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11.【一方勇者たちは(3)】
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「ぐぁっ! ケツに焼けるような痛みが……!」
シュウキは苦悶の表情を浮かべながらも、馬車でルドたちの追跡を続けていた。
現在は、キングマイルズ共和国内に入ったところだ。
それにしても、〝氷柱〟によりつけられた痛みであるにもかかわらず〝焼けるような痛み〟とは、皮肉なものだ。
ちなみに、ムネナオに続き、ハラトも姿を消している。
「チッ! あの野郎め! ケツの痛みくらいで! ちょっと地獄の痛苦で悶えるだけだろうが!」
「これ以上は無理。ムネナオの気持ちが分かった」とのことで、彼もまたオースバーグ王国の王都ロマノシリングの宿に置いてきた。
なお、相も変わらず金欠の彼らは、どれだけ尻が痛かろうが、ポーションで傷を治すことが出来ない。
「クソが! 今に見てやがれ! 吠え面かかせてやる!」
シュウキは、ルドに対して八つ当たりするつもりだった。
が、彼は知らなかった。尻の痛みは、ルドがシュウキの攻撃を時間差で跳ね返したためのものであることを。
※―※―※
「どうせあのクソガキたちは、代表者にでも会いにいくんだろうが、俺様はパスだ」
キングマイルズ共和国の都であるウォレアスに向かうルドたちを横目に、シュウキは、都には入らず、都を迂回するように延びている街道沿いにそのまま東へと向かう。
「ハッ! 知ってんだよこっちは! この先に聖剣があるってことをな! 聖剣を手に入れるのはクソガキなんかじゃなくて、この勇者さまだ!」
※―※―※
「アレだな」
街道の北側に小高い丘を見つけたシュウキは、馬車を停めた。
「いよいよこの俺様が、世界一の剣を手にする時が来たんだ!」
高揚感に包まれながら一歩ずつ進んでいくシュウキの肩を、誰かがチョンチョン、とつついた。
「あ? 誰だ――うわぁ! ……って、なんだ、猿か」
大きな猿だった。人間と同じくらいのサイズだ。
とっさに長剣を抜いて構えたシュウキに、猿は「ウキー!」と叫びながら逃げていく。
また少し歩いていくと。
「ん? またかよ!」
また肩をチョンチョンとつつかれたかと思うと、さっきの猿だった。
長剣で威嚇するとまた逃げていくのだが、懐かれでもしたのだろうか。
「猿に好かれても何も嬉しくねぇっつーの」
更に進んでいくと、また肩をチョンチョンとつつかれる。
「おい、いい加減怒るぞてめぇ?」
後ろを振り向かずに、シュウキは声だけで威嚇する。
チョンチョン
「温厚なこの俺様が怒らねぇうちに、失せろ」
チョンチョン
「あんましつこいと斬っちまうぞ?」
チョンチョン
「ああもう! ウゼーな! 望み通りぶった斬ってやるぜ!」
啖呵を切って振り返ったシュウキが目にしたのは。
「ゴオオオオオオオ!」
「うわああああああ!」
巨躯を誇る岩のモンスターであるゴーレムだった。
「ゴオオオオオオオ!」
「こんなのがいるなんて聞いてねぶごばっ!」
驚愕と恐怖で動けずにいたシュウキは、ゴーレムの拳でぶっ飛ばされた。
「クソが! 舐めんな! こちとらA級冒険者だ! 勇者さまだ! 魔法薬で膂力も魔力も増強されてんだぼぶっ!」
跳躍して長剣で頭部に斬り掛かるが、ゴーレムのアッパーで再び吹き飛ばされる。
「ほら、まだこうやって動けるのは、俺様が強くなったからだ! 食らえ! 『氷塊』! 『氷塊』!」
二連続で巨大な氷塊を飛ばすが。
「ゴオオオオオオオ!」
「……へ?」
ゴーレムが繰り出す左右の拳で、呆気なく破壊されてしまう。
「く、来るなあああ! 『氷塊』! 『氷塊』! アイスロ――ばぶごっ!」
