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第148話 国交樹立2
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王城に用意された俺専用の部屋に転移してくると、その部屋にシャーロット王女がテーブルの椅子に座って待っていた。
シャーロット王女が、「遅いですよ~、ずいぶん待ちましたよ」と言っていた。
別に待ち合わせはしてなかったんだが。
「あっ忘れていました、ようこそ伯爵」とシャーロット王女が入った。
俺は「シャーロット王女、こんにちは」と言った。
シャーロット王女が立ち上がってアリシアに近づいていき両手を取り合って喜んでいる。
「シャーロット王女、王様に呼ばれたんですけど…」と催促すると、すこし頬を膨らませながら、「わかりましたよ」
シャーロット王女は、俺の言葉を聞いて思い出したように、「こちらに、どうぞ」と言って部屋から連れ出された。
俺たちは部屋から出てシャーロット王女の後をついていく。
シャーロット王女が、たどり着いた先は、何回か来たことある部屋だった。
シャーロット王女が近づいてくると、扉を守っていた衛兵が、王様に俺たちが来たことを知らせて扉を開ける。
中に入ると、多くの文官が座って待っていた。そして1番奥に王様とへ妃様と王子と宰相がいる。
俺たちが来る間も、会議をしていたらしい。
そして俺たちが、空いている椅子に案内されて座ると、横にシャーロット王女も座った。
一瞬だけど、シャーロット王女も必要なのかな?と思ったけど、王妃様もいるので口に出す事はなかった。
王様から「よくぞ、参られた、伯爵」と言われた。
俺は頭だけ下げておいた。
「これで全員が揃ったので、話を進めたいと思う」と王様が言って進行していく。
「今まで話した結論から言うと、オーリス王国はダイラス連邦と国交樹立をしていくことが決定した」
「ついては、伯爵には、また、ご足労だが協力していただきたい」
俺は、「分りました」と簡潔に答えた。
王様は、俺に巻物を差し出してきた。
「これは、ダイラス連邦の首長殿に渡してもらいたいものだ」
「もし、この国交樹立がうまくいくと、国を繁栄させることができる、そして、ご助力いただいた伯爵には本当に感謝している」
「今回の件もそうなんだが、前回の王族の人間が狙われた時でも、他国の侵略があった時でも、貴殿は、真っ先に動かれて解決された。
よって私はアルベルト伯爵に叙爵を行う。
正式には、まだだが確定したものとして王族に次ぐ爵位として公爵の地位を叙爵するものとする。
これは、私個人や王族や全貴族の同意を得ている決定事項である」
と言われて、俺は言葉が出なかった。
えーっ、そんなん聞いてないよー
決定事項として言われたので、俺が何かを言える立場ではない状態だった。
なんだか、すごく落ち込んでしまった。
ハァー、どうしよう
王様が話を続ける
「アルベルト公爵としての地位は、今までの事や、これからのことを考えて国として、与えなければいけないものだと思っている。
詳しい事は、国交樹立が終わった後に行う式典で正式に公爵として振る舞ってもらうことになるが、決定事項であるので今から貴殿は、上位貴族の公爵だ。」
もう避けられることではないので、俺は了承した。
しばらくは国交樹立のいろいろな説明があったり長い時間拘束されてしまった。
俺たちが、屋敷に帰ってきたのは、夜おそくになってからだった。
はぁー、疲れた
俺はベッドに倒れこんだ。
そこに一緒にいたアリシアが、ベッドに腰掛けて手を握ってくれた。
温かい手を感じたので、俺もアリシアの手を握り返した。
シャーロット王女が、「遅いですよ~、ずいぶん待ちましたよ」と言っていた。
別に待ち合わせはしてなかったんだが。
「あっ忘れていました、ようこそ伯爵」とシャーロット王女が入った。
俺は「シャーロット王女、こんにちは」と言った。
シャーロット王女が立ち上がってアリシアに近づいていき両手を取り合って喜んでいる。
「シャーロット王女、王様に呼ばれたんですけど…」と催促すると、すこし頬を膨らませながら、「わかりましたよ」
シャーロット王女は、俺の言葉を聞いて思い出したように、「こちらに、どうぞ」と言って部屋から連れ出された。
俺たちは部屋から出てシャーロット王女の後をついていく。
シャーロット王女が、たどり着いた先は、何回か来たことある部屋だった。
シャーロット王女が近づいてくると、扉を守っていた衛兵が、王様に俺たちが来たことを知らせて扉を開ける。
中に入ると、多くの文官が座って待っていた。そして1番奥に王様とへ妃様と王子と宰相がいる。
俺たちが来る間も、会議をしていたらしい。
そして俺たちが、空いている椅子に案内されて座ると、横にシャーロット王女も座った。
一瞬だけど、シャーロット王女も必要なのかな?と思ったけど、王妃様もいるので口に出す事はなかった。
王様から「よくぞ、参られた、伯爵」と言われた。
俺は頭だけ下げておいた。
「これで全員が揃ったので、話を進めたいと思う」と王様が言って進行していく。
「今まで話した結論から言うと、オーリス王国はダイラス連邦と国交樹立をしていくことが決定した」
「ついては、伯爵には、また、ご足労だが協力していただきたい」
俺は、「分りました」と簡潔に答えた。
王様は、俺に巻物を差し出してきた。
「これは、ダイラス連邦の首長殿に渡してもらいたいものだ」
「もし、この国交樹立がうまくいくと、国を繁栄させることができる、そして、ご助力いただいた伯爵には本当に感謝している」
「今回の件もそうなんだが、前回の王族の人間が狙われた時でも、他国の侵略があった時でも、貴殿は、真っ先に動かれて解決された。
よって私はアルベルト伯爵に叙爵を行う。
正式には、まだだが確定したものとして王族に次ぐ爵位として公爵の地位を叙爵するものとする。
これは、私個人や王族や全貴族の同意を得ている決定事項である」
と言われて、俺は言葉が出なかった。
えーっ、そんなん聞いてないよー
決定事項として言われたので、俺が何かを言える立場ではない状態だった。
なんだか、すごく落ち込んでしまった。
ハァー、どうしよう
王様が話を続ける
「アルベルト公爵としての地位は、今までの事や、これからのことを考えて国として、与えなければいけないものだと思っている。
詳しい事は、国交樹立が終わった後に行う式典で正式に公爵として振る舞ってもらうことになるが、決定事項であるので今から貴殿は、上位貴族の公爵だ。」
もう避けられることではないので、俺は了承した。
しばらくは国交樹立のいろいろな説明があったり長い時間拘束されてしまった。
俺たちが、屋敷に帰ってきたのは、夜おそくになってからだった。
はぁー、疲れた
俺はベッドに倒れこんだ。
そこに一緒にいたアリシアが、ベッドに腰掛けて手を握ってくれた。
温かい手を感じたので、俺もアリシアの手を握り返した。
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