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14.【一方勇者たちは(4)】
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「ごぁっ! 何でこんな何回も同じところに食らわなきゃいけねぇんだよ!」
ケツをそっと擦りながらシュウキが愚痴る。
「って、また誰かの気配を感じるな……いやまぁ、気のせいか。俺様を二重尾行したところで、誰が得するんだって話だしな」
相変わらずルドたちを尾行し続けている彼は、〝エルフ・ドワーフ連合国〟にあるエルフの森を、エルフたちの集落を避けながら抜けて、ドワーフたちが暮らす鉱山へと辿り着いた。
ちなみに、馬車が通れるような広い道は無かったので、ぜぇぜぇ言いながら、走って踏破した。
「ケッ! 流石に四天王最強と千匹のモンスター軍団相手じゃ、あのクソガキたちも分が悪いだろう。とっとと死んでくれれば儲けもんだぜ!」
ルドとマリアがエルフたちを守ろうと必死に戦っているのを尻目に、シュウキはあることを企んでいた。
「もう金欠が限界なんだよ!」
〝ケツ〟の痛みも確かに地獄だ。だが、〝金欠〟の影響はそれ以上に大きい。
二十四時間絶え間なく痛む尻は十分心身を蝕むが、〝金欠〟で飢えたならば、生きていけず、苛まれる肉体さえも失ってしまう。
そこで目を付けたのが、鉱山だ。
ドワーフたちは目利きであり、発掘のプロ。手先が器用で工芸もお手の物だ。
そんなドワーフが仕事場とし、居住している鉱山であれば、価値のある鉱物が発掘されているのは必然であり、ミスリルやオリハルコンといった宝の山であることは間違いなかった。
「元々エルフとドワーフは仲が悪い。連合国になったところで、助け合いとは程遠い関係みたいだしな。加えて、今現在、エルフは四天王最強とモンスター軍勢の襲撃を受けている。何かあってもドワーフを助けにくるような余裕はない。この機を逃す手はねぇ! 今がチャンスだ! まぁ、出来るだけドワーフどもにも見つからずにやり遂げるつもりではあるがな」
シュウキはほくそ笑みながら、鉱山へと近付いて行った。
「……なんか変な鉱山だな。元々こんな感じなのか?」
巨大な山には、大きな窪みが二つある。
一つは目のように見え、もう一つは口のように見える。
「いや、そんなはずはないだろ。鉱山だぞ? 鉱山に目と口があってたまるか!」
更には、「グオオオオオオオオオオオオ」という雄叫びのようなものも口の部分から聞こえてくるが。
「いや、それも声じゃなくて、ただの風だろう。狭いところとかを風が通り抜けると、変な音が聞こえたりするもんだ」
「だから大丈夫だ」と、自分にそう言い聞かせたシュウキは、〝口の部分〟から鉱山の中へと入っていく。
「鉱石を加工して作った武器や防具は流石に厳重に保管してあるだろうから、リスクが高い。だから、狙いは鉱石だ。それも、採ったばかりのやつを一時的に保管する台車や倉庫だな」
シュウキは、「それにしても、見張りがいねぇのは妙だな。まぁ、楽で良いが。さっさと貴重な鉱物かっぱらって、ずらかるか!」と言いながら進んでいく。
だが、彼が見た光景は、予想外のものだった。
「なんだこりゃ!? ぐちゃぐちゃじゃねぇか!」
少し進んだ先は、通路が無くなっていた。
「事故か? いや、これは……」
事故ならば、天井や壁が落盤する。つまり、基本的には上から下に何かが落ちる。
しかし、今シュウキが目にしているのは、天井・左右の壁という三方向に、地面も加えて四方向から同時に迫ってきて、無理矢理空間を閉ざしたような光景だった。
「もしこれでドワーフどもが動けなくなってるとかなら、それ自体はラッキーだが、俺自身もお宝のある場所まで行けないんじゃ、意味ねぇじゃねぇか!」
しかも、天井・壁・地面は、ただ真っ直ぐに動いたのではなく、螺旋を描くように、歪に曲がっており、ただの事故とは思えない。まるで〝この山そのもの〟が〝生きている〟かのように見える。
「グオオオオオオオオオオオオ」
「!」
その時、先程の咆哮のような音がまた聞こえたかと思うと。
ゴゴゴゴゴ
「おわっ!」
突如地面が蠢き、まるで舌のような動きを見せてシュウキを入口まで運んで。
「ペッ」
「うわああああああ! ぶべごっ!」
〝口〟により吐かれたシュウキは、綺麗な放物線を描きながら落下した。
「クソが! ふざけんじゃねぇよおおおおお!」
※―※―※
「ちくしょう! 何なんだよ一体!?」
魔法薬の副作用のおかげか、最近かなり身体が丈夫になったシュウキは、思い切り地面に叩き付けられながらも、無事だった。
ポーションを買う余裕など無いので、動けなくなるような怪我を負うことだけは避けなければならない。
「結局、金欠生活続行じゃねぇかよ!」
停めておいた馬車に戻った彼は、再びルドとマリアを追跡していた。
「もうそろそろ死んでもらわねぇと、金がなくて飯も買えねぇんだよ! クソガキどもが!」
シュウキは、闇夜の中目を凝らし、遥か遠くに見える標的に向かって口汚く罵る。
「こうなったら、この勇者さまの特別フルコースで仕留めてやる! 『ファイア』! 『サンダー』! 『爆発』! 『爆発』!」
紅蓮の炎と雷撃、それに〝光り輝く魔力の塊〟二つが、猛スピードで夜空を飛翔。
ターゲットに死を届けんとする四つの魔法は、狙い通り、ルドとマリアの馬車へと飛んでいく。
「今日こそは! 行け! 殺せえええ!」
が。
ザシュザシュザシュザシュ
「…………へ?」
マリアが一瞬だけ覚醒、立ち上がり跳躍して長剣を素早く振るうと、四つの魔法は全て一刀両断されて、馬車の近くに落下、地面を焼き、巨大な穴を開け、また穴を開けながら焼いた。
着地したマリアは、あたかも何事も無かったかのように、また車輪にもたれ掛かり、寝息を立て始める。
「はああああ!? 俺様の四連続魔法を、いとも容易く……!?」
項垂れたシュウキは、その声から覇気が消えた。
「……今回は止めだ」
シュウキは、その夜の襲撃を諦めた。
※―※―※
翌日の朝。
「あのクソアマ、マジで何なんだ!? 何をどうすりゃ死ぬんだよアイツは……?」
馬車から出て来て、川で四つん這いになり、顔を洗うシュウキ。
そこに、ルドが〝お祈り〟によって〝元に戻した〟炎・雷撃・そして二個の〝光り輝く魔力の塊〟が飛んできて。
〝光り輝く魔力の塊〟の内の一つが、まず地面に着弾、爆発して、巨大な岩が上空に舞い上がると、二つ目の爆発魔法がそこにぶつかって爆発、岩を粉々にして、長細い欠片が一本、斜め下へと飛ぶと同時に、ぶつかってきた炎と雷撃を纏い、〝魔法剣〟ならぬ〝魔法岩剣〟のような見た目となって。
グサッ
「「「ぎゃあああああああああああああああ!」」」
彼の尻の穴に突き刺さり、炎で焼き、雷撃で焦がした。
「って、あれ? 今、俺様以外の悲鳴も聞こえたような……?」
違和感を感じたシュウキが、上着を脱いで、上半身裸になると。
「なんだ、そんなところにいたのか、お前ら。今までずっとサボりやがって」
〝ハラトの顔〟がシュウキの〝腹〟に、〝ムネナオの顔〟が〝胸〟に埋め込まれていた。
「そうか、てめぇらの身体ごと、その力も〝吸収〟したから、俺様は強くなったんだな」
ようやく納得がいった、という様子のシュウキに、どこかからまた別の声が聞こえる。
「貴様、勇者として最強になりたいんだろ? ならば願いを叶えてやろう」
「ククク。儂の魔法薬に感謝することじゃ。お主はこれで人間を遥かに超越した戦闘能力を手に入れることが出来るのじゃから。まぁ、見た目も人間からは掛け離れてしまうが、そこは御愛嬌じゃ」
「てめぇら、何を言って――」というシュウキの言葉は、途中で遮られる。
「がはっ! ごぼっ! ぐはっ!」
自身の嘔吐によって。
大量の体液を撒き散らしながら、シュウキはぼんやりと考える。
あれ? 俺様って、脚が無かったっけ?
なんか、腹から下がやたら長くなった気がする。
うねってる、っていうか、蜷局巻いてるし。
それに、鱗なんかあったっけ?
