【完結&番外編追加】変態第三王子は初恋を実らせる

MAYY

文字の大きさ
2 / 12

2.見た時から

しおりを挟む
なんて可愛らしい子だ。
俺より2つくらい下くらいだろうか?

サラサラストーンの綺麗な金髪の髪。
くるりと大きな瞳。
この子は天使か?

いや、母上王妃主催で王宮のお茶会に来てるんだから貴族令嬢だな。
あっ、挨拶にくるぞ。

「王妃様、ご招待誠にありがとうございます。この度初めて娘を連れてきましたの。」

「王妃しゃま、初めまちて。サティア・バーレンともうちます。」

「あら、可愛いこと。溺愛の娘をなかなか見せてくれないんだもの。ようやく連れてきてくれたのね。サティア嬢私こそよろしくね。私の息子達紹介するわ。」

第一王子と第二王子の兄上達が終わり俺の番がきた。

「第三王子のライトだよ。サティア嬢に会えて嬉しいよ。」

サティアの目の前で跪いてまだぷにぷにしている手にチュッとキスをした。
驚いた表情に真っ赤になっていく顔も可愛いなぁ。
もっと見ていたいな……手を離したくないがそうもいかない。

「なになに?ライトがあんな風にするなんて初めて見たぞ。」
「お前、普段は令嬢達を近づけないくせに……気に入ったのか?」

兄上達がにやにやしながら見てくるから

「そうです。サティア・バーレン公爵令嬢は俺のなので手を出さないでくださいね。でないと何をするかわかりませんよ、。」

にっこり微笑みながら実の兄達を牽制する。
兄上達は俺が執着すると大変なことを知っているからか顔をひきつりながら頷いていた。

「あらあらあら、ライトったら相当気に入ったのねサティア嬢のこと。」

これで兄上達を牽制できたとしてこれからやることが出来たな。




ん?
サティア嬢は一人で何処に行こうとしてるんだ?
危ないじゃないか。
あんなに可愛いんだ。
令嬢だけじゃなくここには令息も来ているし目をつけられたら俺が黙ってられない。

「サティア嬢?何処かに行きたいのか?」

人気のない所まできてようやく話しかけてみたが、俺が来ていることに気づかなかったのかビクッと振り返ったサティア嬢がとても可愛かった。
いや、なにしても可愛いんだが。

「あっ、ライト王子しゃま。すみましぇん、退屈でぬけだしちゃいまちた。」

抜け出したこと怒らないのにこんなにビクビクして可愛いなぁ。

「サティア嬢は何歳?」

「よんしゃいになりまちた。」

自慢げに言うサティアが可愛くて……可愛くて食べてしまいたいな。
2つ下か……いいな。

「俺の事どう思う?」

「らっライト王子しゃまは絵本の王子しゃまみたいに素敵なかたでしゅ。」

うーん、あんなキラキラな王子様ではないが、サティア嬢にそう思ってもらえてるならいいな。

抱き抱えてぷにぷにした小さな身体をギュッと抱き締めるとサティア嬢の顔は真っ赤になり瞳をキラキラさせて

「ライト王子しゃまは銀色の髪が光って赤い瞳はとっても綺麗。素敵でしゅ。」

俺の髪を触りながら微笑んで言うサティア嬢が可愛くてたまらない。
ああ、なんて可愛いことを言うんだ。
俺の事をだなんてサティア嬢くらいだ。
いや、サティア嬢だけになら素敵な王子様になれるな。

俺だけの物だとキスしたいな。
……まだ駄目だ。怯えさせると今後に支障がでる。

「俺がサティア嬢の王子様になってあげる。」

「ほんとにぃ?うれしいでしゅ。サティアの王子しゃま素敵だぁ。」

俺の首に短い腕を回してきて頬にチュッと不意打ちのキスで不覚にも俺の顔が真っ赤だ。

「サティアの王子しゃまになってくれてありがとぉ。」

お礼のキスらしいが誰にでもしてるのか?
考えただけで煮えくり返りそうだ。

「いいか?キスはもうサティア嬢の王子様である俺にしかしてはいけないよ。」

「わかりまちた。」

笑顔で返事をするのが可愛すぎて俺はついサティア嬢の頬を舐める。
意味がわかってないのかにへらと笑ったサティア嬢を見て、今後は影をつけるべきか真剣に悩んだ。


美味しい。
サティア嬢の全身を舐め回したい衝動に駆られ、押さえるのに必死だった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵令嬢のひとりごと

鬼ヶ咲あちたん
ファンタジー
城下町へ視察にいった王太子シメオンは、食堂の看板娘コレットがひたむきに働く姿に目を奪われる。それ以来、事あるごとに婚約者である公爵令嬢ロザリーを貶すようになった。「君はもっとコレットを見習ったほうがいい」そんな日々にうんざりしたロザリーのひとりごと。

世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない

二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。 ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。 当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。 だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。 ――君の××××、触らせてもらえないだろうか?

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎ ギルドで働くおっとり回復役リィナは、 自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。 ……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!? 「転ばないで」 「可愛いって言うのは僕の役目」 「固定回復役だから。僕の」 優しいのに過保護。 仲間のはずなのに距離が近い。 しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。 鈍感で頑張り屋なリィナと、 策を捨てるほど恋に負けていくカイの、 コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕! 「遅いままでいい――置いていかないから。」

『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』

放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。 「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」 身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。 冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。 「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」 得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。 これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる

若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ! 数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。 跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。 両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。 ――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう! エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。 彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。 ――結婚の約束、しただろう? 昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。 (わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?) 記憶がない。記憶にない。 姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない! 都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。 若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。 後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。 (そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?) ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。 エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。 だから。 この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し? 弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに? ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

処理中です...