを調査し、魔王のような存在が二度と侵入できない世界を築くことだった。
「みんな。
俺たちの戦いは終わったが、旅はまだ終わらない。
俺たちの次の目的地は、この世界の『異界の門』の根源、そして、『世界の創造主』の遺産が眠る場所だ」健一は、仲間たちにそう告げた。
健一と、最強のハーレムメンバーとなった無双の老兵団は、ロゼッタ王国からの惜しみない支援を受け、リリアを新たな仲間に加え、世界の平和を確固たるものにするための、新たな次元の冒険へと、再び旅立った。
彼らの物語は、世界を救うという壮大な使命を終え、今、「世界を再構築する」という、さらに巨大な夢へと向かって、新たな幕を開けたのだった。
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