26 / 58
24
しおりを挟む
あの日以来、ベアだったお父さんは、気持ちが落ち着いたのかウロウロしなくなり
鬱陶しい日々から解放されたよ。お仕事にも、いつも通りに戻ったみたい。
家族であっても、適切な距離が必要なんだと理解しました。
わたしがあまり寂しがらないのを見て、おばあちゃんは、あれは鬱陶しいものねって笑った。
あの後も、迷宮へ薬草の買い付けのお仕事をした。もちろん、薬草採取のお仕事も受けて、お小遣いは着実に貯まってるんだよ。えへへ
まだ何に使うか決めてるわけじゃないけど、自分で自由に決めていいって言われて嬉しかったな~あ、うさぎさん狩りの件はまだ保留で・・・・ムゥちゃんにお任せ・・・
何度かに分けて購入したけど、薬草の在庫が凄いことになってる。去年と何が違うのかな?
「師匠、なんでこんなに沢山必要なんですか?」って聞いてみたよ!
「時期的にこれから需要が増えますから、今からか準備しておきませんとね。」っていう答え。
はて、需要とは?師匠のお店は、他の薬師さまの店と違うので誰にでも売っているわけじゃない。
限られた顧客だけが買えるようになっているはず。うーん?これは確か、傷薬?かな。
わたしが不思議そうな顔をしていると、師匠は優しく微笑んで、いずれ理解できるようになるまでは、あまり気にしてもしょうがないのよねって。
それなら、焦る事もないかなとわたしは仕分けの作業に戻った。
こういう黙々とできるお手伝い、楽しいわ・・・くふふ
ある程度、分別し終えると師匠にお使いを頼まれた。
商業ギルドのノーグさんという人に、釉薬の見本を届けて帰りにギルドのショップで蜜蝋を買ってくるの。
何故かムゥちゃんはお留守番らしく、師匠が押さてるけど、ジタバタしてるよ・・・大丈夫かな?
何だかムゥちゃんに悪いので、とっとと行ってこよう。
だって商業ギルドって、そんなに遠くないんだもん。
大きな馬車が何台もすれ違えるほどの幅の道を渡れば、すぐだよすぐ!!
反対側にあるのが冒険者ギルドだから、これはお向かいさんって言っていいのかな??道はえっらい広いけどもー。
家の宿と、師匠のお店は細い道のお向かいさん~♪と鼻歌で節をとりつつ急いだ。
「まぁ!ルチじゃない、こんな所で会えるなんて~!お仕事なの?」
「サリー、そうなの師匠のお使いできたのー」
「私は、うちの商会の新作のレースの見本を届けに来たのよぉ~」
サリーもお仕事で来たんだ!我が親友と会えて嬉しくって抱きしめあった。
ついこの間も一緒に遊んだけど、それはそれだもん!普段会わないところで会うのが楽しいって事だよ!
「「用事が終わったら・・・・」」えへへへ
二人で同じこと言おうとしちゃったねー。そう言いあって、わたしは用事を済ませる事にした。
「すみません。ノーグさんはいますか?頼まれた品を渡しにきました」って受付で言うと、初めて2階に通された。
そこは個室になっていて、座って待っているように言われた。
師匠のお店にあるような、お客さんとお話する用の大きな椅子と低いテーブル。ピッカピカだね・・・
キズつけたら怒られそうだから、怖くて手をつけないや・・・どれくらい待つのかな?って思ったんだけど、
すぐにドアが開いたので、そちらに振り返ると・・・えっ???
3人とも同じ顔をしたオジサンがのっしのっし部屋に入ってきて、目の前の椅子に座った。
「え、えとです、あのルチアと言います。今日はノーグさんに・・・」ノーグさんどれ?!!!
真ん中のオジサンが「ワシがノーグだ」っと言ったら
左右のオジサンたちも「モーグだ」「クーグだ」って、そうなんだ。な、名前は覚えやすいけど、これ絶対次会っても見分け付かないよどうしよう・・・こんな時、大人はどうしてるの?
