異世界転生したらチート能力で最強になって、気づいたら美女たちに囲まれて国まで作ってた件

自ら

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第4章 - 王女の来訪と国家の礎

第26話:王女の告白

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 戦いの翌日、街は静かな朝を迎えていた。

 昨夜の激戦が嘘のように、空は澄み渡り、鳥のさえずりが心地よく響いている。住民たちは、復興作業に励みながらも、どこか晴れやかな表情をしていた。脅威が去ったという安堵感が、街全体を包み込んでいるようだった。

 俺は、屋敷の書斎で領地の書類に目を通していた。ヴォルフの領地を併合したことで、管理すべき範囲が倍になり、やるべきことも山積みだ。だが、それは嬉しい悲鳴でもある。

「レン様」

 ノックの音と共に、使用人が入ってきた。

「セレスティア様が、お呼びです」
「王女様が?」
「はい。庭でお待ちとのことです」

 俺は、書類を置いて立ち上がった。

 庭に出ると、セレスティアが噴水のそばに立っていた。

 朝日を浴びた彼女の姿は、まるで光の中に浮かぶ幻影のように美しく、その金髪は太陽の光を受けて、まばゆいほどに輝いていた。白いドレスが風に揺れ、その動きは、まるで雲が流れるように優雅だった。

「セレスティア様」

 俺が声をかけると、彼女はゆっくりと振り向いた。

「レン様...お話があります」

 その声には、いつもと違う緊張が含まれていた。

「どうぞ」

 俺は、彼女の隣に座った。

 しばらく、沈黙が続いた。噴水の水音だけが、静かに響いている。セレスティアは、何かを言おうとしているようだったが、なかなか言葉が出てこないようだった。その姿は、まるで告白を前にした少女のように初々しく、見ているこちらまで緊張してくる。

