28 / 32
27 王女の恋
しおりを挟む
またしても、お一人で空回りなさっているゼンディール様に助け舟を出したのはパティ様でした。
「殿方のご意見が聞きたかったのですわ。ゼンディール様も相談にのっていただけますか?」
ゼンディール様が上を向かれて目をしばたかせております。そして、わたくしに確認の視線を送ってまいりました。わたくしはクララ様を意識した笑顔で、大きく頷きました。ゼンディール様はパァっと顔を明るくされ、わたくしの隣に走って(本当は走っていませんが、まるでそう見えたのでございますわ)まいりました。別の執事が急いで椅子を引きました。
こういうのを『ワンコのしっぽが見えた』というそうですわ。なるほど、『はるかの知識』は想像力が素晴らしいですわね。
一旦、相談事は置いておき、食事を済ませることになりました。後ほど、ゼンディール様からのお土産のケーキとともにご相談会をいたします。
ゼンディール様は、新年の王城での舞踏会にわたくしを連れて行ってくださるそうです。
「パティ嬢も行きましょうね。エスコート役ならいくらでも手配します!ドレスは発注したのですが、既成のものに工夫するくらいの時間しかなくて、申し訳ない」
ゼンディール様がションボリなさります。が、ドレスの発注??いつの間に?
「先日、コレット様のメイド殿とパティ様のメイド殿とともに、仕立て屋へ行ってまいりました。お二人は学園にいらっしゃっておりましたので」
執事のジルドが説明してくれましたが、ここで、わたくしとパティ様に顔を近づかせ、声を小さくします。
「本当は、当日までご内密なプレゼントだったはずなのですが、本当にゼディ様は、お身内には『秘密』ができないもので」
「「プッ!」」
4つも年上の殿方なのに、あまりに可愛らしくて、わたくしもパティ様も笑ってしまいました。
「ジルド!余計なこと言うなっ!」
パティ様も賑やかな食事で少しは食欲も戻ったらしく、本当によかったですわ。
〰️
場所をサロンのソファーに移しました。先日のケーキの中で、わたくしが1番気に入ったケーキが盛られております。わたくしは特にこれとは言わなかったはずですが、ゼンディール様はわたくしの仕草でわかってくれたようです。こういうことに幸せを感じてしまいます。
「先程の件、だけどね、パティ嬢から言うことは今どき、はしたなくないと思うよ。僕だったら、コレットに行くなって言われたら、飛び上がって喜ぶよ」
それは、ゼンディール様はそうでしょうねぇ。と、きっとパティ様は、思ってらっしゃいます。恥ずかしいです。
「それで!その幸運な男は誰ですか?」
ゼンディール様は身の乗り出して、パティ様に迫りました。ゼンディール様は高官様ですし、すでに社交界に出て4年ほどになりますから、殿方のお名前だけで、大体おわかりになるのでしょう。特に『マーシャ様の会』は今のところ、高位貴族の殿方ばかりですから、どなたかわかりやすいのでしょうし、知りたくなってしまうのでしょう。
「あ、あの………ダリライト様……ですの」
パティ様は顔を赤くなさっておいでです。わたくしは知らない方なので、ここ2回にいらした殿方なのでしょう。
あら?ゼンディール様が珍しく不細工でございますわ。お口って、あんなにも開くものですのね。
「ゼンディール様、いかがいたしましたの?」
わたくしは、ゼンディール様の膝を揺すりました。ゼンディール様は、その不細工な顔をわたくしの方にクルゥと向けました。
「プッ!」
わたくしは思わず吹き出しました。それでもゼンディール様のお口が閉じません。そんなにショックなのでしょうか。
「ダリライト様は、ゼディ様のご親友であらせられます」
またしても執事のジルドが解説を入れてくれました。
「ばっ!馬鹿なことを言うなっ!天敵の間違いだろっ!」
ゼンディール様は、珍しく声を荒げますが、全く怖くありません。子犬が一生懸命に頑張っているようです。
「お二人は学園の頃から、残念な美丈夫として有名でした」
ゼンディール様がジルドを睨みます。ジルドは平気そうです。子犬対オオカミのようです。
「ジルドは随分と詳しいのね」
わたくしは、子犬対オオカミを想像して、クスクス笑いながら、ジルドに尋ねました。
「はい。わたくしはお二人のクラスメイトでございました。わたくしが、貧しい男爵家の三男にも関わらずこちらでお世話になっておりますのは、その縁でございます」
「「まあ!」」
「ダリライト様は、王都にお屋敷があるにも関わらず、新年の舞踏会のために王都にいらっしゃる際には、必ずこちらにお泊りになりますので、来週末にはいらっしゃるかと、思われます。そうですか、お見合いのために一月早く王都にいらしたのですね。それは流石に存じ上げませんでした」