少しだけワタワタしちゃったけど、預かってきた箱を鞄から出した。
受け取ったオジサンたちは、3人で箱の中を覗き込んで、何事か言い合ってる。
あれ???これ渡したから、帰って良いんだよね?いいかなぁ~??取り合えず、立ち上がってみたけど、相変わらず箱に顔を突っ込むようにしているせいで、3人の髪が一つの塊のもじゃもじゃにしか見えないよ。
「あ、あの・・・」恐る恐る声をかけると、一斉に3人とも振り向いた! ひぃぃっ
「なんじゃお嬢さんどうしたね」って、確か・・・クーグさんが声をかけたくれた。
どきどきしながら、渡したので帰るというと、お駄賃に綺麗な飴をくれた。よ、良かった。ふぅぅ
階下でサリーと合流して、お駄賃に貰った飴を二人で舐めた。おいひぃ~!!
サリーにさっきの3人のオジサンの話を小声でしてると、クスクス笑って、ドワーフさんはちょっと見分けるの大変よねって言ってた。どうも、同じ氏族の出だとかなり難しいらしい。別の氏族のドワーフさんだと特徴が異なるから見分けやすいらしい・・・
わたし、いちおう宿屋の子って事で、人の顔の見分けるとか記憶するとか得意なんだって、言い張っていた事がなんだか謝りたくなったよ・・・あれは絶対に無理だわ・・
それとわたしのお小遣いの使い道が決まりました! もっと貯めてね、成人の時に着るドレスをサリーに作ってもらうの。サリーはお揃いにしようって、約束したの。とっても楽しみ!!頑張らないとね!!
鬱陶しい日々から解放されたよ。お仕事にも、いつも通りに戻ったみたい。
家族であっても、適切な距離が必要なんだと理解しました。
わたしがあまり寂しがらないのを見て、おばあちゃんは、あれは鬱陶しいものねって笑った。
あの後も、迷宮へ薬草の買い付けのお仕事をした。もちろん、薬草採取のお仕事も受けて、お小遣いは着実に貯まってるんだよ。えへへ
まだ何に使うか決めてるわけじゃないけど、自分で自由に決めていいって言われて嬉しかったな~あ、うさぎさん狩りの件はまだ保留で・・・・ムゥちゃんにお任せ・・・
何度かに分けて購入したけど、薬草の在庫が凄いことになってる。去年と何が違うのかな?
「師匠、なんでこんなに沢山必要なんですか?」って聞いてみたよ!
「時期的にこれから需要が増えますから、今からか準備しておきませんとね。」っていう答え。
はて、需要とは?師匠のお店は、他の薬師さまの店と違うので誰にでも売っているわけじゃない。
限られた顧客だけが買えるようになっているはず。うーん?これは確か、傷薬?かな。
わたしが不思議そうな顔をしていると、師匠は優しく微笑んで、いずれ理解できるようになるまでは、あまり気にしてもしょうがないのよねって。
それなら、焦る事もないかなとわたしは仕分けの作業に戻った。
こういう黙々とできるお手伝い、楽しいわ・・・くふふ
ある程度、分別し終えると師匠にお使いを頼まれた。
商業ギルドのノーグさんという人に、釉薬の見本を届けて帰りにギルドのショップで蜜蝋を買ってくるの。
何故かムゥちゃんはお留守番らしく、師匠が押さてるけど、ジタバタしてるよ・・・大丈夫かな?
何だかムゥちゃんに悪いので、とっとと行ってこよう。
だって商業ギルドって、そんなに遠くないんだもん。
大きな馬車が何台もすれ違えるほどの幅の道を渡れば、すぐだよすぐ!!