またしても青空を見ながら弧を描くシュウキ。
このままではヤラれると焦燥感に駆られた彼は、戦略を変えた。
「『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』!」
〝戦うため〟ではなく、〝目くらまし〟のために、氷塊を放つ。
「魔力が尽きちまうが、やるしかねぇ! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』!」
頂上に繋がる道中が氷塊で埋め尽くされ、その間を擦り抜けて、シュウキは丘の頂上へと向かう。
「よっしゃ! 辿り着いた! ざまぁみやがれ、ゴーレム野郎! 俺様はてめぇなんかとは頭の出来が違うんだよ!」
意気揚々と、シュウキは祭壇に立った。
「これで聖剣は俺様のもんだ! 俺様は無敵になるんだ!」
が。
「って、ねぇじゃねぇかよおおおおおお!」
「ゴオオオオオオオ!」
「ぎゃああああああああ!」
ゴーレムの渾身の一撃により、シュウキはこの日一番高く飛んだ。
※―※―※
「クソが! あのゴーレム野郎目……」
何とか死なずに済んだシュウキは、現在ウォレアスから西に向かっている。
ルドたちがクラーケン退治のために東海岸へと向かい、戻ってきたのを確認して、また追跡しているのだ。
「それにしても、あんだけゴーレム野郎に殴られても死ななかったのは、〝勇者専用〟の〝膂力増強剤〟と〝魔力増強剤〟の副作用のおかげかもな」
各町で接触してくる黒ずくめの者によると、〝闇の商人〟は「儂の魔法薬は、どれも高品質じゃからのう」と、自信満々らしいし、そんな〝闇の商人〟から魔法薬を入手しているヴィンスは、「これらを飲み続けることで、貴様は格段に強くなることが出来るのだ」とのことだった。
「あの野郎の言葉を信じるのは癪だが、効果は出てる気はする。まぁ、あのクソ王子も〝闇の商人〟もそんなに自信満々なら、ゴーレム野郎に勝てるくらい強くさせろって話だがな。ケッ」
「まぁ、それはそうと、今日こそ死んでもらうぜ!」とシュウキは闇夜に目を凝らす。
遥か遠くに見えるは、ルドとマリアの馬車。
「ついさっき使えるようになったばかりのコイツでぶっ倒すぜ! 『爆発』!」
〝光り輝く魔力の塊〟が、高速で夜闇を切り裂く。
狙い違わず、そのまま夜空を飛翔したそれは、ルドとマリアの馬車へと、急降下していく。
「よしゃ! 行け! 死ねえええ!」
だが。
ザシュッ
「…………へ?」
一瞬だけ覚醒したマリアが立ち上がり跳躍、長剣で薙ぎ払うと、〝光り輝く魔力塊〟は真っ二つに斬られて、馬車の前後に落下して爆発、地面に穴を開けた。
マリアは着地すると、まるで何事も無かったかのように、また車輪にもたれ掛かり、眠りの世界へと落ちる。
「嘘だろ!? 今回は具体的な形すら持たない、〝魔力の塊〟だぞ!? なんで斬れるんだよ!?」
シュウキは知らなかったが、何度も大幅なレベルアップを経たマリアは、今やS級冒険者の中でも更に特別な、常軌を逸する実力を手に入れつつあった。
「クソッ! もう一回だ!」と、シュウキが両手を翳す。
「『爆発』!」
しかし。
「はああああ!?」
またもや、瞬時に覚醒したマリアによって迎撃されてしまった。
「……今回は止めだ」
シュウキは、その夜の襲撃を諦めた。
※―※―※
翌日の朝。
「あのクソアマ、バケモンだな。どうやって殺したもんか……」
馬車から出て来て、川で四つん這いになり、顔を洗っているシュウキ。
そこに、ルドが〝お祈り〟によって〝元に戻した〟〝光り輝く魔力塊〟が二個、飛んできて。
その内の一つが、まず地面に着弾、爆発して、巨大な岩が上空に舞い上がると、二つ目の爆発魔法がそこにぶつかって爆発、岩を粉々にして、長細い欠片が一本、斜め下へと飛んで。