パティ様がその場で失神されました。ダリライト様がこちらにいらっしゃるかもしれないことに耐えられなかったようです。
「ダリのやつ!恥ずかしくて内緒にしやがったな」
ジルドの小さな声は聞こえませんでした。
執事たちで、パティ様をお部屋にお連れになりました。
わたくしも、ケーキとお紅茶を美味しくいただいてから、お部屋に戻りました。
〰️
びっくりしたのは、その翌日でした。わたくしとパティ様は、ランチの後に温室でおしゃべりを楽しんでおりました。
「パティ様にお客様です」
ジルドが連れてきたのは、ゼンディール様より背が高く、文官顔のゼンディール様より精悍な武官顔で、笑顔はあまり得意でないご様子の美丈夫様でした。
パティ様は、立ち上がって、ポッーとしております。
「コレット様、こちらはダリライト・スペンドル様でございます。辺境伯様のご長男であらせられます」
わたくしとダリライト様が挨拶を済ませますと、ジルドがわたくしに手を差し伸べて参りました。わたくしは、ジルドのエスコートに従い、頭を下げてその場を辞しました。
ジルドは、わたくしを応接室に連れてきました。珍しく、わたくしの向かい側に座ります。
「昨日もご説明しましたように、わたくしは元クラスメイトです。なので、時々は、友人として振る舞うことを許されております。最近では執事も慣れましたので、執事でいながら友人のようにもできるようになりましたけど」
ジルドはそう言って、笑っておりました。わたくしも、ジルドの様子を見てきておりますので、その執事と友人の絶妙な距離感に納得し、笑ってしまいました。
「そちらに、お座りになったということは、ご友人としてお話をしていただけるのね」
わたくしはジルドに認められたようで嬉しくなりました。
「はい。そうですね。
今日、ダリライトの家に行ってきました。で、うちにはパティ様がいるから、その気がないなら、今年は来るなと伝えました。そうしたら、あいつ、私の胸倉を掴んで、今すぐ行かせろと言うんですよ。マーシャ様に昨日お手紙をして、パティ様との連絡を取ろうとしていたらしいです。
てか、パーティーの最中に、パティ様に直接聞けばよかったのに!そうすればパティ様もお悩みにならなかったし、マーシャ様の手間にもならないのに!ほんと残念な美丈夫だよっ!」
わたくしはジルドの話の途中から、笑いが止まらず、涙を流しておりました。
わたくしは涙を拭いた後に、姿勢を正しました。
「ジルド、実は大切なお話があるの」
「あ、もしかして、パティ様が本当は王女だってことですか?大丈夫です。ゼディもダリも知っています。あ、ダリが、知ったのは、さっきですけど」
わたくしは流石にポカンとしました。
「ここは公爵邸です。ご身分のわからない方をお泊めするわけには参りません。ですので、王城もあるところに聞けば、情報開示してくれます。まあ、それで、コレット様をお呼びするのが1週間かかったんですけど。
本当はあのお化粧事件の日、ゼディはコレット様をここに連れてきて、そのまま帰さないようにしようとしていたんですよ。
コレット様だけをお連れするのは無理ですから、パティ様のことも調べさせていただきました」
新事実にびっくりです。ツッコミたいところはたくさんありますが、今はパティ様です。
「ダリライト様は、パティ様が、王女でもいいとおっしゃっているのね?」
「でなければ、連れてきません。わたくしが、公爵邸のお客様を傷つけさせませんから」
ジルドは自信たっぷりな笑顔を見せました。
「殿方のご意見が聞きたかったのですわ。ゼンディール様も相談にのっていただけますか?」
ゼンディール様が上を向かれて目をしばたかせております。そして、わたくしに確認の視線を送ってまいりました。わたくしはクララ様を意識した笑顔で、大きく頷きました。ゼンディール様はパァっと顔を明るくされ、わたくしの隣に走って(本当は走っていませんが、まるでそう見えたのでございますわ)まいりました。別の執事が急いで椅子を引きました。
こういうのを『ワンコのしっぽが見えた』というそうですわ。なるほど、『はるかの知識』は想像力が素晴らしいですわね。
一旦、相談事は置いておき、食事を済ませることになりました。後ほど、ゼンディール様からのお土産のケーキとともにご相談会をいたします。
ゼンディール様は、新年の王城での舞踏会にわたくしを連れて行ってくださるそうです。
「パティ嬢も行きましょうね。エスコート役ならいくらでも手配します!ドレスは発注したのですが、既成のものに工夫するくらいの時間しかなくて、申し訳ない」
ゼンディール様がションボリなさります。が、ドレスの発注??いつの間に?