反対側にあるのが冒険者ギルドだから、これはお向かいさんって言っていいのかな??道はえっらい広いけどもー。
家の宿と、師匠のお店は細い道のお向かいさん~♪と鼻歌で節をとりつつ急いだ。
「まぁ!ルチじゃない、こんな所で会えるなんて~!お仕事なの?」
「サリー、そうなの師匠のお使いできたのー」
「私は、うちの商会の新作のレースの見本を届けに来たのよぉ~」
サリーもお仕事で来たんだ!我が親友と会えて嬉しくって抱きしめあった。
ついこの間も一緒に遊んだけど、それはそれだもん!普段会わないところで会うのが楽しいって事だよ!
「「用事が終わったら・・・・」」えへへへ
二人で同じこと言おうとしちゃったねー。そう言いあって、わたしは用事を済ませる事にした。
「すみません。ノーグさんはいますか?頼まれた品を渡しにきました」って受付で言うと、初めて2階に通された。
そこは個室になっていて、座って待っているように言われた。
師匠のお店にあるような、お客さんとお話する用の大きな椅子と低いテーブル。ピッカピカだね・・・
キズつけたら怒られそうだから、怖くて手をつけないや・・・どれくらい待つのかな?って思ったんだけど、
すぐにドアが開いたので、そちらに振り返ると・・・えっ???
3人とも同じ顔をしたオジサンがのっしのっし部屋に入ってきて、目の前の椅子に座った。
「え、えとです、あのルチアと言います。今日はノーグさんに・・・」ノーグさんどれ?!!!
真ん中のオジサンが「ワシがノーグだ」っと言ったら
左右のオジサンたちも「モーグだ」「クーグだ」って、そうなんだ。な、名前は覚えやすいけど、これ絶対次会っても見分け付かないよどうしよう・・・こんな時、大人はどうしてるの?
少しだけワタワタしちゃったけど、預かってきた箱を鞄から出した。
受け取ったオジサンたちは、3人で箱の中を覗き込んで、何事か言い合ってる。
あれ???これ渡したから、帰って良いんだよね?いいかなぁ~??取り合えず、立ち上がってみたけど、相変わらず箱に顔を突っ込むようにしているせいで、3人の髪が一つの塊のもじゃもじゃにしか見えないよ。
「あ、あの・・・」恐る恐る声をかけると、一斉に3人とも振り向いた! ひぃぃっ
「なんじゃお嬢さんどうしたね」って、確か・・・クーグさんが声をかけたくれた。
どきどきしながら、渡したので帰るというと、お駄賃に綺麗な飴をくれた。よ、良かった。ふぅぅ
階下でサリーと合流して、お駄賃に貰った飴を二人で舐めた。おいひぃ~!!
サリーにさっきの3人のオジサンの話を小声でしてると、クスクス笑って、ドワーフさんはちょっと見分けるの大変よねって言ってた。どうも、同じ氏族の出だとかなり難しいらしい。別の氏族のドワーフさんだと特徴が異なるから見分けやすいらしい・・・
わたし、いちおう宿屋の子って事で、人の顔の見分けるとか記憶するとか得意なんだって、言い張っていた事がなんだか謝りたくなったよ・・・あれは絶対に無理だわ・・
それとわたしのお小遣いの使い道が決まりました! もっと貯めてね、成人の時に着るドレスをサリーに作ってもらうの。サリーはお揃いにしようって、約束したの。とっても楽しみ!!頑張らないとね!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
魔法筆職人の俺が居なくなったら、お前ら魔法使えないけど良いんだよな?!
川井田ナツナ
ファンタジー
俺は慈悲深い人間だ。
だから、魔法の『ま』の字も理解していない住民たちに俺の作った魔法筆を使わせてあげていた。
だが、国の総意は『国家転覆罪で国外追放』だとよ。
馬鹿だとは思っていたが、俺の想像を絶する馬鹿だったとはな……。
俺が居なくなったら、お前ら魔法使えなくて生活困るだろうけど良いってことだよな??
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる