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第二章 【学園編】
18.本性
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「サミュラ・グレニチェ侯爵令嬢、いい加減止めてもらえませんか?そんなに私が嫌いですか?毎日毎日靴に画鋲が入ってるし、この前なんか私を押してくるから危うく窓から落ちそうになったんですよ。あの日から私背後が怖くて怖くて………もう耐えきれないんです………。」
何この人!?知らないんですけど!?
しかも言われた内容が全く知らない内容で………人違いされてるのかしら?
……でも私の名前をはっきりといってたけれど、ますます意味がわからない。
「えーっ…………と、誰でしょうか?私はそんなことはしていないのですが?」
「フラン・ムシュリ子爵の娘です。私知ってるんですよ。子爵なのにミゥレンド様と仲が良いから嫌がらせしてるんでしょう?」
私を睨みながら言ってくるけど、今まで話したこともない人に訳がわからず………というかミゥレンド様と仲いい人なんだ。
なるほど~私がまだ婚約者だから嫌ってことね。
「言われたことには心当たりがないですが、ミゥレンド様と名前呼びできるほどの関係と言うことですね。」
私が言うはずの言葉を隣のライラがムシュリ子爵令嬢を睨みながら言ってくれた。
ライラ天使!!好き!!
「ふふふ。あらご存じではなかったんですね。私はミゥレンド様から毎日手紙を貰ってたの。とても想い溢れた内容だったわ。あなたみたいなシラを切る嘘つき令嬢はもうすぐ婚約破棄されるわ。」
手紙ね……この前ミゥレンド様が話してくれたことと関係があるのかな?
この人めちゃくちゃ上から目線ね。
私はともかく私の天使ライラにまで訳もわからず偉そうなのは許せない。
「ライラを悪く言わないでください。あなたがミゥレンド様と想いあっていて私と婚約破棄す「るとでもいいたいの?」
後ろから抱き締められたと同時に低い声が私の頭の上から聞こえてきた。
「ミゥレンド様…皆様が見てますわ。離れた方が……それに目の前のムシュリ子爵令嬢がすごく睨んでますが…。」
離さないと言わんばかりに更に強く抱き締められて、登園してくる皆さんの注目のまとになってしまってる。
「婚約破棄もしなければムシュリ嬢に名前呼びを許した覚えもない。手紙の件は重罪だ。プロトとムシュリ嬢には後で責任は取ってもらう。」
怒りを露にしながらムシュリ子爵令嬢にいうミゥレンド様に顔を真っ青にして泣きながら「あなたは婚約破棄して私のことを好きになって結婚するのよ!!」と醜態をさらけ出していた。
何この人!?知らないんですけど!?
しかも言われた内容が全く知らない内容で………人違いされてるのかしら?
……でも私の名前をはっきりといってたけれど、ますます意味がわからない。
「えーっ…………と、誰でしょうか?私はそんなことはしていないのですが?」
「フラン・ムシュリ子爵の娘です。私知ってるんですよ。子爵なのにミゥレンド様と仲が良いから嫌がらせしてるんでしょう?」
私を睨みながら言ってくるけど、今まで話したこともない人に訳がわからず………というかミゥレンド様と仲いい人なんだ。
なるほど~私がまだ婚約者だから嫌ってことね。
「言われたことには心当たりがないですが、ミゥレンド様と名前呼びできるほどの関係と言うことですね。」
私が言うはずの言葉を隣のライラがムシュリ子爵令嬢を睨みながら言ってくれた。
ライラ天使!!好き!!
「ふふふ。あらご存じではなかったんですね。私はミゥレンド様から毎日手紙を貰ってたの。とても想い溢れた内容だったわ。あなたみたいなシラを切る嘘つき令嬢はもうすぐ婚約破棄されるわ。」
手紙ね……この前ミゥレンド様が話してくれたことと関係があるのかな?
この人めちゃくちゃ上から目線ね。
私はともかく私の天使ライラにまで訳もわからず偉そうなのは許せない。
「ライラを悪く言わないでください。あなたがミゥレンド様と想いあっていて私と婚約破棄す「るとでもいいたいの?」
後ろから抱き締められたと同時に低い声が私の頭の上から聞こえてきた。
「ミゥレンド様…皆様が見てますわ。離れた方が……それに目の前のムシュリ子爵令嬢がすごく睨んでますが…。」
離さないと言わんばかりに更に強く抱き締められて、登園してくる皆さんの注目のまとになってしまってる。
「婚約破棄もしなければムシュリ嬢に名前呼びを許した覚えもない。手紙の件は重罪だ。プロトとムシュリ嬢には後で責任は取ってもらう。」
怒りを露にしながらムシュリ子爵令嬢にいうミゥレンド様に顔を真っ青にして泣きながら「あなたは婚約破棄して私のことを好きになって結婚するのよ!!」と醜態をさらけ出していた。
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