舌も長くなってるし、二股に分かれてるし。
「……一体……何が……起……き……て…………」
そこで、シュウキの意識は途切れた。
ケツをそっと擦りながらシュウキが愚痴る。
「って、また誰かの気配を感じるな……いやまぁ、気のせいか。俺様を二重尾行したところで、誰が得するんだって話だしな」
相変わらずルドたちを尾行し続けている彼は、〝エルフ・ドワーフ連合国〟にあるエルフの森を、エルフたちの集落を避けながら抜けて、ドワーフたちが暮らす鉱山へと辿り着いた。
ちなみに、馬車が通れるような広い道は無かったので、ぜぇぜぇ言いながら、走って踏破した。
「ケッ! 流石に四天王最強と千匹のモンスター軍団相手じゃ、あのクソガキたちも分が悪いだろう。とっとと死んでくれれば儲けもんだぜ!」
ルドとマリアがエルフたちを守ろうと必死に戦っているのを尻目に、シュウキはあることを企んでいた。
「もう金欠が限界なんだよ!」
〝ケツ〟の痛みも確かに地獄だ。だが、〝金欠〟の影響はそれ以上に大きい。
二十四時間絶え間なく痛む尻は十分心身を蝕むが、〝金欠〟で飢えたならば、生きていけず、苛まれる肉体さえも失ってしまう。
そこで目を付けたのが、鉱山だ。
ドワーフたちは目利きであり、発掘のプロ。手先が器用で工芸もお手の物だ。
そんなドワーフが仕事場とし、居住している鉱山であれば、価値のある鉱物が発掘されているのは必然であり、ミスリルやオリハルコンといった宝の山であることは間違いなかった。
「元々エルフとドワーフは仲が悪い。連合国になったところで、助け合いとは程遠い関係みたいだしな。加えて、今現在、エルフは四天王最強とモンスター軍勢の襲撃を受けている。何かあってもドワーフを助けにくるような余裕はない。この機を逃す手はねぇ! 今がチャンスだ! まぁ、出来るだけドワーフどもにも見つからずにやり遂げるつもりではあるがな」
シュウキはほくそ笑みながら、鉱山へと近付いて行った。
「……なんか変な鉱山だな。元々こんな感じなのか?」
巨大な山には、大きな窪みが二つある。
一つは目のように見え、もう一つは口のように見える。
「いや、そんなはずはないだろ。鉱山だぞ? 鉱山に目と口があってたまるか!」
更には、「グオオオオオオオオオオオオ」という雄叫びのようなものも口の部分から聞こえてくるが。
「いや、それも声じゃなくて、ただの風だろう。狭いところとかを風が通り抜けると、変な音が聞こえたりするもんだ」
「だから大丈夫だ」と、自分にそう言い聞かせたシュウキは、〝口の部分〟から鉱山の中へと入っていく。
「鉱石を加工して作った武器や防具は流石に厳重に保管してあるだろうから、リスクが高い。だから、狙いは鉱石だ。それも、採ったばかりのやつを一時的に保管する台車や倉庫だな」
シュウキは、「それにしても、見張りがいねぇのは妙だな。まぁ、楽で良いが。さっさと貴重な鉱物かっぱらって、ずらかるか!」と言いながら進んでいく。
だが、彼が見た光景は、予想外のものだった。
「なんだこりゃ!? ぐちゃぐちゃじゃねぇか!」
少し進んだ先は、通路が無くなっていた。
「事故か? いや、これは……」
事故ならば、天井や壁が落盤する。つまり、基本的には上から下に何かが落ちる。
しかし、今シュウキが目にしているのは、天井・左右の壁という三方向に、地面も加えて四方向から同時に迫ってきて、無理矢理空間を閉ざしたような光景だった。
「もしこれでドワーフどもが動けなくなってるとかなら、それ自体はラッキーだが、俺自身もお宝のある場所まで行けないんじゃ、意味ねぇじゃねぇか!」
しかも、天井・壁・地面は、ただ真っ直ぐに動いたのではなく、螺旋を描くように、歪に曲がっており、ただの事故とは思えない。まるで〝この山そのもの〟が〝生きている〟かのように見える。
「グオオオオオオオオオオオオ」
「!」
その時、先程の咆哮のような音がまた聞こえたかと思うと。
ゴゴゴゴゴ
「おわっ!」
突如地面が蠢き、まるで舌のような動きを見せてシュウキを入口まで運んで。
「ペッ」