「先日、コレット様のメイド殿とパティ様のメイド殿とともに、仕立て屋へ行ってまいりました。お二人は学園にいらっしゃっておりましたので」
執事のジルドが説明してくれましたが、ここで、わたくしとパティ様に顔を近づかせ、声を小さくします。
「本当は、当日までご内密なプレゼントだったはずなのですが、本当にゼディ様は、お身内には『秘密』ができないもので」
「「プッ!」」
4つも年上の殿方なのに、あまりに可愛らしくて、わたくしもパティ様も笑ってしまいました。
「ジルド!余計なこと言うなっ!」
パティ様も賑やかな食事で少しは食欲も戻ったらしく、本当によかったですわ。
〰️
場所をサロンのソファーに移しました。先日のケーキの中で、わたくしが1番気に入ったケーキが盛られております。わたくしは特にこれとは言わなかったはずですが、ゼンディール様はわたくしの仕草でわかってくれたようです。こういうことに幸せを感じてしまいます。
「先程の件、だけどね、パティ嬢から言うことは今どき、はしたなくないと思うよ。僕だったら、コレットに行くなって言われたら、飛び上がって喜ぶよ」
それは、ゼンディール様はそうでしょうねぇ。と、きっとパティ様は、思ってらっしゃいます。恥ずかしいです。
「それで!その幸運な男は誰ですか?」
ゼンディール様は身の乗り出して、パティ様に迫りました。ゼンディール様は高官様ですし、すでに社交界に出て4年ほどになりますから、殿方のお名前だけで、大体おわかりになるのでしょう。特に『マーシャ様の会』は今のところ、高位貴族の殿方ばかりですから、どなたかわかりやすいのでしょうし、知りたくなってしまうのでしょう。
「あ、あの………ダリライト様……ですの」
パティ様は顔を赤くなさっておいでです。わたくしは知らない方なので、ここ2回にいらした殿方なのでしょう。
あら?ゼンディール様が珍しく不細工でございますわ。お口って、あんなにも開くものですのね。
「ゼンディール様、いかがいたしましたの?」
わたくしは、ゼンディール様の膝を揺すりました。ゼンディール様は、その不細工な顔をわたくしの方にクルゥと向けました。
「プッ!」
わたくしは思わず吹き出しました。それでもゼンディール様のお口が閉じません。そんなにショックなのでしょうか。
「ダリライト様は、ゼディ様のご親友であらせられます」
またしても執事のジルドが解説を入れてくれました。
「ばっ!馬鹿なことを言うなっ!天敵の間違いだろっ!」
ゼンディール様は、珍しく声を荒げますが、全く怖くありません。子犬が一生懸命に頑張っているようです。
「お二人は学園の頃から、残念な美丈夫として有名でした」
ゼンディール様がジルドを睨みます。ジルドは平気そうです。子犬対オオカミのようです。
「ジルドは随分と詳しいのね」
わたくしは、子犬対オオカミを想像して、クスクス笑いながら、ジルドに尋ねました。
「はい。わたくしはお二人のクラスメイトでございました。わたくしが、貧しい男爵家の三男にも関わらずこちらでお世話になっておりますのは、その縁でございます」
「「まあ!」」
「ダリライト様は、王都にお屋敷があるにも関わらず、新年の舞踏会のために王都にいらっしゃる際には、必ずこちらにお泊りになりますので、来週末にはいらっしゃるかと、思われます。そうですか、お見合いのために一月早く王都にいらしたのですね。それは流石に存じ上げませんでした」
パティ様がその場で失神されました。ダリライト様がこちらにいらっしゃるかもしれないことに耐えられなかったようです。
「ダリのやつ!恥ずかしくて内緒にしやがったな」
ジルドの小さな声は聞こえませんでした。
執事たちで、パティ様をお部屋にお連れになりました。
わたくしも、ケーキとお紅茶を美味しくいただいてから、お部屋に戻りました。
〰️
びっくりしたのは、その翌日でした。わたくしとパティ様は、ランチの後に温室でおしゃべりを楽しんでおりました。
「パティ様にお客様です」
ジルドが連れてきたのは、ゼンディール様より背が高く、文官顔のゼンディール様より精悍な武官顔で、笑顔はあまり得意でないご様子の美丈夫様でした。