「レン様」

 ようやく、セレスティアが口を開いた。

「昨日の戦いで...私は改めて思いました」
「何をですか?」
「あなたは...本当に素晴らしい方だと」

 セレスティアは、俺を見つめた。その碧眼には、深い感情が揺れ動いている。

「強くて、優しくて、そして何より...誠実です」
「恐れ多いお言葉です」
「いいえ、事実ですわ」

 セレスティアは、俺の手を取った。その手は、震えていた。

「私...ずっと考えていました。この気持ちが、何なのか」

 彼女の声が、震える。

「最初は、ただの興味だと思っていました。優れた領主への敬意だと」
「でも...違ったのです」

 セレスティアの目に、涙が浮かぶ。

「あなたと話すと、胸が高鳴る。あなたの笑顔を見ると、幸せになる。あなたのことを考えると...もっと一緒にいたいと思う」
「セレスティア様...」
「私...」

 セレスティアは、深く息を吸った。

「あなたのことが...好きです」

 その言葉が、静かな庭に響いた。

「あなたと共にいたい。あなたと笑い合いたい。あなたと...この先の人生を歩みたい」

 セレスティアは、涙を流しながら続けた。

「王女という立場を忘れて、一人の女性として...あなたを愛しています」

 俺は、しばらく言葉が出なかった。

 王女からの告白——それは、想像していた以上に重いものだった。彼女の立場、責任、そして何より、この想いの真剣さ。全てが、俺の心を揺さぶった。

「俺も...」

 俺は、セレスティアの手を握り返した。

「俺も、王女様のことが好きです」
「レン様...!」
「最初にお会いした時から、あなたは特別でした」

 俺は、セレスティアを見つめた。

「美しくて、知的で、そして何より...心が優しい」
「あなたといると、俺も幸せなんです」

 セレスティアは、嬉しそうに涙を流した。その涙は、まるで朝露のように透明で美しかった。

「ありがとう...ありがとうございます...」

 俺は、セレスティアを抱き寄せた。

 彼女の体は、華奢で温かい。その感触が、まるで陶器のように繊細で、それでいて確かな存在感を持っていた。

「キスを...してもいいですか?」

 セレスティアが、恥ずかしそうに尋ねる。

「もちろんです」

 俺たちは、静かに唇を重ねた。

 優しくて、甘いキス。それは、まるで春の花びらが舞い降りるように柔らかく、二人の想いが溶け合っていくような、幸福な時間だった。

 キスが終わり、セレスティアは俺の胸に顔を埋めた。

「幸せ...です」
「俺もです」

 だが、セレスティアは、少し不安そうな表情を浮かべた。

「でも...」
「どうしました?」
「私、王女ですから...勝手に結婚はできないのです」

 セレスティアの声には、悲しみが滲んでいた。

「父上——国王の許可が必要です」
「なら、王都に行きます」

 俺が即座に答えると、セレスティアは驚いたように顔を上げた。

「本当に...?」
「ああ。俺は、あなたを諦めない」
「でも、父上は厳しい方です。簡単には許してくれないかもしれません」
「構いません。何度でも説得します」

 俺は、セレスティアの頬を優しく撫でた。

「あなたを幸せにしたいんです」
「レン様...」

 セレスティアは、また涙を流した。だが、今度は喜びの涙だった。

「ありがとう...本当に、ありがとうございます」

 二人は、しばらく抱き合っていた。

 午後、俺はセレスティアと共に、五人を集めた。

 リビングには、クレア、リリエル、ミーナ、シャルロット、レイラが座っている。みんな、何が起こるのか察しているようだった。

「みんな、紹介します」

 俺は、セレスティアの手を握った。

「セレスティア様と、俺は...お互いに想いを確かめ合いました」
「...そうか」

 クレアが、複雑そうな表情を浮かべながらも、微笑んだ。

「おめでとう、レン」
「クレア...」
「私は、お前が幸せなら嬉しい」

 クレアは、セレスティアに向き直った。

「王女様、よろしくお願いします」
「こちらこそ」

 セレスティアは、丁寧に礼をした。

 リリエルも、静かに頷く。

「王女...か。興味深い。よろしく頼む」
「はい、リリエル様」

 ミーナは、無邪気に喜んでいた。

「セレスティアおねえちゃん、これから家族だね!」
「ええ、ミーナ。よろしくね」

 セレスティアは、ミーナの頭を優しく撫でた。

 シャルロットは、貴族らしく優雅に微笑む。

「王女様が家族に加わるなんて...光栄ですわ」
「いいえ、こちらこそ」

 レイラは、豪快に笑った。

「ようこそ、相棒の嫁さん! あたしはレイラだ。よろしくな!」
「ええ、レイラ様。よろしくお願いします」

 五人は、それぞれに複雑な想いを抱えながらも、セレスティアを受け入れてくれた。その優しさに、俺は改めて感謝した。

 夜、六人でリビングに集まった。

 暖炉の炎が、部屋を優しく照らしている。六人が円を描くように座り、まるで家族のような温かい雰囲気が漂っていた。

「これから、どうなるのかしら」

 シャルロットが、不安そうに尋ねる。

「まず、王都に行って、国王の許可を得る」

 俺が答えると、セレスティアが心配そうな表情を浮かべた。

「父上は...厳しい方です」
「大丈夫だ」

 クレアが、力強く言う。

「私たちがついている」
「そうよ」

 レイラも、自信満々に答える。

「あたしたちは、家族だからね」
「家族...」

 セレスティアは、その言葉を噛み締めるように繰り返した。

「温かい言葉ですわね」
「ええ。私たちは、家族よ」

 シャルロットが、優しく微笑む。

 ミーナが、セレスティアの手を握った。

「わたしたち、ずっと一緒だよ!」
「ありがとう、ミーナ」

 セレスティアは、嬉しそうに微笑んだ。

 リリエルも、静かに言う。

「分からないことだらけだ。でも、みんなと一緒なら、乗り越えられる」
「ああ」

 俺は、六人を見回した。

 クレア、リリエル、ミーナ、シャルロット、レイラ、そしてセレスティア。

 六人のヒロインたち。それぞれが違う個性を持ち、それぞれが俺を支えてくれている。

「みんな、ありがとう」

 俺が言うと、六人が微笑んだ。

「礼を言われることじゃないわ」

 クレアが、優しく答える。

「私たちは、お前と共にいたいから、ここにいる」
「そうよ」

 レイラが、豪快に笑う。

「これからも、よろしくね。相棒」

 暖炉の炎が、揺れている。

 窓の外では、月が綺麗に輝いていた。

 六人の家族。

 新しい未来への第一歩が、今始まった。
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