グサッ
「ぎゃあああああああああああああああ!」
彼の尻の穴に突き刺さった。
シュウキは苦悶の表情を浮かべながらも、馬車でルドたちの追跡を続けていた。
現在は、キングマイルズ共和国内に入ったところだ。
それにしても、〝氷柱〟によりつけられた痛みであるにもかかわらず〝焼けるような痛み〟とは、皮肉なものだ。
ちなみに、ムネナオに続き、ハラトも姿を消している。
「チッ! あの野郎め! ケツの痛みくらいで! ちょっと地獄の痛苦で悶えるだけだろうが!」
「これ以上は無理。ムネナオの気持ちが分かった」とのことで、彼もまたオースバーグ王国の王都ロマノシリングの宿に置いてきた。
なお、相も変わらず金欠の彼らは、どれだけ尻が痛かろうが、ポーションで傷を治すことが出来ない。
「クソが! 今に見てやがれ! 吠え面かかせてやる!」
シュウキは、ルドに対して八つ当たりするつもりだった。
が、彼は知らなかった。尻の痛みは、ルドがシュウキの攻撃を時間差で跳ね返したためのものであることを。
※―※―※
「どうせあのクソガキたちは、代表者にでも会いにいくんだろうが、俺様はパスだ」
キングマイルズ共和国の都であるウォレアスに向かうルドたちを横目に、シュウキは、都には入らず、都を迂回するように延びている街道沿いにそのまま東へと向かう。
「ハッ! 知ってんだよこっちは! この先に聖剣があるってことをな! 聖剣を手に入れるのはクソガキなんかじゃなくて、この勇者さまだ!」
※―※―※
「アレだな」
街道の北側に小高い丘を見つけたシュウキは、馬車を停めた。
「いよいよこの俺様が、世界一の剣を手にする時が来たんだ!」
高揚感に包まれながら一歩ずつ進んでいくシュウキの肩を、誰かがチョンチョン、とつついた。
「あ? 誰だ――うわぁ! ……って、なんだ、猿か」
大きな猿だった。人間と同じくらいのサイズだ。
とっさに長剣を抜いて構えたシュウキに、猿は「ウキー!」と叫びながら逃げていく。
また少し歩いていくと。
「ん? またかよ!」
また肩をチョンチョンとつつかれたかと思うと、さっきの猿だった。
長剣で威嚇するとまた逃げていくのだが、懐かれでもしたのだろうか。
「猿に好かれても何も嬉しくねぇっつーの」
更に進んでいくと、また肩をチョンチョンとつつかれる。
「おい、いい加減怒るぞてめぇ?」
後ろを振り向かずに、シュウキは声だけで威嚇する。
チョンチョン
「温厚なこの俺様が怒らねぇうちに、失せろ」
チョンチョン
「あんましつこいと斬っちまうぞ?」
チョンチョン
「ああもう! ウゼーな! 望み通りぶった斬ってやるぜ!」
啖呵を切って振り返ったシュウキが目にしたのは。
「ゴオオオオオオオ!」
「うわああああああ!」
巨躯を誇る岩のモンスターであるゴーレムだった。
「ゴオオオオオオオ!」
「こんなのがいるなんて聞いてねぶごばっ!」
驚愕と恐怖で動けずにいたシュウキは、ゴーレムの拳でぶっ飛ばされた。
「クソが! 舐めんな! こちとらA級冒険者だ! 勇者さまだ! 魔法薬で膂力も魔力も増強されてんだぼぶっ!」
跳躍して長剣で頭部に斬り掛かるが、ゴーレムのアッパーで再び吹き飛ばされる。
「ほら、まだこうやって動けるのは、俺様が強くなったからだ! 食らえ! 『氷塊』! 『氷塊』!」
二連続で巨大な氷塊を飛ばすが。
「ゴオオオオオオオ!」
「……へ?」
ゴーレムが繰り出す左右の拳で、呆気なく破壊されてしまう。
「く、来るなあああ! 『氷塊』! 『氷塊』! アイスロ――ばぶごっ!」
またしても青空を見ながら弧を描くシュウキ。
このままではヤラれると焦燥感に駆られた彼は、戦略を変えた。
「『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』!」