パティ様は、立ち上がって、ポッーとしております。
「コレット様、こちらはダリライト・スペンドル様でございます。辺境伯様のご長男であらせられます」
わたくしとダリライト様が挨拶を済ませますと、ジルドがわたくしに手を差し伸べて参りました。わたくしは、ジルドのエスコートに従い、頭を下げてその場を辞しました。
ジルドは、わたくしを応接室に連れてきました。珍しく、わたくしの向かい側に座ります。
「昨日もご説明しましたように、わたくしは元クラスメイトです。なので、時々は、友人として振る舞うことを許されております。最近では執事も慣れましたので、執事でいながら友人のようにもできるようになりましたけど」
ジルドはそう言って、笑っておりました。わたくしも、ジルドの様子を見てきておりますので、その執事と友人の絶妙な距離感に納得し、笑ってしまいました。
「そちらに、お座りになったということは、ご友人としてお話をしていただけるのね」
わたくしはジルドに認められたようで嬉しくなりました。
「はい。そうですね。
今日、ダリライトの家に行ってきました。で、うちにはパティ様がいるから、その気がないなら、今年は来るなと伝えました。そうしたら、あいつ、私の胸倉を掴んで、今すぐ行かせろと言うんですよ。マーシャ様に昨日お手紙をして、パティ様との連絡を取ろうとしていたらしいです。
てか、パーティーの最中に、パティ様に直接聞けばよかったのに!そうすればパティ様もお悩みにならなかったし、マーシャ様の手間にもならないのに!ほんと残念な美丈夫だよっ!」
わたくしはジルドの話の途中から、笑いが止まらず、涙を流しておりました。
わたくしは涙を拭いた後に、姿勢を正しました。
「ジルド、実は大切なお話があるの」
「あ、もしかして、パティ様が本当は王女だってことですか?大丈夫です。ゼディもダリも知っています。あ、ダリが、知ったのは、さっきですけど」
わたくしは流石にポカンとしました。
「ここは公爵邸です。ご身分のわからない方をお泊めするわけには参りません。ですので、王城もあるところに聞けば、情報開示してくれます。まあ、それで、コレット様をお呼びするのが1週間かかったんですけど。
本当はあのお化粧事件の日、ゼディはコレット様をここに連れてきて、そのまま帰さないようにしようとしていたんですよ。
コレット様だけをお連れするのは無理ですから、パティ様のことも調べさせていただきました」
新事実にびっくりです。ツッコミたいところはたくさんありますが、今はパティ様です。
「ダリライト様は、パティ様が、王女でもいいとおっしゃっているのね?」
「でなければ、連れてきません。わたくしが、公爵邸のお客様を傷つけさせませんから」
ジルドは自信たっぷりな笑顔を見せました。
26
あなたにおすすめの小説
愛しいあなたは竜の番
さくたろう
恋愛
前世で無惨に処刑された記憶を持つ少女フィオナは、今世では幼い頃から番である竜族の王に保護されて塔の中で大切に育てられていた。
16歳のある日、敵国の英雄ルイが塔を襲撃しにきたが、なんとフィオナは彼に一目惚れをしてしまう。フィオナを人質にするために外へと連れ出したルイも、次第に彼女に離れがたい想いを感じ始め徐々に惹かれていく。
竜人の番として育てられた少女が、竜を憎む青年と恋に落ちる物語。
※小説家になろう様に公開したものを一部省略して投稿する予定です。
※全58話、一気に更新します。ご了承ください。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
華やかな異世界公爵令嬢?――と思ったら地味で前世と変わらないブラックでした。 ~忠誠より確かな契約で異世界働き方改革ですわ~』
ふわふわ
恋愛
華やかなドレス。きらびやかな舞踏会。
公爵令嬢として転生した私は、ようやく優雅な人生を手に入れた――
……はずでしたのに。
実態は、書類の山、曖昧な命令、責任の押し付け合い。
忠誠の名のもとに搾取される領地運営。
前世のブラック企業と、何も変わりませんでしたわ。