「うわああああああ! ぶべごっ!」
〝口〟により吐かれたシュウキは、綺麗な放物線を描きながら落下した。
「クソが! ふざけんじゃねぇよおおおおお!」
※―※―※
「ちくしょう! 何なんだよ一体!?」
魔法薬の副作用のおかげか、最近かなり身体が丈夫になったシュウキは、思い切り地面に叩き付けられながらも、無事だった。
ポーションを買う余裕など無いので、動けなくなるような怪我を負うことだけは避けなければならない。
「結局、金欠生活続行じゃねぇかよ!」
停めておいた馬車に戻った彼は、再びルドとマリアを追跡していた。
「もうそろそろ死んでもらわねぇと、金がなくて飯も買えねぇんだよ! クソガキどもが!」
シュウキは、闇夜の中目を凝らし、遥か遠くに見える標的に向かって口汚く罵る。
「こうなったら、この勇者さまの特別フルコースで仕留めてやる! 『ファイア』! 『サンダー』! 『爆発』! 『爆発』!」
紅蓮の炎と雷撃、それに〝光り輝く魔力の塊〟二つが、猛スピードで夜空を飛翔。
ターゲットに死を届けんとする四つの魔法は、狙い通り、ルドとマリアの馬車へと飛んでいく。
「今日こそは! 行け! 殺せえええ!」
が。
ザシュザシュザシュザシュ
「…………へ?」
マリアが一瞬だけ覚醒、立ち上がり跳躍して長剣を素早く振るうと、四つの魔法は全て一刀両断されて、馬車の近くに落下、地面を焼き、巨大な穴を開け、また穴を開けながら焼いた。
着地したマリアは、あたかも何事も無かったかのように、また車輪にもたれ掛かり、寝息を立て始める。
「はああああ!? 俺様の四連続魔法を、いとも容易く……!?」
項垂れたシュウキは、その声から覇気が消えた。
「……今回は止めだ」
シュウキは、その夜の襲撃を諦めた。
※―※―※
翌日の朝。
「あのクソアマ、マジで何なんだ!? 何をどうすりゃ死ぬんだよアイツは……?」
馬車から出て来て、川で四つん這いになり、顔を洗うシュウキ。
そこに、ルドが〝お祈り〟によって〝元に戻した〟炎・雷撃・そして二個の〝光り輝く魔力の塊〟が飛んできて。
〝光り輝く魔力の塊〟の内の一つが、まず地面に着弾、爆発して、巨大な岩が上空に舞い上がると、二つ目の爆発魔法がそこにぶつかって爆発、岩を粉々にして、長細い欠片が一本、斜め下へと飛ぶと同時に、ぶつかってきた炎と雷撃を纏い、〝魔法剣〟ならぬ〝魔法岩剣〟のような見た目となって。
グサッ
「「「ぎゃあああああああああああああああ!」」」
彼の尻の穴に突き刺さり、炎で焼き、雷撃で焦がした。
「って、あれ? 今、俺様以外の悲鳴も聞こえたような……?」
違和感を感じたシュウキが、上着を脱いで、上半身裸になると。
「なんだ、そんなところにいたのか、お前ら。今までずっとサボりやがって」
〝ハラトの顔〟がシュウキの〝腹〟に、〝ムネナオの顔〟が〝胸〟に埋め込まれていた。
「そうか、てめぇらの身体ごと、その力も〝吸収〟したから、俺様は強くなったんだな」
ようやく納得がいった、という様子のシュウキに、どこかからまた別の声が聞こえる。
「貴様、勇者として最強になりたいんだろ? ならば願いを叶えてやろう」
「ククク。儂の魔法薬に感謝することじゃ。お主はこれで人間を遥かに超越した戦闘能力を手に入れることが出来るのじゃから。まぁ、見た目も人間からは掛け離れてしまうが、そこは御愛嬌じゃ」
「てめぇら、何を言って――」というシュウキの言葉は、途中で遮られる。
「がはっ! ごぼっ! ぐはっ!」
自身の嘔吐によって。
大量の体液を撒き散らしながら、シュウキはぼんやりと考える。
あれ? 俺様って、脚が無かったっけ?
なんか、腹から下がやたら長くなった気がする。
うねってる、っていうか、蜷局巻いてるし。
それに、鱗なんかあったっけ?
舌も長くなってるし、二股に分かれてるし。
「……一体……何が……起……き……て…………」
そこで、シュウキの意識は途切れた。
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