〝戦うため〟ではなく、〝目くらまし〟のために、氷塊を放つ。
「魔力が尽きちまうが、やるしかねぇ! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』! 『氷塊』!」
頂上に繋がる道中が氷塊で埋め尽くされ、その間を擦り抜けて、シュウキは丘の頂上へと向かう。
「よっしゃ! 辿り着いた! ざまぁみやがれ、ゴーレム野郎! 俺様はてめぇなんかとは頭の出来が違うんだよ!」
意気揚々と、シュウキは祭壇に立った。
「これで聖剣は俺様のもんだ! 俺様は無敵になるんだ!」
が。
「って、ねぇじゃねぇかよおおおおおお!」
「ゴオオオオオオオ!」
「ぎゃああああああああ!」
ゴーレムの渾身の一撃により、シュウキはこの日一番高く飛んだ。
※―※―※
「クソが! あのゴーレム野郎目……」
何とか死なずに済んだシュウキは、現在ウォレアスから西に向かっている。
ルドたちがクラーケン退治のために東海岸へと向かい、戻ってきたのを確認して、また追跡しているのだ。
「それにしても、あんだけゴーレム野郎に殴られても死ななかったのは、〝勇者専用〟の〝膂力増強剤〟と〝魔力増強剤〟の副作用のおかげかもな」
各町で接触してくる黒ずくめの者によると、〝闇の商人〟は「儂の魔法薬は、どれも高品質じゃからのう」と、自信満々らしいし、そんな〝闇の商人〟から魔法薬を入手しているヴィンスは、「これらを飲み続けることで、貴様は格段に強くなることが出来るのだ」とのことだった。
「あの野郎の言葉を信じるのは癪だが、効果は出てる気はする。まぁ、あのクソ王子も〝闇の商人〟もそんなに自信満々なら、ゴーレム野郎に勝てるくらい強くさせろって話だがな。ケッ」
「まぁ、それはそうと、今日こそ死んでもらうぜ!」とシュウキは闇夜に目を凝らす。
遥か遠くに見えるは、ルドとマリアの馬車。
「ついさっき使えるようになったばかりのコイツでぶっ倒すぜ! 『爆発』!」
〝光り輝く魔力の塊〟が、高速で夜闇を切り裂く。
狙い違わず、そのまま夜空を飛翔したそれは、ルドとマリアの馬車へと、急降下していく。
「よしゃ! 行け! 死ねえええ!」
だが。
ザシュッ
「…………へ?」
一瞬だけ覚醒したマリアが立ち上がり跳躍、長剣で薙ぎ払うと、〝光り輝く魔力塊〟は真っ二つに斬られて、馬車の前後に落下して爆発、地面に穴を開けた。
マリアは着地すると、まるで何事も無かったかのように、また車輪にもたれ掛かり、眠りの世界へと落ちる。
「嘘だろ!? 今回は具体的な形すら持たない、〝魔力の塊〟だぞ!? なんで斬れるんだよ!?」
シュウキは知らなかったが、何度も大幅なレベルアップを経たマリアは、今やS級冒険者の中でも更に特別な、常軌を逸する実力を手に入れつつあった。
「クソッ! もう一回だ!」と、シュウキが両手を翳す。
「『爆発』!」
しかし。
「はああああ!?」
またもや、瞬時に覚醒したマリアによって迎撃されてしまった。
「……今回は止めだ」
シュウキは、その夜の襲撃を諦めた。
※―※―※
翌日の朝。
「あのクソアマ、バケモンだな。どうやって殺したもんか……」
馬車から出て来て、川で四つん這いになり、顔を洗っているシュウキ。
そこに、ルドが〝お祈り〟によって〝元に戻した〟〝光り輝く魔力塊〟が二個、飛んできて。
その内の一つが、まず地面に着弾、爆発して、巨大な岩が上空に舞い上がると、二つ目の爆発魔法がそこにぶつかって爆発、岩を粉々にして、長細い欠片が一本、斜め下へと飛んで。
グサッ
「ぎゃあああああああああああああああ!」
彼の尻の穴に突き刺さった。
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