ならば。
忠誠ではなく契約を。
曖昧な命令ではなく明文化を。
感情論ではなく、再評価条項を。
「お父様、お手伝いするにあたり契約を結びましょう」
公爵家との契約から始まった小さな改革は、やがて王家を巻き込み、地方貴族を動かし、王国全体の制度を揺るがしていく――。
透明化。共有化。成果の可視化。
忠誠より確かな契約で、異世界働き方改革ですわ。
これは、玉座を奪う物語ではありません。
国家を“回る構造”に変える、公爵令嬢の改革譚。
そして最後に選ばれるのは――契約ではなく、覚悟。
---
【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
22時完結
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
転生した子供部屋悪役令嬢は、悠々快適溺愛ライフを満喫したい!
木風
恋愛
婚約者に裏切られ、成金伯爵令嬢の仕掛けに嵌められた私は、あっけなく「悪役令嬢」として婚約を破棄された。
胸に広がるのは、悔しさと戸惑いと、まるで物語の中に迷い込んだような不思議な感覚。
けれど、この身に宿るのは、かつて過労に倒れた29歳の女医の記憶。
勉強も社交も面倒で、ただ静かに部屋に籠もっていたかったのに……
『神に愛された強運チート』という名の不思議な加護が、私を思いもよらぬ未来へと連れ出していく。
子供部屋の安らぎを夢見たはずが、待っていたのは次期国王……王太子殿下のまなざし。
逃れられない運命と、抗いようのない溺愛に、私の物語は静かに色を変えていく。
時に笑い、時に泣き、時に振り回されながらも、私は今日を生きている。
これは、婚約破棄から始まる、転生令嬢のちぐはぐで胸の騒がしい物語。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、Wednesday (Xアカウント:@wednesday1029)さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎子供部屋悪役令嬢 / 木風 Wednesday
前世の推しに似てる不仲の婚約者に「お顔が好きです」と伝えましたところ
咲楽えび@改名しました(旧 佐倉えび)
恋愛
公爵令嬢のエリーサベトは、ポンコツ王子と呼ばれる婚約者のベルナルドに嫌気がさし、婚約者破棄を目論んでた。
そんなある日、前世を思い出したエリーサベトは気付く。ベルナルドが前世の推しに似ていることに――
ポンコツ王子と勝気な令嬢が両思いになるまでのお話。
※小説家になろうさまでも掲載しています。
完結·婚約破棄された氷の令嬢は、嫁がされた枯れおじのもとで花開く
禅
恋愛
ティリアは辺境にある伯爵の娘であり、第三王子ガフタの婚約者であった。
だが、この婚約が気に入らないガフタは学園生活でティリアを冷遇し、卒業パーティーで婚約破棄をする。
しかも、このまま実家に帰ろうとするティリアにガフタは一回り以上年上の冴えないおっさん男爵のところへ嫁ぐように命令する。
こうしてティリアは男爵の屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは……
※完結まで毎日投稿します
※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿中
【完結】魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――
ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。
魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。
ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。
誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる